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描きたいんだ、江戸の空を、深くて艶のあるこの「藍色」で――。武家に生まれた歌川広重は絵師を志すが、人気を博していたのは葛飾北斎や歌川国貞。広重の美人画や役者絵は酷評され、鳴かず飛ばず。切歯扼腕するなかで、広重が出会ったのは、舶来の顔料「ベロ藍」だった。遅咲きの絵師が日本を代表する「名所の広重」になるまでの、意地と涙の人生を鮮やかに描く傑作。新田次郎文学賞受賞。(解説・日野原健司)
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「広重ぶるう」
2024年3月23日~ NHK BSプレミアム4K 出演:阿部サダヲ、優香、勝村政信
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Posted by ブクログ
広重が名所絵や景色の絵を得意としていたこと、ブルーを上手に使ったことなどがくわしくわかる面白い小説です。「東海道53次」「江戸百景」が観たくなりました。
久しぶりに小説が読めた。歌川広重のぶるう、ベロ藍、プルシアンブルー。自分は何かを面白がる眼を持っているだろうか?多分あるんだと思う。私は絵ではなく写真を撮る。創作意欲が湧いてくる、そして好きなことをやりたいと思わせてくれる面白い作品だった。
歌川広重の生涯を描いた物語。 本当に、広重は、江戸の町が大好きだったんだなあと思う。 大切な人を失う悲しみ、災害で、大好きな江戸の町が壊れてしまう悲しさ、そういうものすべてが、広重の作品に込められているんだろうなと感じ、ゆっくり広重の作品を鑑賞したい気分になる。 北斎の良い作品と比べて楽しむのもなか...続きを読むなかおもしろだろうと思う。
テレビでドラマ化されるということで、では原作よみたいな~ということで早速買って読みました。 ドラマの方もめっちゃよかった。 優香と阿部サダヲの夫婦役もぴったりって感じ。 広重の一生をこんな形で見るのも素敵。原作とどのくらい違ったか?とかそんな比較なんかせずともよいと思いました。 青、特に群青の色...続きを読むがとても私は好きなので、おのずと広重作のものには目がいきます。
浮世絵師歌川広重の代表作 錦絵『名所江戸百景』の藍色、大好きな色合いです。また、構図も斬新かつ心を擽ります。何故こんな色彩、何故こんな視点、話を読む中で分かったように思われます。 主人公含他、チャキチャキの江戸っ子の姿を垣間見るようで、映像としてもきっと面白いでしょう。今の東京とは異なる江戸の街を楽...続きを読むしめます。 〜気になるセンテンス〜 『歌川豊広(広重の師匠)の風景の描き方、色。何を見て、何を切り取り、何を見せるか。そうしたことが知らぬうちに身に沁み込んんでいたのだ。』 『いいかえ、寅吉(広重の弟子)。花鳥風月が風流の喩えだっていうのを知ってるだけでも上出来だ。ただな、おれぁちょっと違う。風と雨は、画に動きを出し、月と雪は静けさを出すんだ。』
以前読んだ白蔵盈太氏の「画狂老人卍」の北斎の人物像にかなりぶっ飛んだが、この物語の主人公の歌川広重も負けず劣らずの変人。その広重がベロ藍に出会って風景画の名作の数々が如何にして生まれて来たか。版元、弟子との関係、そして広重の絵に対する熱意が伝わって来る。「画狂老人卍」と併読するとより浮世絵の世界が広...続きを読むがって面白いと思う
広重という題材も含め、非常に新鮮でかつ面白かったです。当時の時代考証はもとより感情が浮き出ており、時代ものとしては秀一だと思いました。
「描きたいんだ、江戸の空を、深くて艶のあるこの『藍色』で。歌川広重あ絵師を志すが、人気を博していたのは葛飾北斎や歌川国貞。広重の美人画や役者絵は酷評で、鳴かず飛ばず。そんな広重が出会ったのは、舶来の顔料「ベロ藍」だった。遅咲きの絵師・歌川広重が「名所の広重」になるまでの、意地と涙の人生を鮮やかに描く...続きを読む傑作。
大体私らが歴史の授業で習った時代には歌川広重ではなく安藤広重だった。笑 時代とともに歴史は変わるもんだなぁと、また改めて感じた。 NHKの時代劇ドラマで先に観てからの読書なので、どうも、阿部サダヲのイメージが強くてまいった。笑 ドラマでは絵描ききれているとは思えなかった、北斎や豊国、師匠豊広と、自作...続きを読むに対する色々な想いが、浮世絵師として、絵を描く者の葛藤が深いと感じた。 また、西洋絵画が完全に入ってきていない時代において、遠近画法や風景の錦絵が横画面が一般的な所 肉筆掛け軸から、縦画面の作品を作るところなど、やはり画家である。錦絵は大量生産でいつか消えてしまうと思いながら筆をとっていたのだと思うが、今この時代になっても美術館で展示されているとは思ってないだろうなぁ。ぜひ本物見てみたいと思う。
広重のイメージは「東海道描いてる人」だけだった。でも、江戸を愛し、負けず嫌いの売れていない画家だったとはなあ…、微塵も思っていませんでした。 画家ってインドア系をよく思い浮かべてしまうから、広重が元火消しだったってのは、衝撃を受けた。浮世絵描いて、消火活動までやってんのお?!みたいな。 人情の塊みた...続きを読むいな人だなあ、と思った。お金がないのに、弟子の食事代を出したり、朝湯をかかさなかったり。THE人間みたいな人だった。 北斎のことを狸ジジイって呼んでるとこも、面白かった。 広重の人生に文句なし!
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広重ぶるう(新潮文庫)
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梶よう子
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