今井むつみのレビュー一覧

  • 学力喪失 認知科学による回復への道筋

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    今井先生は著名な認知心理学の大家。でも著書は初めて。全部しっかり読んだと言えるかは自信が無いが、学習障害について講演をするのに参考図書として。
    感想としては、タイトルが間違っていないかということ。本書でわかるのは、小学校低学年のときには、特に算数を解くのに必要な論理が多くの子どもに身についていないという事実があり、著者たちの教え方が効率的に身につけることを可能にしているということ。学力喪失というと、あたかも今の生徒たちが昔の生徒たちに比べて、学力を著しく低下させているようなナラティブを含意しているように感じられるが、特にそんな記述は無かった気がする。また、学習障害に対する言及は少ないのは私にと

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    2026年01月15日
  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    ネタバレ

    非常に分かりやすくて読みごたえがあった。

    なんでこの本を読もうかと思ったかというと、
    タイトルの通り「なんで伝わらないの?」って出来事が
    身近で起こるようになってきて、その理由を知りたかったから。

    でもこの本を読むと、伝わらないというのは奥が深く、
    数字を見せれば伝わるわけでもなければ、
    手を替え品を替えやっても伝わらないときもある。
    それぞれが生きてきた道によって常識や思い込みがあり、
    また覚えていたことでも記憶がすり替わることなんかもあって、
    正常な伝わり方をしないことは多々あるということが分かる。
    これは何も、相手にだけ当てはまることではなく、
    誰しも当てはまる話である。(もちろん自

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    2026年01月15日
  • 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

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    内容は知っているものが多かったが、短く分かりやすく纏められていた。認知心理学が脳や頭の中に着目していて、行動経済学はその結果起きることに焦点を当てているから、行動経済的関連の本と内容が一部被っていたんだろうなと思う。

    この本の独自なメッセージは、AIは平均値を出すけど、人間は唯一無二のことを出せる、という箇所だと思う。そうだなー、Chatgptすごいなー、と感心してるだけではいけなかったんだ。でもなかなかシステム2を使って熟考することって日常でほぼ無い。ちょっとした場面でアブダクション理論を使ったり記号接地を意識してみよう。

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    2026年01月11日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    オノマトペって偉大だよね。
    日常にありふれすぎてて気づかないけど、英語の音便変化を面白いと感じるように、言語に性がある感覚を身につけたいと思うように、日本のオノマトペも知的好奇心の対象だよ。

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    2026年01月07日
  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    具体的な方法より抽象的な内容が多く、学ぶ所はあったが、読み返すには至らない。
    心理学的な面での分析が多め

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    2026年01月04日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    子供の言い間違いから言語を考える。音が似ているからという単純な理由だけでなく、限られた語彙しか知らない子供なりの推論の形が、言い間違いとして表出している。可愛い言葉の間違いであった時に、こうだからと一方的に伝えるのではなく、寄り添ってあげたいと感じた。また、何でその言葉になったのか考えるのは、言葉の理解につながるはず。

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    2026年01月02日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    なかなか興味深い本であった。なぜ人は言語を有するのか。オノマトペを起点に展開される話が面白い。オノマトペについて書かれた書籍を初めて読んだが、それだけで十分に学問になる世界であることを改めて気付かされた。とくに音との関係にはなるほど確かにと感じさせられる。読みながらふと思ったことは人が持つ二つの思考の体系。第一、第二システムの話。オノマトペは第一システムで受け取られてるから成立するのではと考えていた。関係あるかないかは??

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    2025年12月31日
  • 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

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    自分の思考バイアスが働き
    物事を自分の都合よく見ていることがあると
    知っていることが大切だと思った。

    違う見方はないのかを考えることも大切

    一般人と一流の違いは
    アブダクションの精度にある
    →直感的に考えたことを、後で振り返る
    そうすることによってアブダクションの精度が上がる
    避難訓練なども、いろいろなことを想定して行い、後で振り返ることが、のちに起こるかもしれない災害に対応できるのだと思った


    感情で動くことは悪いことではない。
    でもそれを後で熟考することが大切だと思った

    得手に帆を上げろ
    初めて聞いた言葉だったが、
    自分の得意なことをやる。
    得意が見つからない時は、
    今目の前にある

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    2025年12月30日
  • 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

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    人間はバイアスがあるからこそ、AIとは違い、意味のある逸脱ができる。
    AIにはない「好き」という感情があるから、突き詰めることができる。
    「得手に帆を揚げろ」。人生には困難が多い。それは嫌いなことをやっていても好きなことをやっていても変わらない。それなら、自分の得意なことや好きなことに目を向ける方が良い。

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    2025年12月27日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    私には少し難しい本だった。
    AIはリンゴという言葉(記号)を知っていても、リンゴの味や香りを知らない。私が長年感じていたAIに対するこのような違和感に「記号接地問題」という名前があることに驚いた。
    AIだけでなく人間も、頭だけで理解している時と感覚だけで理解しているときがある。
    頭で理解しているだけでは何か物足りず、感覚で理解しているだけでは、言葉で相手に伝えることはできない。この頃、頭と感覚の両方で理解したいと思うことが増えたので、この本には共感させられる部分が多かった。
    AIは頭では理解している(頭でも理解していないかもしれない)が、感覚では理解していない。
    だからAIでは人の心を動かすも

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    2025年12月26日
  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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     今井さんの本、3冊目読破。2冊ともとてもよかったので、期待していたのですが、本作は私にはあまり刺さりませんでした。
     しかし、なるほどと思ったこと、学んだことはいくつかありました。

    【学んだこと】
    ・相手に何かを伝えたい時、受け取る側の「スキーマ」(思考の枠組み)が違うから、同じように説明しても、受け取り方はそれぞれ違う。スキーマは、学びや経験、育ってきた環境、興味・関心で変わる。わかりやすい説明をするためには、上手な説明の仕方を身につけるよりも、聞き手のスキーマを考え、相手の立場に立って、相手のこと・心を知ろうとすることが大切である。

    ・人間は「記憶マシーン」にはなれず、言葉や感情、時

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    2025年12月25日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    私の勘違いでヒトとAIの違いや、記号接地問題に深く切り込んでいく話かと思いこんでいたがそうではなかった。
    アブダクション推論の能力が言語習得につながっているという考えは興味深かった。ヒトのみが対称性推論を行う動物(厳密には例外がいる)という研究も面白い切り口だった。

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    2025年12月19日
  • 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

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    【星:3.5】
    認知心理学とはどのような学問なのかを説明した本なのだと思う。

    認知心理学とは大体こんなものなのだろう、ということはなんとなくわかったが、全体的に内容が頭に残らない感じである(「記号接地」というワードぐらいしか頭に残らなかった)。

    私の読解力不足もあるのだろうが、読むに従って、なんか認知心理学と話題が逸れていっている気がする。

    タイトルの「人生の大問題と正しく向き合うための」という部分についてはほぼ感じなかった。

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    2025年12月18日
  • 言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?

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    言語と思考を切り離すことは難しく、母語では語彙が豊富であるが故に感情的になることも。外国語ならば自分の枠から離れた視点を持ち合理的な判断ができる可能性もある。AIが発達しても学習は続けるべきだなと改めて。
    詩の翻訳の難しさの解説が素敵でした。

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    2025年12月13日
  • 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

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    認知心理学という聞き慣れない分野だが、内容は自分の思考ルーティンとシンクロしやすく、興味深い。思考バイアスやスキーマ(経験を自分で一般化・抽象化してつくった暗黙の知識)があるからこそ様々な判断を繰り返しながら生きていけることを理解した。

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    2025年12月11日
  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    ネタバレ

    なんというか、いろいろとショックでした。

    先ずもって、『話せばわかる』は幻想、と、私の思い込みを一刀両断(泣)。

    氏によると、(完全なる不可知論とまではいいませんが)人間は違った「スキーマ」(思考システムのようなもの)を持っており、そもそもが話をしても伝わっているのかどうは分からない、と。違う色メガネをそれぞれかけて同じものについて語るようなイメージでしょうか。

    例えば、外国語というのはまさに全く異なったスキーマであり、当然日本人は外国人と素では会話はできない。あるいは世代間ギャップなんて言いますが、同じ日本人でも話がかみ合わない。あるいは男子と女子でも話がかみ合わないことがある。これら

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    2025年12月08日
  • 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

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    人間の認知や思考の限界について、わかりやすく書かれた本。
    アブダクション推論(ある事象から最もらしい仮説を推測する)ってAIにはできない人間ならではの思考法だから、どんどん使っていこうと思った。

    スキーマだったり、システム1,2だったり、人間には色んな特性があるから、
    それはすんなり意思疎通できないよなと思った。

    コミュニケーションは根気が必要なのかな

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    2025年12月07日
  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    ネタバレ

    とても学ぶことも多かった
    そうしているつもりがなくてもなってしまっていることがあるんだろうなあって反省することもあったり…
    ただ、色々得るものはあったし実践できることもあったのだけど、結局こう、気がついた側だけが改善の余地があって、問題となっている人も自分を変えないと成り立たないこともあるのでは?と思ってしまった
    双方か相手の立場に立てないと進まないこともあるのかなあ、と。
    現に職場ではこちらが譲歩したらしただけ相手は我儘になってる…
    相手の成長とか、気遣いとか、一方的じゃとうしようもないこともあるんよなあってただ思う。

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    2025年12月03日
  • 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

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    認知心理学を初心者に対してもわかりやすく、丁寧に教えてくれる内容です。講義形式なのですごく読みやすい文章でした。
    ただもう少し深掘りしてくれても良かったなぁという感想。物足りなさが感じられます。認知心理学について学ぶきっかけづくりとしては最適ですが…色々面白い点はあったので、認知心理学の他の本を読んでみようと思います。

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    2025年12月01日
  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    認知科学の観点から、自分と他者との物事の捉え方や考え方の違い、意思疎通の難しさについて書かれていた。
    基本的に人は理解し合えない。
    そのことを前提に関わらないといけない。
    内容としては面白さもありいろいろ考えさせられた。

    いろんな側面から『何回説明しても伝わらない』はなぜ起こるのか?について書かれていたのだと思う。
    が、タイトルから想像していた内容とは違ったため星3。

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    2025年11月17日