凪良ゆうのレビュー一覧

  • 星を編む

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    本作では、女性と結婚の問題も一つの大きなテーマとして描かれている。仕事か出産か、という選択を扱った章もあり、もし自分が実際にこの問題に直面したら、とても苦しいだろうなと感じた。どちらも選ぶことはできないのだろうか、と考えさせられる。

    また、ノアちゃんと旦那の離婚に至る経緯も印象的だった。いつか結婚相手ができたら、この章を一緒に読み、同じ状況になったときどう考えるか話してみたい。妻はメンテをサボりがちになるが、旦那にゆっくりできる安心感を求める。一方旦那はセックスレスはパートナーへの虐待だといい、浮気をする。離婚してからその浮気相手と付き合ってよっていう順番の問題でもない気がするし…。

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    2025年12月14日
  • 汝、星のごとく

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    以下、作中の一部分を抜粋

    永遠にたどり着けない場所を目指して疾走するものが恋ならば、ゆったりと知らないうちに決定的な場所へ流れ着くものが愛のような気もする

    頭を縦にぶんぶん振りながら一気読みした。とても面白かった。

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    2025年12月14日
  • 汝、星のごとく

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    もっともっと早く読めばよかったなと思う本でした。
    ちょうど一番好きだった人にもう会えなくなった時に手に取りました。
    私は好きな人の幸せを願えるほど大人でもないし、連れて行ってと縋るほど子どもでもなくて、他に良い選択肢がなかったのかなとぐるぐる考える日々です。
    私も主人公のように素直になれたらなと思います。
    誰にも教えたくない、自分で辿り着いて欲しい、そんな本です。

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    2025年12月14日
  • 汝、星のごとく

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    めっちゃくちゃ良かった。
    どうしようもない親を持つ男女の高校生が、お互いひかれあうラブストーリー。序盤のラブラブの二人は心から応援したくなり、二人がすれ違ってるとき、苦しんでいるときは本気で苦しくなった。二人とも本当に義理堅くて、好感の持てるキャラだと思う。
    櫂の浮気については、ちょっとこの野郎と思うけど、話としては櫂が浮気くらいしていないとかわいそうすぎる気もする。(彼の人生の悲劇には、彼自身が原因のことがあまりにすくない。それこそ、暁海との別れくらいだろうと思う)
    「侮り」というものが物語の大きなテーマの一つで、厄介な問題だと思った。本人が意図して人をそう見るのではなく、ついついやってしま

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    2025年12月13日
  • 星を編む

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    ネタバレ

    汝ほどの激しさは無くて、優しさがある話だな〜と思った。(一部ぴりっとする所はあるけれど)
    北原先生の掘り下げが多くて、すごく良かった。私的には、絶対北原先生が良いでしょって思ったけど、なんかそれだと私も島の人間っぽい…?
    私はどっちかと言うと周りの目を気にして、求められてる行動をとる人間だから、もっと自由に生きたいな〜と思った。自分の生きたいように生きてる登場人物たちが、すごくキラキラして見えた。
    汝よりも好きってレビューがあったけれど、私は汝がやっぱり好きかな。
    星を編むも文庫化待ってます!

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    2025年12月13日
  • 汝、星のごとく

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    中島みゆきさんのエンディング曲をがよく合う映画になりそうな作品。現代社会のいろいろな課題を背負わされた男女の物語で、ここまでひどい事は起きないだろうなとは思いつつ、多少なりとも似たような問題が自分の身の回りにも起きそうな感じを受けるので、パートパートで心に響く作品。ラストに向かって徐々に話が深みを増していき、最後は涙なしで読み終えられない。

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    2025年12月13日
  • 流浪の月

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    ネタバレ

    読みやすかった。
    『当事者にしかわからない』本当にそうだと思う。
    私の価値観を、考え方を伝えて、傷つけてしまうことはあるかもしれないけど誰かに押し付けないようにしたい。
    色々な年代の人に読んでほしい。

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    2025年12月13日
  • 未完成

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    素敵な作品でした(ღ*ˇ ˇ*)。o♡
    心にジーン
    泣くシーンは純粋に心打たれました
    生徒と教師
    年の差
    互いの葛藤がむっちゃいい
    本編&番外編たくさん
    櫂人がどんどん大人にイケメンになってく姿
    胸熱くなる
    口悪い先生好き

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    2025年12月11日
  • 星を編む

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    汝星の如くの続編

    読み終わりたくなかった。前作同様、美しい情景描写と切なくてそれでいて温かい世界観、本当に良かった。
    汝星の如くもどちらも周りの目を気にするなっていうメッセージが強く現れてると思う。北原先生が好きすぎて、北原先生にフォーカスされた春に翔ぶはまじで印象的やった。淡々と自分の軸を持ってて、先生のような印象が最初は強いけど、物語が進むにつれて実は内面にさまざまな葛藤を抱えていて、それでも守るべきもの守りたいものを守る大人って感じ。
    多分これから先も尊敬する人、すごいなって思う上司、感情のブレが一切ない天才肌の友人、たくさんの人に会うだろうけど北原先生がそうだったように自分が凄い完璧

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    2025年12月11日
  • 星を編む

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    ネタバレ

    前作に引き続きスラスラと読めた。女性が人生で自由を得るためには経済的自立をしないといけないところを書いているのが信頼できる。とてもロマンチックな小説でありながら、現実的。血が繋がらなくても、世の中の呼び方に収まらない関係でも、間違いなくかけがえのない人であることこそ、100%自分の意志で大切な存在なのかなと思った。

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    2025年12月11日
  • 美しい彼【SS付き電子限定版】

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    凪良ゆうさん原点のBL小説を読んでみたくなり、本屋で麗しすぎる表紙に惹かれ購入。
    始めは『えっ…この2人がくっつくんだよね…?』と思ったが、2人が結ばれるまでの心理描写が繊細に描かれていてとても良かった。
    BLということもありそういう描写は何回か出てくるが、濃厚すぎずな表現で読みやすい。受けと攻めが想像していたのとは逆で、これまた萌えた。
    シリーズ全冊揃えようと思う。

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    2025年12月09日
  • 汝、星のごとく

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    幸せになれなくてもいいのだ。ああ、ちがう。これがわたしの選んだ幸せなのだ
    自分にとってなにが大切なのか、自分で選択する大切さや強さ。瞳子さんと北原先生に対して全ては理解できないけど、ふたりの言葉に考えさせられることもありました。

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    2025年12月21日
  • 星を編む

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    「汝、星のごとく」よりも好きだ。

    北原先生と暁海さんの話がメインになっているものが多い感じ。北原先生の優しさが胸いっぱいになる。
    前作は辛い展開が多く苦しかったが、本作は優しさが素直に感じられた。

    北原先生と暁海さん、菜々さん、結ちゃん、血は繋がってないけどしっかり家族だ

    でも北原先生、結ちゃんの結婚式で号泣してたのに、まさか。

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    2025年12月08日
  • 神さまのビオトープ

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    なんだか、凄く穏やかで優しい気持ちになれた。
    人と違うところがあって、秘密がある。
    幸せの形は人それぞれだし、そもそも形なんてないかもしれない。
    そう受け入れて自分なりに生きていきたい。

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    2025年12月07日
  • 流浪の月

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    2020年本屋大賞受賞作。
    20歳の男子大学生が9歳の少女を誘拐監禁した。
    「普通」異常な性癖をもつ男が悪で一生の傷を負わされた可哀想な女の子という解釈をする。

    普通って何だ?
    現実と真実は違う。
    コメ欄にある一文「本当に男が悪かどうかは、その男と女しか分からない」これが真なのに
    時間短縮の為か面白おかしくしたいのか、僕らは自分の脚色も加えて理解してしまう。

    便利なはずのネット社会。
    デジタルタトゥーは至るところに転がっている…
    更紗と文の生活はちょっとレオンを思い出したな

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    2025年12月07日
  • 星を編む

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    凪の時も嵐の時もずっと見守ってくれた北原先生の深い愛に感動
    愛とは…
    守るとは…
    自由とは…
    結婚とは…
    生きるとは…
    続編、アナザーストーリーなのに本編よりもずっと愛に満ち溢れていた

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    2025年12月06日
  • 星を編む

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    「汝、星のごとく」もものすごくよかったけれど、この「星を編む」もそれ同等か、むしろさらに良い。煌めく表紙も素敵。北原先生の行動1つで、暁海と櫂、菜々と結の人生がよい意味で大きく変わった。最後まで読んでら本当に暁海良かったなと思った。周りにはたくさんの人がいて、それぞれの価値観でたくさん言ってくる。でも、そんなことに左右されず、自分たちの進みたいように行動する登場人物の姿に勇気づけられた。

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    2025年12月06日
  • 星を編む

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    前作から引き続き大好き、もうほんと大好き。
    現実的で学びや刺さりを得ながらも、物語として面白く儚くて煌めいていて、読んでいる時間がとてつもなく愛おしい時間だった。
    正解の形なんてないから、腹を括って自分で悩み決断をし時に失敗し振り返っていくしかない。でもそれは辛いだけの道のりでもきっとない。
    読みながらすべてを肯定されている気持ちにもなるし、他の人に対して優しい無関心にもなれる本だなと思う。ほんと、夫婦でも家族でも自分には見えてないもの知らないことが沢山あるんだから、自分の価値観に当てはめて勝手に解釈するのはやめよう。いや、してもいいけど口に出すな、ほんとにダメだぞ自分。

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    2025年12月05日
  • 流浪の月

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    「普通」「優しさ」「常識」
    これらについて深く考えるきっかけになった。

    自分の中での優しさや普通をもっと慎重に考えながら、間違えることもあるかもしれないけれど、目の前の人くらいは大事にしていきたい。

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    2025年12月04日
  • 流浪の月

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    誰かに依存しないように、って日常生活で自分に言い聞かせることが多いんだけど、それってその人を失ったときに1人でも生きていけるようにするための暗示なんだよね。でもその依存先があることによって救われることも、がんばれることもある。恋人に依存してしまいがちだけれど、何か違うものに依存先(避難先)をつくるって人生において必要なのかもしれない。

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    2025年12月04日