凪良ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこんなに熱中して読んだ本は久しぶりな気がする。
女性作家が書く恋愛の心情描写ってなかなか痛々しくて自分の過去に刺さる。とんでもなく刺さる。プロローグとエピローグを読む感情がこんなにも違うことがあっただろうか。
本来人間は自分のために生きていいはずなのに、世間体や大衆の価値観から外れたものをおかしい、と定義してしまう。結ちゃんが作中「おかしいって誰の基準で?」と言っていたのがすごく心に響いた。直近の自分を振り返り、自責の念に駆られた。私も無意識に人におかしい、を押し付けていたかもしれない。
凪良ゆう先生、なんて丁寧な心情描写をされる人なのだろう。なんて繊細なキャラクター性を持たせる人なのだろう。