凪良ゆうのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
登場する人々全員が矛盾だらけで共感できない。最初は戸惑ったがその歪さこそがこの作品の主題だと感じた。
今の自分がどんなに不格好で弱くて、情けなくて矛盾だらけでも、そこに自分がある以上、自分全てを正しいものとして認め受け入れなければならない。出会った人々、境遇や環境全てを背負い込んで生きていくしかないから。自分を認めること、他者を認めること。自分の人生を認める強さを、人生に責任を持つ強さを得ること。その強さを得るにはどれ程の孤独を味わいどれ程の努力が必要なのか。実際、自分からいつまでも目を背けたり、自分の弱さに負けてしまう人もいる。そういうリアリティも良かった。 -
Posted by ブクログ
登場人物たちがみんなまわりに振り回されてて苦しくて胸が詰まる。
先入観や思い込みで勝手な型に押し込まれ、どう足掻こうとも出られない。
どれだけ声を張り上げても、先入観や思い込みでできた分厚い壁の向こうに届かない。
壊したくても善意や正義を含んだそれは壊せない。
どこに持っていけばいいのかわからない行き場のないやるせなく、もどかしい気持ちでいっぱいになって苦しかった。
大人になった梨花が2人の過去を知っても変わらずいてくれて、やっと理解してもらえたんだと涙が止まらなかった。
人は誰かに肯定してもらいたいものだと思う。
更紗も、文も、文の元彼女も、更紗のお母さんも。
どれだけ人と違う〈普通〉を持 -
Posted by ブクログ
凪良ゆうさんの本読みたくて読んだ。
世界観が壮大で、人生の中でこの物語に触れられてよかったという気持ちになる。
すごいな。家族とか、もうすぐ地球が滅びる前で正しいことは何かとか、家族にもその家族がいること、親でいること、子でいること、、色々考えさせられる。
こんな設定を考えられるのすごいと思う。
この状況でだからこそ、少しでも人といたいなっていう希望のようなポジティブな感情を持てるんだろうなって小説読んで学んだ。
5つの章があって、どれも語る人は違うけど、、、ここからはネタバレになるから避けとく。
大阪弁もいい要素。
2つ目の父の語りの後半から3つ目の母の語りになるとこらへん、ずっ