ハーレム・チルドレンズ・ゾーンの挑戦――貧乏人は教育で抜け出せるのか?

ハーレム・チルドレンズ・ゾーンの挑戦――貧乏人は教育で抜け出せるのか?

4,950円 (税込)

24pt

3.5

「なぜすべての子供に成功するための道具を与えられないのか? なぜ現実生活における「競技場」を平らにならすことができないのか?」「ほんとうに重要なのは個々のプログラムの成果ではなく、子供たちの生活を根本から変えられるかどうかなのだ…地域の子供を一人として取りこぼすことのないような、密に編まれたセーフティネットを用意する――それが〔創設者〕カナダの目標だった。シンプルだが画期的なこのプログラムを、カナダは〈ハーレム・チルドレンズ・ゾーン〉と名づけた」「貧しい子供のたどる軌道を変えること。それが本書の結論である。子供の人生のできるだけ早い段階で介入すること。思春期が終わるまで介入をつづけること。学校では余分の授業時間を与え、学校の外では余分のサポートを与えること。できるなら保護者を巻きこみ、保護者があてにならない場合には努めてその不在を埋めあわせること。子供の認知能力を伸ばすことに焦点を当てるが、社会スキル、感情面のスキルのような非認知能力も育むこと」(本文より)ノーベル経済学賞受賞者ジェームズ・ヘックマンの教育理論を実践したかのようなNPOの実践を紹介する。

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ハーレム・チルドレンズ・ゾーンの挑戦――貧乏人は教育で抜け出せるのか? のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年05月01日

    オバマ政権も注目した、ハーレム地区の貧困に立ち向かうNPOの軌跡が分かる本。著者は、非認知能力に関する著書で名高いポール・タフだ。
    プログラム創設者との5年以上にわたる対話や、貧困層に対する様々な学術的研究を基に、貧乏を抜け出すには「何が必要か」について書かれている。


    私の知る日本の現状と比較す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月04日

    本人が書いたものではなく、著述家の聞き書きである。訳者の説明がないのも珍しい。大体の試みはわかる。話として読むにはいいが、卒論では参考文献にはならず、この本で言及していた人の論文を見るしかない。教育実践を著述家がわかりやすく本にまとめたもの、と考える方がいい。ヘッドスタート計画で実施したセサミストリ...続きを読む

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