深町秋生のレビュー一覧

  • 煉獄の獅子たち

    Posted by ブクログ

    『ヘルドッグス』の前日譚にあたる続編。

    暴力を暴力でねじ伏せる、裏社会のクライム・サーガ。
    その暴力は、兄弟、家族、恋人、すべてを飲み込んでいく。

    私自身、この裏社会の組織やその活動にまったく興味がなかったところが難点ですが、敵と味方、そして警察までが複雑に絡み合い、最後まで誰が生き残るのかさえわからないハードボイルド。

    本当にこんな社会があるのかと思いましたが、わかる方には、きっとわかる世界なのだろうと思います。
    今作の警察側の主人公は 東北訛りが
    作者の郷土愛かなと思ったり

    0
    2026年09月23日
  • ヘルドッグス 地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】

    Posted by ブクログ

    『小説 野性時代』
    2015年7月号~2017年3月号
    タイトルは 『地獄の犬たち』から 文庫化の際に 『ヘルドッグス 地獄の犬たち』へ改題

    2022年岡田准一主役で映画化
    コミカライズもされています

    警察から裏組織への潜入捜査、その際どさを緊張感の中で書き続けています。

    作品の70%くらいは闘争シーンかと思うほどでありまーす。
    もう、指が折れる音や、嘔吐や血の匂いが、本から溢れてきまーす。

    さて、警察組織に詳しくない私としては、
    こんな人道的でない捜査が本当に存在するのか、というところに興味があります。

    もちろん小説としての演出なのでしょうが、
    読んでいると、日本の平和も、私たちが見えているところだけのものなのかもしれない……なんてことまで考えてしまいます。

    0
    2026年09月22日
  • 血は争えない

    Posted by ブクログ

    ラストシーンから描く演出が、まだ不破に感情移入出来てない段階だったのでかなり陳腐に見えた。読み終えて、冒頭部分を読み直したら、悪くなかったけれど、悪手だったようにも思えるがこうするしかないか。。とはいえ読み進めるうちにどんどん惹き込まれていく主人公の魅力。

    0
    2026年09月08日
  • 血は争えない

    Posted by ブクログ

    この作家らしいアクセル全開のノワール
    とにかく不破がまったくブレない
    清々しいくらいにヤクザしている
    その代わりに周りの変わり方がヤバい

    0
    2026年09月06日
  • アウトサイダー 組織犯罪対策課 八神瑛子III

    Posted by ブクログ

    どのコンテンツでもそうだけど、綺麗な女の人が拉致されると、性的なことされるの胸くそ悪い。頼むから捕まらんといてくれー、と。続きが気になる

    0
    2026年08月24日
  • アウトサイダー 組織犯罪対策課 八神瑛子III

    Posted by ブクログ

    当初の目的は終えても、シリーズは続いているよう。今後はどういった展開にもっていくのか。ジウのミサキや機龍のライザ、事変の優莉姉妹のように格闘が圧倒的だったり、銃やナイフ等の武器が得意なわけでもない。信念だけが強烈だった主人公が、復讐に代わる新たな目的をどう見出していくのか、期待と不安が半々といった感じ。

    0
    2026年08月11日
  • 血は争えない

    Posted by ブクログ

    本書のテーマは「血」。
    血筋に翻弄された男達の物語。
    深町秋生らしくバイオレンスたっぷりだが、家族愛や兄弟愛、愛ゆえの悲しみにグッとくる場面もあり、展開もスピーディーで面白く読めた。

    0
    2026年08月08日
  • アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神瑛子II

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    八神に大ハマり。確かにグラニソの最期があっけない。他国では軍隊に匹敵する能力表現だったような。アントニオも力士倒したような?プロレスラーとはいえ女子にやられるか?エンタメとしてめちゃはまり中。

    0
    2026年08月08日
  • アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子

    Posted by ブクログ

    面白かった。サクサクと読めた。

    容姿端麗な八神瑛子、暴力を躊躇わず、金で同僚を飼い、裏社会と手を結ぶ。

    女性殺害が立て続けに起こる、真相解明なら手段を選ばない、危険な女刑事が躍動する。

    スピード感があって読みやすかった

    0
    2026年07月29日
  • 血は争えない

    Posted by ブクログ

     大好きな深町秋生のヤクザもの。もっとハードなアクションを期待したが、それでも充分に楽しめた。

     母親に亡くなられた15歳の不破隆次は、上京し、歌舞伎町の王と言われる父親に会いにきた。相手にされなかった隆次は、近藤というヤクザに拾われる。
     近藤もまた王の息子だった。

     近藤を慕う隆次は、ヤクザになり、王一族を守ると誓うが・・・。

     深町秋生はこうしたヤクザものを描かせると本当に上手く、血生臭いシーンが苦手な人にはおススメできないが、今回はアクションシーンだけでなく、『血』を巡る切ない物語となっている。

     隆次はもちろんのこと、近藤がとにかくカッコ良かった。

    0
    2026年07月29日
  • 血は争えない

    Posted by ブクログ

    昭和から平成、令和と歌舞伎町の移り変わり。深町ワールド全開のバイオレンスアクション。暴力塗れだけど、陰惨というより、あたたかさと悲哀感じる。もうかれこれ10年ほど足が遠のいてる歌舞伎町、久しぶりにゴールデン街に繰り出すか。

    0
    2026年07月15日
  • 探偵は田園をゆく~シングルマザー探偵の事件日誌~

    Posted by ブクログ

    拉致られた息子の顔が麻生太郎の息子の顔イメージで読んだ。
    甘やかされた不動産ゴリラみたいな顔ね。
    映像化したらいいと思うけど。地方舞台、方言というのがいい。
    続編に期待したいのだが、時間経過によって主人公が50代くらいになっちゃったり娘が巣立ったりしちゃったらシングルマザー売りもできないし、物語としては吸引力が減っちゃうのかなと。

    0
    2026年07月11日
  • 血は争えない

    Posted by ブクログ

    深町秋生ワールド全開の本書。最後まで一気に読んだ。かつての新宿は主人公達のような人物が活歩していたのだろう。歳を重ね今ではまったく足を向けなくなった自分にも、新宿のあの時代を懐かしく思い返している。
    所で、深町さん。組織犯罪対策課 八神瑛子シリーズの最新作はまだですかね。

    0
    2026年07月08日
  • 血は争えない

    Posted by ブクログ

    新宿歌舞伎町の台湾系大立者王大偉の私生児として生まれた不破隆次は、山形の温泉地で同居していた生母を亡くし、父親を頼って昭和45年、15歳で上京する。

    異母兄の近藤傑志を慕って暴力団岡谷組に入り、度胸と腕力と頭脳で成り上がっていく。

    敵対する暴力団や中華系武闘組織との血を血で洗う抗争。

    暴力シーンどれも凄惨で容赦ないが、理由のない場面はなく、不破の悲壮な覚悟が伝わってどこかもの悲しい。

    私生児であるが故に血統を大切にする不破が最も大切にする家族を失わせたのも血統だった。
    傑志、歩美、雄也たち近藤家への一途な思いの半面、他者への猜疑心は激しい。

    バブル期には地上げで懐を膨らませた岡谷組も、暴対法や暴力排除条例などの施行で勢いを失っていく。

    最後には「狂王」と呼ばれた不破が歌舞伎町で生きた50余年は、そのまま彼の地での暴力団の歴史だった。

    0
    2026年07月08日
  • オーバーキル バッドカンパニー2

    Posted by ブクログ

    感想
    NASのやっていることはヤクザとほぼ変わらない?


    あらすじ
    NASはアングラ用の人材派遣会社。
    有道は野宮からの要請を受けてシャブ中になった元プロ野球選手の白鐘を立ち直らせる。

    2話目は、管理売春を行うグループを追ったところ、警察の組対が元締めだった話。

    3話目は、美桜をヤリサーに潜入させ、証拠を取ってくる話。

    4話目は華岡組の特選部隊から有道が暗殺者を見つけ出すミッション。

    5話目、野宮は自分の妹を拉致する。野宮は実は華岡組の組長の娘だった。有道の家族が華岡組の特選部隊に拉致されるが、野宮が放ったスパイにより壊滅させる。

    0
    2026年06月23日
  • 血は争えない

    Posted by ブクログ

    感想
    熱い物語だな。龍が如くみたい。

    そして最後は因果応報?悲しい話だな。


    あらすじ
    不破隆次は裁判にかけられ、死刑目前かと思われていた。

    時は遡り、昭和45年。隆次は15歳。ストリッパーとして山形にいた母親を癌で亡くした。自分が亡くなったら、新宿の王大偉を頼れと言われ、新宿にやってきた。王がやる歌舞伎町の会社を訪れ、王の息子兄弟に会うも追い返される。その時、腹違いの兄弟のヤクザの近藤に拾われる。

    隆次は王の息子の智文のボーリング場で、朝から晩まで働く。ある日、鞭馬会の新井が嫌がらせに来たところ、隆次は立ち向かってボーリング場を守る。そのことが大偉に知れて、親子の対面を果たす。その席で隆次は近藤が所属する岡谷組に入りたいと懇願し、認められる。

    隆次は20代になっていた身体を鍛え、債券回収の仕事にも限界を感じつつあった。大偉も年を取り、病院に入退院を繰り返していた。弱みを見せなかった大黒柱の王英輝が議員の杉森と美人局にあい、近藤と不破で解決に乗り出す。チンピラを使い、裏で糸を引いていたのは出所した新井だった。岡谷組は、近藤の知り合いで台湾の石国豪を雇って、新井を始末する。不破は大怪我を負い、生死を彷徨うが一命を取り留める。血液型で大偉と血が繋がっていないことが分かる。

    昭和63年、近藤は若頭、不破は若頭補佐となり、金貸しと地上げで稼いでいた。そんな中、台湾から逃げてきて糖尿病を患った石が新宿に逃げてくる。石は岡谷組が禁忌としている覚醒剤を新宿で捌いていた。石は近藤の家族を襲う。駆けつけた近藤と不破で対応するが、近藤と石は相討ちで死ぬ。

    時は平成になり、バブルが崩壊して、ブライトネスも青息吐息。不破は岡谷組の二代目を襲名する。親戚とも仲良く過ごす。新宿に中国の東北から来たグループに釘を刺す。近藤の息子の雄也はブライトネスで働いていたが、ある日中国人に刺されて亡くなる。岡谷が自分の父親であることが分かる。雄也を殺したのは東北帮の任だった。不破たちは丸腰ながらも任たちを返り討ちにする。任の死に際に真犯人の名前を聞く。

    不破は6年の刑務所生活を経て出所した。彼が向かったのは王心賢のところ。心賢が大偉の血を引き継いでいないことを餌におびき寄せる。舎弟頭の南場と共に、心賢を殺す。

    不破は、死刑判決を受けて、投獄中に病死する。近藤の妻の歩美と若頭だった土居が訪れたのは変わり果てた新宿だった。

    0
    2026年06月11日
  • 煉獄の獅子たち

    Posted by ブクログ

    前作ヘルドックスが面白かったので、続編を読みました。
    続編ですが前日譚ということで、前作を読んでから少し時間が経っていたので、思い出すのに必死でした。
    仲間同士だったヤクザが分裂し、争いが起きるわけですが、裏切りがエグいです。
    何回も裏切ります。
    血生臭い表現でありながらも、エンタメ性も感じ、楽しく読むことが出来ました。

    0
    2026年06月08日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    大好きな警察小説アンソロジー七作品。

    どれも面白かったけど、読後感あまり良くない作品もあった。

    自分的に読んでいてワクワクした作品は、吉川英梨さんと松嶋智左さん。
    吉川英梨さんは、主人公の警察学校生でありながら筋読みが鋭過ぎて、実務教習中の指導官の評価が二分されてしまうのが面白かった。
    もっと読みたいなと思ったら、『新人女警』というタイトルで出版されていたので、こちらも読みたい。

    松嶋智左さんの作品はシリーズ化していなくて残念。
    松嶋智左さんの畫く登場人物のキャラがとても好きだな。もっと作品読みたい。

    0
    2026年05月20日
  • ダウン・バイ・ロー

    Posted by ブクログ

    女子高生の自死から始まるこの物語は、序盤はとにかく重い。震災後の東北を舞台としており、どうにもならない閉塞感と貧困が二重三重に物語を包み込んでいます。
    帯には怪事件に女子高生が挑む、と書かれていますが、挑むというよりは少しずつ薄皮を剥がすように事件の核心に近づいてしまい、とうとう深淵をのぞき込んで逃げ場を失うという方が正しいです。中盤以降はもう怒涛に展開でラストまでぐいぐいと引っ張っていかれました。

    0
    2026年05月07日
  • 血は争えない

    Posted by ブクログ

    「ヘルドッグス」シリーズの作者による、ヤクザ小説。
    台湾系実業家の非嫡出子である主人公が、一族を影から守るため、日本ヤクザとして昭和から令和まで戦い続ける話。

    それぞれの時代の空気感の描写は見事だから、ところどころ台詞の陳腐さに気恥ずかしさを覚えた。作者の精神年齢が若いのだろうか。

    0
    2026年05月03日