高山真由美のレビュー一覧

  • ブルーバード、ブルーバード

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    想像以上に読みやすく面白かった
    人種問題を絡めながらもそれ以前の人間関係の問題、そして全てが綺麗に解決する訳ではない展開なのが良かった。主人公は決してスーパーマンじゃない。読みやすかった

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    2023年05月08日
  • デュアルキャリア・カップル――仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える

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    人生に訪れる3つの転換期。
    本書では結婚や転職など記載があるが、そこに捉われずそれぞれのパートナーシップにおいて「今がどんなフェーズなのか?」を認知して、そこに合わせた転換期を応用できるといいと思った。
    話し合いは大事だけど、それ以上に大事なのは”そのとき“適切な問いとお互いの人生に向き合う姿勢。
    一度の結論で終わるのではなく、それぞれの人生のフェーズに合わせて、1年ごとにじぶんたちが今どこにいるのか?話せるとよさそう。

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    2023年05月06日
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む

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    出典明示度高い本。よく聞くGRIDやレジリエンスなどの非認知能力について、成長過程での影響が纏っていて勉強になった。やれることは環境を整えてあげること。

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    2023年05月01日
  • デュアルキャリア・カップル――仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える

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    もう一回読みたい。
    あるいは、これからの人生で何回か読みたい。

    今の私に刺さったのは、(本筋からは逸れるけど)
    男性のパートナーよりお金を稼いでる女性は、無意識のうちに自分に根付いているジェンダーの役割分担意識から来る負い目から、家事もより多く担当しようと動くというような記述。

    まさにそう!
    頭では男女の役割なんて…と思っているつもりでもこんなに簡単なところに落とし穴があって、自分でそれに気づけてもいないことに驚く。

    自分たちはこの本で言われるようなデュアルキャリアではないし、仕事内容も社会からの要請ということではすでにないけど、これから大変な時期に入ると思うので、ゼロサムありきで進めず

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    2023年04月09日
  • ボンベイのシャーロック

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    はじめは、それほど面白さも巧妙さも感じなかったけど、途中から止まらなくなった。
    あーそれはあれからくるのかー、とか。
    処女作なのかな?今後に期待。
    1点、タイトルの和訳は原題に寄せて欲しかった。作者だって意図があれば原題に使っていただろうところを使っていないのだから。

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    2023年03月07日
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む

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    ネタバレ

    親として子供とどう関わるかの道筋を示してくれる良書。
    最後の方は市民として国の在り方も変ってくると訴えており教育参考書感覚で購入した自分にとっては求める内容ではなかったため★4つとした。
    しかし、序盤の子供と関わる親の対応や、行動に求められる正解を実例(研究結果)を元に語ってくれているため参考になった。
    実践として、毎日、夫婦お互いが子供と接する中で良かった行動・言動を客観的に評価し褒め合う習慣を作ることにした。
    どうしても、お互いに反面教師の部分「ああなっちゃダメよ」と子供に教えてしまいそうになるが、そういった親の行動は百害あって一利なしだと読んでいて学ぶことができた。

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    2023年03月06日
  • ブルーバード、ブルーバード

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    旅先三重の本屋さんで、たまたま出会った本。
    誰が二人を殺したのかという謎を追いながら、白人社会と黒人社会の複雑な関係を描き出す。
    既得権益、とは簡単に言えるが、あいつらがいなければ…という行き場のない怒りは普遍的であり、避けて通れない。

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    2023年03月05日
  • 終わらない週末

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    物語の展開とページ数を交互に気にしながら、『もしかしてこの手の話はこんな感じで終わる?』と思っていた予想が見事的中。だから、結末に不満はなかった。登場人物それぞれの思考が実際そうであるように時には秩序だって、また時には無秩序に展開される描写にリアリティを感じたし、その思考の中に透けて見えるエゴや選民意識(あとがきにもあった)、はたまた自分をどこか客観視して諦めているところは、恥ずかしながら共感できる部分も多かった。

    登場人物の置かれた状況で見えるものしか見せてもらえない、そんなもどかしさを想像力で補いながら、場の臨場感を楽しむ、という読み方でいいのかも、と思う。

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    2023年02月25日
  • デュアルキャリア・カップル――仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える

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    数多くの事例紹介を交えながら、カップルの人生における3つの転換期の具体的な内容と罠、乗り越え方を丁寧に解説してくれている。
    正直、結婚もしていない20代の自分にはイメージがつかない状況も多かったが、想像力を働かせながら、今の自分がそういう状況に陥ったらどうするか、を考えるのは興味深い体験だった。
    何をするかでは無くどうやってするか、というのは本当にその通り。お互いの納得感を常に尊重できるカップルになりたいし、長い期間の思い出を共有して回想できる人がいたらとても幸せだろうと思う。
    ちなみに、いつでもキャリアを変更できる自分でいられることってとても重要だと思った。一つの職場だけで勤め上げることの方

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    2023年01月22日
  • 終わらない週末

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    ネタバレ

    一気読みだった。

    終始漂う不穏な空気。
    白黒はっきりしない終わり方に、
    評価が分かれるのもわかる気がする。

    オバマ推薦図書ということで手に取ったけど、
    地味に本人が出てるのに笑った。
    あの登場の仕方だけど、気にせず選書リストに入れるところはさすがにシャレが効いてるな。

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    2022年12月06日
  • 終わらない週末

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    ネタバレ

    表紙に惹かれて読み始めましたが、最後まで何がおきたのかはっきり分からない、不気味な雰囲気のまま終わり。
    こういう長編は苦手なのですが、都会人の人種意識が描かれていたり、一人の視点ではなく登場人物其々の視点が代わる代わる描かれているので、飽きずに読めた気がします。

    いつこのような状況になってもおかしくないと思うと…

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    2022年11月20日
  • 終わらない週末

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    これは、究極の人間シミュレーション。
    「何故そうなるか」は語られず、「その時どうするか」をわざと極所的に、それがそもそもの目的であるかのように描写され続ける。

    読者はいつものミステリーのように、俯瞰して理解できると思っていると、次第に苛立ち、遂には投げ捨ててしまうかもしれない。

    でも、現実的に人は物事を俯瞰して見ることはできない(全てを知っているかに誤解するのは、与えられる情報が万能であると信じ込んでいるから)。

    ドラマであれば、これは「プロローグ」であり、この後ローズ?の冒険物語が繰り広げられるかもしれない……。

    でも、これで完結するのも、また面白い。

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    2022年11月12日
  • 日曜の午後はミステリ作家とお茶を

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    50代のミステリ作家シャンクス。
    恐ろしい事件が起きるわけではなく、日常の謎解きです。
    とても力の抜けるいい感じです。
    夫婦共に小粋です。

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    2022年09月26日
  • 怪奇日和

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    お父さんのSキング様同様なオーセンテックなストーリーを緻密なキャラ心情表現で爆あげしたのを今風にバージョンアップしたような感じが好き♪

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    2022年10月06日
  • ボンベイのシャーロック

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    1892年インド、ボンベイ。怪我で除隊したシャーロキアンのジム大尉は二人の女性が転落した事件の新聞記事を読んで、被害者の夫であるアディに会いに行く。アディから事件の謎を解いてほしいと頼まれたジムは、変装を使い調べていくが……→

    ミステリ2割、冒険4割、恋愛と家族愛が2割ずつ、かな。あと人種や宗教も絡んでる感じ。
    全体的に散らかっている感じは否めないけど(本筋に関係の薄いエピソードが多い)主人公のジムが“いい奴”なんで最後まで読めた。
    ラストがスッキリおさまるので読後感はとてもいい。

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    2022年09月19日
  • ボンベイのシャーロック

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    ネタバレ

    いっときの華文ミステリの勢いが下火になってきたように感じる中、一方で存在感を出してきているのがインドやアフリカ色漂うミステリ。
    『カルカッタの殺人』(殺人事件と、背景となっている第一次大戦直後の現地の暗部へ通じる道の描きっぷりが○)、『マイ・シスター、シリアルキラー』(新感覚のアフリカンサイコサスペンス)、『ガーナに消えた男』(未読だけど気になる)。

    本書は18世紀終わりのインドを舞台とした、退役軍人が新聞で見かけた2人の女性が相次いで転落した謎の事故死の真相究明に乗り出す、にわか探偵物語。
    時節柄イギリス統治下にあること、かの『四つの署名』が刊行された直後にあることから、タイトルにもある”

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    2022年07月31日
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む

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    ネタバレ

    エデュケアは一種の投資である。では、日本という社会は一体何に投資をしているのか?
    若者の非行は、理性とかけ離れた感情や精神やホルモンの影響を受けている。すなわち、罪を重くしても、非行を防ぐ効果は薄い。逆に、生徒が自ら自生の力を発達させようとする状況や仕組みを作ることに重点を置いたほうが効果は高い。テストの点数にインセンティブを与えても、効果は薄い。むしろ、時には遊びや楽しいという感覚さえも、報酬は「仕事」に変えてしまい、モチベーションをなくさせてしまう。
    添削やフィードバックのコメント、教室の雰囲気を変えることで十分教育は変化する。

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    2022年07月18日
  • ボンベイのシャーロック

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    ミステリというよりは、冒険小説。
    ロミオとジュリエット的恋愛小説風味あり。
    当時のインドの状況がわかって大変興味深い。
    インドって複雑なんだ。同じインド人でも人種、言葉が違い、おまけにカーストまであるから複雑。
    女性の地位が非常に低いのは悲しい。
    主人公に買われた女の子は幸せになって欲しかったが、当時の情勢では無理なんだろうか。

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    2022年06月06日
  • 休日はコーヒーショップで謎解きを

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    ――

     まさに変幻自在。御見逸れしました。

     本格から変格、ハードボイルドからドタバタコメディまで、魅力的な短〜中編が詰まったまさにとっておき。タイトルのとおり、休日のコーヒーショップにうってつけの一冊でした。
     ミステリ的な楽しみはもちろん、習俗や文化、人種等に対する視座もスパイシィで、アメリカ文学の面白さも味わえる。


     個人的には「ローズウィルのピザショップ」が、シチュエーションスリラー(兼コメディ)の戯曲じみていてお気に入り。舞台化してみようかしら。

     大満足の☆4

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    2022年06月02日
  • 女たちが死んだ街で

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    アメリカ南カリフォルニア サウスウェスト。
    世界有数のレジャーリゾート地のもう一つの姿

    1999年起きた三比極まるリカ南カリフォルニア サウスウェスト。
    世界有数のレジャーリゾート地のもう一つの姿

    1999年起きた酸鼻極まる連続殺人
    生き残った女たちの周辺で次第に波紋が広がって行く。
    何故、15年後に?と言うサスペンスミステリーでありながら、繰り広げられる情景はかつてと同じ匂い、色彩を持っており、気が付くと事件の追及ではなく 彼女たちの生きてきた時間にスポットライトが当たって行く。

    しかし、余りにも昏い 社会が眼を背けて来た 弾こうとした人々の想いや懊悩 痛み~These Women

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    2022年05月07日