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とにかく刺さった。
プロローグとエピローグが読前読後で全く違う印象になる仕掛けもすごい。
人生の岐路に立った時や、末尾が5歳もしくは10歳の前夜に読んでおきたい一冊。
10代のうちにこんな作品に出会いたかった。
櫂の母親は最後まで悪い人で、
暁海の両親はちょっと良い人になり、
その他の2人を取り巻く人達はどこまでもいい人。
出出しは読むが辛かったですが、終盤は怒涛の展開
また映画化さらるのが当然の様な良作でした。
Posted by ブクログ 2024年04月21日
ページをめくる手が止まらなくて、3時間程で読み終わりました!
後半に行くにつれてとにかく切ない気持ちになります(;;)ですが、これからの人生をどう生きてゆくか、自分は何をしたいのか、改めて考えるきっかけにもなる作品でした。
是非一度読んでいただきたい作品です。
Posted by ブクログ 2024年04月20日
切ない。
いろんな形の家族、恋人、親子がある。
櫂も暁海も親にしばられていて、かわいそうって最初は思ったけど、それは違うかな、、?
自分の人生、選ぶのは自分。
正しさなんかわからない。
周りに左右されずに強く生きられる自分でありたいし、誰にも恥じない自分でありたい。
紆余曲折の人生も歩んでみたら
...続きを読むどこも自分が選んで進んできた道。
2人ともとても優しくてあったかいなぁって
思った。
Posted by ブクログ 2024年04月19日
人間性とはを問うという言葉がしっくりくる
なぜ女性はこうしたらダメなのとか島という狭いコミュニティの中で生きていく主人公の壮絶な人生
昔は恋人で別れまた復縁して。その間お互いが我慢して言えなかった部分をそれぞれのエピソードで見れる魅せ方が良かった。
毎回見れなかった今治の花火。ようやくの思いで見れた...続きを読むが櫂は息を引き取った。
最後のエピローグがはじめのプロローグに結びついていて、でも全てのエピソードを読んだ後にしかわからない話がプロローグに足されていて心がじんわり熱くなった
Posted by ブクログ 2024年04月18日
面白かった。
(おそらく)瀬戸内の島で生まれて育ったヒロイン。
島特有の噂話、隠し事ができないことに息苦しさを感じる。
父親は浮気をしていて週の半分も帰ってこないが、母親は素直になれずに、
心を病んでいく。男女の差別があり、同じように評価されない。
→父親の浮気相手は刺繍の先生で、自分で整形を立てて...続きを読むいる。
京都出身だが、親が男依存で、男がいるとコロについていく、ヒーロー。
親は自分のことで精一杯で、子供を見ている余裕がなく、男との用事を最優先して放っておかれる。その影響で中学生からお酒をのむ。
唯一はネットでしりあった、友達と、漫画を書くこと。
二人は独特な関係の中で若い恋におちる。
男は漫画がヒットし、東京に引っ越す。ついていきたいが親のことを理由に島から出られない。男は次第に東京に染まっていき価値観がずれていき、別れることになる。
女は刺繍で生計を。男は漫画で生計を、それぞれ独立していくが、どこかでわすれきれない二人。
そんな中男の相方が、未成年に対する性暴力疑惑でネットで叩かれ、漫画は絶版となる。(男の相方は、ゲイ)
さらに胃がんが見つかる。
女は昔から世話になっている、学校の先生と(形上)再婚する。
学校の先生は子供がいて、週に数日会いにいく。
それぞれが、したいことをしながら、社会の枠組みにとらわれず、
不思議な関係で、居心地良く成り立たせている。
書くと陳腐だが非常におもしろかったです。
ー
いざってときは誰に罵(ののし)られようが切り捨てる、
もしくは誰に恨まれようが手に入れる。
そういう覚悟がないと、人生はどんどん複雑になっていくわよ
ー
Posted by ブクログ 2024年04月16日
人間は正しい生き物ではないな。
親も未熟であることを子供ながらに知ってしまったことは不幸だと思う。
それでも先生が立派な役目を果たしていたことは櫂と暁海にはとても幸運なことだった。
Posted by ブクログ 2024年04月16日
読み始めてすぐ夢中になった
周りの環境に翻弄される櫂(かい)と暁海(あきみ)すれ違ってしまう心がなんとももどかしくて。あの時もし電話をかけていたら、もし一言声をかけていたら違ったのに…と思わずにいられない
生きていれば何度か訪れる岐路
"自分で自分を養える、
それは生きていく上での最...続きを読む低限の武器です”
本当にそうだねと心に響いた
Posted by ブクログ 2024年04月15日
これはもう一回読むと決めた。
自分の人生で軸にしたい本に初めて出会った感覚。
自分は特に恋人ができるとその人一筋になって、他が見えなくなるタイプだったし、なんでそうならない人が存在するか、正直理解できなかった。
けれど、この本を読んでとてもスッキリした。ああ、自分の人生の舵を自分できってるからなの...続きを読むだなと。
自分の人生の責任は誰も取ってくれないし、私は私の人生しか歩けない、誰の人生も歩いてない、当たり前だけど意識しないと誰かに任せてしまいそうになる。
逃げたい時や苦しい時はあるけれど、自分は誰の人生も生きない、私の人生を作っていこう、そのために大切な人を取捨選択し、もっと大事にしようと思えた、とてもとても素敵な本だと思います。
Posted by ブクログ 2024年04月14日
またしても、「自分を縛るものからの解放の物語」を発見。
エデンの東の「ティムシェル」と同じ文脈の言葉が主人公を救っていく。
「自分を縛る鎖は自分で選ぶ」。
こんなにもストレートに「ティムシェル」に通ずる言葉が出てきて、読んだ瞬間にジワっときました。多くの小説家の方が、この普遍的なテーマで書きたくな...続きを読むる気持ちが、分かる様な気がします。
「ティムシェル物」の本棚に、確実に入る名作です。
Posted by ブクログ 2024年04月13日
とても面白かった。こういうのを読むと自分は恵まれた家庭環境だったんだなとしみじみと痛感する。男に誑かされる母親を持つかい櫂と父親が家から離れ鬱を患った母親を持つ暁海の物語。かいが漫画家として成功する一方で母親を世話しながら地元の瀬戸内の島に残った暁海はだんだんと食い違うようになり別れるがその後かいが...続きを読む相方の不祥事で無職となり、胃がんを患う一方で暁海は北野先生と結婚して刺繍家として自立をするようになる。最後のいろんな関係性がある6人で今治の花火を見るシーンは琴線に触れるものがあった。
ストーリーを通して経済的に自立することが大事でそれがあるからこそ相手と対等に、自由な関係を築けるんだなと。
暁海の父親の浮気相手の瞳子が毅然とした女性として描かれているけど、冷静に考えたらやばいことをしているなと思った。
Posted by ブクログ 2024年04月13日
もう既に今年1番て言ってもいいぐらいの名作。
買って手元に置いておきたいと思った。
特に後半がやばい。28歳以降がやばい。
人生の選択、恋愛だけじゃない、仕事、お金、人付き合い、全部入ってる。
自立すること、自分で決めること、仕事すること。
無性に稼ぎたくなった自分のスキルで稼ぎたくなった。
そし...続きを読むて元彼に会いたくなった。昔の恋っていいな。。。。読みながら昔の自分思い出してた。元彼は今何してるんだろう。
自分の人生を生きていいんだ、そう決めてからの2人の生活。感情の描写。ほんとすごい。泣きそうになった。
一つ一つの言葉が丁寧でじっくりなでながら1行ずつ読み進めたくなる。後半は特にそうだった。
ホント読めてよかった。出会いに感謝。
Posted by ブクログ 2024年04月13日
やっぱし本屋大賞受賞作品っす
どっしりとした安定感で感動に包まれます。
少しもたつき感(ほんの少しだけ)がある気がしますが、そこは大賞作品だけあって味というか何というかよかです。
Posted by ブクログ 2024年04月13日
あまりにも切なすぎた。
序盤から中盤にかけては、青春時代の青さを感じることができる。
中盤から終盤にかけては、社会に入り、自分自身やりたいことと仕事との矛盾であったり環境であったりを考えさせられる。
ただ、青春時代も青さだけでなく、そこにあるのはこの先自分たちがどうなるかという不安であったり絶望...続きを読む感もあり、登場人物達それぞれの思考を読んでいる側がすごく共感できる内容になっていると感じた。
とても面白かったので今年出た本も読もうと思います。
Posted by ブクログ 2024年04月12日
読んでいて辛かったし楽しかった
まず文章がとても読みやすくスラスラと読めたので情景が思い浮かべやすかった
最後は鼻の奥がツンとした
素晴らしかったです
Posted by ブクログ 2024年04月12日
流浪の月が面白かったので読んだ本作。
こちらも良かったです!
本作でも単なる愛情では片付けられない、新しい人との絆の在り方があって感動しました。。
スピンオフ作品があるので、そちらも読んでみたいです!
Posted by ブクログ 2024年04月10日
作者はどんな気持ちでこの作品を書き上げたのだろうか。
読んでいてずっとしんどかった。
作中には心に残したいフレーズや表現がたくさんあったけど、読み返す気力は湧きそうにない。
スピンオフの次作も読む予定だけど、今の自分で読めるのか不安になってあらすじを読んでしまった。前情報は0で読み始めたいのに、今作...続きを読むのしんどさを連続して感じられる余力がない。
ずっとぐるぐると同じ思考を繰り返してしまう。
彼がもうこの世にいないことが彼女以上に受け止められていない。
作家って残酷な生き物。
つくづく思い知らされた一作。
何かの折に思い出してしまいふと
涙が込み上げてくる。
久しぶりにこんな作品に出会ってしまった。
再読はしんどいので読むのはもうこの一回きりになると思う。
でもずっと忘れずに記憶にささったまま。
読み返せないけどずっと残る。
あーしんど。
Posted by ブクログ 2024年04月10日
自分の人生は自分で決めなければならないと教えてくれた小説でした。
暁海と櫂、周りの人間に振り回されてしまう描写がつらくて、感動しました。
作者 凪良ゆうさんの小説を初めて読んだのですが、何とも言えないもどかしい感情を言語化されており、読んで良かったと強く思いました。
Posted by ブクログ 2024年04月09日
ネグレクトの母をもつ櫂、
浮気をされ出ていかれ心が病んでしまった母をもつアキミ
二人の愛の物語。
だが、現実はそう簡単なものではない。
複雑で矛盾しており、素直に気持ちを伝えあえるほど恵まれた環境ではない。
苦悩の日々の中で、お互いを想うときだけが心穏やかでいられるのだが…。
ネグレク...続きを読むト、男尊女卑、性の問題、ヤングケアラー、SNS の正義を振りかざした無関係者。
現代社会における重いテーマだか、どうしても続きが読みたくなるような惹き付けられる繊細な心理描写。
読書中、かなり削られた。
蝕まれた。
よい健康状態じゃなかったから、ダメージがひどい。
それでも読みすすめてしまう、文章の魅力ときたら…
健やかなときにぜひ読んでもらいたい。
美しくて、痛くて、重い。うまく表現できない。感想はそれだけしかかけない。
あとは技法だが、なぎら先生は表現がほんとにうまくて小説の世界にのめり込み、修羅場では動悸がしたり、終盤では涙が流れた。とても上手な書き方をされるなと思った。
読んでいる間ずっと、バックに甲斐バンドの曲が流れているような気がしました。ヒーロー、ヒロインは甲斐よしひろの世界で生きている!!そんな感じにとらわれたのは始めてです。とってもよかった~。二人を陰で支えてくれる先生の存在も安心させてくれました。作者の作品、大好きです。
よかったです
匿名 2023年08月31日
久しぶりに本を読んだのですが展開が気になり一気に読めてしまいました。
途中読むのが辛くなりましたが個人的には綺麗な終わり方で良かったです。またゆっくり読みます。
とても読みやすい文章で、それぞれの情景が頭に浮かびました。
他人に依存せず、自分で生きていく強さ、得たいもののためには切り捨てる強さ、自分で選択することの大切さ。
必要と思われることが様々な視点から描かれていました。
20代の時に、読みたかった小説です。
読み進めていくうちに 登場人物一人一人の生きざまに苛立たせられつつも愛おしくもありました。
中盤からは、いつしか涙が溢れだしてとまりませんでした。
読み終えると、ぐったりするくらい気持ちが揺さぶられていました。
物凄い本でした。
活字不足だったので昔BLの方でお世話になってた凪良先生の作品なら読めるのではと読みました。
読み始めると読めるどころか目が進みすぎてスゴかったです。
引き込まれるとはこのこと…
心証描写は多ければ多いほど好きなので嬉しかったです。くどくないのがまたいい。
文章構成力が高すぎますね…
こんなに読みや...続きを読むすいのに描写がしっかりしてて場面が思い浮かぶのは素晴らしいぁ…と思います。
本屋大賞納得です
小説を読む楽しさ思い出させて頂きました、ありがとうございました。
好きな作家さんなので購入。期待を裏切らない。それどころか号泣です。私の涙腺が緩いのだとは思いますが良かった…しかしながら読むのには少し精神力がいるかも。人生の中でもがく男女の姿が、たくましくも苦しい。報われたかどうかは人それぞれ感じ方があるのか…おすすめです!!
汝、星のごとく
匿名 2023年05月18日
最初から最後まで泣ける。
少し遠い日常の話だが、現実味があり考えさせられる場面が多かった。
人生で初めて小説を読んだからほかとの違いがまだ分からないが、単純にすごくよかった。
違う作品も読んでみたいと思った。
Posted by ブクログ 2024年04月11日
櫂(男性)と暁海(女性)がそれぞれに語り合いながら物語が進行する。男性の考え方と女性の受け止め方が同じ状況でも違っていてなるほどと思わせる。
何より著者の感情表現が素晴らしく、その筆致には驚かされる。
二人は気持ちがすれ違いながら思わぬ方向に離れて行ってしまうが心の底にはお互いを思う気持ちが燻ってい...続きを読むる。
櫂の行動には自分が男としても受け入れ難いものがあり、時にイライラさせられる。暁海は地方のちょと古い対応の女性だが、小さい島でやってはいけないことをついやってしまう危ないところがある。
櫂が不治の病に侵されながらもやり遂げることがあり、櫂が亡くなってから暁海はそれを知る。読者としても自分の感情の持って行きどころに困る最後だった。
本屋大賞に相応しい作品だと思う。
プロローグに惹かれて購入。
エピローグを読んで、思いもよらない内容だったことに気付く。
自分の足で立つことの重要性が繰り返される。
相手を労りたいと思った。
2回目読了。
奈々さんは結ちゃんの実母だ。
浮気というかなんというか、本当の家族。
まだ、今年に入って4カ月弱ですが、本屋大賞を受賞するだけの、本です。
男性の見方を代表する櫂、女性の見方を代表する暁海、自立する女性を代表する瞳子、各々の考え・行動には、その都度納得する。一方で、伝わって欲しいという気持ちを持たされた。
読後に、直ぐにもう一度読みたいと思った稀有な本です。
前半は辛すぎて読むのをやめようと思いました。
登場人物全員が決して良い人ではなく人間味を孕んでいるのがとても良かったです。
世間の目や偏見のせいで自分らしく生きることがこんなにも難しいものなのかと…
個人的にカイが不憫で仕方なかったです、確かにクソ男だけどもうちょい救いが欲しかったです泣
こんなに読んでいて苦しくて、切なくて、心を締め付けられる作品は初めてでした。先が気になって読みたいのに読み進めるのが辛い。それほどリアルで、情感あふれる表現力はさすが凪良ゆうさんだなぁと感じました。
この世の中だれが決めたかわからない当たり前があるけれど、大切にしたい人を大切にする、それを不倫や浮気ととらえない感じがとても良かったです。
今好きな人、大切な人はみんな幸せになれるように大事にしようと思いました。
Posted by ブクログ 2024年04月21日
流浪の月と同様に、二人にしか分からない世界があるんだろうな、と感じました。いろいろな家族、恋人の形があって、ひとつではない愛の物語、まさにその一言に尽きる作品だったと思います。
Posted by ブクログ 2024年04月16日
前半は今どき高校生の青春小説かと思いながら読み進めていたが、全然違った。
穏やかな人生とは対極にある波瀾万丈の恋愛小説。
本屋大賞はやはりぐいぐい読ませるな‥
長い時間軸の中で、あともう少しのところですれ違ってしまう、という描写は「マチネの終わりに」を思い出す。
他人に惑わされず自分の価値観だけを...続きを読む頼りに生きられる人が強い。「嫌われる勇気」の小説版という側面も感じた。
Posted by ブクログ 2024年04月14日
綺麗事だけではない生活、人生を改めて感じつつ、自分の足で歩くことの大切さを実感しました。
最初、ストーリーを納得することが出来ない自分がいて、読み進めていく中で、改めて自分のことを振り返ると、それは綺麗事であるのかと思い、キレイなことだけでない物語だけど、素敵な話だと感じました。
Posted by ブクログ 2024年04月13日
プロローグがあって良かったのか悪かったのか、
なんとなく、展開が、、、、、
極端に落ちていく人達、
対照的に的確なアドバイスをくれる大変優れた人達、
そんな極端な人達に出会えた事が凄い財産。
ちなみに、科学の先生や、刺繍の先生みたいに
ずば抜けた優れた人に、今まで出会ったことないなぁ
Posted by ブクログ 2024年04月13日
この人なら生涯穏やかに過ごしていける、それは幸せ。でも、どうしても忘れられない魂が呼び合う人と辛いけれどそこに向かうのは抗えない。子どもは親を選べないけど、逆も然り。そんな人間の本能を泥臭くなくしっかり小説として成立させる筆力に感嘆しました。
Posted by ブクログ 2024年04月12日
最後の展開は予想もしていなかったので辛かった。
プロローグを最初に読んだ時に違和感があったが、物語を読んで最後のエピローグを読んで納得。こういう形もあるのだと。後悔はしていない、すべてが必要な遠回りだった、手に入れたものと失ったものは大きいけれどそれでも自らを生きるしかないという思いが強く心に刺さっ...続きを読むた。
瀬戸内の海と星を見たくなりました。
私は、田舎独特のコミュニティやしがらみが苦手で、高校卒業と同時に田舎から飛び出してきました。
そのまま田舎とはかけ離れた地の人と結婚、出産して今に至ります。
なので、暁海のお母さんの言動がもどかしくてもどかしくて…
圭の両親も然り、子供がありのままの自...続きを読む分でいられるように、本当の気持ちに蓋をしたまま何かを選択することが出来るだけないように、と祈るばかりです。
北原先生と菜々の物語も読んでみたいな。
これでもかという不運に見舞われる
暁海(あきみ)と櫂(かい)の
17歳から32歳までを描く
正直、恋愛モノも闘病モノも
あまり好きではないのですが
ふたりのそれぞれの生活と葛藤を
時系列にそって描かれてるため
ふたりの人生を擬似体験してるような
共感が生まれる
その共感を保...続きを読むちつつ
ラストの幕切れまでなだれこむため
不覚にも泣いてしまいました
この小説に共感する人が多いのは
今の時代の閉塞感だろうか
次に読むのが
「八月の母」早見和真 なのだが、
こっちもヘビーすぎて
間に 「掬えば手には」瀬尾まいこ
をはさみたくなった
Posted by ブクログ 2024年04月20日
物語のスピード感、登場人物のとんでもないメンタルにページをめくる手が止まらなかった。
が、終盤に行くにつれ落ち着いてしまって残念。
実写映画化、ブロッコリーポスターに日本が泣いたという煽り文句がまざまさと想像出来る展開。
続編に期待。
Posted by ブクログ 2024年04月19日
すごく引き込まれて一気に読んでしまった。
カイの母親が男依存でほぼ育児放棄のくせに、男に捨てられたら子供に依存する。世話してないのに子供がお金を稼ぐと「世話をしてやった」とお金をせびる。そして言われるままお金を渡してしまう子供。
こんな親子は友達にいるのでとても他人事だと思えなかった。大金を握り東京...続きを読むに染まっていく描写もリアルで胸が苦しい。暁海は父に不倫され捨てられ病んだ可哀想な母を支える子供。というイメージで書かれていたが、暁海も父に捨てられ母を擦り付けられた可哀想な子供でもある。カイはそれを理解して暁海と支え合って過ごしていたのにカイが東京で浮気をしていた時は驚いた。東京って、お金って怖いなと思った。暁海にとって瞳子は女性として1人立ちしていて憧れみたいな立ち位置だけど、納得できなかった。ドロドロ要素が多く読んでいてとても疲れたが、学ぶことはあった。しんどかった。
最後に、作中の登場人物がこの本を書いた。というオチにガッカリした。最近そういった物語が増えていて、またか。と思ってしまった。
Posted by ブクログ 2024年04月18日
おもしろかった。
櫂も暁海も親に苦労させられてかわいそう。
櫂の母は男に騙されて、子供に金をせびって、ダメな女だし、暁海の父は浮気相手のとこに行くし、母は宗教にはまるし。
田舎は噂好きだし、考え古いし住みたくないと思った。
櫂は、漫画で成功したとき、落ち着けばよかったのに。
作画の人の恋人の父、超迷...続きを読む惑。SNSで騒ぐやつも迷惑。
最後ハッピーエンド的だけど、うらやましくはないし、感情移入はできないかな。
女性も自立できる金が必要ってことはわかった。
北原先生、いい人。