凪良ゆうのレビュー一覧
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ネタバレ悲しい、だけどもとても美しくて素敵な作品。
子供という立場、親はその子供が自分のために尽くすことが当たり前、のような意志を持って子供を扱うのは辛い描写であったが、
まさにヤングケアラー、その言葉に尽きるなあって。この事実は実際に存在しているし、子供の可能性や望む選択肢を狭めて、諦めさせてしまっている。
とても辛いなあ、と感じるし助けを素直に手を差し伸べれる大人の存在がいるんだよと読者よSOSに繋がるのかなとも感じた。
二人の主人公にフォーカスを当てて視点を交互に行き来しながら二人の人生を一緒に見ていく形を、ある意味ほんとうに東京って寂しい人の集まりを感じるし、何者かになったつもりで生きて -
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凪良ゆうはこれまで形式的な婚姻関係や社会通念的に正しいとされる価値観を否定する作品生み出してきた。「汝、星の如く」では情動の先、正しいと思える行動を肯定した。「滅びの前のシャングリラ」では旧来の社会的関係性を破棄し、本人達が最も望む形での関係を構築した。本作では、これまで意図的に否定してきた契約としての婚姻と社会通念的正義に焦点を当てたと言える。つまりこれまでの凪良ゆう作品へのアンチテーゼ的作品となる。そんなおはなし。
「Thak you for your understanding 」では、同性愛という性的マイノリティーのなかでも比較的受け入れられ易いテーマを扱いながら、社会的通念にお -
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本屋さんを愛する5人の作家による、本屋さんが舞台の短編集。
「続きは書店で」瀬尾まいこ・・・占い師の私に後押しされた
青年は閉店予定の本屋でバイトを始める。
そこは彼の能力を開花させる理想の場所となった。
「歌うように生きて」一穂ミチ・・・それは不運か無縁か?
中国人の男性との出会いと別れは、彼女の歩みと心情に
徐々に変化を与えてゆく。そして今は、彼の歌うような
言葉の意味も解る。何度でも縁を結び直してあげるよ。
「手に取って見てみろよ」坂木 司・・・本屋の前でふられた。
ついでに退職し友の誘いで雇われ店長となる、俺。
そこは鄙びた地方のアーケード街。繰り広げられる -
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ネタバレ櫂と暁美の、自分たちではどうにもできない境遇の苦しさに胸が痛くなった...
17歳とは思えないほど大人びた2人だったけれど、それは若くして諦めることや期待しないことを覚えてしまったからでもあるのだなと思った。
登場人物たちはみんな、自分本位になりすぎず、相手を思いやり、自分の痛みを抱えながら生きている。その優しさがとても沁みた。
決して平坦な人生ではなく、遠回りばかりだったけれど、幸せとは必ずしも理想通りの形ではないのだと思う。
辛いことがあっても、巡り巡って、自分なりの幸せに辿り着けることがあるのかなって。
若い頃に思い描いた形とは違っても、自分の人生を自分で引き受けて、自分なりの幸せ -
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前作の続編として読みましたが、構成も秀逸で想像以上に深い内容でした。登場人物たちの気持ちや生き方が丁寧に描かれていて、愛や夢、人との関わりについて考えさせられました。
心に残る言葉も多く、複雑な感情をここまで表現できる作者の力に驚きました。前作を読んだ人にはぜひ読んでほしいと思える作品でした。
~心に響いた名文~
・「この子は『それ』ではありません」 「あなただけでなく、他人のことは基本的に分かりません。僕に分かるのは、親の願いどおりに生きることが出来ない子供が味わう苦しみです」
・「そうか。僕が何年も時間をかけて訴えてきたことを、絵理ちゃんはずっといい加減に扱って来たんだね。僕はその程 -
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ネタバレこの作品は「汝、星のごとく」のキャラクターたちが小説世界に生きていることを証明した。「春を翔ぶ」では北原先生の過去について描かれた。知るほどに株が上がるのが北原先生という人物だ。人は守るために自分の何かを失わなければならない。そして自由になることは難しく、幸せになれるとも限らない。それでも守るために、自由になるために、動き続けなければいけない。やはり彼らは作品の中に生きている。「星を編む」では生前の櫂を支えた植木と二階堂の2人に焦点が当てられる。櫂の残した「汝、星のごとく」は、彼らの助け無しには成立しなかっただろう。そして「汝、星のごとく」は間違いなく暁海にとっての「星」となった。その後も彼ら