凪良ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「心は自由だ」と言いながら、恋だけがなぜこんなにも不自由になるのかを、静かに描いた物語だと感じました。
試練や歪みを成長や美しさとして語る外側の視線と、その内側にいる人の苦しさとのずれが、淡々と示されていきます。誰かを思う気持ちは本来とても個人的なものなのに、恋になると途端に正しさや常識に照らされ、評価されてしまう。
誰かを傷つけたり、非難してしまうことが、作中では「相手を切る刃で、わたしはわたし自身を切っている」と表現されており、こうした表現がわたしはとても好きです。。。
「わたしは、わたし自身の愛を信じる」とあるように、自分の内側にある感情を信じようとする覚悟のある姿勢が、物語の最初から -
Posted by ブクログ
阿部ちん…やっぱり良い男すぎるであります!!
欲を言えば太ったまんまが良かったけど、編集部から「続編を書くならイケメンに改造しろ」とお達しが来たとあれば致し方あるまい…
凪良さんいわく、当時、痩せても美青年にはしないと攻防を繰り広げたとか。
てなわけで楽しみにしていた『ショートケーキの苺にはさわらないで』のスピンオフの復刻版であります。
良かった…甲乙つけ難い程に良かった…
もう最後なんて俺氏、涙で文字が見えなかったでありますよ…(大人になってもこの喋り方変わってない阿部ちん最高)
本作の裏ドールの高嶺はシンとはまた違うタイプ。正しきツンデレ属性で良いのでしょうか。
好きな人にデレデレして -
Posted by ブクログ
『ショートケーキの苺にはさわらないで』のスピンオフ。みんな大好き阿部ちんのお話です。
受けちゃんは『苺』同様、不憫なドールなんだけど、シンとはタイプが全然違って、当然だけど南里とシンとは全く違うカップルで、ジレジレして、切なくなった。そして『苺』を読んでいるからこそ、その時代背景や倫理観に歯軋りしてしまうくらい悔しい気持ちになって涙が止まらなかった。
心ってなんだろう。「こう思え」とプログラムされたことと、人間の心はどう違うんだろう。
凪良ゆう、別の本で「人間は基本的に分かり合えない」というようなことを述べていて、本作も人間同士ですらないけど、他者を100%理解することなんてできなくて、 -
Posted by ブクログ
2人の人間味が存分に溢れていてとても良かった。
野口さんの“怖い場所から逃げたいなら走れ。怖いものが追いつけないくらい、全力で走るしかないんだ。”のセリフが印象的だったなあ。
野口さんかっこ良すぎるから野口さんのスピンオフとかあったら是非読みたい。
『スターゲイザー』って聞き馴染みがなくてどんな意味なのか調べたら“星を見つめる人・夢想家・空想家”と出てきて、なんかもう……胸がいっぱいで言葉になりません。
シリーズって4以降も続くのかな?
早く2人の行く末を見届けたい気持ちと、終わってほしくない気持ちがせめぎ合っている。
とりあえず間にどろどろのミステリー小説を挟んでこの高揚した気持ちを落ち着 -
Posted by ブクログ
ネタバレ生きていると周囲からのしがらみが多くある。そして、気づかないうちに自分自身で普通の人はこう…道をはずれないように…などと自分を縛っているものだ。
自分が幸せでいられるように、自分が健やかでいられるように、自分が楽しくいられるように生きるのが良いのだ。
そして、勝手に人の人生を決めつけないことだ。人によってキャパも違うから自分の持っているキャパの分他人を受け入れ、入り切らない分はスルーするのが吉だ。
作中の「ぼくたちは違うけど認め合おう」「それでも認められないときは黙って通りすぎよう」という考えが出てきたが大いに共感できる。
共感できる生き方の登場人物たちだったので読みやすかった。
自分の