今井むつみのレビュー一覧
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今井先生は著名な認知心理学の大家。でも著書は初めて。全部しっかり読んだと言えるかは自信が無いが、学習障害について講演をするのに参考図書として。
感想としては、タイトルが間違っていないかということ。本書でわかるのは、小学校低学年のときには、特に算数を解くのに必要な論理が多くの子どもに身についていないという事実があり、著者たちの教え方が効率的に身につけることを可能にしているということ。学力喪失というと、あたかも今の生徒たちが昔の生徒たちに比べて、学力を著しく低下させているようなナラティブを含意しているように感じられるが、特にそんな記述は無かった気がする。また、学習障害に対する言及は少ないのは私にと -
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ネタバレ非常に分かりやすくて読みごたえがあった。
なんでこの本を読もうかと思ったかというと、
タイトルの通り「なんで伝わらないの?」って出来事が
身近で起こるようになってきて、その理由を知りたかったから。
でもこの本を読むと、伝わらないというのは奥が深く、
数字を見せれば伝わるわけでもなければ、
手を替え品を替えやっても伝わらないときもある。
それぞれが生きてきた道によって常識や思い込みがあり、
また覚えていたことでも記憶がすり替わることなんかもあって、
正常な伝わり方をしないことは多々あるということが分かる。
これは何も、相手にだけ当てはまることではなく、
誰しも当てはまる話である。(もちろん自 -
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自分の思考バイアスが働き
物事を自分の都合よく見ていることがあると
知っていることが大切だと思った。
違う見方はないのかを考えることも大切
一般人と一流の違いは
アブダクションの精度にある
→直感的に考えたことを、後で振り返る
そうすることによってアブダクションの精度が上がる
避難訓練なども、いろいろなことを想定して行い、後で振り返ることが、のちに起こるかもしれない災害に対応できるのだと思った
感情で動くことは悪いことではない。
でもそれを後で熟考することが大切だと思った
得手に帆を上げろ
初めて聞いた言葉だったが、
自分の得意なことをやる。
得意が見つからない時は、
今目の前にある -
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私には少し難しい本だった。
AIはリンゴという言葉(記号)を知っていても、リンゴの味や香りを知らない。私が長年感じていたAIに対するこのような違和感に「記号接地問題」という名前があることに驚いた。
AIだけでなく人間も、頭だけで理解している時と感覚だけで理解しているときがある。
頭で理解しているだけでは何か物足りず、感覚で理解しているだけでは、言葉で相手に伝えることはできない。この頃、頭と感覚の両方で理解したいと思うことが増えたので、この本には共感させられる部分が多かった。
AIは頭では理解している(頭でも理解していないかもしれない)が、感覚では理解していない。
だからAIでは人の心を動かすも -
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今井さんの本、3冊目読破。2冊ともとてもよかったので、期待していたのですが、本作は私にはあまり刺さりませんでした。
しかし、なるほどと思ったこと、学んだことはいくつかありました。
【学んだこと】
・相手に何かを伝えたい時、受け取る側の「スキーマ」(思考の枠組み)が違うから、同じように説明しても、受け取り方はそれぞれ違う。スキーマは、学びや経験、育ってきた環境、興味・関心で変わる。わかりやすい説明をするためには、上手な説明の仕方を身につけるよりも、聞き手のスキーマを考え、相手の立場に立って、相手のこと・心を知ろうとすることが大切である。
・人間は「記憶マシーン」にはなれず、言葉や感情、時 -
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ネタバレなんというか、いろいろとショックでした。
先ずもって、『話せばわかる』は幻想、と、私の思い込みを一刀両断(泣)。
氏によると、(完全なる不可知論とまではいいませんが)人間は違った「スキーマ」(思考システムのようなもの)を持っており、そもそもが話をしても伝わっているのかどうは分からない、と。違う色メガネをそれぞれかけて同じものについて語るようなイメージでしょうか。
例えば、外国語というのはまさに全く異なったスキーマであり、当然日本人は外国人と素では会話はできない。あるいは世代間ギャップなんて言いますが、同じ日本人でも話がかみ合わない。あるいは男子と女子でも話がかみ合わないことがある。これら