今井むつみのレビュー一覧

  • ことばの発達の謎を解く

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    子どもがどのようにして言葉を習得していくのかについて、実証実験と共に紐解いていく。
    子どもはお腹の中にいる段階からリズムやイントネーションを通じて言葉のパターンを学んでいく。そこから名詞を習得する。それもまずはざっくりと似たものを分類しながら学んでいく。その後に動詞や形容詞を自分で導き出したパターンをもって習得する。繰り返し学びながらパターンを高度化するという点では機械学習と同じだが、人間は言葉のシステムそのものを少ない単語数から推論しては繰り返し修正し構築していく点が大きく異なる。

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    2020年04月05日
  • 言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで

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    言語 SF の匂いがそこはかとなくするけれど、立派な研究書。
    目から鱗の考察や、それを裏付ける実験結果満載です。
    新生児、乳幼児を対象にした実験なんかは、微妙にマッドサイエンティストの雰囲気で、ちょっと面白かったですね。

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    2020年02月23日
  • 言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで

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    娘が生まれたので、赤ちゃんはどのように言葉をおぼえていくのかな、というところが気になって手にとりました。

    具体的な実験方法からその考察まで書かれており、そういった意味では結構学術研究的な内容ですが、興味深い実験も多く、個人的には面白く読めました。

    名詞の基礎カテゴリーを即時マッピングしていくという能力にすごい!と感心したり、一方で、動詞や形容詞の意味をいろいろなヒントを得ながら学習していくのにもすごい!と感心したり。
    自分もどのように日本語を学習してきたのかもちろん覚えていませんし、今まさに学習している子どもたち自身もその仕組みはもちろん分からないわけで、それを明らかにしようとさまざまな実

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    2019年12月14日
  • ことばと思考

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    動詞でも言語によりさまざまな使い方がある
    持つ→抱く、持つ、にぎるなど
    ウォーフ仮説=言語はその話者の世界観の形成に差異的に関与する
    言葉により人は認識できている
    言葉の違いによる認識の違いを理解すべき

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    2020年03月08日
  • ことばの発達の謎を解く

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    はじめに
    第1章 アラミルクガホシイノネ――単語の発見
    第2章 ヘレン・ケラーのwater事件――ことばの世界の扉を開ける
    第3章 歯で唇をフム――動詞の意味の推測
    第4章 血圧がヤスイ――モノの性質、色、位置関係の名前の学習
    第5章 ことばの発達の謎を解く――発見、創造、修正
    第6章 言語が思考をつくる
    終 章 読者のみなさんへのメッセージ

    2章で名詞→3章で動詞→4章で形容詞。
    んでその前後でシステムという観念の獲得と修正。
    目新しい話ではないが、きれいに整理されている。
    ちょうど2歳終盤の子供を見ていて、思い当る節が大有りで、そのへんも面白い。

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    2019年02月28日
  • 科学が教える、子育て成功への道

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    6Cs 非認知能力全般が大事であることは他の著作でもよくみられるが、本書では認知能力も必要であると書いてある点が納得感は高い。

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    2017年10月29日
  • 言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで

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    赤ちゃんが言葉を覚えるとき、効率よく学習するため、生まれ持ったバイアスを適用して、語が表すことの可能性を絞る。単語の種類によってかけるバイアスが異なる。

    名詞の場合、同じような形をしたものは同じ名前を汎用して適用する。
    しかしこれだと粘土などの物質名の学習が妨げられるので、柔らかそうなものには形バイアスは使わないなど、うまく適用している。
    初めてあれはコップだと聞いた時に、コップのことなのか、ガラス製のもののことなのか、そのものの固有名詞なのかは区別できないが、うまくバイアスを使って驚くほど正確に一度で覚えられる。

    動詞の場合、AがBを持つ等、関係する後の数が多いので安易には汎用せず、多く

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    2016年06月15日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    オノマトペの研究を通して言語とはなにかを考える本。
    この本の中で語られている事象や研究の内容はどれも興味深いものが多かった。

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    2026年03月13日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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     言語の発達の話に興味があって読み始めたが、最初はオノマトペの話で、なんとなく肩透かしにあったような気がした。しかし、読み進めていくうちに、オノマトペがとても重要であることが分かってきて、どんどん興味が湧いてきた。確かに、言語と言語でないものとの中間に当たるものという印象はあるが、単なる口まねとどこが違うのかを見ていくうちに、確かに言語とは何かの本質に迫っていく感覚があって面白かった。

     言語とか認識の研究というのは、どちらかと言えば観察や事例研究をメインとする学問のような気がしていた。しかし本書を読んでみると、思った以上に実験の話が多くて興味深かった。言葉をまだ使えない赤ん坊の認知を知る方

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    2026年03月01日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    子どもの言い間違い本、もう少し内容が濃ければなあ。1時間もかからず読み終えてしまった。読んだついでに送信フォームで我が子の幼い頃の名言を送ってみた。

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    2026年02月23日
  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    ネタバレ

    個人が違うスキーマを持つなかで、自分の考えで伝えるのではなく、相手の立場に立つ必要がある。相手のスキーマ(枠組み)を作り直すために、具体化などを使って取り組む必要5ある

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    2026年02月23日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    身近なオノマトペから言語習得の過程が述べられていて分かりやすかった。
    後半は初めて聞く単語も度々出てきて、分かりやすいだけでなく読み応えがあってよかった。
    育児経験のある方は読んだらもっと面白いんじゃないかと思う。

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    2026年02月15日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    後半は流し読み。難しい部分もあったけど、オノマトペの奥深さがこれでもかと語られていて未知の世界を覗けて興味深かった。

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    2026年02月03日
  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    人間の認知を解説した本。確かに「なぜ起こるのか?」については合理的に解説されているものの、「では、どうすればいいのか?」については具体の記載に乏しく即実践に結びつけたい人には若干不満かも。タイトルを見て、私も含め具体ノウハウが知りたい読者は多いはず。

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    2026年02月02日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    愉快で深いこどものいいまちがい集です。
    おきにいりは、
    「正直に言って!」と叱ったら…、掃除機に話した。
    「ブドウ買いに行ってくる」「Tシャツでぶどう会にいくの!?」
    です。思わず声をだして笑ってしまうフレーズ、なるほど〜と考えさせられるフレーズ、サクサクと読み進み、あっという間に読み終えました。楽しかったです。

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    2026年02月01日
  • 学力喪失 認知科学による回復への道筋

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    「たつじんテスト」とっても面白かった

    言葉をしっかりと理解していないと
    算数の問題が解けないって思ってたけど
    やっぱりそうだよねって感じた

    子どもが自分で抽象化することの大切さを感じた

    以下本文抜粋
    様々な分野でブーストラッピングのサイクルを繰り返し異なる分野の知識が関連付けられていく。それによって大きな知識の体系ができる。それが必要な時にすぐに使うことができる「生きた知識」を生む。「生きた知識」が新しい知識を生み、広くて深い知識の体系を作っていくのである。同時に学び手は学び方を学んでいき、精度の高いアブダクションができるようになる。言い換えれば、将来自走できる学び手に成長していく。この

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    2026年01月31日
  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    掻い摘んで参考にしたい。いきなりこれを活かすのは無理だが、知っていれば自分が相手に対する接し方・気持ちの持ち方を考え直せるし、折り合いがつけやすくなるかなと思った。

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    2026年01月29日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    日々の語りかけがいかに大事か、大人が説明してあげるかが大事かが分かり、一瞬プレッシャーに感じたが、自分が一方的に教えるのではなく一緒に学んでいく姿勢でいこうとおもった。

    英語の早期教育はやらずにまずは母語をしっかり!
    あとはやる気があれば英語はあとから。

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    2026年01月27日
  • 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

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    ネタバレ

    アブダクション推論=論理の飛躍を伴う非論理的な推論。
    演繹推論=三段論法など。

    シャーロック・ホームズはアブダクション推論をしている。
    アブダクション推論がなければ、コミュニケーションが成り立たない。
    裁判官はアブダクション推論が必要。

    AIはアブダクションをしない。
    AIは記号接地をしない=まったく意味のわからない記号の意味を、他の、やはりまったく意味のわからない記号を使って理解することは出来ない。AIは、別の意味がわからない記号に置き換えているだけ。
    AIは意味を考えているのではなく、確率を計算しているだけ。予測のメカニズムがわかっているわけではない。
    AIができるのは、超一流ではない

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    2026年01月26日
  • 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

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    1 感情がなく、『好き』のないAIには、『突き詰める』ことができない。
    2 『好き』がある人間には、一流への扉が開かれている。
    3 仮説検証の数を増やして、アブダクション推論の精度を上げる。
    4 学習データが存在しないの独創的な領域に踏み出すことができる。
    5 それが超一流である、
    ということかな、と理解しました。

    なお、タイトルは『人生の大問題と…』となっていますが、『人生の大問題』自体は出てこないので、誇大なタイトルだったな、という印象が有ります。

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    2026年01月24日