あらすじ
爆笑のかんちがいに、ことばの本質が詰まっている!
「ペレペレポッパー」「きょう、ゴリラをうえたよ」ってなんのこと? 勘ちがいに爆笑し、詩人顔負けな言い回しにはびっくり。ただのまちがいではない、言語学者をうならせることばの本質がそこには隠れていた! 解説・今井むつみ
「パパ、いらなかったよ!」
「おかあさんとコラボしたいよぉ!」
「で、りょこうってどこなの?」
「ぜんしゅうちゅう、虫のいき!」
「5年生だったら小5ぜんそくなのかな」
「ひいばあちゃーん!しんぱくないー?!」
感情タグBEST3
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こどもの言い間違いを言語学的観点からみたとても読みやすい本。
こどもは周りから聞いた言葉を真似したり使ってみたりするからこそ生まれる言い間違いはクスリと来るものが多い。
だからこそ、こどもがいる場面では、正しい言葉とか綺麗な言葉遣いをした方が良い気がする
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子どもの言い間違いを集めて解説した本。
単純に読んでてもほっこりおもしろいって思えるのでおすすめです。
人間の言語能力ってすごいなぁって思いますね。
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この作品は少なくとも、教育系の大学や短大などで学ぶべき!
ビートたけしさんのテッパンネタでこういうのがありました。
「テレサテンは、少なくともあと9人は日本に来るよ笑」
わかるかなぁー笑⁇
ご一読をお勧めします。
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「爆笑のかんちがいに、ことばの本質が詰まっている!」~(そうだね)~「メタリックライス」が刺さって涙を流して笑った・・正解は「ターメリックライス」・・・そういえば我が娘も「カニ、キライ!」と言っていたが、両親が「蚊に喰われた」と喋っていたからだったっけ
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子どもの発想は面白い。言い間違えも本質をついているものもある。
子どもが幼いときのいい間違えを、その場で直ぐに違うよって訂正してしまっていたが、この本を読んで、子どもなりに考えての発言だったのかと思うと、残念なことをしてしまっていたと思う。
なんでその様な言い回しになったのかを考えると、子どもの見えている世界を感じれたのかもしれない。
子どもが幼かった頃に戻って、いい間違えをメモしたくなった。
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子供の言い間違いって、言語を習得している最中だからこそのもので本当に面白い。
一個だけ!「むかしむかしおじさん」は何のことだったの!?解説も、反復表現は程度を強調する効果があるって話にすぐ入ってしまっていて、何をさした言い間違いだったのかが分からなかった……。
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大変興味深く読みました。子どものいい間違えは面白い。というか、もはや言い「間違え」ではない、という理由を、アカデミックな分析と軽快な語り口て伝えてくれます。
スラスラ読めました。
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ゆる言語学ラジオの水野さん著、今井むつみ先生監修の子どもの言い間違いが集められている本。ほっこりしながらも、解説により日本語の面白さを感じさせてくれる。
自分の知っている数少ない言葉の活用を適用している間違いも多くて、改めて子どもの言語習得能力の高さと、この時期にしか得られない可愛さを大事にしたいと感じた。
▼なるほどと思った言い間違い
・パパ、いらなかったよ
居るを使いたいところ、要ると同じ活用をしてしまった
ゐゐゐるゐるゐれゐよ と らりりるれれの違い…懐かしい
・しんぱくない?
寒い、眠いのような形容詞の否定「〜くない」を適用した
・64の前は65
“前”を過去、ひとつ小さい数ととるか、前進のイメージの前ととるかの違い
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楽しい❤️
うちの5歳の孫は、
めっちゃおしゃべりで、すごく小さい頃からよく喋っていたんだけど、
輪ゴムのことを『ワグゴム』というわけ。
響きが可愛いから、みんなでワグゴムっていうようになり、5歳の今でもワグゴムって言ってます。
そろそろ本当のこと教えてあげた方がいいかな?
ちなみに、59歳のあたしの友達は。
赤い靴履いてた女の子は、曾祖父さんに連れられて行っちゃった。と、つい先日まで思っていたそうです。
こわっ
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『きょう、ゴリラをうえたよ』!!
衝撃的なタイトルを見て思わず手に取り、目次を繰って本文に当たりました。果たしてゴリラさんは大人しく植えさせてくれたのかしら?
と、心配して見たら、植えたのは「パンジー」でした(122ページ)。
はて? なぜに「パンジー」から「ゴリラ」に?
「ゴリラ」発言をしたのは、4歳の男の子でした。
幼稚園で「パンジー」を植えて、
→「なんとなくチンパンジーみたいな名前」と記憶し、
→家に帰って思い出せなくなり、
→「なんか大きいサルみたいな名前だった!」と思い当たり、
→「ゴリラをうえたよ!」となったのでした。
カワイイですね♡
衝撃のタイトルの真相は、笑劇の真実だったというエピソードでした♡
表紙をよく見ると、小さな字で「愉快で深いこどものいいまちがい集」と書いてありました。
そういえば、ウチの子どもも小さい時、いろいろ言い間違いをしていました。
わたしが好きだったのは、「〇〇ばっかり」というのを「ばっかり〇〇」と間違えて使っていることでした。
例えば、「赤いお花ばっかり」は「ばっかり赤いお花」と言います。おもしろいので、当時わたしも使っていましたw
(そのうち、言い間違わなくなってしまって、つまらなく思ったものでした。)
わたしが、子どもから間違いだと指摘されたこともありました。
公園のお砂場で遊んだあと、子どもを水道に連れて行って、「さあ、手っ手(てって)、洗おうね。」と言ったら、子どもに「ちがう!」と言われました。「なにが?」と聞くと、「手っ手じゃない! お手、手!」と怒るではありませんか!
すぐに「ゴメン、ゴメン。おてて、洗おうね。」と謝ると、満足したように手を洗ってくれました。。。
もう、可愛くてカワイクて。子育て時代の宝物のような瞬間になりました。
歌人の俵万智さんは著書『生きる言葉』で、子どもが言葉を取得していく過程を『子育て中は、好きな芝居を観に行くことが叶わなかったが「自分は今、世界でたった一人の観客として、すごいもん見せてもらってる!」と感じた』と書いていらっしゃいます。そのとおりだと思います。
この本には、子どもが大きくなってしまえば消えていってしまうカワイイ言い間違えが、たくさん書かれています。
口元がゆるんでヨダレを落としてしまいそうな、文字通り「垂涎」(使い方ちがうけどw)の1冊です。
わたしは、2歳の子の、回転寿司が回るのを見てのひと言、「おすしのさんぽ」が好きでした(22ページ)♡
お子さまがいらっしゃる方は、お子さまの昔を思い出しながら読んでいただくと感慨深いと思います♡
ごゆっくりお楽しみください♡
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かわいい! でも深い子どもの言葉。
子どもの言い間違いを集めて、その現象の裏にある言語を習得する仕組みを考える。生成文法とはすごいものだ。言われてみれば確かに、と思う間違いの数々。興味を持った人はぜひ言語学を齧ってみよう。
これ系でいうと、自分は水戸黄門でいう「ちりめん問屋のご隠居」というのが魚屋さんだと思っていた。ちりめんといえばじゃこ。
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3歳になった長男が最近嘘をついたり空気を読んだりと、言葉はつたないのにハイコンテクストな会話をするようになったこともあり、手に取ってみた。
80個のほっこりする子どもの言い間違いとともに、言語の本質、母語習得の為に子どもが無意識に行っている推論についての解説が添えられている一冊。
言語習得は単なる大人の真似ではなく、高度な推論によって行われており、可愛い言い間違いもその誤りから起こるものだと知ると、ひとつひとつの言い間違いを愛おしく思える。
一説には男性の方が子どものレベルに合わせず難しい単語を平気で使う為、父親とのコミュニケーションが多い子どもの方が言語発達が早いというようなこともあるらしい。(本書は関係ないです)
子どもの自由な発想は時に親を超える表現力を発揮することもあるので、素敵な言い間違いは敢えて正さず伸び伸びと育って欲しいなと思いました。
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子どもの言い間違い、言語学的な見地から見るとこういうことだったのねー、という事例が集められている本です。見開き2ページで左はイラスト、右はエピソードとコメントの構成なので気楽にサラッと読めます。
一般の人にも分かるようにするためか、言語学の専門用語みたいなものはコメントにはほとんど出てきません。しかし、言語学の専門家が書いた本だからか、書店では言語学のコーナーに並んでいたりします(私は都内某大型書店の店頭で購入時、本の所在が分からず、書店の検索機を使ったら言語学の分類で陳列されていました)。内容は子育て界隈に刺さると思うので、育児関係の本の近くにも置いてもらった方がいいなぁと思ったりしました。
ちなみに我が子はかつて「マンゴープリン」が言えず「マンボクリン」と言っていた時期があります。この本で言うところの「ペレペレポッパー(トイレットペーパー)」に近いかもしれないなぁと思いました。
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毎週楽しみにしているゆる言語学ラジオの水野さんの本
笑ってしまうが次男がよく言い間違いしていたのを思い出す。
言語習得って難しいけどその過程は、おもしろい。
ちなみに、次男は「しゃぶしゃぶ」を「しゅぶしゃぶ」
「鬼さんこちら、手のなる方へ」を「鬼さんこちら、エロ股オーエー」
さんぽの歌「坂道、とんねる、草っぱら」を「坂道、とんねる、草あったら」などなど
中でも「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、セブンつ」は笑ったなー。
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子どもはホントに無限大の可能性の塊!
クスッと笑える、言い間違え集、と言いつつも、言葉の本質を掴んでいたり、文化、習慣に基づくものを理解した上で話す、子どもには無理な話。
だから出てくる捻り出した一言がとても可愛い!
そしてホントこーゆー言葉は聞いたらメモっておくべきですね!
題名の「きょう、ようちえんでゴリラをうえたよ!」
コレに対し小1の兄が、「あー、パンジーね」と。
なんとなくチンパンジーみたいな名前ね、と覚え家に帰ったら思い出せず、なんか大きなサルだった!と、絞り出した一言。笑
娘「おめめがいたい」2歳
親「パチパチしてごらん」
涙を流しながらこの子はパチパチ手を叩き始めました。
多義的なオノマトペ…
「おじいちゃんのあたま、やぶれてる!!」2〜3歳
姪っ子が祖父に肩車してもらっていた時の一言。ズッコケますね。 作者の一言も笑える
「64の前の数字を選んでね」 3歳
「65なんだけどなぁ」
一つ小さい和を指すことが多いですが、1から眺めれば、64の前は65とも言える…10年前、と言えば過去。前進する、と言えば未来。先の対戦、は過去。先延ばし、と言えば未来…
「大きくなったら何になる?」 4歳
「まいごになる」
真相は、外出時に「チョロチョロしてるといつか迷子になるよ!」と親に注意されていたらしく、誤解して「歩き回っていると、大きくなった時に迷子になってしまう」と解釈したのでは、と。
「あのおハゲ、なんでわけのわからなきことをいってるの?」4歳 爆笑
祖母の葬儀時。お坊さんを知らず、お、をつけることで丁寧に。笑
この問いに、「おばあちゃんの魂が天国に行けるようにしてるんだよ」と答えると、「魂には足が何本ついてるの?」と。
「ぜんしゅうちゅう、虫のいき!」 5歳 笑
蟲の呼吸、と言うところをいきに…
「区切って言えばいいよ」
「きょうはくぎぼくはくぎ こうえんで…」 6歳
文のどこに「、」を打てばいいのか分からずお父さんに尋ねたところの返答
「ところどころで区切って言って、そこに打てばいいよ」 笑
「うまいって、おいしいってなに?」 2歳半
「もうひと口食べたくなる味ってこと」 9歳
お姉ちゃんの返しが秀逸!
イラストも可愛く笑いを引っ張る。
子どもが好きな人や、クスッとしたい人にオススメ
最後の、今井むつみ氏の解説も素晴らしい
イラストがまた笑える!
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子どもは、天才。
子どもの言い間違いを集めたもの。「子どものいいまちがいには、ことばの本質が詰まっている」これがなかなか奥が深い。笑えたり、感心したり、感動したり。
子どもの月齢順に掲載されているが、どこから読んでも面白い。2歳児の言い間違いが特に面白い、笑顔になれます。
「きょうゴリラをうえたよ」の、なぜゴリラなのか?普通はガタンゴトンと聞こえる電車の音が、2歳児にはどう聞こえているか?ぜひ読んで欲しい。
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言葉を覚えたばかりの子供の言い間違いの実例と、それを言語学的に解説している。
何より子供らの悪意ない言葉に癒される。いつから人をおとしめる言葉を使う様になったのかと、哀しくなるほどだ。私は「ブドウ買いに行ってくる」が好き。なるほど舞踏会にはドレスで行かなくちゃ、Tシャツでは行けませんね。
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子供のいい間違えと言語学のはなし。
人間は生まれたときから文法の力がある、その環境の言語に合った力のみが残る、と大学の言語学で知った。
いい間違えを分析すると確かにその跡が見てとれる。
ただ、あまりにも言語学の説明にあうような言い間違えがとりあげられてて、本当のエピソードなのかな?!と素直に受け取れなかった。
そしてやっぱり日本語って言語として難しいんだなあと感じた。
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こどものかわいい言い間違えを分析した本。
もっといい間違の元ネタをさくさく読みたかったけど、分析するとなんでこういう間違いをしてるのかと言語学から解析できるのか〜と感心した。
Posted by ブクログ
やだ、これ可愛い本です
思わずほっこりして笑顔になる言い間違い集
自分もこんなだったんだろうなぁ
なんて思いながら読みました
あるあるが詰まってる、なんだか心があったかくなる本です
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タイトルと表紙のイラストが面白くて読みました。
クスッと笑える子どもの間違いが沢山書かれていてほっこりする本でした。
ゴリラを植えたの間違いは、どういう意図だったのかを推理するとさらに楽しむことができます。
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乳幼児期の子供の言い間違いをイラストと共に解説している。
期待していたより解説の量が少なく、あくまで言い間違いの事例集であることに留意したい。
しかし、人間がどう言語を習得していくのか、その過程が垣間見ることができた。
特にあとがきで触れられている「言語の経済性」についてはなるほどと思わずにはいられなかった。
なぜ同じ言葉に複数の意味があるのか。それぞれの事象を表すのに新しい単語を作っていては単語を覚える量が無限に増えてしまう。そこで多義語にすることで脳への負担を減らし、経済性を高めているのである。
子供の言い間違いは時に大人の発想を超えるものがある。言い間違いを正すのではなく、ときに子供の柔軟な発想を伸ばす方向へ正しても良いのではないかと思える本でした。
Posted by ブクログ
帯に「爆笑のかんちがいに、
ことばの本質が詰まっている!」
とあるように「ことばの本」でもあり
子どもの発想のユニークさを知る
幼児教育資料の一面もあり。
なんて難しいこと抜きにしても
単純にかわいくっておもしろいわ!
「5年生だったら小5ぜんそくなのかな」
「コンビいきたい」みたいなのは
耳から入った音を字に変換するときに
違う言葉になったり助詞を勘違いしたり
言語学っぽいな。
私がびっくりして気に入ったのは
「どうぶつは生まれるけど、
しょくぶつは生える!」という発言。
すごすぎるヽ(´▽`)/
Posted by ブクログ
ゆる言語学ラジオの水野さんの著書。ゆる言語学ラジオは一時期聞いていたので、知っている内容も多々あった。イラストも豊富で30分ほどで読める本。この本を読んでから実際に子供の言い間違いや勘違いに遭遇したら、ただの子供のミスだと馬鹿にすることなく、「これ、あのとき見たやつだ!」と進研ゼミ的な気分になれそう。
「おすしのさんぽ」と「おじいちゃんのあたまやぶれてる」が好き。
Posted by ブクログ
後書きにもあるように、子供の言い間違いには、言葉の本質が詰まっているということを思い知らされる一冊ではあるが、そう難しく考えずに本書を取ってみると、くすりと笑わされたり、感心させられたりするものがある。
必死になって物事を訴えている子供には申し訳ない?が、それはきっと微笑ましくて、何事をも包み許されることになるのであろう。
大人になると空耳アワーに何処か通じるというのか、限定的になってしまうのかもしれない。
Posted by ブクログ
ゆる言語学ラジオでとても興味深く聞いていたので、ぜひ本でも読みたいと思い、手に取った。
どうしてこのような表現をしたのだろうと考えながら読むのが非常におもしろい。
分量はそれほど多くなく、ゆっくり読んでも2時間もかからずに読み切ってしまった。
物足りなさを感じる。
Posted by ブクログ
ゆる言語学ラジオのパーソナリティのお一人、水野さんの著書。
水野さんのゆる言語学ラジオでのキレが良すぎるので、それに慣れてしまったリスナー脳には活字だとちょっと刺激が足りないかも。
でも、うちの子たちもこんな可愛い言い間違いしてたなーとか、この間違いのパターンは大人でもあるなぁとか、私もこれは言語学的に繋がりがあるのではと思ってた!とか、これがアリならもしかして◯◯もか?とか、ラジオ(YouTube)だと聞き逃したり流したりしてたところも含めてあちこち考えを巡らせられるのは楽しかったです。
頭のいい人に分かりやすくモノを教えてもらうのは楽しいなぁ。
大人は「言い間違い」というけど、間違いという言い方自体ナンセンスで、これらの珍発言こそが言語習得のための知性の源である、という解説に超納得。
残念ながら我が子はすでに間違いは「間違い」と指摘してやらねばならない年齢だけど(とりあえず→とりま、気持ち良い→きもちい、とか言ったり書いたりしてるのを見ると「やめろぉ!!」と暴れたくなる⋯)、甥っ子姪っ子のチビちゃんたちの可愛い発言は、もうしばらく楽しませてもらおうと思います。