凪良ゆうのレビュー一覧

  • 滅びの前のシャングリラ

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     祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

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     明日世界が滅びるならば、あなたは何をしますか。家族と一緒にいるのも良いでしょう。想い人に想いを伝えるのも良いでしょう。全てはあなたの自由です。だって、明日には全てなくなるんだから。全てが塵になることが決まった世界で、家族になることを選ぶ。そんなお話。
     ぎりぎりと、真綿で首を絞められるような苦痛。どれだけ長くても一ヶ月しか生きられない。この死刑宣告に、私だったら耐えられない。宣告が今日

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    2025年11月13日
  • わたしの美しい庭

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    じんわりあたたかくてほっと安心できるお話。
    「縁切りマンション」と呼ばれる屋上に神社兼庭園のあるマンション。宮司の統理君、血の繋がらない娘の百音ちゃん、統理の友人の路有(ろう)君、20年前に恋人を亡くした桃子さん。みんな少し訳アリで、何かを抱えていて、でもすごく魅力的で素敵な人たちです。縁切りマンション行ってみたいなあ。
    P147「なにかを捨てたからといって身軽になるわけじゃない。代わりに何かを背負うことになって荷物の重さは変わらない。だったら何を持つかくらいは自分で決めたい。」刺さりました!

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    2025年11月11日
  • 神さまのビオトープ

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    誰もが秘密を抱えている…些細なことでも大きいことでも。私自身も多分何もなさそうに見えて秘密はあるし、世間も多かれ少なかれそうなんだろう。
    暖かく見守ることも大切だし、自分はこれで良いと信じることも大切だな

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    2025年11月11日
  • 新装版 積木の恋

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    ネタバレ

    凪良さんが書く理解し合おうとして、理解し合えない。だけど傍にいたい。恋という感情が厄介なのに、手放せない。永遠なんてないのに願ってしまう。そんな描写が本当に大好きです。
    蓮と加賀屋のそれぞれの生き方に違いがあるからこそ言い合わないと理解できないものがある。それを最後に言い合えて、寄り添いあえてよかった。
    凪良先生の書く愛の形と登場人物の生き方。本当に強くて、だけど脆くて人間らしく、とても大好きです

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    2025年11月10日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    ネタバレ

    最後の「この世界には間違いが七つある」は、記憶を消してもう一度読みたい。

    前から順番にしっかりとページを読み進められて本当によかった。絵を少しでも見てしまったら危なかった。

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    2025年11月01日
  • 未完成

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    こんなめちゃくちゃ我儘高校生、そんなに好きじゃないんだけど、必死さと一途さにきゅーーーんってさせられてしまったぁぁぁ。
    これが年下男子の醍醐味か

    2025.10.25
    197

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    2025年10月25日
  • 美しい彼(5)

    ネタバレ 購入済み

    同居編

    稽古場を兼ねて同居することになったキヨイとヒラ。
    今回はキヨイがヒラへの想いをハッキリ自覚し、一生懸命態度や言葉で伝えようとしても、神として崇拝しているヒラには全く届かず焦れったく葛藤する様子が描かれています。

    でもきちんと最後にはハッピーエンドでとうとう二人が結ばれます🤭
    長かったなあ…でも本当に良かったです。
    なんだか次回作でも二人の間に何かが起こるようですよ😩
    続編楽しみにしてます。

    #ハッピー #じれったい

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    2025年10月22日
  • ショートケーキの苺にはさわらないで

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    ネタバレ

    この物語が10年前に書かれていたことに、まずびっくりした。
    人とドール(アンドロイド)のお話。いったいどんな内容なのか?幸せなお話かとおもっていたら、、、
    様々な事が起きて、それもまさかここで?っていう所で最悪な方に進むけれど、それぞれにいい方に進んでいく。ショートケーキの苺にはさわらないで
    この言葉にすべてがあって、この言葉だけで泣けてくる。
    色々問題があるだろうけれど、本当にこんな時代が近くなってきてる気がした。

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    2025年10月18日
  • 儘ならない彼 美しい彼4

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    3巻まで読破して

    最新巻もやはり買ってしまいました。

    今回は、ヒラくん、死んじゃうのか、と本当にハラハラしました。

    そんなことになったら、清居くんは生きていけないから!と、泣きそうになりました。

    イチャイチャは、ほぼ無くて、でもふたりの魂の結びつきが逆に強調されて、感動しました。

    #感動する

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    2025年10月18日
  • 悩ましい彼  美しい彼3

    購入済み

    ドラマも映画も好きだけど

    コレは映像化は難しいかなあ。

    20キロ増量は、現アイドルの彼には難しいでしょう。

    太って行く清居くんも、可愛い、天使だ、みたいに陶酔するヒラくんは尊いですね。

    #ハッピー #胸キュン

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    2025年10月18日
  • 憎らしい彼  美しい彼2【SS付き電子限定版】

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    案の定

    2巻も買ってしまいました。

    ヒラくんの突き抜けた、清居への愛。

    気持ち悪いのに、もう至高の域に達してますよね。

    吃音のせいでずっと辛い人生だったけど、それで一眼レフを親から買い与えられ、こうして清居くんと恋人になれたし、よかった。

    #感動する #胸キュン

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    2025年10月18日
  • 美しい彼【SS付き電子限定版】

    購入済み

    漫画から入りました

    小説は初めてでしたが、とても良かったです。

    かなりHな場面も漫画より多かったですね。

    2人のそれぞれの思いが、繊細なまでに表現されていて、一気に読んでしまいました。

    #じれったい #胸キュン

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    2025年10月18日
  • interlude 美しい彼番外編集

    購入済み

    笑いました

    すごく楽しく読みました。
    作者の笑いのセンスは最高ですね!

    パン姉さん、智也くん、可愛いです。

    まだまだ番外編読みたいです。

    #癒やされる #笑える #ハッピー

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    2025年10月18日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    ネタバレ

    汝、星の如く、星を編む、流浪の月に続き、同著者のこちらを手に取りました。
    とても良かった。1-3章までは視点は変わりつつも一続きの話。お母さん視点で語られる章が1番好みだった。4章はさらにまた別の視点から。
    それまでどこか自分を偽ってきた人生を歩んできたそれぞれの登場人物が、地球が滅ぶという間際になり、不幸なはずの世界でシャングリラ=理想の場所を見出す話。
    人の心の動きとか矛盾した感情とかままならない思いとかを描いている作品が好きなのでおもしろかった。
    暴力描写あり。

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    2025年10月17日
  • 美しい彼(5)

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    本当のに良かったです。清居の心の変化が少しずつ、とても丁寧に描かれていて読んでいても感情移入してしまう程です。まだ続くので楽しみです。

    #感動する

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    2025年10月15日
  • わたしの美しい庭

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    ネタバレ


    百音、路有、桃子、基
    それぞれの目線で描かれた短編がどんどん繋がって行き、もがき苦しみながらも
    自分なりのやり方で前を向いて行く
    終始温かな優しい風に包まれた物語

    〜〜できれば『ぼくたちは同じだから仲良くしよう』より、『ぼくたちは違うけど認め合おう』のほうを勧めたい。次の授業では、ぜひそこまで進めるよう先生にがんばってもらいたい」「次の次では、『それでも認められないときは黙って通りすぎよう』だな。『無駄に殴り合って傷つけ合うよりは、他人同士でいたほうがまだ平和』ってあたりまで」〜〜

    人生疲れた時に読んで欲しい一冊
    皆んな同じでなくても良い、それをお互い認め合えたら世界は平和になって行く

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    2025年10月13日
  • 滅びの前のシャングリラ

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     地球が滅びる1ヶ月前の設定なのはコロナ禍に書かれたというのもあるのだろうか?極限状態になるとかえって輝く人がいるというのは人の持っているスキルセットがたまたまある環境下で輝くということだろうか。
     私が印象に残ったのは地球がまさに滅びる直前にポチと妻が波光教の教義を信じて自分達を納得させていたこと。物語は世界を単純にして視野狭窄にさせるんだけど、そっちの方が生きやすい時もある。これは地球滅亡の時に限らないなぁと思った。
     話の展開や伏線の張り方や心理描写が秀逸でした。

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    2025年10月12日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    何の予備知識もないまま読み始めたら、地球滅亡のお話だったのね笑

    最後の時は、さすがの日本でも略奪やら起きるんだろうな。
    私なら、家族と平和にいつも通り過ごしたいな。特別なことは何もなくていい、笑って過ごせたら幸せだなと思った。

    それにしても、「ひとめあなたに...」は懐かしい!実家にまだあるかなあ。私も読み返したくなった。

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    2025年10月12日
  • 恋愛前夜

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    凪良ゆう先生の書かれる物語には、いつも心がギュッと切なくなる場面がある。

    「恋愛前夜」もそうで、主人公・ナツメに感情移入するとすごく辛くて、思わず頁を捲る手が止まることもあったが、それでも続きが気になってしまう。

    この作品の登場人物は皆いい人ばかりで、他のキャラに感情をフォーカスしても、やはりしんどくなる。

    誰も傷ついてほしくないし、みんなの進む道がハッピーエンドであって欲しいと思いながら読んだ。

    「恋愛前夜」の結末がどうだったかはさておき、続きの「求愛前夜」を読み始める。

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    2025年10月11日
  • すみれ荘ファミリア

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    人それぞれ色んな愛の形があるけれど、そもそも愛とは人が作ったただの概念であるのではないかと。
    愛とゆう概念が人を壊すこともあれば、救うこともある。すごく好きな本です。

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    2025年10月10日