凪良ゆうのレビュー一覧

  • 多類婚姻譚

    Posted by ブクログ

    5作からなる短編集。男女ということに縛られることなく、結婚や恋愛に関していろんな考え方があってもいいと思う。大切なのは自分を素直に出せる相手であること、相手のことを許せない部分があったとしても結果的には受け入れることができること。その点では4話目、「Position Talk」の朱里はきつかった。会社の帰りに電車の中で読みながらイライラが限界点まで到達しそうでちょっと焦った。

    0
    2026年07月31日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

    Posted by ブクログ

    もどかしく切ない恋愛小説であり、生きることについて深く考えさせられる物語だった。

    生まれ育ちの良い子がいれば、そうでない子もいる。子は親を選べないし、家柄や環境も選べない。当然なことかもしれないけれど、それが人生を諦めていい理由にもならない。自分の人生は自分で道を切り拓くしかない。人生は選択の連続だ。ただ正解がどれかなんて誰にも分からない。そもそも正解はあるのだろうか。どうせなら失敗しても後悔しない方を選びたい。時には誰にも理解されないこともあるけど、その生き方が自分にとって幸せであるならば、決して間違いではないのだと。

    この本を読んでたら、そんなことを自分と照らし合わせながら考えていた。

    0
    2026年07月31日
  • 本屋さんのある街で

    Posted by ブクログ

    本屋さんを愛する作家5人の本屋さんの物語。
    めちゃくちゃ良い!

    ・「続きは書店で」瀬尾まいこ
    主人公のパートナーが「料理の基本」を買う件に吹き出しました(笑)

    ・「歌うように生きて」一穂ミチ
    初々しい青春物語かと思いきや、急展開!
    実は青春も続いているような。

    ・「手に取ってみてみろよ」坂本司
    「触って、くらべて、確かめて、ゆっくりじぷの好きなものを選んでほしい」
    ほんとにね。

    ・「小鳥たち」凪良ゆう
    「誰でも座れる公園のベンチ」のような本屋さん、理想的です。
    一番好きかもしれん。

    ・「見晴らし書店の一日」三浦しおん
    本は「心の窓を開き、見晴らしのいい風景を眺めるためには必須のもの」

    0
    2026年07月31日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「博愛」というのはこういうことを言うのか。
    北原先生の「愛」とはまさにこれだと思う。
    暁海に対して男女の情はなくとも、間違いなく「愛」を送っていたと思う。そして櫂に対しても。
    何が「幸せ」か、周囲が決めることじゃない。
    しかし、多くの人は周囲が言う「幸せ」に惑わされているのではないだろうか。その形に嵌まるように。だから苦しくなる。
    「わたしは愛する男のために人生を誤りたい。」
    間違っているとわかっていても、それが自分の欲しいものであるなら、選ぶと決めたなら、覚悟を決めて選んでもいいと思う。

    0
    2026年07月31日
  • 多類婚姻譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回もすごく素敵なお話でした♡


    結婚・出産だけが幸せではないという考え方が増えてきた今の令和の社会にあった物語。

    結婚をしたい。したくない。
    結婚後は専業主婦になりたい。キャリアを捨てたくないから子供を持つという選択を考えない。
    という、それぞれが持つ価値観が違うのは当たり前なのに、親族や‎周りから受け入れられない。
    パートナーとも上手く本音で話し合えない。
    1番近い存在なハズなのにわかり合えない。
    といった難しさ、生きにくさを感じた。

    特に、私自身育休が明けた後は今ある役職もキャリアも失っての再スタートになってしまうので、
    他人事だとは思えないなと感じた。

    周りにどう思わ

    0
    2026年07月31日
  • 星を編む

    Posted by ブクログ

    文庫本待てなくて単行本
    全員が全員世間から是認されることのない人生を歩んでいて、それぞれの選んだその人生がまちがってないことを、裏付けてくれるような経緯を知れる続編でした

    0
    2026年07月31日
  • 流浪の月

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ほんとに人は見たいようにしか、物事、人を見ないってことを二段階で解らせられた、最初は物語の中で更紗の発言から、勝手に優しくされたり、可哀想な人間だって自分の好きなように解釈されることがあるってことを解らせてくれた、もう1つは、読書の自分自身も勝手に文をロリコンだと決めつけていた、終盤の文の生い立ちを知ったあたりで自分を含め人は勝手な解釈をする生き物だと解らされた。

    0
    2026年07月31日
  • 本屋さんのある街で

    Posted by ブクログ

    一穂ミチさんの『歌うように生きて』は一穂ワールドというのかなんとも言えないどうにもできない切なさが残る 

    0
    2026年07月31日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「すべて必要な遠回りだった。」
    初めは心地よくて、青春で、あおい気持ち。でも大人になるにつれて気分が悪く、ごちゃごちゃして、誰も幸せにならないし、どうしたらいいんだと複雑な気持ちでしたが、終盤は涙が止まりませんでした。自分の人生は誰のものでもない。誰に決められるものでもないし、誰に責任を問うものでもない。自分自身で決めていい。そのことを強く感じさせられ、「自分の人生を生きよう」と思いました。欲しいものは何としてでも手に入れる。自分を犠牲にしすぎないこと。自分を本当に大切にしてあげられるのは自分だけだから。

    0
    2026年07月31日
  • 多類婚姻譚

    Posted by ブクログ

    結婚をテーマにした5編収録。

    子どもの頃は、大人になれば結婚するものだと漠然と感じていた。

    けれど令和の今、この作品を読み終えて思う。
    結婚は「する/しない」を自分で選べる時代になったのだと。

    透けて見える打算、どうしようもない切実さ。
    凪良さんが描く登場人物たちは、時に辛辣で、身勝手で、強さと弱さが混在している。

    けれど、結婚を夢見て、必死に手を伸ばす彼女を誰が笑えるだろう。

    真綿のように柔らかい言葉の裏に、鋭い刃が潜んでいて、ふいに心を切りつけられる。

    結婚とは何か。

    その意味を静かに問い直す、令和の新たな恋愛指南書。

    0
    2026年07月31日
  • 多類婚姻譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    "Position Talk"が読んでいてつらかった。

    言っていることは正しいのだろうけど、男として生まれたことで無意識に享受している得ている利益もたくさんあるのだろうけれど、だからといって一生パートナーに気を遣って異性の友人すら作れないというのはつまらない人生じゃないかなあと思った。

    人間の半分との交流をパートナーがいるからという理由だけで切り捨ててしまうのはもったいないと思う。

    0
    2026年07月31日
  • 多類婚姻譚

    Posted by ブクログ

    短篇集かと思いきや、どこかで誰かが繋がっているみたいな、私の好きな感じのお話でした。

    一作目からやられた〜ってなりました。想像とは全く違うカップルのお話で、すごく考えさせられました。
    私が華だったら、華の母親だったら?兄弟だったら…ありえないことではないもんねーやっぱり狼狽えるんだろうなぁ…ちゃんと向き合えるかなぁ?

    他の話も共感し過ぎて腹が立ったり、切なすぎたりと…最後まで飽きることなく物語に没頭できました。

    結婚が難しい現代…息子も出会いがないといつもボヤいています。
    マチアプはもうやめたーとか申しておりますが…息子は息子らしく自分の面倒がちゃんと見られて、なるべく充実して、生きてい

    0
    2026年07月31日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

    Posted by ブクログ

    400ページ以上あるのに寝る時間を削って4日で読んでしまった。読んでる途中は物語の重さに苦しくなる時もあるけど、読み終わった今は絶対に読んで良かったと言える。
    今の私は暁海が櫂と出会った年齢より少し若い、32歳の私が結婚してるか、どんな仕事をしているのか、分からないけど32歳で読み返すのが楽しみ
    凪良ゆう作品は初めて読んだけど、凄く好きな話だったから流浪の月も読む。その前に星を編むを読まなくては

    0
    2026年07月31日
  • 星を編む

    Posted by ブクログ

    悲しいことに文庫が出るまで待っていました。高価な単行本が買えず。読む手が止まりませんでした。いくつも書き留めたくなる言葉がたくさんありました。汝、星のごとくとともに宝物の本が増えました。映画も楽しみです。

    0
    2026年07月30日
  • 星を編む

    Posted by ブクログ

    人にとっての当たり前、世論、正義、これらはあくまで相対的に作られるもの。人にはそれぞれがもっている価値観がある。これらはどうあがいても分かり合えない。それが人。ただ、その中でも人は繋がりを求めて生きていく。そんな一見壊れそうで儚いものをこれほど素敵な物語に落とし込んだ凪良ゆうさんは凄すぎる。

    優しさは自分にとっての呪い。優しさは大切だが、その扱いにも注意しなければ呪われる。
    改めて、どんなに仲の良い人でも考えていることは完全に理解できないし、価値観が合うことはない。その人を否定せずに、受け入れる。それができるような人になりたいと思った。

    0
    2026年07月30日
  • 本屋さんのある街で

    Posted by ブクログ

    どの作家さんの話も良かった。本屋さんはやっぱりなくてはならないもの。その町に住む人と人を繋げる場所でもあり、憩いの場でもある。大型書店よりも町中にあるこじんまりとした本屋さんのほうが好きだなと改めて思った。本好きな人にはおすすめしたい一冊。

    0
    2026年07月30日
  • 星を編む

    Posted by ブクログ

    「汝、星のごとく」を読んでいないと話が掴めないと思いますが、読んでいる方には愛おしく感じたと思います。
    久しぶりに読んで少しづつ話を思い出しましたが、当時読んでいた記憶も蘇ってくるほどに愛くるしくまた傷みも感じる世界観でした。

    0
    2026年07月30日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

    Posted by ブクログ

    気づけば夢中でページをめくっていて、本を閉じたときは、好きな映画を一本観終えたような余韻だった

    櫂と暁海の人生を見届けたという感覚が残る一方で、櫂が亡くなったことは最後まで受け入れ難くて、もっと二人の時間を見ていたかったなと感じた

    苦しい場面も多いけれど、それでも最後まで読まずにはいられない没入感のある一冊だった

    『星を編む』を読むのが楽しみ!

    0
    2026年07月30日
  • 星を編む

    Posted by ブクログ

    「汝、星のごとく」が最高によくて、しばらく余韻を引きずるくらい感動しました。
    その時すでに横浜流星さんと広瀬すずさんで映画化するかもと聞いていたので
    その時点で楽しみで、今季やっと映画が公開されるので、それまでにこちらの作品も読んでおきたかった。
    「汝、星のごとく」の続編の部分もあったり登場人物の過去の話だったりとファンにとっては贅沢な内容で凪良ゆうさんの美しい言葉や文体に何度心を動かされたかわかりません。(いつも凪良さんの作品を読むときは付箋だらけになる。)
    本当に人のいろいろな側面を愛情をもって描くのが長けていらっしゃる作家さんだなといつも感動します。
    たぶんこちらも何度も読み直すと思いま

    0
    2026年07月30日
  • 本屋さんのある街で

    Posted by ブクログ

    『本屋さんのある街で』は、本屋を舞台にした5編の短編集。それぞれが恋愛や結婚、離婚、家族の老いなど、人生のさまざまな場面を丁寧に描き、静かな感動を与えてくれる作品でした。

    派手な出来事ではなく、日常の中にある小さな喜びや切なさが積み重ねられ、「何気ない毎日こそが、実はかけがえのない幸せなのかもしれない」と気づかせてくれます。人生経験を重ねた人ほど、登場人物たちの想いに深く共感できる一冊ではないでしょうか。

    本屋が人と人をつなぎ、それぞれの人生にそっと寄り添う物語は、時に切なく、時に懐かしく、読み終えたあとも温かな余韻が残りました。

    本屋離れや書店の減少が話題になる今だからこそ、街から本屋

    0
    2026年07月30日