今井むつみのレビュー一覧

  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    人にはそれぞれの「スキーマ(枠組み)」があり、それに応じた理解になるため、お互いに齟齬が生じることがある。
    また、人間は「記憶マシーン」にはなれず、言葉や感情、時間の経過がどんどん記憶を書き換えていく。さらには自分の中の「神聖な価値観」によって思考が止まってしまう。
    そうならないためには、相手の立場に立って、互いの心の内を擦り合わせていくことや、具体と抽象の往還をすること、メタ認知の大切さを事例とともに紹介している。

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    2025年05月20日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    面白かったけどちょっと、分からないところもあったので、こどもが5歳くらいになったらもう一度読みたいと思った。

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    2025年05月17日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    ゆる言語学ラジオでとても興味深く聞いていたので、ぜひ本でも読みたいと思い、手に取った。
    どうしてこのような表現をしたのだろうと考えながら読むのが非常におもしろい。
    分量はそれほど多くなく、ゆっくり読んでも2時間もかからずに読み切ってしまった。
    物足りなさを感じる。

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    2025年05月15日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    言葉と身体、学びの関係性について解説した本。

    理解できているとは「自分で言語化できている」こと。

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    2025年05月15日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    ただかわいあなぁと思って聞いてた甥っ子の言い間違いがなんだか奥深いものに感じてきて深読みしたくなった

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    2025年04月21日
  • 英語独習法

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    その英単語がどのような文脈で使われるのが正しいのか、ネイティブにとっては自明の、そして学習者にとっては大変習得が難しい問題を地道に身に着けていくことが英語上級者への道である、ということが解説されている本でした。
    後半のネット上のコーパスや辞書を利用する実践的方法をちゃんとやりながら読めばとても役にたつと思います。
    練習問題の答えは最後に書かれています。
    私はざっと最後まで読むことを優先したので(言い訳)、ネット上のサイトは活用してませんが。。
    必要となったとき、というよりそういったサイトで遊ぶように色々やってみることが、少しづつ英語を身につけていく細い道なのでしょう。

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    2025年04月21日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    ゆる言語学ラジオのパーソナリティのお一人、水野さんの著書。
    水野さんのゆる言語学ラジオでのキレが良すぎるので、それに慣れてしまったリスナー脳には活字だとちょっと刺激が足りないかも。

    でも、うちの子たちもこんな可愛い言い間違いしてたなーとか、この間違いのパターンは大人でもあるなぁとか、私もこれは言語学的に繋がりがあるのではと思ってた!とか、これがアリならもしかして◯◯もか?とか、ラジオ(YouTube)だと聞き逃したり流したりしてたところも含めてあちこち考えを巡らせられるのは楽しかったです。
    頭のいい人に分かりやすくモノを教えてもらうのは楽しいなぁ。

    大人は「言い間違い」というけど、間違いと

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    2025年03月22日
  • 英語独習法

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    認知科学の示唆から導かれた英語の勉強方法。単に数多く英語に触れるにではなく、単語のニュアンスの違いを認識することで記憶に留めるという方法。万人がやるとは思えないだけに上達を実感できない人には活路を見出せるかも。2025.3.15

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    2025年03月15日
  • AIにはない「思考力」の身につけ方 ――ことばの学びはなぜ大切なのか?

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    自分のなかで大事に思っていた考える力、何となく抽象的で言語化しづらかった部分について、すごくわかりやすく表現されている本だった!
    4章のうち3章は、人間が言語を習得する流れについて整理しているようだったので本題は4章目なのだなと思ったのだけれど、
    今の時代、たまに現れる、AIを使いこなしていることにアドバンテージを見出す人に読ませたい。

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    2025年04月25日
  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    子供に向けた勉強法があるのかと思ったが、テスト結果や要因の内容だった。日本語をしっかり読み解ける語学力が大事ということなんだと思う。

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    2025年02月23日
  • AIにはない「思考力」の身につけ方 ――ことばの学びはなぜ大切なのか?

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    今井むつみ先生のご著書では、「学力喪失」が大好きだったので、この本も読んでみました。
    正直、「学力喪失」を先に読んでいたわたしとしては、少し物足りなく感じました。
    そもそもこちらは10代の読者に向けて書かれたそうなので、AIとのお付き合いを避けては通れないこれからの時代に向けて、10代の読者にはすてきなエールになりそうだなと感じました。

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    2025年02月16日
  • ことばの発達の謎を解く

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    ネタバレ

    ことばの習得とは、まさに0→1のクリエイティブで、観察し分析し発して修正していく、そんな高度で科学的なプロセスを経て完成していくものだと知った。

    言葉を知ることで、概念や知識が自分に身についていく、そんな一見当たり前なことを論理的に理解し、より多くの言葉に触れたいと思わされた。

    誰かに勧めるのははばかれる、少しばかり限定的で回りくどい内容だけど、自分が子どもを持つ時には要点を読み返したいと思う本。


    以下、本文より
    - 言語の発達は、カテゴリーの中の事例どうしを、違うところには目をつぶり、そのカテゴリーにとって大事な同じ部分にのみ注目して「同じ」とみなす
    - 「似ている」には、いろいろな

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    2025年02月08日
  • 英語独習法

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    赤ちゃんの時にたくさんの英語に触れさせれば英語が流暢になるのか?

    私の周りの子持ちの友達は、幼児期から英語のアニメを見せている人も多い。
    rとlの聞き分けは生後10ヶ月くらいまでは聴き分けでき、その後不必要とされ衰えていく。
    この聴き分け能力を残すために
    1歳未満のうちに、ネイティブ話者と対面で遊ぶ必要があるとのことだ。
    ビデオやオンラインなどの遠隔では効果が見込めないというのは驚きだった。

    人間は必要なスキルを残し、不要なスキルは忘れていく。
    英語学習においても、子供のうちから
    英語を覚える必要性を肌で感じなければならないのだと知った。
    そして、その後もその必要性を強く感じていなければ、

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    2025年01月15日
  • AIにはない「思考力」の身につけ方 ――ことばの学びはなぜ大切なのか?

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    地に足のついた推論をする力こそ、AI全盛となるであろうこれからに役立つ力となる。考える力とは推論をする力である。

    そのためには単語はグループで覚えて、意味を面で捉える、そして身体に結びつく記号接地した、ことばこそが生きた知識(直観)となる。

    答えがない問題に取り組むこれからの世代には、直観を磨くことが求められる。

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    2025年01月07日
  • ことばの発達の謎を解く

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    大変勉強になったのですが、頭の良すぎる方で優しい語り口調なのに中々頭に入ってこなくて苦労しました。自分の頭の悪さに涙が出ます。

    子供がどうやって言語を獲得していくかが実験をもとに語られています。好きな方の書籍だったのでめちゃくちゃ楽しみに読ませていただきました。
    また語学の勉強もしたいと思っていたのでこの本に書かれていた事をもとに学び方や基礎をしっかりつけていきたいと思いました。

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    2024年12月26日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    対談なのでそれほど深掘りした内容ではなく、さらにそれぞれみてる部分が微妙に違いながら会話が続いていくところ自体が言葉の持つ力であり、完全に分かり合えなくてもわかった気になる効果を鮮やかに描き出しているようにも見える。

    「これはこういうことですよね」とまとめようとする時点でそこにはズレが生まれてしまうように見えるのは厳格すぎる見方なのかもしれないけど。この人のこれとあのひとのこれが完全に一致することはなかなかない。

    為末大の身体感覚の経験をベースにした話と今井むつみの言語研究ベースの話は違うレイヤーにいるように感じてしまうところがある。

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    2024年10月28日
  • 英語独習法

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    英語のドラマなど見る時、まず字幕なしでどの程度理解できるかを知り、日本語字幕で見て、聞き取れない所を英語字幕で見るのがオススメ。
    日本語で意味が分かってからの方が、単語を聞き取ることに脳のリソースを使えるから。

    自分の持っている語彙力の範囲で基本的な単語を駆使して英文を作る練習が必要。知っている単語でなんとか言いたいことを表現する工夫。言いたいこと全体を英語の発想で英語に置き換える習慣。

    まずは語彙を増やす。語彙がなければアウトプットの練習をしても意味がない。
    英語のアウトプットはスピーキングとライティング。ライティングに重きを置いて練習するのが良い。
    英語スキーマはライティングで作れる。

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    2024年10月25日
  • ことばと思考

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    実験結果をもとに、言葉と認知、言葉言語習得について書いてある。
    言葉が認知にどのように影響するのかというのは、興味がある分野だったのだが、詳細に書かれた実験結果があまり頭に入ってこなかった。

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    2024年09月21日
  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    丁寧で緻密な分析結果は興味深いものがある。その結果から、どのような学習をすることが必要なのかを知りたいが、それは本書にはない。

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    2024年08月05日
  • 言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?

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    バイリンガル、マルチリンガルの人の脳の特性を説明した本、といったらいいのだろうか。

    複数の言語を習得するとよいこととして、以下のことなどが挙げられていた。
    脳の白質、灰白質がともに大きくなる。
    作業で取られてしまう部分を空けておくことができ、他の認知的なタスクに当てられることもできる。
    もちろん高齢化すれば、脳の働きはモノリンガルの人同様に衰えるが、衰え方がゆっくりになる。
    アルツハイマー病の進行を遅くすることができる。
    常に脳内で複数の言語をコントロールしている状態になるため、脳の実行能力が高まる。
    他の人が気づかない関連性に気づいたりするなどの、創造性が高まる。

    こんな風に次々と挙げら

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    2024年08月04日