凪良ゆうのレビュー一覧

  • 汝、星のごとく

    読みやすい!

    読書初心者でも読みやすい本でした。ほぼ一気読みしてしまいました。
  • 流浪の月
    ずっと気になっていた一冊。やっぱりというか……とても良かった。映像ではなく小説で読むことの方がしみる作品だと思う。
    世間的には誘拐事件の加害者と被害者である2人だが、世間で認識されている事実と、真実は大きくかけ離れている。そこに起因する認識の隔たりが、事件当時も15年後も、2人を追い詰めていく。一般...続きを読む
  • 汝、星のごとく
    凪良先生の作品は、読後感がすごい。
    いろんな思いがめぐって、しばらく余韻に浸ってしまう。
    なので、毎回覚悟を決めて、読み始めるようにしている(笑)

    暁海も櫂も、取り巻く環境が変わっていく中でも強く互いを想っているのに、言葉を飲み込んだり、敢えて弱音を吐かなかったりすることで、どんどんすれ違っていく...続きを読む
  • 汝、星のごとく
    “普通”じゃない家庭で育った2人にとって正しさとは何なのか。こうしたいという思いがある中こうあらなければならないという義務感に駆られ、自分の思い通りに世界は回らず、それでも迫り来る現実を受け止めなければならない。歯車がたった一つかみあっていれば、ずれていれば違う結末を迎えていたかもしれないが、その歯...続きを読む
  • 汝、星のごとく
    高校生で島で出会い、支え合っていた2人が少しずつ大人になるに連れて周りの環境や考え方が変わっていくにつれて、こんなにも生き方が変わって来てしまうのか、読み進める手が止まらないくらい続きが気になってしまう物語に出会えたのは久しぶりでした。読み終えた後に、この時こうしていれば、違う未来があったのではない...続きを読む
  • 流浪の月
    性的な恋愛関係で無くても惹かれ合う関係がある。自分の価値観で他人の関係を評価することの残酷さを感じた。
  • 流浪の月
    ずっと読みたくて、読めた。
    2日で読み終わってしまった。
    すごく引き込まれて、寝るのも忘れて読んでた。
    さらとふみ。
    世間は真実とは異なるものを事実として作り上げ、無意識にみんな傷つけてる。
    読んでてつらくなった。
    さらとふみの関係がすごく素敵に思えた。これも語弊がありそうだけど。
    自分をわかってく...続きを読む
  • 汝、星のごとく
    プロローグとエピローグ、全く同じ内容なのに感じ方が全く違う。色んな形の家族があるよな、、、何が正しいのか、、、?それって誰が決めるの?高円寺に住みたくなりました。笑


    2人が高校生のときから始まって、大人になって櫂は仕事で成功して、でも挫折して、病気になって、最終的にはまた暁海と再会して、、、、と...続きを読む
  • 汝、星のごとく
    読んでいて心の中がもやもやしっぱなしで、正直しんどい。しかしページを捲る手を止められず一気に読んでしまった。心理描写が巧みすぎて登場人物を知人のように感じてしまった。考えさせられる刺さる言葉もたくさんあり、読後感も爽やか。同じ文章なのに最初と最後でこうまで感じ方が変わるのかと驚いた。
  • すみれ荘ファミリア
    下宿屋すみれ荘に住む人たちと、管理人の一悟とのほのぼのした日常…ではなく、普通に見えるけど、みんなそれぞれの内面に抱えている毒。それがだんだん表に出てきて。
    一番堪えたのは、「不条理な天秤 母の告白」の章かな。

    そして短編「表面張力」も、結構ゾワっときた。
  • 流浪の月
    真実と事実。これってやっぱり、それぞれが存在し、人の数だけ真実と事実があると思う。
    人は自分の頭で整理できる都合の良い方に真実と事実を作っていく、文とサラサにしか理解できない真実と事実があるのに周りが勝手に想像し、形づくり、干渉し、傷つけていく。
    でも、人は自分より他人に興味があるんだよね。
    ラスト...続きを読む
  • 滅びの前のシャングリラ
    壮大な状況設定だけど、すごく読みやすい。
    最初の語り手の男の子がすごくいい。

    絶望の中に、大事なものが浮かび上がる。それは絶望の中に入らなければ分からなかったもの???
    余韻を味わいたいと思います!
  • 汝、星のごとく
    世間から見たら複雑で理解不能な関係性でも、本人達はそれが最善としているし、事情を知る私もそれが最善だと思える。
    この本の登場人物達のように周りの目を気にせずに自分の人生を歩める人間になりたい。
  • 星を編む
    「汝、星のごとく」の続編ということで読みたくなった。

    人の内側が、水面に揺れるように描かれている。

    「汝、星の如く」で登場した人たちの過去や未来が見れた。読むのが止まらず、物語のなかに引き込まれた。
    誰でもなく、自分の人生を生きることがどれだけ尊いか。

    人が何を抱えているのか、どういった過去が...続きを読む
  • 流浪の月
    凄く重たくて、考えさせられる物語だったので上手く感想が思い浮かばない。。。
    物凄く大きな悩みを抱えている人にとって、"1人じゃない"ということがどれだけ支えになるのか、人と人が繋がることがどれだけ強大な力を持つのかを知ることができた。ほんのちょっと被るところがあったのか、「正欲」を思い出した。
    自分...続きを読む
  • 滅びの前のシャングリラ
    すごくよかった。
    一ヶ月後に小惑星が追突する世界で描かれるヒューマンドラマ。
    ありがちな設定だけれど、いわゆる『終末小説』の中では一番好きです。
    一ヶ月後には世界が終わる———そんな絶望の中で、人々が見つけ出す希望とは。
    めちゃくちゃ良かったです。そして泣けます。
  • 星を編む
    『汝星のごとく』の続編。
    それぞれの人生に物語があり、愛の形も様々。
    2冊を通じて、何人もの人生への向き合い方を見るとこができた。
    至高の2冊。
  • 汝、星のごとく

    よかった

    読む手が止まらない。
    なんでここまで読まずにいられたのか自分が信じられない。もったいない。
    重いテーマなのに感情移入が容易くてスラスラ読ませるのは本当にすごい。というか、重い内容を書こうと思ってそれを1つの作品に落とし込めるのも流石ってかんじ。女の子が途中で言った普通って何?と色々捲し立てる所が本当...続きを読む
  • 流浪の月 シナリオブック
    人間の嫌な部分が見え、自分を確認する作品。

    一般と違うだけで異様な目で見て、その人とその周りの全てを否定する。
    幼女と成人男性が関わる事件は、性被害があったという前提で考える。
    被害者を哀れな目で見て、可哀想な子というレッテルを貼る。

    客観的に見たら、自分はこんな偏見的な考えはないと思うのかもし...続きを読む
  • 滅びの前のシャングリラ
    これ好きだ~
    あーもう終わっちゃう~!と思いながら読んだ。
    職場でふと、「あれ?地球って滅亡するんじゃなかったけ?」と錯覚してしまう瞬間があって驚いた。
    ほんの一瞬だったけど…
    そこまで入り込めた作品ということだろう。

    「ひとめあなたに」に続いて読んだので、作品の違いも楽しめておもしろかった。

    ...続きを読む