今井むつみのレビュー一覧
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コミュニケーションは様々な認知の力
①言語を理解する力
②文脈を理解する力
③記憶する力
④思い出す力
⑤想像する力
などに支えられて行われている。コミュニケーションの前提には「スキーマ」がある。それぞれの頭の中の当たり前(スキーマ)が皆同じではない為に認知の力がうまく働かない。
「人は何をどう聞き逃し、都合よく理解し、誤解し、忘れるのか」を知ること。それでも伝え合えるように考えることがいいコミュニュケーションの実現には不可欠。
私たちは話せばわかり合えるものなのでしょうか。何かが伝わらない場合、問題は説明の仕方や表現の仕方の問題であって、それを改善すれば伝わるようになるのでしょうか?
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Posted by ブクログ
著者の今井むつみ氏は、言語習得や認知発達の専門家。
本書の語り口は非常に優しく、専門用語も平易な言葉で説明されている。
頭にスッと入ってくるのだが、本書で語られている内容は、私たちの常識を根本から覆すほどに鋭いものだ。
読み進めるうちに、自分の脳がいかに「偏った見方」をしているかに気付かされてしまう。
この本能に気付いて、それを意識できるかどうかで、人生は大きく変わると思う。
これは決して言い過ぎとは言えないだろう。
とにかく我々は「見たいものしか見ていない」という現象に支配されている。
自分では世界をありのままに、客観的に見ていると思いがちだが、それは全くの勘違いでしかない。
認知心理学の世 -
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人は、どのように考え、学び、成長していくのか。
人は周囲からの大量の情報を全て処理することはできない。
そのため、過去の経験から特定の部分を一般化・抽象化して作った知識(スキーマ)を用いて、周囲の情報を選択・処理して行動する。
その際の文脈や付加情報によって、個々が情報に受ける印象は異なる。
また、個々はそれぞれに物事の捉え方に偏り(思考バイアス)をもっており、自分に都合が良いように情報を捉えようとする傾向がある。
それは、偏った物事の捉え方に携行する恐れがある一方で、大量な情報を自分なりに整理し、理解し、記憶しようとする人間の社会認知及び適応においては必要な働きといえる。
そして、こ -
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ネタバレなぜ問題が解けないのか。
算数の解けない子どもたちがなぜ解けないのか。それを認知科学の視点から分析する。ポイントはスキーマと記号接地。数の概念を抽象化できているか、認知負荷の高いときも操ることができるか、モニタリングと修正ができるか。
自分は分数をどのように認識したんだろう。数の概念を持つとは簡単なことではない。それがつまづきとなるのなら。カードゲームを使って遊びながら学ぶという提案が興味深い。負荷をかけながら数を扱うことを、様々なパターンで練習することで抽象化が可能となる。
生成AIでは結びつく可能性が高いそれっぽい回答しか出さない。人間がそんなそれっぽい答えしか出せなかったら、生成A -
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仕事上、コミュニケーションで大事にしている部分が間違っていなかったとわかって、今後の励みになった
二十代社会人として、「仕事は仕事でしょ」と職場で割り切りすぎて浮いてしまい、損しているように見える同僚に読んで欲しいなと思った
お節介すぎるので、これオススメ!とは言えないが…
人間関係に期待しすぎず、でも悲観的にならないような考えに触れられる
私自身はこの本と似た考えを元々持っていて、自分の中の考えを肯定してもらったり、再認識したりするためにこういう本を読むことが多い
自分の子どもにも、自我を持って他人と関わり、思い悩んでいる頃に読んで欲しいと思った -
Posted by ブクログ
実は一回挫折している。
どうして挫折したのか、自分でもわからないけれど、なんとなく察してはいる。こう右斜め後ろ30度あたりから、どかっとぶん投げられた感じなのだ。私は右利きで、なんだったら真後ろではないし角度も浅いから、ギリギリ視野に入っている感じだ。その気になればかわせるし反撃も出来る。そう出来るはずだったのだが、それよりも先にとんずらこいたのである。理解することを私は畏れ、時間がないからという、現実的な理由を持ち出して遁走してしまった。
本の内容についてはすでに知っていることも多い。日本人が『青』と『緑』を区別してなかったとか、世界には色を示す言葉を2つしかもっていない人々がいるとか