今井むつみのレビュー一覧

  • ことばの発達の謎を解く

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    赤ちゃんが、音の区切り・母音子音、名詞、動詞、形容詞、と母語を学び使いこなせるようになる過程が詳細に書かれています。

    チンパンジーに単語とその意味を1対1で結ばせることはできるけれど、ことばを使うようにすることはできない。

    ことばを学ぶとはどういうことか、
    単に単語の意味を知って、文法を知れば足りるわけではなく、システム全体(「英語独習法」では、「スキーマ」と表現されているものですね)の存在を推測し、自分の考える全体像に沿って実践し、それがそぐわない場面に出会うたびに都度修正しながら全体像を完成させて行く、それがことばを学ぶということ、そして、ことば以外の学びにも通じる人間にしかできない活

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    2021年12月31日
  • ことばの発達の謎を解く

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    娘の語彙から、ひとがどうやって言葉や概念を獲得していくのか……みたいなことが気になって、前にも読んだことのある今井むつみさんの本を手に取ってみました。
    これがめちゃくちゃ面白かった!赤ちゃんが言語を獲得していく過程や、母語と外国語が同じように習得できない理由、語彙と心的辞書のシステムの話から、概念の獲得、思考の道具に至るまで、ぜんぶ興味深いし、心のへぇボタン押しすぎて壊れたぐらい。
    ヘレン・ケラーの「Water」のエピソード、あれによって彼女が何を得たか、という話もめちゃ面白かった。ことばは単なるラベリングではない、とあって、なんかすごく嬉しかったしうかうかしてられないとも思う。
    心的辞書(レ

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    2021年05月16日
  • ことばの発達の謎を解く

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    人は生まれたときから辞書を引きながら言葉を獲得するわけではなく,
    生活の中で言葉を獲得していくのですが,
    そのプロセスがよくわかる本です。
    私には,ちょうど幼稚園に入るころも子供がいるので,
    「なるほど,そう覚えたのか」
    という体験も相まって,
    楽しく読めました。

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    2021年03月22日
  • ことばと思考

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    他言語に習熟しようと数ヶ月続けている英会話に、やや停滞期を感じる原因を探っていたとき、この本に出会う。
    「言語を学ぶことの大半は、その言語の話者グループの考え方とか文化を学ぶこと」と考えていて、まさにそれが難しい日々が続いていたが、まさにそんな考え方を述べた本だった。

    私が期待していたのはどちらかというと社会・文化的要素と言語のつながりだったが、「心理・認知」という視点から言葉を分解するもので、当初の期待を超えて、とても面白かった。
    実験の内容の説明もわかりやすくかった。

    言語による世界の切り分け方は非常に多用で、魅力的だと思った。また、多様性の中にも、何らかの秩序とか、ヒトが母語に染まる

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    2021年01月10日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    ことばの発達について学習を進めると、
    岡本夏木と今井むつみの両名の著書に、
    必ずたどり着く。

    イラストもたくさん使われ、
    考える力とことばの力の関係、
    算数の文章題を理解できない子どもが出るのはなぜなのか、
    今井さんの著書の中で、最もわかりやすく説明されている。
    家庭の保護者向けに書かれていることが、大きな理由である。

    ことば力を育てる7つの方法を実践するだけでも、子どもの学力はかなり伸びる。

    長期休みで、じっくりと腰を据えて読みたい本の一つである。

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    2021年01月01日
  • ことばと思考

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    言語はどのように思考に寄与するのか、「言語が異なれば、認識する世界は異なる」とするウォーフ仮説に対して、現代の知識を用いて再検証と疑問提起を行った本。
    為末大のTwitterで紹介されていて手に取ったが、これまたいい本だった。

    言語による世界の切り分け方、認識の違い、言語間を超えた普遍性、それらを踏まえた上でヒトは言語を介してどのように発達するかを書いていくのだけど、一連を通して言語がヒトの認識にもたらすものを示唆する内容になっている。

    ヒトが生物の中で支配者になりえたのは、言語による記録を開発することで一世代間での擬似的な進化を獲得したことによるという認識は持っていたけども、この本を読ん

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    2020年11月21日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    とても読みやすくて分かりやすかったです。

    英語力の前に必要な「ことば力」のつけ方と「思考力」の養い方が分かります。

    子供に英語力をつけたいと思っている親にも参考になる1冊だと思います!

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    2020年06月29日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    ことば力と思考力を育てるためにはどうしたらよいのかということに興味を持ちながら読んだ。結論としては、特別なことをするのではなく、日常のささやかなことを丁寧に積み重ねていくことが大切なのだと再認識した。

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    2020年06月25日
  • ことばと思考

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    とても面白い!言語に関わる人は読んだ方がいい。全体的には,言葉が認知世界を切り分けるという話.母語に依存する言葉によるモノや情報のカテゴライズ方法によって,区別を知覚はできていても認識できないとか,記憶にずれが生じるとか興味深かった.

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    2020年04月22日
  • 科学が教える、子育て成功への道

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    子育てをするようになり、何が子どもにとって好いことで何が悪影響を与えるのかというのも気になるようになったが、自分の幼少時代とは全く異なるこの先の世界において、この子が迷ったり辛い思いをしたりすることが少しでも無くなるようにするには、どのように子供と向き合っていけばいいのだろうか、と考えるようになった。

    そんな中で出会った本書。著者は「深く考え、自ら創造し、行動する人になるために必要なスキル」として、Content(読み書き計算)、Collaboration(仲間とアイデアを出し合う)、Communication(発見をまとめる)、Critical Thinking(冷静な見極め)、Creat

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    2020年04月01日
  • ことばと思考

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    異なる言語の話者は世界を異なる仕方で見ているのだろうか?この問いかけに答えようとしたものだ。世界は目で見えているものそのもだろうか?それとも、言葉で切り分けたものだろうか?結論的には、どちらかに決めつけられないものだ。言語によって物のカテゴライズの範囲は変わってくる。しかし、言語に普遍的に共通でカテゴライズされるものもある。赤ん坊を被験者とした実験は面白い。言葉のしゃべれない赤ん坊ではあるが、その興味がどちらにあるのかをよく考えられた実験で比較する。

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    2019年12月17日
  • 言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで

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    読み応えがありました。子供が言葉を覚えていく仕組みを研究する。2歳、3歳、5歳などの幼児を使っての実験で単語を切り取る方法、名詞、動詞、形容詞、助数詞などを覚える方法を調べる。言語による差異もあるので、日本語児、中国語児、英語児、韓国語児、等々での実験も行っている。基本文法を人間は生得的に持っているという学説もあるが、この研究で分かるのは、人間は、発話された言葉の切れ目を把握して単語を切り出し、まずは名詞と想定して知っているカテゴリーに当てはめ、使っていく内に修正して、語と語の関係や上位のカテゴリーや下位のカテゴリーなどを埋めていき、大きな語彙のネットワークを作っていくようだ。名詞と違って動作

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    2019年11月21日
  • ことばの発達の謎を解く

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    最近、連続5つ星が続いているが、この本も本当に面白い。

    子どもがどのように「ことば」を覚えていくのか、論理的・科学的に説明されていた。
    生まれたばかりの赤ちゃんはまず名詞から覚える。
    名刺と言ってもコップや机などの形のあるものが一番覚えやすいそうだ。
    水や空気などの不可算名詞や目に見えないもの、固有名詞などはその後になる。
    そして、ある程度名詞を覚えだすと、動詞や形容詞に進んでいく。

    このように簡単に言うけれど、一つ一つのことばを覚えるのはめちゃくちゃ難しい。
    例えば「赤」といっても、薄いピンクよりの赤〜濃い茶色よりの赤まで様々でグラデーションんがあるし、「コップ」といってもガラス製や陶器

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    2021年10月02日
  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    言語学で有名な今井先生の著書。
    自分自身や他者を変える、ということではなく、人ってそういうものだよ、と教えてもらった感じ。
    読み終えたとき、人に優しくなれる気がしました。(一時的に)

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    2026年02月19日
  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    ビジネスの基本は「コミュニケーション」である、よくある「話せば分かってもらえる」「言えば伝わる」は人それぞれの認知や記憶の仕組みを理解することで達成できる、と言う。それには、まず相手を知るなどの良い人間関係を構築する事であり、相手のスキーマ(経験の差・察する力の有無・世代間ギャップ)を考慮し、相手がどうしたいのか、何を大切にしているかを知ることで「話せば伝わる」良いコミュニケーションが可能となる、と言う事だ。良いコミュニケーションには自分も知ってもらうための時間を持つことだ。ビジネスでは、上司も含めて相手がどうしたいのか、何を考えているのかを「事前の段取り」を構築し、報告などは的確な結論を先出

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    2026年02月13日
  • 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

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    何回説明しても伝わらない…もううんざりする。
    誰にでも起こることだし、私と話す他の人にも起こっていると気付かされる。
    スキーマという、世界に対する理解の仕方が人によって違うこと。
    言葉は、私たちの考えそのものを伝えるのではなく、相手のスキーマに沿って解釈され、理解されること。
    だから、話し相手の「わかった」はこちらが思う「わかった」ではない。

    ということは、分かりあうということは無いのか?
    と諦めるわけにもいかない。
    必要な範囲で共通の情報を備えないと、共同作業ができない。
    そのためにはどうすれば良いかというと…結論をもう一度読み返したいと思う。
    何度もスキーマについては読み返して、折に触れ

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    2026年02月11日
  • ことばと思考

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    人は話す言語によって思考が変わるのか?について科学的に検証した本。
    私はウォーフ仮説がなんか好きなんだけど、ウォーフ仮説は正しいのか?についても書かれていて面白かった。
    要はウォーフ仮説は言い過ぎなんだけど、思考は言語によって確実に影響されてるってことで、なんかニヤッとした。それとバイリンガルの人は言語によって思考が切り替わってるわけじゃないってこともわかって好奇心も満たされた。ことばって物事を全てちゃんと正確に言い表してるとは言い難いと感じて、なんか「シッダールタ」も思い出されて、いい読書時間だった。

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    2026年02月09日
  • 学力喪失 認知科学による回復への道筋

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    子どもの学力(学ぶ力)を引き出す教育とはどのようなものか。語彙の少なさや間違ったスキーマではすぐに壁に当たってしまう。抽象的な概念を記号接地し、生きた知識を得ることが大切。わかった!という経験をすることでこの先自分の学びを進める力がつく。

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    2026年02月09日
  • 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

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    AIが人間の能力を淘汰しかねない世の中で、AIの限界を説き、人間にしかできないアブダクション推論でクリエイティブに意味をデザインする重要さ。
    この本を読んでアブダクションして気づいた。

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    2026年02月08日
  • 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

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    「人間とAIの違いは?」「人間はAIよりも劣るのか?」という疑問に対して、人間特有の認知方法(アブダクション)について解説するとともに、その認知手段をうまく活用することで、既存の枠組みからの「逸脱」が発生し、AIでは実現できない発見や創造がなされるとのこと。
    そして、いつか「逸脱」を実現するために、自分の得意分野や興味あることに力を注いでほしいとの力強いメッセージで締めくくられる。

    ヒトが「思考バイアス」に捉われてしまい、客観よりも主観(文脈やその時の感情)で動いてしまうことは納得。また、アブダクションの仕組みについて、幼児が言語を習得する過程の解説や、名著『100万回死んだねこ』の紹介はと

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    2026年02月08日