噂を売る男 藤岡屋由蔵

噂を売る男 藤岡屋由蔵

小説・文芸
1,899円 (税込)

9pt

3.7

江戸の町に、世の理不尽と戦う「情報屋」がいた! その名は、藤岡屋由蔵――。神田旅籠町の一角で、素麺箱に古本を並べ、商売をするこの男が、古本販売を隠れ蓑に売っていたのは、裏が取れた噂や風聞の類。それを買いに来るのは、喉から手が出るほど“情報”がほしい各藩の留守居役や奉行所の役人だった。由蔵が己の仕事として心に刻み込んでいたのは、真実を見極め、記すこと。筆一本で戦う由蔵のもとに、ある日、幕府天文方の役人が逃げ込んで来る。その役人は、日の本を震撼させたシーボルト事件に絡んでいた。しかしその騒動のとばっちりで、由蔵の手下が命を落としてしまう。手下の理不尽な死を許すことができない由蔵は、真実を暴くため、動き始めるのだが……。天下を揺るがす陰謀に、“情報”で挑んだ男を活き活きと描く傑作歴史小説。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • タイトル
    :
    噂を売る男 藤岡屋由蔵
  • タイトルID
    :
    1004939
  • ページ数
    :
    336ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年09月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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噂を売る男 藤岡屋由蔵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文体が読みやすく、はじめから引き込まれた。登場人物のキャラが立ちすぎていないけど、しかとあるのがいい。

    0
    2022年06月10日

    Posted by ブクログ

    シーボルト事件の顛末を、市井の男が絡んで解き明かす。禁制の伊能地図持ち出し事件について知らなかったので、学ぶことが多かった。高橋作左衛門と間宮林蔵との確執、彼らとシーボルトとの親交は史実であり、どうやら江戸の長崎商人が記した書からシーボルト事件が露見したという説が検証されているようだ。そこに町人風情の情報屋由蔵を仕立てて踊らせる。いささか大役を負わせ過ぎの感はある。あの商売形態で、個人事業主の彼が得られる情報など知れており、それに頼る幕府でもあるまいに。まあ緩くて地味な主人公の活躍こそが梶作品の醍醐味か。

    0
    2021年12月01日

    Posted by ブクログ

    主人公は江戸末期に情報を種に商売したという実在の人物。
    実際にこんな波乱万丈の事件に巻き込まれたのかはわからないが。

    主人公が長年綴った「種」は15巻の現代語訳で読めるらしい。。

    0
    2021年09月28日

    Posted by ブクログ

    日本史で習いましたねぇ…シーボルト事件。日本の地図を国外へ持ち出したとか持ち出さなかったとか…実際のところはどうだったんでしょう?という謎は残ったままなんですが、そこに絡んだとされる日本側の数名は捕らえられ処罰された―と習ったような気がします(^^;)そのシーボルト事件を噂話を核に描いたこのお話、主人公の藤岡屋由蔵が実在の人物とはつゆ知らず…噂話が商売になるとは、今も昔も変わらないのですなぁ。☆3.5

    0
    2024年10月29日

    Posted by ブクログ

    古本屋の傍ら『噂』を必要な人間に売っている由蔵が、あのシーボルト事件に巻き込まれていく。

    由蔵の父は養蚕家だったが詐欺にあって病の蚕卵を買い、自身だけでなく集落の蚕まで死なせるという大変な事態を招く。そのせいで父は自害、母は心労死、由蔵は周囲の子どもたちから『うそっこき由蔵』と非難される。
    長じても父親のしたことは消えず、江戸に来れば『うそっこき』ではなくなると心機一転働くが、そこでもまた大奥の『嘘』で大切な人が追い込まれ死に至る経験をする。

    『噂に惑わされ踊らされ、果ては大勢が信じ込み噂が嘘でなくなっていく』
    『嘘で固められた「真実」など、あっちゃいけねえんだ』

    力も後ろ楯もない由蔵が、集めた『種』で動く奴がいる、役立てる者がいることが面白いと始めた情報屋。裏取りをした確かな情報しか売らないが、それを使うか生かすかは買った者次第。

    序盤の加賀前田藩に輿入れした将軍の娘付き女中頭をギャフンと言わせる話からしてモヤモヤしたのだが、シーボルト事件は更にモヤモヤした。
    ここではまたもや由蔵の可愛がっている後輩が殺されてしまう。
    自分を責め殺した者に復讐したい由蔵だが相手は一介の町人が太刀打ち出来る相手ではない。

    今村翔吾さんなら太刀打ち出来る大物の味方が出てきたり数を力に正面突破したりとんでもない裏技で一泡ふかせたりするところだが、梶さん作品ではそうはならない。
    大奥事件では町方同心が代わりに一矢報いてくれたが、この件では翻弄されてばかりだ。
    力も後ろ楯もない由蔵には何も出来ないのか。

    シーボルト事件の解釈としては興味深い点もあった。間宮林蔵など蝦夷地探検家としてしか知らなかったので意外なキャラクターだった。
    いい加減な話に騙された父親を憎みつつも人を完全には遮断出来ない、どこかで信じる気持ちがあるからこうして振り回されるのかも知れない。
    代わりに武家に商人に女の子にと様々な人たちに慕われている。
    今回の件を糧に、強かな由蔵が生まれるだろうか。噂を自在に操るくらいの器用さがあれば面白いのだが正義感が強い彼には無理か。

    0
    2022年07月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者初読み。結構好みです。キャラクターも良いし。おきちと伊之介大好き。他もクセがあってよいですね。最後は斉昭かぁ。そこまでは予想できませんでした。きっとこのシリーズ続くのでしょう。次もお待ちしています。

    0
    2021年10月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初の方は面白かった。噂の種を売るというのもいいし、おきちやほかの登場人物も良いキャラクターで続きが読みたい。ただ、学者の嫉妬とかが出てきてからはなんかスッキリしないままで終わってしまった。次作は読後感の良い作品をお願いしたい。

    0
    2022年01月23日

噂を売る男 藤岡屋由蔵 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • タイトル
    :
    噂を売る男 藤岡屋由蔵
  • タイトルID
    :
    1004939
  • ページ数
    :
    336ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年09月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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