高山真由美のレビュー一覧
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・子供からの影響を自然に受け入れる。
子供の話を聞き入れ、それを自然に受け入れる
・次に何が起こるかを話して聞かせ、少し間をおいてから行動に移ることが大事
「これから抱っこしてチャイルドシートに座らせるよ」「今からベルトを外すよ、ベビーカーから抱き上げてチャイルドシートに座らせるからね」
・赤ちゃんは、有る物体が見えなくなっても変わらず存在すると考える能力が最初はない。だから姿が見えないと見捨てられたように感じる。この能力を身につけるためには、最初のうちは赤ちゃんが不安にならないようできるだけそばにいてあげること。そばにいられなくても遠くから声をかけてあげること
・1人で眠れるようになるまでは、赤ちゃんの段階をふむことが大事。
うとうとしたら大人のベッドに寝かせてひたいを撫でる→うとうとしたらベビーベッドに寝かせる→ベビーベッドを徐々に遠ざける→ベビーベッドを別の部屋に移動する、など。ベビーベッドを孤独を感じた場所として認識させないことが大事
・親から離れるペース、自分でやるべきことをやるペースが子供に任されていれば、子供は不安を感じてまとわりついたりしない
・最初にポジティブな形で投資すれば、後になってネガティブな形で対応を迫られることが減る(子供が遊びたがったら、子供がやりたいことに最初にしっかり付き合う。子供が遊びに没頭して親を必要としなくなったらそっと身を引く)
・親は子供に常に幸せでいてほしい、子供が寂しい・悲しい・怒っている気持ちを持っていると、どうにかしてその気持ちを無理やり前向きにさせようとするが、常に幸せでいてほしいという気持ちは子供に無用なプレッシャーを与えてしまう。親は子供がどんな気持ちでいる時もそばにいて、その気持ちを認め、支えるだけでいい。 -
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映画『サンキュー、チャック』がとても良かったので、原作も。
ずーっと読んでみたいと思っていたのですが、何から手をつけていいか分からず、初のスティーブン・キングです。
『サンキュー、チャック』の原作「チャックの数奇な人生」とは別に「イフ・イット・ブリーズ」という短編の2篇から書籍化されていて、物語としてはイフ〜の方が引き込まれました。
これもNetflixで映画化されてるようなので観なければ。
チャック〜の方は映画がかなり小説を補完していて、どちらかというと映画の方が見応えがあったと思いました。
小説をほぼそのまま映画化されていたのですが、地球が破滅していく様子や、ダンスシーンなど、映像としての方が説得力があったと思います。
逆に小説として素晴らしかったのはイフ〜の方で、序盤は割と淡々と進んでいく人生の物語の中で、終盤でミステリー要素が一気に押し寄せるので、読む手が止まらなかった。
映画を観てまた印象が変わると思うのでその心情の変化もとても楽しみ。 -
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前作である『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』に引き続き、こちらも素晴らしかった。
フィリッパ・ペリーの温かくも、厳しい、そして厳しくも思いやりのある文体が素敵だ。
本書はかなり自分の振舞い、思考を反省する点が多かった。
「あなたは○○だ」「あるいはあなたが○○してくれない」。こうした言い方は主語が他者になっている。
これに対し、自分がコントロール出来るのは自分だけという観点から、言いたいことは自分を主語にした”I Statement”にするべきだと示している。
「私は○○だと思う」という意見であれば、相手を非難したり、相手に強制しようとしたりということがなくなって、やり取りが一気にマイルドになる。
これは本当にその通りだと納得した。
一方で、釈然としない部分もいくつかあった。
多くの相談者の文が紹介されているが、一つ一つにやや厳しい指摘をしていく。
そうした紹介文の中には、共感するものが少なくないのだ。
例えば奥さんに対して、自分は相手へ思いやりを持って対応していて、相手を尊重し、セックスレスであっても相手の都合に合わせて我慢しています、といった相談。
あるいは、パートナーが性的に自分を見てくれない、このまま人生を終えるのは耐えられないから離婚を考えているという70代女性からの相談など。
こうした内容には、パートナーとの愛のある接触があるのであれば、必ずしもその接触が性的な物である必要はないし、そこに拘って相手を下に見たり、雑に扱ったり、離婚をしたりという選択肢を選ぶことは薦めない、という厳しい指摘をする。
これらについては、納得できる部分もあるが、一貫して、性的な欲望を充足させること行動のトリガーとすることを著者は肯定しない。(強く否定もしない。)
欲望や他者との関係を密にしたいと思うことは自然であるし、スキンシップ自体は人間関係を充足させ、それが人生を幸福に導くことは疑いようがない。
しかし性欲自体は、愛情とはまた別で、特に性欲自体が衰える人生の後半においては、それ以上にオキシトシンによる穏やかな愛情の方が重要であるという考えからだろう。
著者フィリッパは、良い部分、悪い部分を分けて考え、問題を特定し、対応案を提示してくれる。
それは必ずしも自分自身のケースとぴったりハマるピースではないが、それぞれのケースと、それらへの対応の応用でかなりの人間関係のベースがカバーされるように思う。
より具体に入り込めば当然漏れる部分も出て来ようが、高い視点から他者に対する思考法を敷衍すれば汎用的なシチュエーションに対応できるはずだ。
あとがきにある言葉が、まさに核心を突いてくる。
本書は他者に読ませたい。大事な人、自分が「こうなってほしいな」と思う人に読ませたい、と思わせて、実際には自分自身が一番読むべきだというレトリックだ。
他者は変えられない。如何にこうした日々の対人関係の積み重ねで自分自身を整えてゆくか。そこが一番の教えに違いない。 -
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ネタバレ原題『Heron's Cry』がわからなかった。
Heronて何だ?そんな登場人物もいないが。。
アオサギのことらしい。
なるほどー、そういうことね。
物語のそこここでアオサギの描写があった。
それは主人公マシューを暗喩するかのような凛としたしなやかな佇まいの描写だった。
善良に穏やかに根気強く。
福音派の厳しい教義の中で育ってきたマシューは自身の生き方を受け入れながらも、ときに他人との対比の中で生真面目な面白味のなさを感じずにはいられない。
それでも貫くそのスタイル。
もちろんブレそうになるときもある。
内面では惑いながら、後悔を覚えながらも外には見せない境界際の心の強さに魅力を感じる。
事件の方は、金融取引で一資産を築いた投資家が半ば慈善事業のような形で破格のコストで住まいや芸術家達への仕事場を提供するウェスタコム農場で死体が発見されるところに始まる。
被害者はこの農場に住むガラス職人イヴの父ナイジェル。
前の晩のパーティの場でマシューの部下ジェンに相談があると言っていたばかりだった。
どうやら医療制度の綻びから生まれた精神疾患からの自殺案件の調査をしていた模様だが。。
事件の展開としては、途中マシュー自身が言うように、進行しているものごとも、つながりも、動機も多すぎる。
まぁでもそれはアン・クリーヴスのいつもの感じ。
事件の謎解きよりも、その過程での登場人物それぞれの立ち振る舞いがもたらす「らしさ」だったり内省による変容が面白い。
訳者解説によれば、本シリーズの次作のみならず、過去作の〈ヴェラ・スタンホープ警部〉シリーズの邦訳が企画されていたり、〈ジミー・ペレス警部〉シリーズの再開の報があってファンとしては楽しみが増すばかり。 -
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ネタバレ死人に口無し。
死んだ人間を語るのは、いつだって生きている者たちだ。
ある海岸で殺された一人の男は、別の町から流れ着き、その土地に住み着いていた。 酒に溺れ、身を持ち崩し、誰かの助けがなければ生きていけそうにない男だった。
舞台はイギリスの片田舎。 伝統的な宗教観が色濃く残るその街で、人々は彼に救いの手を差し伸べる。
――その男が、殺された。
小さな村の閉じた人間関係の中で、それぞれの思惑が交錯し、人々は口々に男を語る。
そうして断片的な言葉が積み重なり、一人の人間の輪郭が、少しずつ形作られていく。
真実を静かに、粘り強く追う刑事マシューがいい。
寡黙で仕事ができ、職人のような刑事。 表面だけを見れば、完璧なプロフェッショナルに映る。
だが彼は、厳格な宗教を尊ぶ家庭に生まれ、それに反発した結果、家族とは断絶状態にある。
プライベートでは男性と結婚しており、そのこともまた、家族との距離を決定的なものにしている。
事件の全容解明と、マシュー自身の人生が重なり合い、物語は静かに終盤へと向かう。
そしてラスト、殺された男の「生きた意味」がそっと浮かび上がり、強く胸を打たれる。
沁みる一作。 -
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本書から得られた学びは、子どもの成功を考える上で、従来の知性や学力に偏重した見方を大きく転換させる重要性を示唆しています。
成功を支える非認知能力と環境の力
まず、ストレスに満ちた環境が子どもの中核的な能力の発達を阻害するという指摘は、家庭環境や初期のケアがいかに重要かを痛感させます。集中力、自制心、立ち直る力といった、学力の土台となる非認知能力は、安全で応答的な環境(幼児期の感情面での要求に対する対応)の中で育まれます。
特に、「幼児の発する信号に注意深く、温かく、落ち着いて反応すること」が、ストレスを緩和し、良好なアタッチメントを築くという学びは、親や養育者の役割が、単なる世話を超えた、子どもの脳と心の健康を形作る行為であることを示しています。親への介入が行政措置による隔離よりも有益であるという知見は、問題解決の焦点が「親子関係性のケア」にあることを裏付けています。
努力と姿勢が能力を超える
「人生の成功とIQ、テストの点数は相関しない」という事実は、現代社会においてもなお過大評価されがちな能力主義への反証です。それよりも、「ビックファイブの勤勉性」や「実行意図」といった、努力の質と継続に関する要素が成功に不可欠であると強調されています。
• 成長マインドセット:能力は固定されたものではなく、成長するものだという考え方
• 失敗からの学び:「失敗が唯一、成長を促す」という言葉に集約されるように、失敗をネガティブな終わりと捉えず、一時的なもの(負けはその場、その場の出来事で永続性はない)として、次の成長への糧とする姿勢
• 習慣の力:「繰り返し折れば折り目がつく」という例えは、目標達成に向けた習慣化と継続の重要性を端的に示しています。
これらの学びは、才能よりも、適切な心構えと**具体的な行動(習慣)**が、持つ能力を「使いこなしてなんぼ」の状態へと導くことを示しています。
常に学び続ける姿勢
「初心者の心を忘れるな」や「反証」の精神は、成功者が陥りがちな現状維持への安住を打破するための鍵です。特に、「事実を明らかにする方法は間違っていることを証明すること」という指摘は、自身の考えや現状を常に疑い、問い直す科学的なアプローチを日常にも適用することの重要性を教えてくれます。
そして、指導者に求められる「臨機応変さ、レジリエンス、熱意、専門意識、高潔さ」は、子どもを導き、社会を築く大人がまず身につけるべき人間性の羅針盤と言えるでしょう。
結び
この本から得られた学びは、真の成功とは、高IQや高得点といった表面的な結果ではなく、自己制御能力、レジリエンス、勤勉性といった、逆境を乗り越え、主体的に成長し続ける内面的な力であると結論づけています。そして、これらの力を育むために、温かく応答的な親子の関わりと、失敗を許容し、成長を促すマインドセットの重要性を改めて認識させられました。
尚、星4つにしていますが、自身で理解が不十分な部分から4つにしました。再読予定です。 -
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ネタバレ2025年の32冊目は、アン・クリーヴスの「沈黙」です。「哀惜」に続くマシュー・ヴェン警部シリーズの2作目となります。読書の舞台は、ウェスト・ドーセットからノース・デヴォンに移りました。
作者アン・クリーヴスの円熟した作品を堪能出来ます。
派手なアクションシーン等は有りません。派手な作品が好きな人には物足りないかもしれませんが、マシュー、ジェン、ロスのチームが、関係者から丹念に聞き取りを重ねて事件の犯人とその真相に一歩一歩辿り着いて行きます。最後は、一気読みでした。以外な人物が犯人です。
マシューとジョナサン、ロスとメラニーの2組の夫婦関係やジェンと子供達との関係等、捜査陣の私生活の描写が、良いアクセントにもなっており、素晴らしいシリーズ作品に仕上がっていると思います。
☆4.8年間ベスト10級です。 -
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共働きカップルが、
双方のキャリアと、パートナーや家族との愛を両立させるためにはどうすればいいかを示した指南書
家庭を回すためには、どちらか(主に女性側)がキャリアを犠牲もしくは妥協するしかないと思い込んでいたが、
そうではない選択肢も沢山あると気付かされた。
また、キャリアや生き方について、子育て中だけでなく、50代以降も悩んだり、新たな選択肢をもつために数年単位で猶予期間や学び直し期間を持つことが当たり前なんだと実際のカップル事例を見て勇気をもらった
●何となく決める、察するではなく、転換期ごとのパートナーとの対話が大切
例)子育て期にどちらを(もしくは双方を)一番の働き手とするか
●ゼロサム、ポジティブサム
どちらかが犠牲になるのではなく、
相乗効果のある関係性
例)相手のキャリアを応援、サポートすることで、自分へのいい影響、家庭全体へのいい影響がある