オカヤイヅミのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
このサイトで著者を見ると勘違いする人もいると思うが、これは、おつまみについていろんな作家さんが書いたアンソロジーである。
どれも私にぴったりで、最後まで楽しく読めたし、つまみの参考にもなった。
あまり手の込んだものつまみは出てこず、なかにはコンビニつまみランキングなるものもあり、かなり参考になった。また、各作家さんの酒との距離感、そして、つまみのポジションが明確で、スッキリ読める。
人それぞれ、酒とつまみの位置付けは様々だが、押し付けがましくなく、自分の日常を赤裸々(?)に語っているのが最高。
さらに、一編ずつが短いのもポイント。
ネックは、つまみを食べたくなり、酒を飲みたくなることだけです〰 -
Posted by ブクログ
これは、もう素晴らしい作品です!!!!!!!!!!!
とにかく、面白い。
変わり者の3人が、暗号解読に挑む中、ようような事件が起こる。
また、サクが近田さんの事を突然好きになってしまう、恋愛小説でもある。
僕が一番面白いと思った、シーンは最後暗号が解けた時に、予想とは全然違うもので、それは角田先生が昔、音楽の佐藤先生宛てに書いたラブレターであって、それを見つけ角田先生に見せたおかげで、角田先生は、佐藤先生にサプライズをして、2人は結婚するかとになった、このように変わり者の3人が暗号解読をするというということが、角田先生と佐藤先生と結婚に結びつくところがおもしいろいなと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ぼくのとなりにきみ」の続編、長谷川調査隊シリーズの第2弾である。
前作より、好きな展開。こういう小説を読みたかったし、こういう中学時代を送りたかったし、こういう連中と友達になりたかったし、こんな夏休みを過ごしたかった。
大人がジュブナイルと読むと「この子ら健気だな、可愛いな」と大人目線で鑑賞するのが普通なんだか、こんな風に思えるジュブナイルって素晴らしいじゃないか。
新キャラ、永瀬さんも桐子さんも素敵な女性で、俺なら絶対彼女らの方が好み。そして4歳の時のハセがもうとにかく絶対、圧倒的にエエ奴!正義の味方ってのはこういうヤツのことなんやで。絶対 -
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Posted by ブクログ
いやー面白いですわ。
人間性出る、な。
印象的やったんが、
◎朝井リョウの五右衛門のスパゲッティー
罪悪感の固まりみたいな食べ物を、もう死ぬんやったらいっか的なノリで食べる
って考え、面白いなー。
ひねくれてんなーって思った(笑)
食べる行為にイライラをぶつけやすいタイプのメニュー、うん、なんとなくわかる(笑)
◎桜庭一樹の白米
カレーもいいなと思ったけど、よりシンプルに白米。
アメリカの死刑囚の話で、
出てきたパスタが指定したブランドのと違うと怒ったまま死刑になった人がいて、
そういうもやもやを抱えるぐらいなら、特別なものよりもいつも食べているようなものがいいかなとの事。
ほぉ、そんな考 -
Posted by ブクログ
アパートオーナーの孤独死の遺言書は、高校時代の同級生3人に宛てたものだった。
40年も会ってなかったにも関わらず、3人にアパートに住む大学生が卒業するまで住まわせて欲しいと、その後は、土地を売ってもかまわないと。
理由もわからず、戸惑う3人。
中年の域になり、家族があってもなくても孤独死が他人事とは思えなくなっている。
ほんとうは、料理も掃除も洗濯も好きではないのに専業主婦のマリ。
夫とは、離婚調停中のサヨ。
キャリアウーマンのサトエ。
それぞれのしあわせなんてわからない。
それぞれのしんどい今を生きるしかない。
それぞれが、このままでいいのか…と思いながら。 -
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