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小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。 百音と統理は血がつながっていない。その生活を“変わっている”という人もいるけれど、日々楽しく過ごしている。 三人が住むマンションの屋上。そこには小さな神社があり、統理が管理をしている。 地元の人からは『屋上神社』とか『縁切りさん』と気安く呼ばれていて、断ち物の神さまが祀られている。 悪癖、気鬱となる悪いご縁、すべてを断ち切ってくれるといい、“いろんなもの”が心に絡んでしまった人がやってくるが――
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Posted by ブクログ
読み終わった後、優しくなれる1冊。
「みんな当たり前のように、それぞれ不安がある」
この言葉を聞いて、心が軽くなったように感じました。
凪良ゆうさんの作品は、どん底に落ちる登場人物の描写が印象的で、登場人物と同じような経験をしてもしていなくても感情移入してしまう…それくらい心打たれる作品が多いです。
縁切り神社が舞台ですが、良い縁のおかげで前向きになれるという救いがあるのが本当に素敵。
P271 「『ぼくたちは同じだから仲良くしよう』より、『ぼくたちは違うけど認め合おう』の方を勧めたい。」
読み終えた時、この言葉が最も心に響きました。
登場人物の背景は一見すると「普通とは違う」のだろうけど、普通とか当たり前って何だろうと考えさせられます。
そして、違うから社会から弾かれるのか。責められるのか。仲良くなれないのか。
違うからこそ認め合うんだ。
まずは自分からそんな気持ちをもってみたいと思えるようになりました。
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