今井むつみのレビュー一覧
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とてもとても興味深い。しかし、内容がみっちりなので、171ページで一旦休憩中。積ん読ともいえる。
外国語を学ぶのは他の文化を知り、よりよく生きるためだというのが世間一般の英語学習効果だろうけれど、いままで自分自身割とたくさんの言語をかじってきた経験から、この本を読んで『あっ、これ、あるある』と思ったことをいくつか。
①外国語効果 母語以外の言語を使うときのほうが理論的で冷静な判断ができる。外国語を使うときは感情が抑制され、対象との間に心理的な距離を置くことができるからだろう。
②使用する言語によって同一人物でも性格、忍耐力などが変わる。
③ある事柄は、言語Aで学んだことならば、言語Bで質問さ -
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慶應大学の名誉教授である今井むつみ氏が、自身の専門である認知科学の立場から、AI時代にどのように英語を身につけていくべきかを説いた本。外国語を思い通りに、ネイティブのように操るためには、「スキーマ」と呼ばれる、各言語ごとに存在する膨大な背景知識(文法など言語の仕組み、文化をもとにした言葉の使われ方、少し違うかも)を身につけることが必要。したがって、単語帳を丸暗記して日本語に相当する英語をただ覚える、語彙を増やす方法では本当の意味での英語力は身につかず、特にライティングやスピーキングの能力向上は見込めない。cf. 「手紙をもらってうれしい」を"Getting a letter is h
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ゆる言語学ラジオで本書を知りましたので読みました。
言語学と聞くと堅苦しいですが、子どもの言い間違いを題材にしているので、『こんなこと言っていたなぁ』と思いながら読み進めることができます。
それぞれのフレーズに対して著者は考察をしています。子どもは今ある知識をフル回転させて、言葉をひねり出しているようです。実体のない概念を指した言葉は理解が難しいようです。
例えば、『宇宙にロケットが飛んでいった』と聞いても、宇宙とは何かが分からないので、他の言葉と言い間違えています。机の上のリンゴなら直接触れますから分かりやすいですが、確かに説明は難しいですね。
テンポ良く読み進めることができますので -
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他の言語を学ぶほど、そういえば自分はどうやって日本語を覚えたんだろうと不思議に思っていた。この本はその問いに正面から答えてくれる。
オノマトペが最初の足がかりになり、そこから推論で知識を育てていくサイクルの中で、間違いこそが学習の起点だと思った。wentと言えていた子が学ぶにつれてgoedと言い出す。これは退化ではなく、規則を自力で見つけた証拠なのだという。確かに、間違いを正されて納得できたときにめちゃくちゃ記憶に残る。
もう一つは記号接地。身体や経験につながらない記号は、いくら積み上げても学習にならない。だとすれば大人も同じで、仕事なら現場に立つこと、遊びなら生で見に行くというのが大事な -
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認知心理学者・今井むつみ氏による一冊。『算数文章題が解けない子どもたち』で紹介された広島での調査や実践は主に小学生を対象としていたが、本書では中学生まで対象を広げ、学力低下の背景を認知科学の視点から分析している。
言語習得を専門とする著者らしく、言語や数式などの「記号」と、それらが表す「概念」とを結び付ける学習の重要性を指摘する。こうした基盤が十分に形成されないままでは、文章読解や計算といった記号操作が理解ではなく直感に頼ったものになってしまうという説明は非常に説得力があった。
その解決策として提示されるのが「記号接地(symbol grounding)」である。記号を実際の経験や身体感覚 -
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学力「崩壊」ではなく、「喪失」。
ここに筆者の立場が明確にあると思う。
子どもたちには学ぶ力はあるのに、学校教育のどこかでそれを失ってしまうのだ、と。
前半は今井さんが開発にあたった「考えるたつじん」テストの結果が紹介される。
数の概念の理解、語彙を理解して文脈を推論すること、視点の変換やパーツの結合、セルフモニタリングの力に代表される認知的な力などの点で問題が見られるということだ。
事例に即した説明となっているため、これまでの著書と比べても具体的で読みやすい。
後半は、では子どもたちを自律的な学習者にしていくにはどうしたらいいかについての提言。
そこで提案されるのは「プレイフル・ラーニン -
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\\ 言語はロマン✧ //
人間の文化である言語はどこから始まったのか。
カタチのない旅の始まり。
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【タイトル】人はなぜ言葉を話すのか?「言語の起源」をめぐる人類の物語
【 著者 】スヴェルケル・ヨハンソン/監訳者:今井むつみ/訳者:大久保彩
【 出版社 】SB クリエイティブ
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言語は、
「他の人間とコミュニケーションをとりたい」
という人類に共通の欲求が背後にある。
⇨人間が一般的な認知能力を社会的相互作用に応用するなかで自然に生じたもの
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☆人間の喉で発音できる、あるいは人間の手を使った手話で表現できるものでなければならない。
☆人 -
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人は如何にして言語を理解し、
活用できるようになるか?
身体感覚に立脚していない言語は理解できないという、「記号接地問題」を、出発点として、
身体と言語の接地点としてのオノマトペを足がかりにして、
類推や仮説を広げていくアブダクション思考を使って
段階的に言語理解と活用範囲を広げるブートストラッピングサイクルを回していくことで、
人は言語を理解して活用していく。
ということかなと読みました。
記号接地問題とオノマトペは、AI時代の私の在り方としてとても重要な示唆があると思いました。
分かるの本質は覚るなのかなとも思いました。
子どもにはたくさんの身体的経験をさせてあげたい -
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ネタバレ人は新しい知識をそのまま受け入れるのではなく、スキーマ(これまでの経験から蓄積された知識)をもとに意味を解釈し理解している。また、読む力は単に文字を音に変換する能力ではない。意味を知っている言葉が蓄積され、それらの処理が自動化されることで認知的負荷が軽減され、内容の理解に認知資源を向けられるようになる力である。そして、学力の差は情報処理の負荷をうまく調整できるかどうかが大きく影響している。子どもは推論そのものができないのではなく、認知負荷が高くなると考え続けることが難しくなってしまう。だからこそ教師は内容をわかりやすく説明するだけで満足せず、子どもがどのように受け止め、どのようなスキーマをもと
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ネタバレ書いてある内容自体はすごく目新しいものではないけれど、ビジネスの現場における「認知科学」の視点を分かりやすく教えてくれていて、改めて自分の行動を振り返るきっかけになった。
自分も仕事をしていて、コミュニケーションが上手くいかないことがあり、「自分の伝え方が悪いのではないか」と頭を悩ませることが多かったが、"「話せばわかる」は無理"、
"自分が意図した通りに伝わっているかどうかは、自分とは関係ないところで決まる"と事実を示してくれて心が軽くなった。
自分も「伝え方」を工夫しようとしてしまっていたが、「相手を理解すること」にこれからはフォーカスしようと思う -
Posted by ブクログ
ネタバレ特に相対主義の罠について興味深かった。例えば現代では、イランとアメリカが戦争をしている。相対主義の立場に立てば、「イランにはイランの正義がある」「アメリカにはアメリカの正義がある」「どちらにも理由があるのだから外部は判断できない」という結論になる。しかし実際には、この態度は判断を保留しているのではなく、判断することそのものを放棄していることになる。侵略にも虐殺にも独裁にも、当事者の側から見れば必ず理由があるが、理由があるから仕方ないということにはならない。事情があるで終わらず、その結果、誰が死に、誰が利益を得て、地域の安定にどう影響し、国際法や人権の観点からどう評価できるのかを検討しなければな