高山真由美のレビュー一覧
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結婚前、私は夫に「2人で1になるのではなく、1と1で2以上になりたい」と話しました。
依存関係ではなく、個別化することがお互いそして二人の幸せに繋がると信じたからです。
この本はそんな関係性を求める人にぜひ読んでほしい。
関係性は結んで終わりではなく、育むことが大切。
〜本文から引用〜
「カップルの関係は、価値観・限界・不安を共有し、その共有を続けることがより良い人生につながると気づいたときに、本当に始まるのかもしれない。どんなカップルにとっても、対話をするのに一番いいタイミングはいまだ。早ければ早いほどいい」
「価値観は道の方向を決め、限界は道の太さを決め、 不安は両脇に崖があるかもし -
Posted by ブクログ
ネタバレ「カップルとしての」キャリアへの向き合い方、という視点はこれまでになく興味深かった。
結論としてはシンプルで、オープンに2人で根気よく妥協せずに話し合いをすること、仕事も愛もどちらも大切にする努力を惜しまないこと、ということになるかと思う。当たり前のことといえば当たり前だが、実践するのは難しく、ケーススタディとして複数のデュアルカップルの軌跡を知ることができるのは有用だと思う。
また、扱っている期間が幅広く、人生の後期に起こるであろう転換期について、先人の事例から学ぶことができるのはありがたかった。
初めは子育てしながらのキャリア形成のついて学びを得たいという観点で手に取った一冊だったが、 -
Posted by ブクログ
当たり前の話しなんですが、物語が持つ雰囲気みたいなんて、主人公の持つ特性に依存しますよね
当たり前ですが
本作の主人公マシューは礼儀正しく落ち着いていて、公平で清々しく凛としている
そしてまさしく物語はそのように進む
とてもとても落ち着いてゆったりと進む
だけどダラダラしてるわけじゃなくてページはすいすい進む
なんか変な感じ
ゆっくりだけど澱みがないんよね
そしてマシューにはジョナサンという彼とは正反対の夫がいるんだけど、彼がいることでさらにマシューの人となりが際立つんだよね
そう、そしてこれめちゃくちゃさらっと書かれてるんだよね
最初なんのひっかかりもなくさらっと進行しちゃうの、マシュ -
Posted by ブクログ
殺された人間がどのような人物だったのかが徐々に明かされながらも、そこから更に謎が深まったり、新たな事件が起きたり、人物像が皆くるくると変わる様などは大変独特だと思いました。
後半の弱者が虐げられながらも人知れず団結して抗うあたりが読んでいて胸が熱くなりました。
また犯人の身勝手さや、考えが至らず結局は犯罪の隠蔽に手助けしていたりと、人の善性と悪性が緩やかに対比されていたのも面白かったです。
あと主人公マシューとジョナサンの関係と、それを受け入れているイギリス社会が興味深かったです。日本だと物語の軸に据えられがちなのに、「そういうものだ」という価値観で話が進んでいくのは最初面喰らいました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ親として子供とどう関わるかの道筋を示してくれる良書。
最後の方は市民として国の在り方も変ってくると訴えており教育参考書感覚で購入した自分にとっては求める内容ではなかったため★4つとした。
しかし、序盤の子供と関わる親の対応や、行動に求められる正解を実例(研究結果)を元に語ってくれているため参考になった。
実践として、毎日、夫婦お互いが子供と接する中で良かった行動・言動を客観的に評価し褒め合う習慣を作ることにした。
どうしても、お互いに反面教師の部分「ああなっちゃダメよ」と子供に教えてしまいそうになるが、そういった親の行動は百害あって一利なしだと読んでいて学ぶことができた。 -
Posted by ブクログ
物語の展開とページ数を交互に気にしながら、『もしかしてこの手の話はこんな感じで終わる?』と思っていた予想が見事的中。だから、結末に不満はなかった。登場人物それぞれの思考が実際そうであるように時には秩序だって、また時には無秩序に展開される描写にリアリティを感じたし、その思考の中に透けて見えるエゴや選民意識(あとがきにもあった)、はたまた自分をどこか客観視して諦めているところは、恥ずかしながら共感できる部分も多かった。
登場人物の置かれた状況で見えるものしか見せてもらえない、そんなもどかしさを想像力で補いながら、場の臨場感を楽しむ、という読み方でいいのかも、と思う。 -
Posted by ブクログ
これは、究極の人間シミュレーション。
「何故そうなるか」は語られず、「その時どうするか」をわざと極所的に、それがそもそもの目的であるかのように描写され続ける。
読者はいつものミステリーのように、俯瞰して理解できると思っていると、次第に苛立ち、遂には投げ捨ててしまうかもしれない。
でも、現実的に人は物事を俯瞰して見ることはできない(全てを知っているかに誤解するのは、与えられる情報が万能であると信じ込んでいるから)。
ドラマであれば、これは「プロローグ」であり、この後ローズ?の冒険物語が繰り広げられるかもしれない……。
でも、これで完結するのも、また面白い。