今井むつみのレビュー一覧

  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    後半に向かってスッキリしていく。昔から人の常識は違うというけれど「なるほど」と思える内容であった。知識や思考の枠組み(スキーマ)が同じ人はいない。なぜなら育ってきた環境が違うから。ここで思い出されるのはアインシュタインの「常識とは18歳までに身につれた偏見のコレクションのことをいう」である。近いスキーマになるようお互いの歩み寄りが不可欠なのは言うまでもない。本書の内容も教育現場で伝えられないものだろうか。

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    2026年02月24日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    身体化。何かを理解すること。学ぶということ。
    学び方を学ぶ。わかったつもりを脱却する。
    認知科学の今井むつみと元陸上選手の為末大。この2人の考えが違うレイヤーだけど同じことを言っている。
    自分の問題意識にすごく共通していて読んでいて楽しかった。

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    2024年11月21日
  • 言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで

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    書いてあることはとても興味深く、ことばの習得に関して知りたい方は通読すると良い。もう少しライトに読みたい方は各章にまとめが書いてあるのでそこを読むと良い。そこから戻るという読み方をすると、研究が書かれている箇所で深められるように感じる。
    読み始めてから読み終わるまでかなり時間が経ってしまった。もう少しライトな、または絞った今井さんの本を読んでみようと思う。

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    2024年11月19日
  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    ネタバレ

    今学校や入学試験で問われている学力は本物の学力ではない。学力は知識の単純な足し算で構成される物ではない。
    表層的な知識の有無を問うことを主眼とした学力テストは見直すべきだと筆者は問う。
    学力とは新たな情報を認知能力と推論能力を駆使して自分が持ってる知識体系に組み込み、統合し、拡張すること。

    ことばのたつじつん、かんがえるたつじんは小学2年生くらいまでの生活、遊び、読書などで培われた知識や認知能力、推論能力を測るためのテスト。

    知識が断片的で、学んだ知識になっていない。
    →足し算の手続きの意味がよくわかっていない。
    誤った知識をもっている。
    →1の固定化、全体、単位が理解できていない。時間、

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    2024年11月19日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    母国語も英語も学び方は変わらない。生活に根ざした、お母さんや周りの大人との会話の中で生きた言葉が身に付いていく。
    絵本の読み聞かせは、親にとっても家事や仕事から離れ、非日常を楽しむご褒美タイム。
    幼児期から小学生までの間に読書好きになった子供は、難解な文章に触れることも違和感なく、きらりと光ることばのセンスが育つ。全ては経験値の差。
    子供の年齢に応じた声掛けは、身近にいる母親の直感でO.K.というアドバイスは、確かになるほどと、思う。
    読書や読み聞かせの輪を広げていきたい。
    #読み聞かせ #ことばのセンス #読解力と表現力

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    2024年11月17日
  • 学力喪失 認知科学による回復への道筋

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     9月に購入して以来、積ん読になっていた、本書を少しだけ読んでみた。

     小中学生の学びの躓きの原因が認知科学によって明らかにされていく。そんなところに原因があったのかという気付きが心地よく読み進められる。
     
     例に取られているのは、小学校の算数が主なようだが、英語の場合はどうなのだろうかと興味を持った。今井氏には、同じ岩波新書から『英語独習法』という著書もあるのだから、そちらにも少し目配りがあってもよかったのでは。英語教育学者の研究も待たれる。

     索引はないが、各章の末尾にまとめがあり、詳細な参考文献表や読書案内も付いているので、大変親切なつくりになっている。
     

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    2025年12月28日
  • 英語独習法

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    比較的高度な英語を正確に操るためには英語として自然な語選択を身に付けることが必要である。どのような場合にどのような単語を選ぶか、名詞は可算なのか不可算なのかなどのように、母語として育てば自然と身に付くが、そうでない場合には意識にすら登らない、そういった言語独特の知識の体系のことを「スキーマ」と本書では呼んでいる。「英語スキーマ」を身に付けるための独習法が本書の主眼である。
    もちろん、基礎的な構文、語順、文法は理解していることが前提である。そういう意味では完全な「独習法」ではなく、「中学・高校英語を履修したうえでさらに上達するための独習法」という感じかな。
    当然受け身的な学習法でできるわけはなく

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    2024年10月10日
  • ことばの発達の謎を解く

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    先に読んだ著者の「ことばと思考」とほぼ同じ内容だったが
    、実験の内容の詳細などが省かれておりこちらの方が読みやすかった。
    私たちには当たり前の、「前、後、右、左」という言葉と概念を持たない人々がいたり、色や数を表す言葉が2つしかない言葉があったり、言葉の切り分けが様々にあることはとても興味深い。
    それにしても、方向音痴の私には常に東西南北を把握できる能力は驚異である。そのような言語が母語であれば、方向感覚は自然に備わるのであろうか?

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    2024年09月29日
  • 言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?

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    ・マルチリンガルはストループ課題で他よりもいい成績になることが多い
    ・マルチリンガルの失語症は、母語を失ってから取り戻す、第2言語を失ってから取り戻す等さまざま
    ・バイリンガルの脳は、一次聴覚野などの知覚処理を司る部分や、実行機能を司る部位が特に発達している

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    2024年09月19日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    今まで私がしてきたことや、お仕事を通じてお伝えしてきたことは、大きく間違えてなかったこと、エビデンスがあることに安心した。
    やっぱり日々の積み重ねが一番なんだなぁって再認識。
    たくさんの大人に読んで欲しい、分かりやすい本。
    もっともっと、目の前の相手とのやりとりを大切に。

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    2024年09月08日
  • ことばと思考

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    人間が世界を認識し、学習し、思考を広げていくことに対して、
    言語がどんな役割を持っていて、どのように認識を助けているのか、
    場合によってはどのように認識をゆがめているのか。
    専門的な内容ながら、平易な言葉でわかりやすく説明されています。

    目に見えない思考というものを、どのように定量化、可視化するのか。
    多くの実験の方法も紹介されていて研究者の工夫も垣間見れました。

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    2024年09月01日
  • 英語独習法

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    社会人として英語をやり直しつつ本書を読んだが、本書で繰り返されている「語彙が大事」というのは実感あるし納得しかなかった。4技能を同時に育てるなんて無理だろうと以前から感じていたので、我が意を得たりという気分になった。

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    2024年07月21日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    ■評価
    ★★★✬☆

    ■感想
    ◯両著者ともファンであるので、面白く読めた。
    ◯為末氏が問いを投げかけて、それに対しての対談形式で進行。
    ◯「言葉の本質」・「熟達論」で言われている内容はベースになっており、それが深堀りされている。

    ◯時間がなく所感のみになった。再度読み返すと新しい発見があるかもしれない。

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    2024年05月12日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    言語学者今井むつみさんによる、子どもが言葉を習得する仕組みと、そのことば力と思考力を高めるためのノウハウがわかりやすーーくまとまっている。言語学に関する知識がない人でもスッと読んで理解できる内容。自分の子どもにあてはめて、あ〜たしかにこういう言葉の使い方してたけど、あれはこういうことが起きてるのか、という自分の中でなんとなく体験した仕組みの言語化をしてくれる感じや、今後子どもの能力を伸ばすための親子の関わり方のヒントがたくさんつまっており、定期的に読み返したい一冊。


    子どもの発育は一人一人異なるので
    結局極論?その子のその時々の興味関心にあった声かけをすることが、能力を伸ばすことになる

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    2024年05月11日
  • 言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?

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     「言語」の力とは何か?という問いに対し、この本は様々な実験結果を提示し、言語を取得する事で得られるものを教えてくれる。
     我々にはメインで使う言語があり、所謂「第二言語」は後天的に取得する場合がほとんどである。
     私は正直言語を取得するのは苦手である。英語はいつまで経っても上達しない。だが、この本で示された、第二言語を話す際は「自身の人格が変わる感覚がある」というバイリンガルのイメージは、重要ポイントであると感じた。
     言語は成り立ちやその土地柄に影響し、形成される。もしかしたら、他言語を話す際は、マルチバース的な自分に意識を飛ばし、体と全身をその言語圏にあるイメージにするのが重要であるかも

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    2024年05月10日
  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    今井先生のウェビナーに参加して、興味があって読みました。子供の「わからない」を細分化して体系的に理解しようとする試みに、ただただ尊敬です。

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    2024年05月03日
  • 英語独習法

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    英語力を実用レベルに時間をかけてでも引き上げたい人向けの本だと思います。

    多読や多聴は効率が悪いこと、英語と日本語を結びつけた暗記ではなく英語での概念を刷り込む、コーパスの形成が必要だとの主張は、実際に英語学習し実用機会もある身として、そうだろうなという実感があります。スピーキングを伸ばしていくにはライティングからというのは目から鱗で、早速実践しようと思います。

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    2024年04月26日
  • 言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?

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    本文を読んでいてふと思いついたのは、
    村上春樹は最初、英語で自分の小説を書き、それを自分で和訳したと聞いた。あの独特の離人感はこうして作られたのか。という感慨だった。

    母語を持つこと、第2言語を持つことの意味が感じられるエピソードであることが本書を通して体感できる。

    今井むつみ氏の解説はピリッとスパイスがきいていて、本書の巻末を飾るのにふさわしい。

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    2024年04月24日
  • ことばと思考

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    「英語独習法」に続く、今井先生2冊目。

    「英語〜」はタイトルの通り、英語と日本語の違いを軸に、言語感覚と認知のつながり、言語の違いによる認知の違いを教えてくれた。
    この本はもっと幅広く、英語ドイツ語フランス語ロシア語中国語、更にはイヌイット語、ゴドベリ語(どこよ?)、グーグ・イミディル語(ゆる言語学ラジオで言ってたやつだ!)まで、様々な言語の様々な差異を通して、サピア=ウォーフ仮説を検証する。

    イヌイット語では、雪の種類に応じて20以上の独立した単語があるとか。
    数の数え方の影響で、一般的にアジア圏のこどもは欧米のこどもより小さいうちに計算ができるようになるとか。
    そういうトリビアな雑学だ

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    2024年04月17日
  • ことばの発達の謎を解く

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    普段意識せずに使ってる言葉をどうやって習得したか、それによって世界をどのように体系化して捉えてきたかということを理解する一助となった

    今後子供ができたらどのように言葉を覚えていくのか意識してみてみたいと感じた

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    2024年04月13日