感情タグBEST3
Posted by ブクログ
まさに今、こういう事を知りたかった。
目から鱗が落ちるってこんな感じか。
「どれだけ言い方を変えても伝わらない」と頭を抱えていた昔の自分に読ませたかったな。
認知科学と心理学の視点で語られるコミュニケーションの本質には驚かされる。
と、同時に「やっぱりな」とも思う。
メカニズムを知ると冷静に物事を見られるから良い。
特に、スキーマの話が分かりやすかった。
まずは『人は自分の都合が良いように誤解する生き物』という前提でコミュニケーションを図る必要がある。
それにしても、相手の意図を読むなんて日頃からしているつもりだったけど…案外出来ていないのかもしれない。
Posted by ブクログ
今の仕事(社内企画総括)で使えそうな考え方ばかりでした。
・お願いするときは理由セット→なんとなくやってるが、実験結果で具体的にわかった。
・言葉は情報圧縮ツール
最後の、優れた直観を得るには、天から降ってくるものでなく、日頃の努力の積み重ねによって一部の人がやっと手に入れられるものという趣旨の言葉は、やはりそのとおりだと思う。
Posted by ブクログ
とても分かりやすく、読み進めやすく、するすると最後まで読むことができた。
中高生であっても読めるのではないか、私もその頃に読みたかった気がする。
色々なバイアスに自覚的になること、諦めずに悩み続けることを大事にしたい。
Posted by ブクログ
「話し方」のスキルよりも「心の読み方」のスキルを身につけたい。
話し方や表現の仕方などのスキルを磨くよりも、前提を理解した上で、「相手のスキーマを理解するスキル」を身につける能力を磨くことに徹する。
⇛具体的には相手のフレームを知るようにする。
同じものをどのように見ていて、どう考えているのか?を常に意識してコミュニケーションを取る。
Posted by ブクログ
認知科学の専門家による、ミスコミュニケーションの解説。まず、人はどのように物事を理解しているか、からスタート。似たようなものをセットにすることで覚えやすくなることがあるが、同時に理解したからこそ間違えることがある。バイアスもそう。自分の聞きたいように聞く(つまり、相手は、相手の聞きたいように聞き、理解しているということ)。相手の目的を理解しようとすること。専門家でもないのに、専門家のようになはしてはいけません。流暢性バイアス、自信たっぷりに流暢に話していると信じやすくなること。神聖な価値観。それぞれの優先順位に基づいて理解、解釈されるということ。一つ一つとても参考になった。
Posted by ブクログ
認知科学を元にしたコミュニケーション齟齬の原因と対策の話。前半は科学的知見の話で、後半はビジネス現場への応用っぽい話。
あっさりしていて、すらすら読める。入門書として良いと思う。(この手の本を何冊か読んだ身としては、やや物足りないが。)
ビジネスコミュニケーションにおいては、相手の立場に立って考えることが大事な場面は多い。でも、それができている人は少ない。関係者が認知の幅を広げて、相手のスキーマを意識していけば、もっと効率よく、品質高く仕事が出来るのになあ、などと思いながら読んだ。
Posted by ブクログ
300頁ある本書の227頁目に、こう書いてある。
「ここまで本書を読んできた皆さんも、文書の一言一句を覚えているわけではないでしょう。一言一句読んでいっても、その具体的な言葉は読んだそばから忘れていき、だいたいの内容だけをつかんで、読み進めているはずです。」
今まで読書が上手くできずに悩んでいた私の目から鱗が落ちた。忘れてしまう事に罪悪感を覚えていたのだ。
記憶にまつわる脳の仕組みを丁寧に解説したうえで、だから、コミュニケーションにはどう気をつけるか、どう訓練するか、といったことが書かれている(と記憶している)。目次だけ見て手っ取り早く第3章から読みたくなる気持ちをおさえて、はじめから読んでみて良かったと思う。