高山真由美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ下記の点が印象に残りました。
子どもをどのように養育するかは、習慣の問題。親からどのように養育されたかで、それ以外の子育て方法を知らないから自分の子育て方法も決まってしまう。ただし、学習によって自分の子育て方法を変えることも可能。
小さい頃にコンスタントにストレスにさらされると、ストレス対応回路がバグを起こし、普通の状態でもストレスを強く感じやすくなる。
IQは自分はどういう人間かと定義されることによって影響を受けやすく、絶対的なものではない。
失敗をして、それから立ち直る方法を学ぶことが必要だが、現代では失敗そのものをすることが難しくなっている。
ヘリコプターペアレントの元で育つ子どもは、 -
Posted by ブクログ
親と教師の愛情
同著者の「私たちは子どもに何ができるのか」に感銘を受け、本書も読むことにしました。その前作だけに、まとまりのなさを感じましたが、親と教師の愛情により、いかに子供の非認知能力を上げていくかがキーとなるように思えました。
著者の大学を中退した経緯や、その時の葛藤も率直に書かれており、興味深く読み進めました。
親として私自身が難しいことは、子供が失敗するかもしれない局面で遠くから見守ってあげるだけの度量を持つ事。失敗をさせる勇気。失敗を通して学ぶことの大きさを自身の経験からわかっているものの、子供に過保護になってしまうことに気付かされます。(p140)
成功へのロードマップ -
Posted by ブクログ
オバマ政権も注目した、ハーレム地区の貧困に立ち向かうNPOの軌跡が分かる本。著者は、非認知能力に関する著書で名高いポール・タフだ。
プログラム創設者との5年以上にわたる対話や、貧困層に対する様々な学術的研究を基に、貧乏を抜け出すには「何が必要か」について書かれている。
私の知る日本の現状と比較すれば、当事者との関係性や早期からのサポートは、うらやましい限りだ。
事前に手厚い対策を講じることで、問題が発生しなかったことが評価される社会になってほしい、と私は願う。
その一方で、たかだか義務教育レベルのテストで良い成績をとるために、貴重な人材を総動員して子ども達に教え込む姿勢は、私には異様にう -
Posted by ブクログ
ネタバレ現在、社会人1年生と大学1年生の子どもを育てました。
4月から2人とも1人暮らしです。
少し、子育てを振り返って、ブログを書いています。
この本を読んで、あ~やっぱりそうかなと思いました。
基本的には、アメリカの貧困層が通う公立学校の学力を上げるために、色々研究してきた結果を踏まえた考察の本です。
大学に行き学位をとって就職すれば、貧困層から抜け出せる。しかし、なかなかそれが難しい。
中学高校あたりで、教育を積極的に施すと、大学に入学はできるが、途中で辞めてしまう子も多い。家庭の後押しが必要。
一方、富裕層が通う学校でも、思春期に精神的な問題を抱える率が高い。
これは、「富裕な親たち -
Posted by ブクログ
エドガー賞YA部門受賞作品。アメリカではYA部門にこんなに残酷な作品があるのかと知ってまずは驚愕。
原題は"Sadie"。この物語の主人公である19歳の少女の名前が<セイディ>。なので、このエキセントリックとも言える邦題は、多分に営業的な目論見、かつ内容にも即したものであるとの自信の表れか?
少し内容や雰囲気を説明したような邦題と思って頂けるとよいのかも。
妹マティが殺されたので姉が復讐のため殺人者と目される義父を追跡する旅に出る。ティーンエイジャーの娘セイディの一人称で語る調査と追跡物語。まさに町から町へと果てしない旅を繰り広げるロードノヴェルとしてのメインス -
Posted by ブクログ
3万語の格差、マシュマロテスト、愛着(アタッチメント)など過去に読んだことのある検証や実験が取り上げられ、著者自身の具体的な取材内容もまとめれれており、総じて重厚感のなる内容となっていました。論じているベクトルとしては、「非認知能力」の重要性となるかと思いますが、最近手に取る教育系の書籍を統括してくれてて、個人的に新しい発見はなかったけど頭の整理にばっちりでした。
ペシミストは、不快なできごとを永続的なもの、個人的なもの、全面的なものと解釈する傾向がある(三つのP)。by 『オプティミストはなぜ成功するのか』
気質の分析に最も有効な方法は、気質を五つの要素(協調性、外向性、情緒不安定性、未 -
Posted by ブクログ
ネタバレ未読の人もここは読んでおいてほしい。
まず絶対注意しておかないといけないのは、この本は作者を有名にしたシャンクスシリーズではない、ということ。
タイトルのつけ方が少々あくどいので、間違えてしまう人が多いようだが、シャンクスの活躍を期待すると、関節を外さんばかりの肩透かしをくらうので要注意!シャンクスは1度たりとも出てこないので。
ということさえ分かって手に取れば、この本はそれなりに面白い短編集である。最後の中編を除き、謎解き要素は少ないが、ハードボイルド風ありずっこけ風あり反差別テーマを含有したものありと、いろんな風味の短編集を楽しませてくれる。ロプレスティも訳者もいい仕事をしてくれている。 -
-
Posted by ブクログ
ミステリー作家が探偵役になるちょっと洒落た感じの連作短編集。主人公の身の回りにあれやこれやの事件が起こるのだが、うーんたくさん起こりすぎだと思いつつ、アメリカだったらこんなものかなとも思ってしまう。作家もパーティーやチャリティーだとか、作家仲間やエージェントとの関りやゴーストライターの問題やら、いろいろ大変そうだなあと他人事ながら心配してしまう。主人公のシャンクスはロマンス作家の奥さんにもいろいろ気を使っていて大変そう。「幸せな結婚生活がこんなに長くつづいている理由のおよそ半分はシャンクスにあったので、『だからいっただろう』などという言葉が口をついて出ることはなかった」という文章があって見につ
-
Posted by ブクログ
ネタバレあとがきで、作者が愛する中篇小説は「どこをとっても必要不可欠、いっさいの無駄がない。」と書かれてましたが、正に、これに納められている4つの中篇がそうだと思いました。全てがテイストの異なる、怪奇幻想の要素もあるのですが、人間ドラマとして、考えさせられつつ、楽しく読ませていただきました。
「スナップショット」は、不思議なカメラの登場でホラーに展開するかと思いきや、主人公とシェリーのやりとりが、悲しく展開されるのが切なかったです。
「こめられた銃弾」。久々に、結末を読者の想像に委ねる小説を読みましたが、この終わりかたが、ものすごく怖い、が、絶品だと思いました。二つの異なる恐怖が同時に迫りく