凪良ゆうのレビュー一覧
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ネタバレ「汝、星のごとく」の続編であり、植木さん・二階堂さん・北原先生・暁海それぞれの視点で描かれていて、本編では見えなかった人物の内面や関係性がより深く理解できる構成になっていた。本編では描かれなかった“その後”や裏側が丁寧に補完されていて、物語としての満足感がかなり高かったのも印象的だった。また、複数視点で描かれることで、それぞれの人物の抱えていた思いや葛藤に新たに気づかされ、同じ出来事でも見え方がこんなに違うのかと感じさせられた。もともと「汝、星のごとく」はかなり好きな作品だったが、こうして別の角度から物語をもう一度味わえたことで、登場人物たちへの理解と愛着がさらに深まり、作品世界に再び入り込め
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書き留めておきたい言葉がたくさんあった。
特に青子のパートは心に刺さる言葉が多かった。
毎日一緒にいる存在でも、本当の心の内なんて分からない。
本当の気持ちを知って、幸せを感じることもあれば、知らないほうがよかったこともある。
時には人と関わらないほうが傷つくことはなくなるのでは?とも思うけど、喜びをくれるのも人なんだとありきたりだけも浮かんできた。
怖かったけど。
凪良ゆうさんの本は、どの人物もその人なりに一生懸命生きている様が伝わってきて、とても好き。
「ああそうか、繋がっていたかったのか。抜け殻になってしまった友人ではなく、切れなかったのは昔捨ててしまったはずの自分の夢だったのか」
「 -
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ネタバレ初めての凪良ゆうさんの作品!
旦那の狩野くんを交通事故で突如失ったうる波。
抜け殻となったうる波の元に、なんと、幽霊となった狩野くんが目の前に現れます。
•幽霊の狩野くんとは、うる波に話したり食事したりできますが、うる波が用意した食事は現実には減りません。
•見えるし話せるし触ることだってできる。
でも狩野くんの姿が視えているのはうる波だけ。
狩野くんと話しているうる波は、他人の目には異常者のように写ってしまいます。
•「夫を失ったショックで心が壊れてしまったのかも…」
「私と話せる狩野くんは、自分の願望が生み出した幻覚なのではないか?」
作中、うる波はそんな不安をずっと抱き続けています。
最 -
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お恥ずかしながら、わたしも素人ながら二次創作というか、小さな創作をしている。
この物語は、平良と清居のラブラブな恋愛だけでなく、二人がカメラマンとして、俳優として、“プロ”として抱える葛藤や成長も描いている。
冒頭に戻るけれど、自分はアマチュアだ。
だから、自分の作品に自信が持てない。恥ずかしい。
でも、投稿したら読んでもらいたいという欲があるし、「いいね」の反応がほしいと思ってしまう傲慢さもある。
たくさん反応がつけばうれしいし、自分より面白いものを書く人には嫉妬もする。
けれど、そんな嫌な面と向き合ってこその“世界”なのだと、気づいた。 -
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前作では台風のように荒れ狂った感情の波が落ち着くのに時間がかかった。
物語とわかっていても書店やSNSで流れてくるたびに暁海と櫂を思い出して、また波が渦巻くのを感じてた。
作品自体に不満などは全くなく、むしろ全く過不足のない完全体だと思ってる。
でも、やるせなさみたいなのが燻りとして心にずっと残ってて、この作品を読んでやっと落ち着いた。
ただのアフターストーリーではなく、物語のその後に思いを馳せて、報われる世界線を希望する読者に寄り添ってくれてるような、そんな物語だった。
表題作は編集者2人を主人公として、視点が交互に切り替わる形式で進むのだけど、現在世間を騒がせてる出版社の問題がちらち -
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登場人物たちがみんなまわりに振り回されてて苦しくて胸が詰まる。
先入観や思い込みで勝手な型に押し込まれ、どう足掻こうとも出られない。
どれだけ声を張り上げても、先入観や思い込みでできた分厚い壁の向こうに届かない。
壊したくても善意や正義を含んだそれは壊せない。
どこに持っていけばいいのかわからない行き場のないやるせなく、もどかしい気持ちでいっぱいになって苦しかった。
大人になった梨花が2人の過去を知っても変わらずいてくれて、やっと理解してもらえたんだと涙が止まらなかった。
人は誰かに肯定してもらいたいものだと思う。
更紗も、文も、文の元彼女も、更紗のお母さんも。
どれだけ人と違う〈普 -
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凪良ゆうさんの本読みたくて読んだ。
世界観が壮大で、人生の中でこの物語に触れられてよかったという気持ちになる。
すごいな。家族とか、もうすぐ地球が滅びる前で正しいことは何かとか、家族にもその家族がいること、親でいること、子でいること、、色々考えさせられる。
こんな設定を考えられるのすごいと思う。
この状況でだからこそ、少しでも人といたいなっていう希望のようなポジティブな感情を持てるんだろうなって小説読んで学んだ。
5つの章があって、どれも語る人は違うけど、、、ここからはネタバレになるから避けとく。
大阪弁もいい要素。
2つ目の父の語りの後半から3つ目の母の語りになるとこらへん、ずっ -
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え、そういう終わり方なん。
って言いたくなるような、
もっと続いてほしいって思わされるほどに展開が優しくて悲しくてだけど幸せで。
めちゃくちゃに荒廃していく世の中で
ほんとうのじぶんを見つけるために足掻く人々の姿が苦しくて、
途中で何度か読むのやめようかなと思ったくらい。
(というか凪良ゆうさんの作品には、個人的に感情移入しすぎて途中でしんどなること多い)
でも自分が本当に守りたいと思ったことをボロボロになっても守り抜こうとする姿勢や、
そこに客観的な善悪の区別はあると思うけど正しいと思うことは理屈を持って貫くことは、
嫌いじゃないし、ある意味スカッとした笑
いやーでもそうかぁ。
最後そ