今井むつみのレビュー一覧
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私がこの本を手に取ったのは、言語によって単語の語順が違ったり、日本語はしばし主語が省略されるが英語はされないなどと知り、それって思考にも影響するのかな?と疑問に思ったからです。
この本の中には、色の名前、物の名前、動作、方向などの「語」の言語感の普遍性や違いが述べられており、私が想像してた「文」の違いが思考に及ぼす影響というのは出てきませんでした。
そもそも語レベルの違いってそんなにないでしょうと当初思っておりましたがこんなにもあるのか、、!と驚き、新たな学びが得られました。
思考との関係性についても様々な研究を例に説得力のある説明がなされており、言語と思考の結びつきを(私なりに少しは)理解で -
Posted by ブクログ
オーディブルで
とても興味深く読んだ。
ぜひ、教育関係の方達、現場の方にも、教育行政に携わる方達にも知っていただきたいと思う内容だった。
算数文章題が解けないのは、国語力、読解力が弱いせいと思っていたが、それだけではなかった。
そもそも、数学にまつわる基本的な概念(例えば、分数であったり、1、0、マイナスなどの数の概念など)が記号接地(この言葉も今回初めて知った)できていないことにも原因がある。
ただ、闇雲に学力テストをやって、点数を出しても仕方がない。間違った問題の何が理解できていないのか、そこを明らかにしてアプローチしていかなければ根本的な解決には至らない。
そして、学習のための -
Posted by ブクログ
ぶらりと本屋に行った際にランキング入りしていて読みました。
内容は、慶応大学で行った『AI時代を楽しく生き抜くための「認知心理学」』の授業をもとにかからています。
認知心理学とは、何か知らない人で分かるように専門用語は、少なく事例を多く紹介されています。
また、各章ごとにおさらいがあり頭の中の整理もとてもしやすかったです。
人間の感覚の不完全さを改めて認識し、しかし不完全があるから成長をしていく。
一つ一つの知識(点)を面の知識に拡張していくことで知識となる。
この点が多いほどより面の知識の精度が上がる。
この本を読んで私は、この面の知識の精度を上げ、本能的な判断能力、論理的な判断能力能 -
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Posted by ブクログ
今井先生の一般向け書籍はどれも言葉が平易で理解しやすいです。
これも、子どもの言語発達を研究してこられた長年の経験に裏打ちされたものであろうと感じました。
慶應SFCでの最終講義を書籍化したもので、近年出版され、ベストセラーになった書籍たちの内容をダイジェスト版です。従って、先にそれらを読み終わっている人には新しいことはそれほどないと思います。
最後の章で、今井先生が研究者の道に入った頃の話をされていますが、これはこれからどう生きていこうか途方に暮れている若者はもちろん、今までの自分に後悔したり、嘆いたりしているわたしのような中年の人にとっても、響くものがあるように思います。
この本を読んで -
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ネタバレ記号接地の大切さは分かった。
ってか分かってました。
それを記号接地ということは、初めて知った。
勘のいい先生なら何となく分かると思う。
言葉は車輪のようなものなんだろう。
地面についていないと進まない。
空中で回っているようじゃだめなんだ。
使えて初めて役に立つ。
スキーマの間違いは、経験の豊富な先生なら意識して授業していることだろう。それを正そうと工夫して話しているだろう。
「繰り返しやれば、できるようになる」は間違い、には心から賛同。繰り返しやらせる無意味さは経験すれば分かる。
でもなー、
そのために遊ぶのか…。
んー、むずい。
たぶん何でもかんでも遊べばよいのではないに違いない -
Posted by ブクログ
記号接地問題 記号(単語)がどうやって現実の意味と結びつくか、という未解決問題。身体的経験や感覚との対応(接地)が必要ゆえに人工知能は記号同士のつながりは扱えるが、身体を持たないため「本当に理解しているのか?」は答えが出ていない。
子供やオノマトペから抽象的な言語を身体の一部にしていく「ブートストラッピング・サイクル」知識が知識を生み雪だるま式に知識を成長させていく仕組み
アブストラクション推論 仮説を出して答えを予測
ヒト 対称性推論(A→BならB→Aであると思考)を言葉のわからない赤ちゃんの時からやってる
→チンパンジーはしないが1匹だけするやつがいた
「人間はあることを知ると、その知