今井むつみのレビュー一覧

  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    タイトルと表紙のイラストが面白くて読みました。

    クスッと笑える子どもの間違いが沢山書かれていてほっこりする本でした。

    ゴリラを植えたの間違いは、どういう意図だったのかを推理するとさらに楽しむことができます。

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    2025年09月21日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    乳幼児期の子供の言い間違いをイラストと共に解説している。
    期待していたより解説の量が少なく、あくまで言い間違いの事例集であることに留意したい。
    しかし、人間がどう言語を習得していくのか、その過程が垣間見ることができた。
    特にあとがきで触れられている「言語の経済性」についてはなるほどと思わずにはいられなかった。
    なぜ同じ言葉に複数の意味があるのか。それぞれの事象を表すのに新しい単語を作っていては単語を覚える量が無限に増えてしまう。そこで多義語にすることで脳への負担を減らし、経済性を高めているのである。
    子供の言い間違いは時に大人の発想を超えるものがある。言い間違いを正すのではなく、ときに子供の柔軟な発想を伸ばす方向へ正しても良いのではないかと思える本でした。

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    2025年09月18日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    帯に「爆笑のかんちがいに、
    ことばの本質が詰まっている!」
    とあるように「ことばの本」でもあり
    子どもの発想のユニークさを知る
    幼児教育資料の一面もあり。
    なんて難しいこと抜きにしても
    単純にかわいくっておもしろいわ!

    「5年生だったら小5ぜんそくなのかな」
    「コンビいきたい」みたいなのは
    耳から入った音を字に変換するときに
    違う言葉になったり助詞を勘違いしたり
    言語学っぽいな。

    私がびっくりして気に入ったのは
    「どうぶつは生まれるけど、
    しょくぶつは生える!」という発言。
    すごすぎるヽ(´▽`)/

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    2025年09月17日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    本著は言葉を多く知り、空間から体験から抽象的で感覚的な想像力と創造力を養う力を養うことの重要性を主張する良書である。
    私たちが子どもの時にそうであったように、「読み聞かせ」を体験・経験してきた。それは本著では有効であるとし、幼児期において多くの読み聞かせが重要であるだろう。そこがスタートであり、多くの事を幼児期から成人するまで私たちは言葉と想像力を養うだろう。
    だが、本著でも指摘しているが、言葉は言葉だけを覚えるだけでは足りないと問う。その意味を知り、文脈を知り、自分視点の活動や生活の場で活かされたときに始めてその意味を理解し、世界を見る視点が明確となる。そして、同時に、自分で考え抜く、決断する力も重要である。本著では、考える力が養う重要性を主張している。
    私たちは、自分で考え、考え抜き、自分の意思で決断するのに個人差がある。戦後から昭和平成令和に至るまで、知識だけを教えて、自分で考える力を養えていないのが実状である。住んでいる場所、親の教育方針、生活環境、経済状況、家族構成、地理的な側面等、様々な要因と機会が重なりあって、私たちはその中でその時の自分が決断したベスとを尽くしていることだろう。
    学力においても、自分という人生においても、自分で考え抜く力、質の良い情報を集める力、行動する力が必要であり、本著においても、質の良い言葉を覚え、語彙力を身につけ、意味を知り、見えている世界の解像度を高くして、物事や自分の周りで起きていることを理解し、それは思考力を鍛えることの重要性を繰り返す。
    本著は言葉の力と、考える力について問い、教え、示す、良書である。

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    2025年08月12日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    ゆる言語学ラジオの水野さんの著書。ゆる言語学ラジオは一時期聞いていたので、知っている内容も多々あった。イラストも豊富で30分ほどで読める本。この本を読んでから実際に子供の言い間違いや勘違いに遭遇したら、ただの子供のミスだと馬鹿にすることなく、「これ、あのとき見たやつだ!」と進研ゼミ的な気分になれそう。
    「おすしのさんぽ」と「おじいちゃんのあたまやぶれてる」が好き。

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    2025年08月01日
  • 英語独習法

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    ネタバレ

    語彙を一番先に充実させろという本。
    英単語のオンラインツールを使わない人は5章と6章を飛ばしていい。
    オンラインツールの説明が多すぎて、そこは使う気がない自分にとっては邪魔だった。

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    2025年07月31日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    面白い対談だった。この本の中で話題にのぼった本は読みたいと思ったので読みながら別にメモをしておいた。今後の楽しみにする。私自身スポーツをやってきて、ここで語られるほどの領域に到達できなかったけれども、確かにことばと、身体と、学びというのは関連し合っていると、これは実感として腑に落ちる。

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    2025年07月13日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    学びというものは深い、ということを再認識させられた。言われた通りやればそれなりにできるが、平均値を超えることは難しい。頭を使ってトライアンドエラーを繰り返していくこと、これに尽きる。頭を使うにもことばが必要であり、現状のままでなく変化し続けなければならない。一流の人々はそれができるのだからすごい。

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    2025年07月12日
  • AIにはない「思考力」の身につけ方 ――ことばの学びはなぜ大切なのか?

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    発見したことをすぐに別のシーンで応用する。
    例えば「食べ物にかけておいしくするモノ→しょうゆ」からコンデンスミルクのことを「苺のしょうゆ」と言う。

    子供は時に大人でも気付かない「モノとモノの間の『抽象的な関係性』に気付くことができる。例えば言い間違い「歯で唇を踏んだ」噛むも踏むも「上からものに力を加える」ところが共通している。分析力!

    子供は2歳にして語彙がどのような関係からできているか分析し、新しいことばがどこに収まるのかを考えている。新しいことばを覚える時、その見分けかたも一緒に探り出している。例えば「羊」を覚えると「ワンワン」の範囲が狭まる。

    前後左右で伝える「自己中心枠」と「モノ中心枠」同じパーキングの「前向き駐車で」という指示でも人によって「前向きの枠」が違うのである人は「通路が前」ある人は「自分の進行方向が前」と考えて逆の現象になっている。

    「ことばの力」は「考える力=思考力」に関わっている。
    「考える力」は言葉の学習を通して成長していきます。言葉の力と考える力は皆さんの右足と左足のような関係です。歩く時右足が前に出れば自然と左足も前に出ます。言葉の力が伸びれば、考える力も同時に伸びていきます。そして、考える力が伸びれば、言葉の力もおのずと伸びていくのです。
    思考力とは問題を解決しようとする力。推論力。暗記しただけの知識は「死んだ知識」。必要な時にすぐ取り出せて、他の知識と組み合わせて新たな知識を生むことができる知識を「生きた知識」とする。

    推論の中には、①相互排他の推論、②アナロジー「類推」の推論、③帰納推論があり、それぞれを組み合わせながら目の前にある言葉を推測していく。
    相互排他の推論も、アナロジーの推論も「アブダクション推論」に含まれる。「仮説形成推論」の事。目に見えないメカニズム(構造)を発見すること。

    情報処理能力
    自己をコントロールする能力(実行機能)
    も合わせて重要。

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    2025年06月30日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    言葉と身体、学びの関係性について解説した本。

    理解できているとは「自分で言語化できている」こと。

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    2025年05月15日
  • 英語独習法

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    その英単語がどのような文脈で使われるのが正しいのか、ネイティブにとっては自明の、そして学習者にとっては大変習得が難しい問題を地道に身に着けていくことが英語上級者への道である、ということが解説されている本でした。
    後半のネット上のコーパスや辞書を利用する実践的方法をちゃんとやりながら読めばとても役にたつと思います。
    練習問題の答えは最後に書かれています。
    私はざっと最後まで読むことを優先したので(言い訳)、ネット上のサイトは活用してませんが。。
    必要となったとき、というよりそういったサイトで遊ぶように色々やってみることが、少しづつ英語を身につけていく細い道なのでしょう。

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    2025年04月21日
  • 英語独習法

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    認知科学の示唆から導かれた英語の勉強方法。単に数多く英語に触れるにではなく、単語のニュアンスの違いを認識することで記憶に留めるという方法。万人がやるとは思えないだけに上達を実感できない人には活路を見出せるかも。2025.3.15

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    2025年03月15日
  • AIにはない「思考力」の身につけ方 ――ことばの学びはなぜ大切なのか?

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    自分のなかで大事に思っていた考える力、何となく抽象的で言語化しづらかった部分について、すごくわかりやすく表現されている本だった!
    4章のうち3章は、人間が言語を習得する流れについて整理しているようだったので本題は4章目なのだなと思ったのだけれど、
    今の時代、たまに現れる、AIを使いこなしていることにアドバンテージを見出す人に読ませたい。

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    2025年04月25日
  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    子供に向けた勉強法があるのかと思ったが、テスト結果や要因の内容だった。日本語をしっかり読み解ける語学力が大事ということなんだと思う。

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    2025年02月23日
  • AIにはない「思考力」の身につけ方 ――ことばの学びはなぜ大切なのか?

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    今井むつみ先生のご著書では、「学力喪失」が大好きだったので、この本も読んでみました。
    正直、「学力喪失」を先に読んでいたわたしとしては、少し物足りなく感じました。
    そもそもこちらは10代の読者に向けて書かれたそうなので、AIとのお付き合いを避けては通れないこれからの時代に向けて、10代の読者にはすてきなエールになりそうだなと感じました。

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    2025年02月16日
  • ことばの発達の謎を解く

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    ネタバレ

    ことばの習得とは、まさに0→1のクリエイティブで、観察し分析し発して修正していく、そんな高度で科学的なプロセスを経て完成していくものだと知った。

    言葉を知ることで、概念や知識が自分に身についていく、そんな一見当たり前なことを論理的に理解し、より多くの言葉に触れたいと思わされた。

    誰かに勧めるのははばかれる、少しばかり限定的で回りくどい内容だけど、自分が子どもを持つ時には要点を読み返したいと思う本。


    以下、本文より
    - 言語の発達は、カテゴリーの中の事例どうしを、違うところには目をつぶり、そのカテゴリーにとって大事な同じ部分にのみ注目して「同じ」とみなす
    - 「似ている」には、いろいろな種類の関係がある:形、大きさ、色、つながり
    - 「愛」や「喜び」など目に見えない概念のことばを学び、ことばを学ぶことによって抽象概念をシステムの中で理解し、自分の一部にしていく

    →つまり、「愛」という言葉を知らなければ、「愛」という概念や感情は生まれない(生まれていても当人が察知できない)

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    2025年02月08日
  • 英語独習法

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    赤ちゃんの時にたくさんの英語に触れさせれば英語が流暢になるのか?

    私の周りの子持ちの友達は、幼児期から英語のアニメを見せている人も多い。
    rとlの聞き分けは生後10ヶ月くらいまでは聴き分けでき、その後不必要とされ衰えていく。
    この聴き分け能力を残すために
    1歳未満のうちに、ネイティブ話者と対面で遊ぶ必要があるとのことだ。
    ビデオやオンラインなどの遠隔では効果が見込めないというのは驚きだった。

    人間は必要なスキルを残し、不要なスキルは忘れていく。
    英語学習においても、子供のうちから
    英語を覚える必要性を肌で感じなければならないのだと知った。
    そして、その後もその必要性を強く感じていなければ、英語を使いこなすレベルまで到達するのは難しいのだなぁと感じた。

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    2025年01月15日
  • ことばの発達の謎を解く

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    大変勉強になったのですが、頭の良すぎる方で優しい語り口調なのに中々頭に入ってこなくて苦労しました。自分の頭の悪さに涙が出ます。

    子供がどうやって言語を獲得していくかが実験をもとに語られています。好きな方の書籍だったのでめちゃくちゃ楽しみに読ませていただきました。
    また語学の勉強もしたいと思っていたのでこの本に書かれていた事をもとに学び方や基礎をしっかりつけていきたいと思いました。

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    2024年12月26日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    対談なのでそれほど深掘りした内容ではなく、さらにそれぞれみてる部分が微妙に違いながら会話が続いていくところ自体が言葉の持つ力であり、完全に分かり合えなくてもわかった気になる効果を鮮やかに描き出しているようにも見える。

    「これはこういうことですよね」とまとめようとする時点でそこにはズレが生まれてしまうように見えるのは厳格すぎる見方なのかもしれないけど。この人のこれとあのひとのこれが完全に一致することはなかなかない。

    為末大の身体感覚の経験をベースにした話と今井むつみの言語研究ベースの話は違うレイヤーにいるように感じてしまうところがある。

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    2024年10月28日
  • 英語独習法

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    英語のドラマなど見る時、まず字幕なしでどの程度理解できるかを知り、日本語字幕で見て、聞き取れない所を英語字幕で見るのがオススメ。
    日本語で意味が分かってからの方が、単語を聞き取ることに脳のリソースを使えるから。

    自分の持っている語彙力の範囲で基本的な単語を駆使して英文を作る練習が必要。知っている単語でなんとか言いたいことを表現する工夫。言いたいこと全体を英語の発想で英語に置き換える習慣。

    まずは語彙を増やす。語彙がなければアウトプットの練習をしても意味がない。
    英語のアウトプットはスピーキングとライティング。ライティングに重きを置いて練習するのが良い。
    英語スキーマはライティングで作れる。
    スピーキング、ライディングの時は注意を向けながら数をこなし、自分の感覚で掴むこと。
    ライティングが自由にできるようになれば、短期間の集中的な練習で上達する。

    長期的には感覚学習の方が記憶の保存良く、深い知識が得られる。英語学習に完成はない。完璧を求めず楽しみながら続けること。

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    2024年10月25日