梶よう子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
【万吉】日本橋の上で刃物を振り回した。おやすに恨みがあるらしい。
【おきぬ】万吉の人質になって怖い思いをした瀬戸物屋のお嬢様で庄太が一目ぼれした。
【おやす】よく当たると評判の女易者。
【跡部良弼】とある鏡探しを神人に依頼してきた小姓組番頭。今回の裏の主役。
【佐治】腕のいい鏡師。
【文吉】佐治の十一歳の弟子で魔鏡らしきものを懐に入れた。
【御種人参】薬用の高価な人参で庶民の手には届かない。
【和泉与四郎】北町奉行所の常町廻りで堅物。
【松島屋仁右衛門】大名や旗本の供回りを斡旋している口入屋。善人か悪人か。
【弥七】蔵の一種である穴蔵を造る〈桝屋〉の職人。
【松葉蘭】強盗が質屋〈一六屋〉に押し -
Posted by ブクログ
御薬園同心・水草様と千歳様の物語
ずっと続きが気になってはいたのですが
ようやく完結編を読みました!
今回も連作短編集になっていて
園丁頭の娘さんの
結婚話に関わる問題を解決したり
急に不仲になった嫁姑の謎を突き止めたり
千歳様や蘭方医の河島先生らと共に
大小さまざまな出来事があります。
中でも『接骨木(にわとこ)』は
診療所に発生した疫病の話で
やはりハラハラしました。
水草様には紀州に医学の勉強へ行くという
近い将来の目標があって
それまでに身を固めさせようと
ご母堂から見合い話ラッシュ(笑)
一方、蘭学を目の敵にする役人が
水草様と河島先生を陥れるべく
虎視眈々と狙っている。
この -
Posted by ブクログ
御薬園同心という役職にある青年
水上草介を主人公にした連作短編集。
時代小説だけど、剣劇はほとんどなし!
こういうのが好きだなぁ。
幕府直轄の薬草園「御薬園」を管理する
優しい心根の「水草さま」は
その薬を求める患者たちや
そこで働く周囲の人々の
ちょっとした問題を解決して
心と体の病を治すのです。
草介の上役の娘で、男勝りの千歳が
ちょいちょい顔を出しては
問題を持ち込んだり、引っ掻き回したり。
でも、これが何だか可愛いのよね〜。
小石川養生所の蘭学医師との交流から
薬草を中心とした和漢の医療と
西洋医学の違いを知り
どちらも患者を救うためには
大切と考える草介に
長崎留学を勧める男が -
Posted by ブクログ
山東京伝が吉原の女性を二人も妻に迎えたという話は知っていたが、京伝の詳しい人物像などは知らなかったので興味深かった。
二人目の妻・ゆり視点と京伝視点で描かれる物語。
現在放送中の大河ドラマでもすこし登場している京伝だが、本作の京伝もしなやかで、つかみどころがなさそうで、でも情が深い。
ドラマの方では今後どのように描かれるだろうか。
一人目の妻・菊との出会いから短い結婚生活の話
二人目の妻・ゆりの、今はいない菊に対する苦悩と京伝への想い、そして自身の生い立ちに関する物語
ゆりとの出会いのきっかけとなった若き侍の仇討ちエピソード、蔦重や歌麿、鶴屋などとの交流と享保の改革山東京伝が吉原の女性を -
Posted by ブクログ
浮世絵師・歌川広重の一代記。
フォローしている方のレビューを見て「読みたい」に入れていた。
私が子どもの頃に初めて浮世絵を認識したのは、当時流行っていた切手収集のカタログの中だった。
国際文通週間に発行された「蒲原」や「箱根」、「日本橋」や「三条大橋」などの「東海道五十三次」の絵柄は記憶も鮮やか。「月に雁」は「見返り美人」と並んで手が届かないものの双璧だった。
いずれも安藤広重(当時はそう呼ばれていた)の作品で、以来、葛飾北斎とともに浮世絵の巨頭として認識する。
そんな広重だが、この本では、口は悪いが基本的には武家の出らしく真面目な人、という感じで描かれる。
その人柄ゆえ、要らぬ苦労もたく