梶よう子のレビュー一覧

  • 一朝の夢

    購入済み

    朝顔に関わって

    今年、ヒョンなことから朝顔に関わることになった。
    その朝顔の用事で水戸に向かった日
    たまたま乗ったタクシーの運転手さんからこの本の話を聞いた。
    ページをくるのが幸せな時間だった。

    1
    2014年07月10日
  • 京屋の女房

    Posted by ブクログ

    浮世絵師・戯作者など、マルチな才能を持つ、江戸のベストセラー作家。
    更に、経営者・商品デザイナーとして活躍した「山東京伝」には、二人の妻があった。
    と言っても、先妻が病没した後に、後妻をもらったと言う事だけど、二人共に吉原の出であった。

    後妻のゆりは、「出来た前妻」の影に嫉妬を覚えながらも、良き妻を目指し、奮闘し、自分の居場所を掴んでいく。

    蔦屋重三郎
    曲亭馬琴
    恋川春町
    歌麿
    写楽
    十返舎一九

    江戸出版界を賑わせた重鎮達、勢揃いながらも、
    軽く読めた。

    0
    2025年11月29日
  • 広重ぶるう(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    大体私らが歴史の授業で習った時代には歌川広重ではなく安藤広重だった。笑
    時代とともに歴史は変わるもんだなぁと、また改めて感じた。
    NHKの時代劇ドラマで先に観てからの読書なので、どうも、阿部サダヲのイメージが強くてまいった。笑
    ドラマでは絵描ききれているとは思えなかった、北斎や豊国、師匠豊広と、自作に対する色々な想いが、浮世絵師として、絵を描く者の葛藤が深いと感じた。
    また、西洋絵画が完全に入ってきていない時代において、遠近画法や風景の錦絵が横画面が一般的な所
    肉筆掛け軸から、縦画面の作品を作るところなど、やはり画家である。錦絵は大量生産でいつか消えてしまうと思いながら筆をとっていたのだと思う

    0
    2025年11月16日
  • 空を駆ける

    Posted by ブクログ

    とても、よかったです!限りなく★5に近い★4です。
    先が楽しみで、追われるように読み、空気感にひたることがうれしく、終わってほしくない!と思いました。
    赤毛のアンや、お勝手のアンが好きな方にお勧めします。

    0
    2025年09月06日
  • 父子ゆえ 摺師安次郎人情暦

    Posted by ブクログ

    摺師安次郎の第2弾です。
    全体に人情が溢れる連作短編です。
    信太と暮らすようになりますが、信太は怪我してしまいます。でも、彫師を希望してます。
    幼馴染の友恵が、訪ねてきます。どんな展開になるか楽しみです。

    0
    2025年07月22日
  • 京屋の女房

    Posted by ブクログ

    最後は少し出来すぎ感はあるが、ハッピーエンドで読後が気持ちいい。
    人に嫌なことを言われて、凹んでいては駄目だと思った。巧くかわすことが幸せに繋がる。それにしても、馬琴とその妻は最低過ぎる。

    0
    2025年07月03日
  • 京屋の女房

    Posted by ブクログ

    山東京伝の前妻菊と後妻ゆりの物語。ゆり視点で書かれているが京伝のお人好しで人情に厚い才人ぶりと妻への愛で満たされている。こんな男と相思相愛、羨ましい限りです。
    それにしても滝沢馬琴の厚かましさいやらしさは腹立たしい。

    0
    2025年04月18日
  • 墨の香

    Posted by ブクログ

    静かなる書の世界に不穏な空気が漂って来て振り回されながらも、武家の女として凛とした佇まいで対処する雪江の美しさに魅了された。離縁について世間体とか気にしない母親や美少年の弟、ずっと支えている中間の茂作や髪結の銀次と脇をかためている人達が実に良い。なんと言っても、最後がハッピーエンドだったことが一番嬉しい。

    0
    2025年03月13日
  • 広重ぶるう(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    広重のイメージは「東海道描いてる人」だけだった。でも、江戸を愛し、負けず嫌いの売れていない画家だったとはなあ…、微塵も思っていませんでした。
    画家ってインドア系をよく思い浮かべてしまうから、広重が元火消しだったってのは、衝撃を受けた。浮世絵描いて、消火活動までやってんのお?!みたいな。
    人情の塊みたいな人だなあ、と思った。お金がないのに、弟子の食事代を出したり、朝湯をかかさなかったり。THE人間みたいな人だった。
    北斎のことを狸ジジイって呼んでるとこも、面白かった。
    広重の人生に文句なし!

    0
    2025年01月09日
  • 広重ぶるう(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白かった。登場人物がとにかく魅力的。
    あっという間に完読。
    この作者の作品は初めてだったけど、次に何を読もうか楽しみ。

    0
    2024年12月10日
  • 広重ぶるう(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ドラマを見て感動し、原作を読んだ。
    地震が起きて、江戸の人々の心が落ち込んでるのを名所江戸百景を作成して江戸を明るくしようとしたのは、その意気込みに勇気をもらったし、広重は本当に江戸の町が好きだったと強く感じた。
    また、家族、弟子を大切にする広重の人間性がよく出ていたと思う。

    0
    2024年11月17日
  • 決戦!忠臣蔵

    Posted by ブクログ

    お気に入りの「決戦」シリーズだ。
    奇しくも続けて忠臣蔵関連の作品を読んだ。

    忠臣蔵はどちらかと言うとこのシリーズの中では、題材が限られている部類かと思った。でも一連の短編を読み終えると
    味わい深く切り口の多様さを感じた。
    どの書き手も思わず唸ってしまう味わいである。

    0
    2024年10月12日
  • 雨露

    H

    購入済み

    明治維新の際の彰義隊の成り立ちから敗戦までを勝美という若い武士の目線から追った作品。
    内戦を通して、戦うことをどのように捉えるかと考えさせられる作品です。

    0
    2024年10月05日
  • 我、鉄路を拓かん

    Posted by ブクログ

    明治時代版プロジェクトX ですね。
    日本の鉄道敷設はイギリス人も驚く、独創的なものだったようです。明治維新時の日本人の知恵と行動力は現代以上のようです。
    海の上に鉄道を走らせる、しかも国内初めての鉄道を、明治のパワーを感じる作品でした。

    0
    2024年05月28日
  • 広重ぶるう(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    広重。火消同心。江戸ことばが秀逸でした。江戸の景色を守りたいという言葉には、勝海舟を彷彿とさせました。

    九州、東北、各地の離島、日本全国の名所絵が歌川広重の名前で残ってます。いろいろ読んでみたくなりました。

    0
    2024年04月13日
  • 広重ぶるう(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ヒロシゲブルー。海外では知られてるのに日本人の自分はノーマークかね、おかたじけだよ 江戸時代を読むと1番心踊るし空想する。北斎の生き様は忠実に出ててあーやっぱそうかと頷いたけど、重さんはどうなんだろうか、火消しから忠実になぞっているが豪胆さと気の小ささとがしっくり来ないかなあー 加代や豊国を通して引き立ててる気がした 重さん掴みきれてないって事 朝風呂の重さん。それより弟子の陳平がお辰を嫁にして二代目で さらに虎吉がお辰と再婚するとかめちゃくちゃ気になったので。

    0
    2024年03月20日
  • 広重ぶるう(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    浮世絵からだけでは知ることの出来ない、広重の闊達な性格や家族思いの人となりを知る。
    舶来のブルー絵の具との出会いが、広重の絵を深めていく。
    絵を描きたい、江戸の風景を描きたいという強い気持ちが伝わってくる。
    北斎や他の絵師、版元との交流も面白かった。

    0
    2024年03月14日
  • 広重ぶるう(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    新版画の美術展へ行ったことがきっかけで版画をもっと知りたいと思い購入。「広重ぶるう」という題名も気に入った。
    絵師と版元の関係や絵師同士の交流も描かれており、江戸時代後期の町の風土や空気も感じ取ることが出来、より版画を理解することが出来た。物語りはイメージさせてくれるのが良い。
    歌川広重が携わった作品を是非見てみたい。

    0
    2024年03月08日
  • 墨の香

    Posted by ブクログ

    突然故もなく離縁されてしまった主人公、雪江。
    書道の道に進み、近隣の娘たちを弟子にして過ごしているが、色々と事件に巻き込まれていく。
    結果ハッピーエンドで良かったけれど、脇役の登場人物の描かれ方が中途半端だった様な気がした。

    0
    2024年02月19日
  • 江戸の空、水面の風―みとや・お瑛仕入帖―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    何でもかんでも〜が言うのがルーティンだから、なんか変な感じがするし長太郎にご隠居にが亡くなってなんだかな〜その分旦那に息子に登場する増加してるけど。お加津があんな風に腐るとはな〜でも本音を吐くのは大事だと思う言う相手さえ間違えなければ。どんな解決法なるんだろうと思ったら江戸っ子の粋が出る終わり方、でもなあ後半の圭太の気持ち悪さだけが読み終わって残るってどうなん 次回は成次郎の謎の部分が出て来るのかな あと辰吉と結婚するなと思ったら、あと清吉がでんっ

    0
    2024年01月23日