凪良ゆうのレビュー一覧
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「でも……きみを傷つけたのは男で、個人としてのぼくじゃない」
「でも律は男だよ」
ああ……と言葉にならないなにかが込み上げてきた。それがあふれ、こぼれ、ぼくたちを隔てる水流となる。水流は川になり、河となり、左岸と右岸は大きく隔てられていく。彼女の痛みとぼくの痛み。彼女の憤りとぼくのやるせなさ。ぼくたちはどこで橋をかければよかったのだろう。
p238
が読んでいて、朱里さんと律さん両方の気持ちが伝わってきてやるせなかった。相手の価値を分かろうとする。でも、自分のなかに落ちていない。だから、もっと話し合う。もっと二人の溝が広がる。この閉塞感というか、行き止まり、どこにも辿り着かないイメージが自分 -
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ネタバレ発売日に購入しました!
新作を出すという著者ご本人のSNSにコメントしましたら、ご丁寧にコメントをいただき、ウキウキで買ってしまいました。
直木賞ノミネートも素晴らしいです。
いつか直木賞作家になってほしいです。でも、そのままで素晴らしいこと、私たちは知っています。大好きです!!
以下はお気に入りの文の引用です。
「自らのセクシュアリティを自覚した少女のころから、すでに何十年も続く戦いにわたしはまあまあ疲れている。」
「--世界中に認められなくてもいい。ーー大事な人にだけわかってもらえれば。願っていたのは、ただそれだけのことだった。「(略)ずっと本当の自分を知ってほしかった。」」
「「派遣さ -
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たくさんの価値観がぶつかっている。どれも読んでいて、この人の気持ちはわかる、だけど相手の気持ちもわかる。みたいなどっちつかずの曖昧な感情のまま読み進めていった。
結局は最初の『Thank you for your understanding』の親の言葉な気がする。
全てを理解することなんて無理。だけどそこでもう分かってもらわなくてもいいやって切り捨てたり自分の考えを押し付けたりするだけじゃ相手と一緒に生きていくことは出来ない。
仕事をするにも恋愛をするにも、生き方全てにおいても、自分の考えや信念があることはすごくいいこと。それは誰かと違ってもいいし違うからって自分を曲げる必要はない。だけど、自 -
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隕石衝突で人類滅亡?どうやってもSF色になるやん。
凪良ゆう先生と担当編集さんならどう作り上げるんかな?と思いながら、
普段なら絶対手に取らない設定の小説を凪良ゆう先生の大ファンだから読まなきゃという使命感で手に取りました。
結果、大ハマリ。大感動。有り得ないほどの読書体験。もはやアトラクション。でした。
この世の不条理を受け入れ、歪ながらも形になる。
滅亡しないからこそ諦めていた本当に欲しいもの、やりたいこと、なりたい自分が、滅亡という大ショックな未来がキーとしてどんどん湧き出てくる。
もちろん世界はそうなるよな、うんうん。
ただ、そうなるにも理由があるよな、わかる。
あーーそういう解 -
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ネタバレ苦しいという感情と、それでも深い愛を感じる作品。
もうやめてあげて、そんなふうに決めないで、素直になって、こうしたら…と感情移入するほど苦しくなる。でもこの私のこうすれば、という考え方も自分の基準でしかなく、当人たちしかわからない正解と、自由と、決断があるのだと。
思い合っているのに、すれ違い続けて、迷いまくって、一つの幸せに二つの不幸がくる、切なくて苦しい。
過去は変えられないからこそ、自分で正解にしていくしかないし、自分の気持ちに従っていくこと・誰かからの評価で左右されないことが、結果しあわせなのだろうと考えた
遠回りしても、自分が良いと思う道を選び、愛する人のそばにいること、やりたい -
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今まで色んな人に布教してきましたが、私の布教で読んでくれた人は、まだ1人しかいません!(カナシイッ)
この感想をみて、興味を持ってくれる人がもしいたら、多分嬉しすぎて5メートルくらい飛んじゃいます(バレー部の力)
胸が締め付けられるような切ないお話ですが、読み終わっときは悲しいとかそういう感情より、ただこの2人がいつまでも幸せでいて欲しいと思いました。つまり、感動するってことです!(私の語彙力どこいったんですか!?)
突然すぎますが、もし、「どういう恋愛がしたい?」って聞かれたらあなたならどう答えますか?(正直にいうと、イケメンで優しい人なら何でもいいんですけど、)
私だったら、人生を誤ってで -
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亡くなった夫の幽霊と一緒に暮らし続ける女性。ロボットを親友として心の支えにしている少年。まだ大人になりきらない未成熟な少女を見守り続ける青年。ひたすら美を追求しては辛かった過去の復讐を繰り返す女子高生。そして彼女のストーカーに疑われながらも接触を続ける美大志望生。
世の中の一般常識や世間体から見れば、はみ出てしまうような人たち。そんな彼や彼女の心の葛藤が、こんなにもストンと自分の心の中に沁みてくるとは思わなかった。
前掲の人々は、なんとか前向きに生きていこうとするのだけれど、家族、学校、会社、地域の共同体の人たちの目は厳しく、傷ついてしまうことも。
そんな煩わしいことはまずは横に置いてお -
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【あらすじ】
第21回(2024年)本屋大賞ノミネート作にして、第20回(2023年)本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』の続編。
前作では語り切ることの出来なかった3つの物語を綴った作品である。
北原先生が結(ゆう)を養育するに至った過去を語るーー『春に翔ぶ』
早逝した青埜櫂(あおのかい)と久住尚人(くずみなおと)の遺作刊行のために奔走する二人の編集者を描いたーー『星を編む』
青埜櫂の死後、遺された井上暁海(いのうえあきみ)と北原先生の行く末を紡いだーー『波を渡る』
以上 三作を収録している。
【短評】
『春に翔ぶ』(評価:★★★★☆)『星を編む』(評価:★★★★☆)のニ作を読み終わった印象は -
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★ 4.5
本屋にまつわるアンソロジー
書店がどんどん消えていく現代で、親の代からあった書店を形を替えて受け継ぐ娘。
ガラガラになった商店街に一から駄菓子屋兼本屋を友人と作ろうとする若い男性たちの思い。
色んな思いで、本好きから始まって、本を愛する人たちに本と場所を提供する。
経営が難しいけれど、代々バイクで配達まで無料で行って地域の人たちにも愛される本屋さん。
凪良さんのは先日読んだ短編集の中にあった一編だけど、内容が好きだったから再読出来て良かった。
全体的にほのぼの〜。◕‿◕。
やっぱり私にとっても本屋が近くにあるだけでうれしい。