【感想・ネタバレ】柿のへた 御薬園同心 水上草介のレビュー

あらすじ

水上草介は、薬草栽培や生薬の精製に携わる小石川御薬園同心。人並み外れた草花の知識を持つものの、のんびり屋の性格と、吹けば飛ぶような外見からか、御薬園の者たちには「水草さま」と呼ばれ親しまれている。御薬園を預かる芥川家のお転婆娘・千歳にたじたじとなりながらも、草介は、人々や植物をめぐる揉め事を穏やかに収めていく。若者の成長をみずみずしく描く、全9編の連作時代小説。

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ネタバレ

登場人物たちに根っからの悪人がいない。読んでいて心が温かくなる。草介と千歳が恋仲にならず終わるのも良い。

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2025年06月08日

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202110/小石川御薬園の御薬園同心の水上草介シリーズ全3作まとめて。これはめちゃめちゃ良作!読めてよかった!御薬園という設定も、個性豊かで魅力的な登場人物達もいい。言動や外見等の描写も見事なので、どのキャラにも息吹を感じこの世界を楽しめる。

1)柿のへた 御薬園同心水上草介
2)桃のひこばえ 御薬園同心水上草介
3)花しぐれ 御薬園同心水上草介

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2021年11月24日

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ネタバレ

のんびりしているようで芯がぶれない水上の様子に心ひかれます。
また、身近な植物の効用もよくわかり、読んでいて楽しいです。

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2016年02月11日

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ずっと気になっていた作家さんのシリーズ。御薬園同心の水上草介が、事件を植物や漢方などの視点から謎とく連作短編集。ひょろっとしてどこか頼りなさげな草介、周囲や部下からも水草と呼ばれてしまうような人だけれど、穏やかでおごらず、植物たちに対する真摯な人。植物や漢方の視点から話が進むところが興味深く、主人公の性格からか穏やかに話が進む。健康を保つことを大切に改めて思える。相対する千歳の性格が勝気でまっすぐすぎる気もするけれど....。二人の関係が少しずつ進化していくのかな?とその辺りにも期待。

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2014年12月06日

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御薬園同心・水上草介は御薬園の人々から“水草さま”と呼ばれ親しまれている。のんびりした性格だが、周囲の揉め事を植物の知識を生かして穏やかに収めていく。
剣劇は無いけど、のんびり草食系の草介とお転婆な千歳に癒されます。

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2013年09月22日

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御薬園同心という役職にある青年
水上草介を主人公にした連作短編集。
時代小説だけど、剣劇はほとんどなし!
こういうのが好きだなぁ。

幕府直轄の薬草園「御薬園」を管理する
優しい心根の「水草さま」は
その薬を求める患者たちや
そこで働く周囲の人々の
ちょっとした問題を解決して
心と体の病を治すのです

草介の上役の娘で、男勝りの千歳が
ちょいちょい顔を出しては
問題を持ち込んだり、引っ掻き回したり。
でも、これが何だか可愛いのよね〜。

小石川養生所の蘭学医師との交流から
薬草を中心とした和漢の医療と
西洋医学の違いを知り
どちらも患者を救うためには
大切と考える草介に
長崎留学を勧める男があらわれて
物語はまだまだ続きそうです。

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2025年07月14日

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小石川御薬園で働く、“御薬園同心”の水上草介が主人公の連作短編。

植物オタクの草介にとって、御薬園同心はまさに天職。植物の知識を活かして様々な問題を解決していきます。
薬草等の種類や効能についてもわかりやすく書かれていて、興味深く読ませて頂きました。

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2019年07月03日

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じいじ(私の父)が孫(私の子)に読ませて欲しいと渡された本、その2。とりあえず私が読んでみた。。。

御薬園同心、水上草介が主人公。のんびりとした性格で、そののんびりとしたペースで話が進み、江戸物が嫌いでなければ、読みやすい本と思います。

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2015年09月10日

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小石川御薬園に勤める同心が主人公の連作短編集。
様々な草や漢方が登場して、興味をそそられる。主人公・草介がまったり穏やかなので、難題が降りかかっても、物語の雰囲気は終始穏やか。
短編一つ一つが短いので軽いけど、心和む一冊でした。予約待ちだけど続編も読みたい。

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2014年11月13日

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