凪良ゆうのレビュー一覧

  • すみれ荘ファミリア
    表紙とタイトルからはイメージできない殺伐とした話

    罪につながる動機としては、明確な悪意よりも愛の方が難儀
  • 汝、星のごとく
    令和のいま、読むべき作品。あらすじを語るだけや要約をすると、昔からある純愛の物語と言えるかもしれませんが、人物のバックグラウンドや世相に令和の現代が描かれており、登場人物の息づかいがリアルに感じられました。交互に主観が変わっていくので、2人のすれ違いが浮き彫りになっていくところは心が痛くなりました。...続きを読む
  • 滅びの前のシャングリラ
    めっちゃよかった。ストーリーも最後にひとつに繋がって読みやすかったです。
    こういうの最後の最後までやっぱそうならないで〜ってハッピーエンドを期待してみるんですけど、、

    周りの人に感謝して生きていこうと思った。

    1ヶ月後に隕石が落ちてくるって知らされた時に自分はどう生きるんだろうか、、
    なんか誰か...続きを読む
  • 滅びの前のシャングリラ
    すごく良かった。凪良ゆうさんの本はどれも好きだけど、1番好みだったかも。
    日常を上手く生きられない人達が非日常な状況になって、本当の願いや自分自身を見つけていく姿が眩しいな、と思った。滅亡に向かっていく世界の悲惨な描写も、本当にそうなるんだろうな、というリアルさがあった。
    読み終わったあとも私ならど...続きを読む
  • 美しい彼【SS付き電子限定版】
    本自体に苦手意識があったけど、映画や漫画ではなく本で読む良さにやっと気づけた。本当に凪良さんに出会えて良かった。もちろん美しい彼のドラマも最高で、私はドラマを見てこの作品を知ったけど、本で読むとまた違う良さがあって、自分のペースで物語が進む楽しさを知れた。食べることや寝ることを忘れて一気読みしてしま...続きを読む
  • 星を編む
    日々の生活に追われ、途切れ途切れ読んだことを後悔した。一気読みすればもっとこの世界観を深く味わえたのに。読後感は、言葉で上手く言い表せない複雑な気持ちになった。

    登場人物がそれぞれ幸せであることは、明るい気持ちになった。でもただのハッピーエンドじゃない。紆余曲折を経ての今を強く感じた。

    互いに相...続きを読む
  • 星を編む
    汝、星の如くの続編の小説です。
    前作も素敵でしたが、今作も最高でした。
    先生の過去を知り、感動しました。
    先生と暁海の2人の関係が好きです。
  • 汝、星のごとく
    じっくり、時間をかけて読んでいたから、読み終えるのにとても時間がかかった。読後に思ったことは、『幸せって一体なんなんだろう』ということ。子どもは親を選べない。親は子どもを産むことも、堕胎することもできる、ある意味自由だといえる。(出産が命懸けであることは知った上で記載する)この物語は男女の恋愛を描い...続きを読む
  • 流浪の月

    深い

    読んで良かった。
    当事者にしか分からない真実が、上手く伝わらなく、真実ではない事が事実として広まっていく辛さが読んでて少し苦しかった。
  • 流浪の月
    『記憶は共有する相手がいてこそ強化される。これからはひとりで抱えていくことになる。幸せなほど重みを増すそれに、私は耐えられるだろうか。重いからもういらない。そう言って、ぱっと手放せれば楽なのに。』
    理解されない関係、勝手な憶測で飛び交う偏見、ひとりで立ち向かっていくには精神も体力も持たないよね、
    ...続きを読む
  • 星を編む
    汝、星の如く。を読んだら、絶対に読んでほしい。最初から最後まで好きが詰まっている。最高。汝ファンのわたしたちの知りたいところを書いてくれている、これ以上にスピンオフという言葉がぴったりな作品ありますかね…?!というくらい。個人的には北原先生への愛おしさがこみあげてくる作品でした。編集者ふたりのターン...続きを読む
  • 流浪の月
    こりゃすごい。
    あとでしっかりと感想を書きたいところ
    とにかく苦しいけど先が気になって読んでしまう。
    所謂、見方や立場によって物事が歪んで見えてしまう。一般論にまとめてしまいがちな人間の無責任さをよく描いていて素敵で悲しい話だった。

  • 汝、星のごとく
    とっても読みやすく、途中からは涙しながらの一気読みでした。
    おかしいと思う、その基準って何?誰?
    自立できることが人生の武器。
    誰に何を言われようと自分は自分。
    たしかに。
    この本に出会えてよかったです。
  • 美しい彼(3)
    あっという間に読み終わってしまったなぁ。今回は小山くんに感情移入してしまった…小山の気持ちを考えると胸が苦しい。幸せになってほしい。一つ一つの表情がとても繊細でぐっときました。続き待っています。
  • 汝、星のごとく
    何も言えない。とにかく最高の本。私的2024年ベスト本。文庫化されたら必ず買うし、また同じ熱量で読みたい。よかった、この一言に尽きる。
  • 神さまのビオトープ
    お友だちに借りた本。
    この作品を読んでもらいたい、と思ってくれたお友だちのことをますます好きになりました。
  • 汝、星のごとく
    綺麗にまとまった話でした。
    読み終わって、今となりますが感想があまり出てきません。
    いろんな映画や本、歌を聴いて感想を言えるのはやはり当事者意識がないから、作者を通して世界を見えるのだと思います。
    つまり、何が言いたいかと言うと、没入しすぎて客観的な感想が出てこないのです。
    もちろん違和感のないキャ...続きを読む
  • 星を編む
    北原先生がどうしてそんなに広い心を持っているのか。その背景がよくわかるお話でした。幼い頃の環境によって、知らずと抑制していた生き方が解放されていく様は刺さるものがありました。人生の教訓と思えるような言葉や考え方が多くあり、学びを得た気持ちにもなりました。
  • 星を編む
    汝、星のごとくの続編。
    ピアノの曲を聴いてうっとりする事がよくあるのだけど、凪良ゆうさんの文章を読んでいる時も似たような感覚になる。セラピー的要素も混じっているような?…違うか。ちょっと上手く言い表せない。
  • 汝、星のごとく
    読まず嫌いをしていて。
    もっと早く読めばよかった。

    人生の多様性というのだろうか。
    朝井リョウの正欲で心臓に突き刺さった「価値観」の物語が、その形を変えて襲ってきた。

    「愛と呪いと祈りは似ている」