今井むつみのレビュー一覧

  • 英語独習法

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    著者は認知科学等を専門としている慶応大学の先生。スキーマという概念の説明が中心で、外国語を身に付けるにはその外国語のスキーマを身に付ける必要があるという主張。そのためにはある単語を適切に使うためにはその単語と一緒に使われる単語を理解する、リスニングに力をいれるよりある分野の記事や論文を読んでその分野のスキーマを強化することに力を入れる、等のアドバイス。このあたりChatGPTなどのLLMが単語の関係を学習して流ちょうな言葉を使いこなすこととも関連して説得力を感じた。
    後半は具体例の解説が豊富(あまりちゃんと読んでない)。

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    2025年07月20日
  • 言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?

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    「言語を学ぶ」とは、単に語彙や文法を知ることに留まらず、異なる世界観や価値観を内面化し、柔軟な思考力や高い認知能力を獲得することであり、現代社会における協調性と理解の深化に不可欠な力となることを主張している。
    言語に興味がある人、外国語を学ぶのが好きな人、言語学を専攻している人にはぜひ読んでほしい一冊。

    モノリンガルとマルチリンガルの違いを脳科学的な観点からも分析していて、多言語を学ぶモチベーションが上がった。

    言葉を習得して終わりではなく、世界を見る窓を増やすという意識で言語の可能性を広げたい。

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    2025年07月02日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    楽しい❤️

    うちの5歳の孫は、
    めっちゃおしゃべりで、すごく小さい頃からよく喋っていたんだけど、
    輪ゴムのことを『ワグゴム』というわけ。
    響きが可愛いから、みんなでワグゴムっていうようになり、5歳の今でもワグゴムって言ってます。
    そろそろ本当のこと教えてあげた方がいいかな?

    ちなみに、59歳のあたしの友達は。
    赤い靴履いてた女の子は、曾祖父さんに連れられて行っちゃった。と、つい先日まで思っていたそうです。
    こわっ

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    2025年06月18日
  • AIにはない「思考力」の身につけ方 ――ことばの学びはなぜ大切なのか?

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    ネタバレ

    著者の他の書籍と、伝えるメッセージは変わらない。

    ただ本書は子ども向けに書かれており、復習にちょうど良かったです。

    p95 にある「ことばのセンス」を上げるためのコツが、個人的には収穫でした。

    - ことばは、そのことばと関連することばと一緒に覚える。
    - ことばの意味は、「点」ではなく、広がりがある「面」として捉える。
    - 抽象的なことばの意味をしっかり本質まで理解する。

    心に刻みたい。

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    2025年06月17日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    『きょう、ゴリラをうえたよ』!!

     衝撃的なタイトルを見て思わず手に取り、目次を繰って本文に当たりました。果たしてゴリラさんは大人しく植えさせてくれたのかしら?

     と、心配して見たら、植えたのは「パンジー」でした(122ページ)。
    はて? なぜに「パンジー」から「ゴリラ」に?

    「ゴリラ」発言をしたのは、4歳の男の子でした。
    幼稚園で「パンジー」を植えて、
      →「なんとなくチンパンジーみたいな名前」と記憶し、
       →家に帰って思い出せなくなり、
        →「なんか大きいサルみたいな名前だった!」と思い当たり、
         →「ゴリラをうえたよ!」となったのでした。

     カワイイですね♡

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    2025年06月08日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    すごく軽く読める
    ここから今井むつみ先生の本に行くと良いかも
    事象を笑いと捉えるに終わらず学問することで、ひらける道がある

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    2025年06月01日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    「できるようになる」ということについて言葉・言語の専門家である今井むつみさんと、アスリートという身体の学びの専門家である為末さんの対談書。身体の学びには言葉が、言葉をはじめ学問的な学びには身体がそれぞれどのように関わっているのか、お互いの専門領域や経験を踏まえた解説、比喩、そして問いかけが絶妙なバランスで知的刺激が大変心地良い対談でした。為末さんの『熟達論』も続けて読むつもりですが、私が考えたいのは「コンサルティングなどの組織支援、組織開発等を適切にできるようになる・育成する」であり(アスリート的な文脈とは異なる仕方だが)身体もことばも両方使う職種なので、本書の横断的な視点が重要なのかなと思う

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    2025年05月27日
  • 言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで

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    赤ちゃんの言語習得もすごいし、それを明らかにするために赤ちゃん相手の研究をする学者もすごい。みんな天才。

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    2025年05月21日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    ネタバレ

    かわいい! でも深い子どもの言葉。

    子どもの言い間違いを集めて、その現象の裏にある言語を習得する仕組みを考える。生成文法とはすごいものだ。言われてみれば確かに、と思う間違いの数々。興味を持った人はぜひ言語学を齧ってみよう。

    これ系でいうと、自分は水戸黄門でいう「ちりめん問屋のご隠居」というのが魚屋さんだと思っていた。ちりめんといえばじゃこ。

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    2025年05月18日
  • AIにはない「思考力」の身につけ方 ――ことばの学びはなぜ大切なのか?

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    ベストセラーになった新書も面白かったけど、それをさらに噛み砕いたかの内容の本書も、やはり興味深い。AIがトライした試験結果を見ると、まず国語の読解力ありき、ってのが可視化されてますわな。

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    2025年05月16日
  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    子どもたちの脳の能力値に差があるのではなく、認知負荷を下げるための方略を持っているかの差に注目するべきということがわかりました。

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    2025年04月23日
  • ことばと思考

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    【星:4.0】
    ことば思考にどのように影響するのか、ことばがないと思考できないのか、違う言語話者は理解し合うことが可能なのか、などなどことばと思考の関係を、様々な調査結果から解き明かそうと試みる。

    例えば、ひとえに「オレンジ色」といっても、日本語話者と英語話者で認識が異なる、前後左右ということばを持たない言語があり、そのような言語話者の思考はどのようなものか、などなど。

    言語の思考に対する役割の大きさ、言語によってことばの表す内容に違いがあることなど学びが多い本であった。

    ただ、調査結果はふんだんに書かれているのだが、「ことばと思考の関係はつまるところどうなんだ」、という根幹部分について

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    2025年04月15日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    これまでにもことばの発達についての著作の多い著者が、「小さな子どもを育てる保護者に向けて初めて書き下ろした本」とのことで、少なめの文章量、太字、イラストにより、とてもわかりやすい本になっています。

    とはいえ人はそれぞれ個性もありますし、生まれ持った才能も違うので、あまり肩ひじ張って読まずに、さらっと読み流すことも必要かな、と思います。

    育児真っ只中の方は、「◯◯しなければならない」と思わず、子どもと一緒に過ごす時間を楽しんでほしいと思います。

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    2025年04月13日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    単語を暗記してもことば力は育たない。
    丸暗記しただけの私のかつての勉強がまさしくそう。

    自分で考えて覚えたことが応用も効くのもたしかに。
    生きたことばを子どもに身につけてほしい。

    子どもがことばをどう覚えていくかの仕組みも面白かった。

    そして、9歳の壁で出てきた抽象的な概念について、低学年の息子はだからまだ具体ばかりなのだと納得。
    大人でも、具体と抽象の行き来ができなくて、理解が乏しいひとにたまに出会うんだけど、、もしかしたらこの壁をひきづったままなのかな。。

    ことばを育てる方法はどれも参考にしたい。
    すきなことにとことん付き合う…は、なかなかできてない。忙しいからあとでね、をしていた

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    2025年03月26日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    為末さんの実践経験に基づく疑問を、今井さんが学問的に表現していく。対談形式は読みやすくわかりやすい。
    人的資本と言われ、人財に注目が集まる昨今。わかる、熟練するということはどういうことで、そこを目指すためには何をどうすればよいのか、考えている組織が多いと思います。この本、とても示唆的です。
    リスキリングとして、野放図に雑多な動画コンテンツを揃える。これはだめだと確信しました。役割期待と目指すべき到達点を明示し、必要となるスキルを可視化し一覧性を高める。一方で、情報が多くなりすぎないようスキルは絞る。実践を前提として。実践は、復習要素も入れて段階的に高度化していき、目指すべき水準まで様々に経験さ

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    2025年03月24日
  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    ネタバレ

    学力不振=問題演習の不足という単純な話ではない。
    「理解力不足」という状態を、より具体的に細かくどのステップでつまずいているのか、分析が秀逸。

    「生きた知識」であることの4要件:
    (1)システムの一部となっていること
    (2)身体の一部になっていること
    (3)絶えず修正され、アップデートされること
    (4)自分の理解の程度が過大評価されておらず、自分は何がわかっていないかがわかっていること。

    問題解決のパーツはできていても、複雑な問題を解けない子には、認知的な負荷を軽減できるような方法を自ら状況に合わせて見出せるようになるための支援をすると有効。

    テストの点数だけを見るのではなく、解決に至る

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    2025年03月15日
  • AIにはない「思考力」の身につけ方 ――ことばの学びはなぜ大切なのか?

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    タイトルから内容を想像して借りたら全然違う内容だった。なんと、認知心理学からの考察だった。薄い本だし、せっかくなので読んだ。

    以前AIがらみで私も経験したことがある内容に触れられていた。それは、AIが生成した文章に「AだからBだ」という文が含まれていたが、「AだからBだ」とはならない内容だったという話だ。どうしてこういうことが起きるのか。本書ではAIの仕組みにほんのちょっと触れた後、「AIは意味を理解していない」、「人間の直感のようなものがない」などという表現を使って話をすすめている。

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    2025年03月05日
  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    学習のつまづきの原因を「ことばのたつじん」「かんがえるたつじん」の結果を分析することで明らかにしてゆく。「生きた知識」を使うためには「実行機能」「作業記憶能力」「視点変更」「推論能力」「メタ認知能力」これらが複合的に関わる。子どもを順序づけるためのテストではなく、支援の手立てのヒントとすること。かつて算数が苦手だった子どもとして、確かにこれは引っかかるなぁ〜とか懐かしくも読んだ笑そもそも文章題って解く必要性が感じられないと適当に式に当てはめがちだったよな、と笑

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    2025年01月26日
  • 言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?

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    外国語の学習の意義を一変させてくれる素晴らしい本
    本書の主眼はバイ/マルチリンガルにあり、多言語を習得することで如何に脳が物理的に変化し高いパフォーマンスを発揮できるか、という盲点なテーマに驚嘆した
    今井先生による解説も必見

    普通に流したけど、「単行本」に解説が付いてるの凄くないか?
    まぁ洋書の翻訳だからあっても不思議じゃなけど、慣れてないからびっくりした

    あのね、この本ホントに良いの
    マジで十数ページ毎に目が覚めるような文章が刺さって読むモチベーションを上げてくれる
    内容も、心理学者故の人間に焦点を置いた研究がテーマだから、文章にも人間味がある感じで読みやすい

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    2025年01月02日
  • 英語独習法

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    英語学習よりも、記憶とその定着について考えるきっかけになった。言語化することについても考える。言語化できない、なのにわかると言う現象をスキーマのおかげだと言っているところがわかりやすかった。

    今井むつみさんは実験のイラストがいちいち可愛い。このイラストをちょっと楽しみにしている自分がいる。ワードチョイスも絶妙で、真剣な実験と相まってユニークだ。

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    2024年12月18日