凪良ゆうのレビュー一覧

  • 流浪の月

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    ネタバレ

    「事実と真実は違う」というメッセージを何度も強く感じさせられました。『わたしの美しい庭』も今回も、当事者にとって一番心地いいものが世間の一般論や肉体から離れた場所にあること、それを互いに理解し合っているところにこそ誰かを慈しむ心があるのだと思いました。読んでいて切なくなる場面も多かったですが、どうか彼と彼女と彼女が自分らしく幸せであるように願っています。

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    2026年05月08日
  • 汝、星のごとく

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    久しぶりに号泣。

    田舎の高校生から、環境が思い切り変わってどのように関係も変わっていくのか。

    ずっと一緒にいることは難しいのか?

    考えさせられた。

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    2026年05月07日
  • 流浪の月

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    ネタバレ

    あまりにもどかしく、一気に読み切った。

    当事者と、その他にとっての、見え方は違う。

    雑で自由な更紗や梨花の母と、
    漠然とした周囲の期待に応えようとする文の母、
    どの母親も気持ちは分かる部分があった。
    こどもより自分を優先している部分は同じか。

    その上でもがきながら、時に過去に捉われながら、こどもから大人へ成長していく姿が確かに描かれている。
    背中を押される。

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    2026年05月07日
  • 汝、星のごとく

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    まさに「夕凪」といった穏やかで美しい結末であった。
    この物語において主人公たちは「何に縛られるかを選ぶための力をつけること」、「選び取り、捨てなかったものとそうでないものの価値を理解して選び取ること」により苦しみ、ぶつかってすれ違い、成長をしていった。それらを経た後の第四章はとても美しくて涙なしに読むことはできなかった。

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    2026年05月07日
  • 汝、星のごとく

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    自由は気持ちいいけれど、自由で居続けるには力がいる。

    この映画を早く見たい。


    ⭐︎大金を無心する
    親や親戚など近しい関係の人に対し、遠慮なく金銭をねだったり、借りようとしたりする行為。

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    2026年05月06日
  • 汝、星のごとく

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    生まれと育ち、毒親、お金。同じような環境で育った2人が出会うは必然だったのかもしれない。それらから抜け出したいと思っていたのに自己犠牲からすれ違ってしまった2人。

    誰のために生きているのかわからなくなってしまわないように、自分の幸せがなんなのかハッキリさせたい。

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    2026年05月06日
  • 流浪の月

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    楽しい生活から始まり、二転三転しつつ、
    2人が出会ってお互いをしっかり愛としてではない?のかもしれないけど、
    思い遣って生活するシーンや協力していく姿に優しい気持ちになった。

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    2026年05月06日
  • 流浪の月

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    所々の不穏さに心がザワザワしつつ、幸せな気持ちで読み終えることができました。

    自分にとっての正しさは、誰かにとっては正しくなく、自分にとっての優しさがかえって誰かを傷つけることもある。
    この世に絶対はないのだから、傷つくことも傷つけることも避けられはしないかもしれないけれど、相手の心を考えられる人でありたいと思いました。

    また、本作の2人のように、本人たちにしかわからない生き様を送る人達と向き合った時、私は、その人らしさを肯定できる人でありたいです。

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    2026年05月06日
  • 星を編む

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    汝、星のごとくは、親に振り回されながらも必死に生きる2人の人生に深く感情移入してしまっていた。
    読み終えたあとは強い喪失感が残った。
    「星を編む」はその喪失感が少しずつほどいてくれる。
    すべてが報われるわけじゃなくても、「人生の終わりに幸せだったと思えること」こそが、本当の幸せなのかもしれないと感じた。

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    2026年05月06日
  • 星を編む

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    余韻から、抜け出すことができない、
    いや、抜け出したくない、まだこの、
    この世界にいたい、そう思えるシリーズ

    それぞれの形、それぞれの幸せ

    私にとっての幸せとは
    私の終わりとは、
    なんだろう

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    2026年05月06日
  • 汝、星のごとく

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    読み終わったあと、しばらく動けなかった。
    「汝、星のごとく」は、いわゆる綺麗な恋愛小説じゃない。
    むしろ、どうしようもない現実の中で、それでも誰かを想ってしまう人間の弱さと強さを突きつけてくる作品だった。
    環境とか、家族とか、選べないものに人生を引っ張られながら、それでも「誰かと生きたい」と願ってしまう——その感情があまりにもリアルで苦しい。
    タイトルの“星”は、手の届かない存在の象徴なのかもしれない。
    近くにいられなくても、消えることはない。むしろ遠いからこそ、ずっと残り続ける。
    読後に残ったのは、温かさというより、静かな痛み。
    でもその痛みが、確かに「生きている実感」だった。
    たぶんこれは

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    2026年05月05日
  • 星を編む

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    ネタバレ

    汝、星のごとくで語られなかった、北原先生の過去、櫂の死後の小説や漫画の出版の話、暁海のその後の3部構成。
    北原先生の強さに改めて驚いた。
    前作と続けて読むことで、複数人の人生を見てきたような、良い読書体験ができた。

    0
    2026年05月05日
  • 汝、星のごとく

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    こんなにも重たくて、丁寧で、美しい。本作や『流浪の月』など、凪良ゆうさんの作品はいつもそういった印象だ。元々BLを書かれていたそうだけど、同性愛はつながることができないからこそ言葉がとても多い印象だ。そこから今に至るのかなと思う。ここまで人の感情を丁寧に丁寧に紐解くことができるなんて。

    櫂が言うように、きっと凪良さん自身もこの作品を書いていて痛くて痛くて仕方なかったのではないだろうか。それを思うと苦しい。櫂と尚人と同じくクリエイティブな世界に、そして文章を書く世界にいるが、書くという作業ら本当に本当に痛い。どうでもいいWEB記事は痛くない。自分を切り出して書くことこそが痛くて仕方がない。痛い

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    2026年05月05日
  • 流浪の月

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    この本を読んでいるときに感じた既視感は朝井リョウの「正欲」だった。
    題材に近しいものがあるからかもしれないが、ノーマルとされるものから外れる悲しさと疎外感、怒り、苦しみ、などが描かれ、アンチテーゼを突きつけられる感覚が似ていると感じたのだと理解。
    解説で、この物語が何を描いているのかが分かりやすく整理されていた。
    他人が嫌がることはしない、が自分が嫌だと思わなければ他人にもして良いということではない、というのは大変耳に痛い。
    優しさでしたことは批判の対象にならない、という自分勝手で無責任な振る舞いを自分もしたことがあるはずだ。
    常に他者の背景を読み取って行動をする、発言をすることは不可能に近い

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    2026年05月05日
  • 汝、星のごとく

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    櫂と暁海の2人の心情がお互いの目線から描かれ、この時相手はどう思っているのだろうとどんどん没入してしまった。自分とは全く違う背景を持つ2人だからこその価値観を追体験できるとても素敵な一冊でした。

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    2026年05月05日
  • 汝、星のごとく

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    久々にどっぷり没入した...
    壮絶で、呼吸を忘れる。
    苦しく、必ずしも綺麗じゃないのに(ネグレクトや酒、お金、社会の理不尽がありありと表現されている)、 いやな感じはまったくせず、もはや、きらきらしたものが心に残る気さえするのはなぜだろう。
    こういう類の題材は読み進めるのが苦しくなることが多いのに、すっきりと読めた。
    言葉の表現と瀬戸内の空気感の描写のおかげかな..
    櫂と暁海のふたりの視点から構成されていて、どちらの考えも分かる気がするからかな

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    2026年05月05日
  • 汝、星のごとく

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    ネタバレ

    最悪の環境で育ち、限界の状態を何度も経験してきた2人だからこそのやり取りやすれ違いが、とてもリアルでした。自分が同じ立場だったらどうするのか、この状況で何を選べば正解なのかなど、それぞれの視点を考えながら読むことで、2人の強さや弱さがより感じられます。余韻が抜けないので、続編も読もうと思いました。

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    2026年05月05日
  • 汝、星のごとく

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    ネタバレ

    去年初読していたけど映画化の話を聞き再読。
    高校生のときから重い荷物を背負され、早く大人にならざるを得なかった恋人たちの十数年に渡る夕星のような恋物語。

    子どもは親も生まれる環境も選ぶことができない。私自身も2人とは違う荷物ではあるけど、たくさんの荷物を背負って早く大人にならざるを得なかった過去があって、暁海と櫂への共感が読むたび湧き出て止まらなくなります。

    作中では2人の生い立ちをヤングケアラーという言葉で表しているのですが、2人のなかに育った肉親への利他的で自己犠牲的な思考パターン、行動規範は大人になってからも様々なところで2人の人生を蝕み苦しめ続けます。(自分のために自分の人生を生き

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    2026年05月04日
  • 汝、星のごとく

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    『汝、星のごとく』感想

    美しい文体と、高い解像度で描かれる登場人物たち。
    置かれた環境を変えることの難しさの中で、苦しみ、もがきながら成長し葛藤していく姿が丁寧に描かれている。全体を通して見たときの物語構成の美しさも印象的だった。

    物語は櫂と暁海、2人の視点が交互に描かれていく。
    京都から瀬戸内へ越してきた櫂と、瀬戸内で生まれ育った暁海。どちらも複雑な家庭環境を抱え、島という閉鎖的なコミュニティの中で“消費される側”にいる。そんな孤独を抱えた2人が惹かれ合うのは、ごく自然な流れに感じられた。

    高校卒業後、漫画家を目指して東京へ出た櫂と、母を案じて島に残ることを選んだ暁海。
    同じ環境にいた

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    2026年05月05日
  • 流浪の月

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    普段通り感想を書き留めながら読み進めたいのに言葉が何も出てこない、こないまま黙々と文と更紗の行く末を案じてしまう本。
    更紗と文と一緒に真実が伝わらない虚無感を全力疾走で走る、世間も大人もずるくて弱くて、自分が想像できる範囲でしか物事が見れないんだ。

    だから最近、ニュースで見るいたたまれない事件や報道をまっすぐ受け止められない
    もしかしてどこかで湾曲されてるんじゃないかな?って、真実はこの報道の通りのところにしかないのかな?って思ってしまう。

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    2026年05月03日