凪良ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『ショートケーキの苺にはさわらないで』のスピンオフ。みんな大好き阿部ちんのお話です。
受けちゃんは『苺』同様、不憫なドールなんだけど、シンとはタイプが全然違って、当然だけど南里とシンとは全く違うカップルで、ジレジレして、切なくなった。そして『苺』を読んでいるからこそ、その時代背景や倫理観に歯軋りしてしまうくらい悔しい気持ちになって涙が止まらなかった。
心ってなんだろう。「こう思え」とプログラムされたことと、人間の心はどう違うんだろう。
凪良ゆう、別の本で「人間は基本的に分かり合えない」というようなことを述べていて、本作も人間同士ですらないけど、他者を100%理解することなんてできなくて、 -
Posted by ブクログ
2人の人間味が存分に溢れていてとても良かった。
野口さんの“怖い場所から逃げたいなら走れ。怖いものが追いつけないくらい、全力で走るしかないんだ。”のセリフが印象的だったなあ。
野口さんかっこ良すぎるから野口さんのスピンオフとかあったら是非読みたい。
『スターゲイザー』って聞き馴染みがなくてどんな意味なのか調べたら“星を見つめる人・夢想家・空想家”と出てきて、なんかもう……胸がいっぱいで言葉になりません。
シリーズって4以降も続くのかな?
早く2人の行く末を見届けたい気持ちと、終わってほしくない気持ちがせめぎ合っている。
とりあえず間にどろどろのミステリー小説を挟んでこの高揚した気持ちを落ち着 -
Posted by ブクログ
ネタバレ生きていると周囲からのしがらみが多くある。そして、気づかないうちに自分自身で普通の人はこう…道をはずれないように…などと自分を縛っているものだ。
自分が幸せでいられるように、自分が健やかでいられるように、自分が楽しくいられるように生きるのが良いのだ。
そして、勝手に人の人生を決めつけないことだ。人によってキャパも違うから自分の持っているキャパの分他人を受け入れ、入り切らない分はスルーするのが吉だ。
作中の「ぼくたちは違うけど認め合おう」「それでも認められないときは黙って通りすぎよう」という考えが出てきたが大いに共感できる。
共感できる生き方の登場人物たちだったので読みやすかった。
自分の -
Posted by ブクログ
ネタバレ読むのに体力がいる。心苦しいと言うのが率直な感想。言いたいけど言えない、この苦しさは本人でなければわからない苦しさであろうから共感はできないが、感覚としてはわかるものがあった。
主観と客観、事実と真実とは何かを考えさせられた。自分が考えたこと、感じたことと、周囲から見えていることは異なるし何を真実とするか、とても曖昧なものであると思った。
優しさとは何か、優しさゆえの同情は本当に優しさなのか、ただの自分の好奇心か、分かっていると思いこんで寄り添うことこそが相手を傷つけてはいないか、この一冊の中で感情が渦巻き自分はどうなのだろうかとわからなくなる。
読み進めるうえで子どもであるが故の、思考