今井むつみのレビュー一覧

  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    ネタバレ

    なんでみんな文章題が解けないのか…?いや、解かないんだ…!と気づいた今日このごろ。
    解かない理由は5年生までにあらわれる「学習性無気力」。どうアプローチしたらいいんでしょうか、続編に期待。
    さらに、幸い解いてくれても正解できないのは、実行機能、作業記憶、メタ認知能力などなどの欠如とのこと。
    …どうしたらいいんでしょうか。読書量に関連するらしい、認知負荷を下げる方法を教えるといいらしいが…
    さらなる情報が欲しいです、続編に期待。

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    2022年11月16日
  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    小学生を対象に学力とは何かを科学的に統計的に調べている。
    「ことばのたつじん」「かんがえるたつじん」というテストで調査して学力テストとも比較しながら問題点を示していて、なるほどと思い興味深かった。
    最後にほんものの学力を育む家庭環境に、本を読むことと子ども自らが興味を持つように環境を整えることとあって、深く納得した。

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    2022年09月28日
  • 英語独習法

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    言語の学習過程などを研究する認知科学の専門家が、日本語話者と英語話者とで異なっている世界の見方(スキーマ)を地道に理解していくことが、自然な英語を身につけるための方法であると説く。自分が若い頃から意識していたことと同じようなポイントが挙げられており、スムーズに違和感なく読めた。

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    2022年07月29日
  • 言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで

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    現在私たちは当たり前のように言葉を使いコミュニケーションを取るが、もともと言葉についての知識があった訳ではなく1から覚えていく必要があった。
    単語と意味を結びつけながら言葉を知っていくようにも思えるが、一つ一つの物に言葉がついているという仕組みすら知らない状態である子供が何故言葉を使えるようになっていくのかということを詳しく解説している本
    人間の脳の発達度合いや他の哺乳類の脳との違いなど面白く知ることが出来る本。

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    2022年07月16日
  • ことばの発達の謎を解く

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    ことばって不思議、ということ、そして、その不思議な言葉を子どもがどうして習得していくのか、それもさらに不思議。それがシステムとして言葉を習得していくという観点だと思うのだが、この観点は、外国語学習にも活かせそうだと思った。

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    2022年07月07日
  • 英語独習法

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    英語の習得のために、多くの人が自身に合った合理的、効率的なアプローチを模索しているものと思います。そして、日本語を使用するときに意識していない思考の縛りに英語での理解が邪魔をされていることも確かにあると、今回改めて認識しました。その縛りからの解放を意識して英語習得に取り組めるようなヒントをもらえる伝道書。トレーニングのためのツールの紹介やステップアップの道筋も示されてあり、親切丁寧なつくりと感じました。

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    2022年06月20日
  • ことばの発達の謎を解く

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    ことばはどう獲得されていくのかを探った本。

    子どもの言葉の言い間違いは、複雑な言葉の仕組みを子どもが一生懸命理解しようと奮闘している過程の表出であることがわかって感激。言葉を獲得する過程ってすごいなあ。言葉ってやっぱすごい。子どもすごい。子どもたちの言い間違いにもっと着目しよう。

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    2022年06月11日
  • ことばと思考

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    "われわれは、生まれつき身につけた言語の規定する線にそって自然を分割する"
    "世界が自分自身を分割し、名前をつけられるべく待っている"
    先達のことばを引きつつ、ご自身の研究も紹介しながら、どうヒトは思考しているかを考えさせられる、良い本でした。

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    2022年06月04日
  • ことばと思考

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    母国語が、ものの見方にいかに影響を与えるものであるか。衝撃的でした。一方で、異言語使用者間でも、共通する見方があるとのこと。非常に興味深いテーマでした。

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    2022年05月07日
  • 英語独習法

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    コーパスを使って、スキーマの感覚を養うことが、大事。
    数々の英語オンラインサービスを使う点も今風で、新鮮だった。

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    2022年02月11日
  • ことばと思考

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    違う言語を使う者同士の認識はたしかに違う部分がある、しかし、それ以上に、言語が思考に与える影響、違う言語感の違う認知を知ることが大切。

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    2021年11月22日
  • ことばと思考

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    英語独修法で、筆者の考えに興味を持ち、本書を手に取った。

    言葉によって、人間の思考がどのような影響を受けているのか、その一端を理解する事が出来た。

    言葉によって、思考が進み、色々な概念を作り上げる事ができ、それを伝える事が出来るようになる。
    一方、言葉によって思考の方向性が制限を受ける事がある。

    その事を意識しながら、自分の思考を進めたり、他の言語の人々とコミュニケーションしていこうと思う。

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    2021年06月13日
  • ことばと思考

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    言葉によって思考は違うとも言えますし,
    大きな違いはないとも言えます。

    そもそも「言葉によって思考は違う。YesかNoか。」という問い自体が
    いまはもはや意味のない問いになっており,

    どこがどのように違って,どこがどのように共通しているのか,
    そこを明らかにする必要があるところにまで来ているようです。

    「ことば」について深く考えたことはなかったのですが,
    じっくり,しっかり考えなければならないほどの奥深さを感じさせてもらいました。

    人間にしか「ことば」がないことを踏まえると,人間を考えるときに「ことば」について考えることは切っても切り離せないものです。

    少しずつ考えてみたいと思いまし

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    2021年04月30日
  • ことばの発達の謎を解く

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    ネタバレ

    印象深かったのが、胎児は母国語をリズム(だったか文節だったか)で記憶しているという話。
    だから生まれた後、母国語を一番に理解できるらしい。

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    2021年02月06日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    英語独習法に引用されていたので手にとりました。平易な言葉で簡潔にまとまっており、一気に読めます。
    本の読み聞かせが大事とはよく耳にするところですが、なんで必要なの?という問いに対して、腑に落ちる内容となっておりました。言葉なんて話してれば勝手に覚えるでしょうと漠然と楽観視しておりましたが、抽象的な語彙をイメージできるか否かという点で読み聞かせや大人との対話がとても重要な役割を果たしていく。

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    2021年01月17日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    2020/8/28
    これから子育てをする立場になり、言葉を大事にする子になってほしいと思い購入。
    子どもとは沢山会話をして、成長への足掛かりを作れるような親になりたい。

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    2020年08月28日
  • ことばと思考

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    2020/8/25
    言語に関する興味から手に取りました。
    読み進めるのはけっこう大変…難解ではないですが。
    しかし言語が認識にどのように影響を与えるのか?という疑問を持った私にとっては大変示唆に富む一冊でした。
    今井さんの他の本も読んでみようと思います。

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    2020年08月25日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    ネタバレ


    親子の対話、生活の中で言葉の種まきをする。
    教えるのではなく足場をかけてあげる。

    私が息子と関わるときにやってきたことも書いてあったので、自分がしてきたことは間違ってなかったな、と思いました。現時点では語彙力があるな、と親バカながら思うので、今後も続けていきたいです。
    また、時間言葉、空間言葉も意識して使うなど、仕事上子どもと関わる中でも取り組んでいきたいと思いました。

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    2020年08月21日
  • ことばと思考

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    本棚見ていただければご理解いただけると思うのですが、年明けから言葉と発達に関する本をたくさん読んできました。
    いろいろ読み進めていくと、最終的に、今井むつみ氏の著書にたどり着く。
    これが1冊目。

    今まで全く知らなかった事柄がさまざまあり、自分の認識の幅がかなり広がった。
    (それについては、後程記載)

    一言。
    読むのに、かなり骨が折れました。笑
    仕事の合間に読み進めても、丸々2か月かかりました。

    初めて読むのでしたら、
    「親子で育てることば力と思考力」(筑摩書房)
    をお勧めします。
    とっても理解しやすいです。

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    2020年06月14日
  • ことばの発達の謎を解く

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    子どもがどのようにして言葉を習得していくのかについて、実証実験と共に紐解いていく。
    子どもはお腹の中にいる段階からリズムやイントネーションを通じて言葉のパターンを学んでいく。そこから名詞を習得する。それもまずはざっくりと似たものを分類しながら学んでいく。その後に動詞や形容詞を自分で導き出したパターンをもって習得する。繰り返し学びながらパターンを高度化するという点では機械学習と同じだが、人間は言葉のシステムそのものを少ない単語数から推論しては繰り返し修正し構築していく点が大きく異なる。

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    2020年04月05日