凪良ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ほぼ一気読みしてしまった。
なんだか涙がいっぱい出た。苦しくて、切なくて、でも最後には救いのある話になった。
小さな女の子を持つ母親としては最初がかなりキツかった。何があっても子どもを手放しちゃいけないと。高齢出産なんかしてしまって、娘の未来は大丈夫かと不安にもなった。冒頭の更紗が幸せだったように、ずっと幸せにしてあげたいとも思った。
でも文に出会えて再会できて、本当に良かった。
苦しみを背負ってはいるけれど、1人じゃない、理解者がいることはどれだけ救われるか。正欲を読んだ時に通じるものもあった。
世の中の更紗や文のような人が救われますように。 -
Posted by ブクログ
みんな秘密を持ってる 誰かに理解してもらいたい人もいれば理解される必要なんてないと思う人もいる
でも秘密は自分の心を柔らかくしたり、逆に無感心も生むと思う その人にはその人の心があって生きてきた時間があるから、他人のことを完全に理解して受け入れることなんてできない 逆も然り それでも誰かと寄り添って体温を分け合いたい時もあるから、私も他人ももがいて生きてる 当たり前のことだけど忘れたくない
最後、鹿野くんが消えなくてよかった
それが正しいよとか、こんなのおかしいよとか、お互いのためにならないよとか、そんな綺麗ごと並べて鹿野くんに消えられたら本破ってた
最後まで歪んだ愛を貫いてくれてよかった 歪 -
Posted by ブクログ
最近は本当に本が読めなくなって、タイトルや表紙が気になって買った本も、ほとんど積読のままになっている。
読み始めても集中が続かなくて、すぐ途中で寝落ちしたりして、そのあとまた続きが読みたいなあという意欲も湧かないまま…ということが本当に多い。
けれど、この本はひさびさに読み始めてから半日であっという間に読み終えた。
とにかく、作品の世界に入り込みやすい。するっと入り込みやすいのに、この物語の登場人物たちに共感を感じる人はどれだけいるだろうか。これだけ共感しにくいアイデンティティの持ち主の一人称の物語が、こんなに入り込みやすいのはどういうことなんだろう?
入り込みやすいと言っても、物語のどの -
Posted by ブクログ
凪良ゆう「流浪の月」は、誰にも侵せない、誰にも理解されない二人の愛の物語でありながら、根底に流れるのは「事実と真実は違う」という深く重たいテーマである。
物語は常に不穏で、今にも壊れてしまいそうな空気に満ちている。ずっと危ない綱渡りをしているような緊張感が終始漂い、常に最悪の結果を予想しながら読み進める感覚が堪らない。頁をめくるたび、「これ絶対不幸になるパターンのやつやん」と目も当てられなくなるような息苦しさを覚えるが、その危うさから目を離せなくさせる魅力を秘めている。
序盤に描かれる少女の視点と、終盤に明かされる青年の視点。その二つのピースが合わさったとき、初めて物語の全体像がつながり、 -
Posted by ブクログ
凪良ゆうさんの小説を読むのは今回で3冊目だが、文章ひとつひとつが繊細で美しく、透明感があって好き。それでいて、小難しい感じや理屈っぽさがなくて、すっと心に入ってくる。
今回のテーマの一つは、「事実と真実は違っていて、本当のことは当事者にしかわからない」ということ。
世間は、自分たちが見たいように被害者と加害者の枠組みにあてはめる。まわりが良かれと思ってと介入すればするほど、当事者たちはどんどん生きづらくなる。こういう構図は現実世界でも本当によく見かけるし、こういうのって無くならないよな、自分も無意識のうちにやっているんだろうなと胸が苦しくなった。
そして、やっぱり見どころなのは、二人の不思