【感想・ネタバレ】「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策のレビュー

あらすじ

『言語の本質』(中公新書)で
「新書大賞2024」大賞を受賞した
今井むつみ氏の書き下ろし最新刊!

間違っているのは、
「言い方」ではなく「心の読み方」

ビジネスで 学校で 家庭で ……
「うまく伝わらない」という悩みの多くは、
「言い方を工夫しましょう」「言い換えてみましょう」
「わかってもらえるまで何度も繰り返し説明しましょう」では解決しません。

人は、自分の都合がいいように、いかようにも誤解する生き物です。
では、都合よく誤解されないためにどうするか?
自分の考えを“正しく伝える”方法は?

「伝えること」「わかり合うこと」を真面目に考え、
実践したい人のための1冊です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今井むつみ先生の「『何回説明しても伝わらない』はなぜ起こるのか」を読みました。最近、読書メモをさぼっていたので久しぶりです。

大前提は、話し手と聴き手の知識の枠組み、思考の枠組みが異なること。スキーマという言い方をしているけど、特に母国語が違う人と話をするときはこのスキーマが異なることで、同じ認識ができないということが起こりうるという話。あとは、記憶は理解して蓄積されるということ。逆に、理解の仕方によって記憶がゆがめられることもある。そして、人間はまんべんなくものを見たり認識したりすることができないばかりでなく、目に入ったり認識したりしたごく一部の情報が「すべて」だと思い込んでしまう傾向があるらしい。さらにいうと、人間は、「これが好き」という感情が最初にあって、それをもとに意思決定し、あとからその選択でどうかを理性で検証するという癖があるらしい。こういう前提条件があると、昔から言われていることが理にかなっていることも判る。例えば、「技は盗め」という話。教えてもらうと自分で考えないでしまう。教えてくれずに、自分で技を習得したいと思えば、いろいろ試行錯誤して考える、つまり理解が伴っていくので、自然と技が身についてくるという話らしい。「結論を最初に」というのも、話し手の意図が最初に判っていた方が、理解がしやすいということに基づいているらしい。いずれにせよ、相手のスキーマがどうなっているのか、理解することが記憶、認知に強く影響するということがこの本のポイントなのかなと思いました。

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2026年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

書いてある内容自体はすごく目新しいものではないけれど、ビジネスの現場における「認知科学」の視点を分かりやすく教えてくれていて、改めて自分の行動を振り返るきっかけになった。

自分も仕事をしていて、コミュニケーションが上手くいかないことがあり、「自分の伝え方が悪いのではないか」と頭を悩ませることが多かったが、"「話せばわかる」は無理"、
"自分が意図した通りに伝わっているかどうかは、自分とは関係ないところで決まる"と事実を示してくれて心が軽くなった。
自分も「伝え方」を工夫しようとしてしまっていたが、「相手を理解すること」にこれからはフォーカスしようと思う。

また、相手の性格の問題だと思っていることが認知の問題の可能性もあるというのは目から鱗だった。「どうやっても伝わらないから仕方がない」「こういう性格の人だから仕方がない」と思うのではなく、相手の目線に立って、もう少し寄り添ったコミュニケーションができるようになりたい。

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2026年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

特に相対主義の罠について興味深かった。例えば現代では、イランとアメリカが戦争をしている。相対主義の立場に立てば、「イランにはイランの正義がある」「アメリカにはアメリカの正義がある」「どちらにも理由があるのだから外部は判断できない」という結論になる。しかし実際には、この態度は判断を保留しているのではなく、判断することそのものを放棄していることになる。侵略にも虐殺にも独裁にも、当事者の側から見れば必ず理由があるが、理由があるから仕方ないということにはならない。事情があるで終わらず、その結果、誰が死に、誰が利益を得て、地域の安定にどう影響し、国際法や人権の観点からどう評価できるのかを検討しなければならない。それぞれに正しさがあるからと戦争の理由を結論づけて、戦争がもたらす結果を考えないような思考停止する人にはなりたくないと考えさせられた。

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2026年06月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『言語の本質』の著者による、認知科学から見たコミュニケーション論。
伝わらないのは「言い方」ではなく「心の読み方」の問題、という主張が軸。
人はそれぞれ違うスキーマを持っていて、同じ言葉でも違うものを思い浮かべている。だから丁寧に説明を繰り返しても伝わらない、という説明が分かりやすい。
理解したからこそ間違えるというのがなるほどと思う。

しかしマイクロチップの話はドン引きした。
最初に書類をもらったり登録したりしている筈だし
マイクロチップを入れる行為は動物に少なからず負担を与える行為なのに
気軽に考え過ぎなのでは。

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2026年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人が違うスキーマを持つなかで、自分の考えで伝えるのではなく、相手の立場に立つ必要がある。相手のスキーマ(枠組み)を作り直すために、具体化などを使って取り組む必要5ある

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2026年02月23日

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