今井むつみのレビュー一覧

  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    運動能力と頭の良さは関係がないと思っていた考えを覆された。ある程度の筋力的な強さは頭を使わずに手に入れられるとしても、その先のアスリートの世界には構成主義的な学びが不可欠である。得た情報を反映させて試行錯誤を繰り返しながら自分の身体に新しい動きを取り入れていく試みは、学びそのものだと感じた。オノマトペや例えなど、言葉を使いながらイメージをつけることは、より直感的に理解することを促進する。

    また、早く多く学ぶことが最適ではない、という内容が印象に残った。いまは図解した本やYouTubeで視覚的に表現した動画がたくさん出ているが、本来自分でやらなくてはいけないactive, constructi

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    2025年08月09日
  • 学力喪失 認知科学による回復への道筋

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    子どもたちのわからないがわかり、それは大人にも当てはまることだということがわかる本だと思います。

    テストの点数が悪い子どもたちにドリルをやらせても学力は上がらない。そもそも学力ってなんだっけ?というところからとても丁寧に述べられています。学ぶとはなにか、子どもたちのわからないは何がわからないのか。5つ星はこれだ!という本に出会った時のためにとってあり、いつもは星4つのことが多いのですが、これは迷いなく星5つでした。

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    2025年08月08日
  • 学力喪失 認知科学による回復への道筋

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    教員として「どれだけわかりやすく伝えられるか」と日々悩んでいたが、スキーマの構築過程と、知識は「教えてもらうことが当たり前」と子どもたちに感じさせてしまっていることが定着に至らない原因と考える新しい視点をもらえた。

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    2025年08月05日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    子どもの言い間違いを集めて解説した本。

    単純に読んでてもほっこりおもしろいって思えるのでおすすめです。

    人間の言語能力ってすごいなぁって思いますね。

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    2025年08月01日
  • 学力喪失 認知科学による回復への道筋

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    ネタバレ

    対・子供だけではなく、対・大人(自分自身)にも持っておいて損がない視点。

    アブダクション推論
    システム1、2の思考
    記号接地
    誤ったスキーマ
    プレイフルラーニング

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    2025年07月28日
  • 学力喪失 認知科学による回復への道筋

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    学校教育では、教科の授業を通して過去から継承された知識を一方的に教え込もうとする傾向があるため、子どもたちに誤ったスキーマが形成され、それが知識の活用を妨げているのではないかと感じた。もし、幼児期にスキーマの土台となる体験を通して学ぶ機会が豊かにあれば、学力喪失の問題は起こらないのではないか。本書を通じて、学力のつまずきの背景にある認知的な仕組みや、意欲ある学びを支える方法について深く考えさせられた。

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    2025年07月27日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    この作品は少なくとも、教育系の大学や短大などで学ぶべき!

    ビートたけしさんのテッパンネタでこういうのがありました。
    「テレサテンは、少なくともあと9人は日本に来るよ笑」

    わかるかなぁー笑⁇

    ご一読をお勧めします。

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    2025年07月16日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    教育現場に携わる人はぜひ読んでいただきたい一冊です。後半に向かって教育現場と強く結びついて行き、腑に落ちる内容であった。

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    2025年06月29日
  • 英語独習法

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    期待通りのクオリティで、さすが今井むつみ先生。

    巷にあふれる聞くだけでとか、100フレーズだけでとか魅力的な喧伝に一家言モノ申してくれております。英語学習に対する幻想を打ち破って現実に引き戻される、それはそれでちょっと残念だが真理だからしょうがない。

    「スキーマ」というキーワード。英語母語話者のスキーマを身体的に落とし込むという作業が、英語を本当の意味で使いこなすには必要である。
    英語=日本語訳の一対一対応を暗記するのではなく、構文や共起表現まで自分で探索すること、それこそが本当の意味で語彙力を養うということだ。

    SKELLコーパスで検索しながら読み進めたけど、似ている意味の単語が異なる

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    2025年06月07日
  • 英語独習法

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    日本語と英語のスキーマのずれ、これに尽きるという話。そもそも世界の捉え方を日本語的に考えていることそれ自体を、英語的に変化させる必要がある。

    これは全くその通りで、頭の中で日本語→英語の変換をついやってしまうが、これでは話せない。なぜならそのまま変換できないからだ。頭の中で世界をイメージして、それを英語で表現するというのが正しそうである。
    そして、ただ英会話の練習をしても英語は上達しないということ。なぜなら英語のスキーマをもって、語彙や英語のシステムを頭の中に取り入れられていないから。
    過去に2か月英語留学に行ったが、そこで感じたのはまさにこれだった。とりあえず喋ればいいということに違和感を

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    2025年05月14日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    為末さんと今井むつみさんという言語化の達人二人の対談。
    非常にハイレベルな言語化能力を駆使して、かゆいところに手が届くような表現で、上達に関することなど様々なことを説明してくれている。

    基本的な概念が接地していることが大切。それさえできていれば、具体的なイメージを離れて抽象的な操作が自然とできるようになる。
    逆に設置していないと「記号から記号へ漂流してしまう」事になるのだ。

    上記はとても納得がいく。一つ一つの具体的なレベルでしか理解できていない人は、他に類推して考えることができないので、複数の経験を積んでも、一向にその人の中で積み上がりが起こらない。

    言葉が身体につながっていることはとて

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    2025年04月13日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    ネタバレ

    哲学者のように言葉に厳密で、教育の実践者である為末大さんと、認知心理学・言語発達心理学の専門家である今井むつみさんの対談は非常に面白く、新たな気づきを多く得られた。付箋を多く貼った。

    ・情報量が正確すぎて多すぎる映像に対して、ことばは受け手に合わせて編集し、ポイントだけを切り取って提示できる。受けてが解釈する余白を残せる。
     →自分で考え解釈した情報は知識となり、身体の一部になりやすい。
     →基本的な概念が身体や経験につながっているから、その先の抽象的な概念を理解できる(=「今ここ」を離れて想像により拡張できる)

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    2025年03月18日
  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    最後にビジネスマン向けに書かれたと知ったが、(なるほど出版社が日経BPである)幅広い人にとって有益だと思う。例えば、カウンセラーにとって、接し方のスキルを学ぶにも、本書を読むことでかなり腹落ちするのではないか。各自が持つスキーマの違いにより相手に伝わらない、自分の判断を客観視するメタ認知を鍛えること。経験により直感力を磨くこと。AI偏重になりつつある今、本著の存在は大事である。わかりやすく読みやすい。2025.2.15

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    2026年01月25日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    「爆笑のかんちがいに、ことばの本質が詰まっている!」~(そうだね)~「メタリックライス」が刺さって涙を流して笑った・・正解は「ターメリックライス」・・・そういえば我が娘も「カニ、キライ!」と言っていたが、両親が「蚊に喰われた」と喋っていたからだったっけ

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    2025年02月14日
  • ことばと思考

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    思考は言語に影響されることは重々わかっていたつもりだったが、影響されやすいカテゴリーがあることがわかった。位置関係の理解は言語を大いに使うため、失語症者は苦労することが容易に想像がついた。

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    2025年01月20日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    子どもの発想は面白い。言い間違えも本質をついているものもある。
    子どもが幼いときのいい間違えを、その場で直ぐに違うよって訂正してしまっていたが、この本を読んで、子どもなりに考えての発言だったのかと思うと、残念なことをしてしまっていたと思う。
    なんでその様な言い回しになったのかを考えると、子どもの見えている世界を感じれたのかもしれない。
    子どもが幼かった頃に戻って、いい間違えをメモしたくなった。

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    2025年01月11日
  • ことばと思考

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    ネタバレ

    ここ最近読んだ言語学関連の本でいちばん面白かった。

    言語が思考に影響を及ぼす例として、「文法的性」があげられているが、確かにそうかもしれないと思う。
    私は大学時代に文法的性をもつ言語を学んでいた際に単数形、複数形以上によく分からない概念だし、ネイティブの人はどういう感覚を持っているのだろうと疑問に感じていた。
    しかし、この文法的性と私たち日本人が使う助数詞は、ものを文法で決められたカテゴリーに分類している点で同じという説明を読んで考えが変わった。
    私たちが助数詞に対して持っているなんとなくのイメージや無意識下の使い分けを、ネイティブの人たちは文法的性に対してしていると考えるとすごく腑に落ちた

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    2024年12月05日
  • 言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?

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    メモ
    もうひとつの言語を持つのは、もうひとつの魂を持つに等しい-初代神聖ローマ皇帝カール大帝
    ドイツ語を話す人は、橋について「美しい、エレガント、壊れやすい、きれいな」と描写するが、スペイン語を話す人は「大きい、危険、長い、強い」といった印象を持つ。
    高齢者の場合、マルチリンガルであることは、アルツハイマー病やその他の認知症の発症を4年から6年遅らせ、「認知予備脳」(脳が認知症の状態になっていても、症状が出にくい状態のこと)を強化する。
    生涯を通じて見ると、2つ以上の言語を習得することは、脳の実行機能の向上につながり、大切なものに集中し、そうでないものを無視するのがより簡単になる。
    そして創造

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    2024年11月23日
  • 英語独習法

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    英語を学びたく、学ぶなら効率良くという考えのもと手に取った。脳科学の視点から「学ぶ」ことの仕組みが解説され、とても面白かった。スキーマという言葉はメンタルケア分野の方面で使われていることは知っていたが、「学ぶ」時にも影響があると本書で知り、奥が深いなと思ったし、自分が興味を持っている部分との繋がりも感じられて嬉しかった。
    英語学習は進んでいないが、スキーマに注意して学ぶことは出来そうだ。

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    2024年10月25日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    この本を読んで、改めて言葉というものはすごいものだと思った。言葉の言い方、伝え方によって、こんなにも身体の動きに影響がでて、上手く動けるということにびっくりしました。わたしは語彙力がなく、人に伝えるのがとても苦手なのだが、自分でしっかり想像して、身近なものに例えて説明することで、理解してもらえるかもと自信がついた。また、語彙力を増やすにはたくさん本を読むことが大切だと、改めて気付かされたので、これからたくさん本を読んで、語彙力を増やし、自分で思考できるようにし、的確に他人へ自分の気持ちを伝えられるようにしたいと思いました。

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    2024年09月26日