凪良ゆうのレビュー一覧
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ネタバレテーマがはっきりとしていて、且つ描写力も高く作品の世界に引き込まれてあっという間に読み終わってしまった。事実と真実との間の葛藤を割とメジャーなシチュエーションの、誘拐犯との恋愛(作品を読むと果たして恋と言えるのか?とはなるが確実に愛であったとは思う)を通じてしっかりと描いていて、実力をひしひしと感じた。大人とは何か、大人になっても人は成長すること、自由とは何か、正義の行き違いと優しさ。そしてデジタルタトゥーやインターネットの普及による人間の醜い部分の露呈。メインテーマ以外にも普遍的な葛藤に対する描写が多々あり、ただ大衆小説として片付けることはできないとも思った。
タイトルもとても良い。「流浪の -
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いろんな形のカップルの話。第4話が両方の気持ちがわかるだけに痛々しかった。でも男性全体への攻撃を婚約者にやってしまってはいけないと思う。凪良ゆうとしては男女間の愛とかが軽くて読みやすかった。
第1話 華は課長になった。40代を目前にして、恋人の樹が無職で家に転がり込んでいる。母からは結婚をせっつかれている。今度樹さんを連れてきなさいと言われて、実家に連れて行った。が、華と樹は同性のカップルだったのだ。
第2話 花織は派遣で働いている。恵斗が恋人。花織は結婚したいが、30歳になる恵斗は実家住まいで生活に満足している。恵斗は別の人が好きになったという。
第3話 夫と離婚して、実家の本屋を継い -
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本屋さんをテーマにしたアンソロジーで、好きな作家さんが何人か参加していたことから手に取った一冊。
一穂ミチさんの作品を読むのは今回が初めてだったが、とても心に残った。普段は恋愛小説を積極的に読むことは少ないものの、この作品は自然と物語に引き込まれ、最後まで夢中になって読むことができた。
特に印象的だったのは、「当たり前に続くと思っていた毎日」が、実はとても幸運で貴重なものだと気づかされる点である。文化や価値観の違いだけではなく、その国の歴史や社会情勢によって、人と人との関係が大きく左右されることに切なさを感じた。
また、物語の中で登場した小説や作家についても知りたくなり、読書の世界がさらに広 -
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ネタバレ一緒に生きる。わかりあえないあなたと
本屋大賞2度受賞の凪良先生の待望の新作!
本作は「結婚」がテーマになっている。
「結婚って、結局、なんなんだ?」
婚姻の道のりは、果てしなく遠い。
「結婚って、恋愛って、どうしてこんなにも難しいんだろう?」
本作を読み終えた後、「結婚=幸せの象徴」という考え方は、必ずしも正しくないなと感じた。
どの章も、実際にあるのではないかと思うほどリアルな描写が描かれている。
そのため、かなりグサグサ刺さるシーンが多かった。
ただ、「結婚」だけでは終わらず…。
その後に、「出産」や「育児」。
そして「仕事」。
何を優先するのかを決める必要がある。
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『汝、星のごとく』はもう何年も前に読んだ小説。
今更になって『星を編む』を読んだが、前作が鮮明に思い出された。
本作品があって前作が完結したと言えるほど完成度が高かった。
前作の登場人物それぞれにフォーカスされ、独立した短編集としても、一つの長編作品としても機能している。
本作では愛の性質に「瑕疵」や「不完全」といったものが含まれると言っている。人生には様々な形が存在しており、それが他人からみて歪であっても尊重されるべきだと感じられた。そこに孕まれている「儚さ」は凪良ゆうさんの作品に含まれる一貫したテーマのように感じる。人物の心理描写や瀬戸内の情景描写、どれをとっても美しかった。
もう少し早く -
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大好きな作家さんの1人である凪良さんの新作。
最初のthank you for your understandingから自分の無意識的な固定観念に気付かされてハッとさせられた。
多様性に寛容になり、生きやすくなったかと思いきや多様性に縛られるようになった現代の息苦しさを様々な角度と視点から解像度高く描いた今作。登場人物の性格や性別、年齢がバラバラだけど共感できるポイントが全員にあった。
p.56
「今を生きているのはわたしたちなのに、そのわたしたちすらも時代が置いていこうとしている。すごく賢くて進歩した人たちが掲げる綺麗で正しい旗に、実のところ大半の人がついていけていなくて、無理に追いつこ