深町秋生のレビュー一覧

  • ヘルドッグス 地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】

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    映画に興味を持ったところ原作があることを知り、手に入れた本。

    読書で動悸がしたのは初めてだったと思う。
    心臓に悪い映画を見ているよう。
    500ページ超の長編だが、先が気になってがんがんページを捲っていたらあっという間。
    別世界をリアルに感じられて、小説にのめり込みたい自分にはぴったりだった。

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    2025年03月05日
  • アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子

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    4.0/5.0

    ハリウッド映画を思わせるアクションとテンポ感、ドンパチ具合が楽しいエンタメ小説。
    この小説の魅力の多くは主人公八神瑛子が担ってると思う。タフでクールで危険な女刑事。
    頭空っぽで楽しめます。

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    2025年02月26日
  • 探偵は女手ひとつ~シングルマザー探偵の事件日誌~

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    事件簿でした。
    ハードボイルド小説でした。
    どの話もこじんまりとした地方ではありそうな話ばかりで、登場人物みんな山形弁やし。
    でも、そこが生活感や、地方の閉塞みたいなのが生々しく感じ取られた理由なんだろうなぁと。
    続編あるなら読んでみたいです。
    1話1話話しもいい塩梅の長さで往復の通勤電車の中で1話読み終わるペースで読めました。

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    2025年02月21日
  • インジョーカー 組織犯罪対策課 八神瑛子

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    ネタバレ

    *躊躇なく被疑者を殴り、同僚を飼いならし、ヤクザと手を結ぶ――その美貌からは想像できない手法で犯人を挙げ続けてきた八神が外国人技能実習生の犯罪に直面。企業から使い捨ての扱いを受けるベトナム人らが暴力団の金を奪ったのだ。だが八神は刑事の道に迷い、監察から厳しいマークを受けてもいた。刑事生命の危機を越え、事件の闇を暴けるのか?*

    前作の3部でシリーズ終了と勝手に思っていたら、続編が出ていました。サプライズ⭐︎
    今作は、これまで積み上げてきた人間関係が大きく変わりそうな展開に、心理的ヤキモキが止まらずドキドキしっぱなし。
    そしてお馴染みのあの方が…!
    割と好きなキャラだったので、瑛子同様衝撃が大き

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    2025年02月20日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    月村了衛、深町秋生、鳴神響一、吉村英梨、葉真中顕、伊兼源太郎、松嶋智左『警官の標 警察小説アンソロジー』朝日文庫。

    7人の作家による7編全てが書籍初収録となる贅沢な警察小説アンソロジー。

    自分は、7人の作家全て最低1作は読んでいる。月村了衛と深町秋生、葉真中顕は文庫化作品は全て読破している。吉村英梨と松嶋智左も文庫化作品はほぼ読んでいるが、最近は取捨選択しながらという感じだ。鳴神響一と伊兼源太郎は文庫化作品を1作読んで肌に合わないと感じてからは読んでいない。

    月村了衛の『ありふれた災厄』と深町秋生の『破談屋』が取り分け面白かった。


    月村了衛『ありふれた災厄』。★★★★★

    本短編の冒

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    2025年02月16日
  • 探偵は女手ひとつ~シングルマザー探偵の事件日誌~

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    想像以上にアングラな世界観。
    山形弁がとにかく新鮮!
    瑠美さんがクールでスマート、盛りすぎてないキャラ設定でかなり格好良い。
    シングルマザーという紹介から入るものの娘はほぼ全く出番なしで、かつて世話を焼いた不良少年が相棒なのが結構アツかった!最高の組み合わせだと思います!
    続編もすぐ読みたい!

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    2025年02月14日
  • 警官の道

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    どれも実力派の作家で、ハズレはありませんでした。中でも初読みの長浦氏は迫力を感じました。近い内に他の作品を読んでみようと思います。

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    2025年01月27日
  • 鬼哭の銃弾

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    なかなかにハードな展開。
    テンポよくどんどん話が進むので引き込まれた。
    ただ、父親の暴力的なところがひどくてなんだか読んでいて悲しくなった。
    妻と子は大事にしなくちゃだめ!

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    2025年01月10日
  • ヘルドッグス 地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】

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    ストーリーの先が非常に気になる文書の為、あっという間に読破しました。
    ただあらすじから想像できる通り、暴力表現がきついです。

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    2025年01月06日
  • 煉獄の獅子たち

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    ネタバレ

    ヘルドッグス映画→ヘルドッグス原作と見て、シリーズ2作目の本作を読んだ。
    前作で話にだけ出てきた人物や戦いが描かれている。
    前作を読んでいれば、十朱が本作で死なないことも、その正体も分かっている。なので、十朱に関する驚きはほぼない。
    本作の2人の主人公、我妻と織内がどう交差するのかが注目。

    我妻の結末は「まあそうなるよな」といった印象。前作に出てきてないし。
    織内の結末には大変驚いた。前作を読んだ人ならみんな驚くはず。

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    2025年01月02日
  • アウトサイダー 組織犯罪対策課 八神瑛子III

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    うーん、読み物としては最高だけど、
    どうなんだろうね?

    警察の腐敗って、あるものなのかね?

    なんか暗澹としてくるね。

    フィクションであってほしい。

    その一言。

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    2025年01月01日
  • 天国の修羅たち

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    これまたハードな内容…
    切ない完結編だったな。
    3作を読みながら極道の世界にどっぷり浸かって、終わってしまったのがなんだか悲しいくらい。

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    2024年12月31日
  • 煉獄の獅子たち

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    地獄の犬たちにはまったので3部作と聞いてさっそくこちらも読んでみた。
    時系列としては、前作より前の出来事。
    今回も騙し合いまくり、なかなかスリリングな展開。
    我妻の方言がなんだかよかった。

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    2024年12月31日
  • ヘルドッグス 地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】

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    映画に比べて。
    潜入捜査官としての出月の苦悩がよく描かれている。
    あと、原作では阿内の存在感が強い。映画では兼高、室岡、十朱の3人にあえて焦点を集めていたんだと思う。

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    2024年12月24日
  • 鬼哭の銃弾

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    読み応えのある作品だった。1発の銃弾をきっかけに未解決事件の操作が動き出し、次第に法の枠を超え、定年後も事件を追い続ける元刑事と事件を隠蔽したい犯人側の戦いに発展する。事件発生から20年以上が経過しており、まともな手段では解決が難しい。そこで敢えて波を起こし法も逸脱しながら事件を追い続ける。決してきれいな解決ではないし、巻き込まれて処分を受ける人もいますが、もうこれしかないという結末だと思います。

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    2024年11月24日
  • ブラッディ・ファミリー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ドッグ・メーカーの続編。主人公の黒滝誠治、その上司の相馬警視や白幡部長、井筒は今作ももちろん登場して個性を光らせている。深町秋生さんの作品はシリーズ化していて、映画やドラマになっている物も多いのでこちらも映像化しても面白そう。

    前作、ドッグ・メーカーと呼ばれている黒滝の手口を読んだ時のインパクトに比べると今作は控えめ。(ドッグ・メーカーとは情報提供者に仕立てる為にあの手この手で弱みを握って、首輪をつける事)
    合鍵を作って家に侵入したり、不倫現場を押さえたり、警察がそこまでやるの?な描写はなかった。

    言動は激しくても正義の味方になりかわったように思えるのは白幡の犬と化してしまったからだろうか

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    2024年11月16日
  • ドッグ・メーカー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    中盤から鳥肌が立つほど面白くてあっという間に読み切った。ドッグメーカー・黒滝が『果てなき渇き』の主人公と分からなくなる瞬間があって、鎖を繋ぐまでの過程は非道だが真実究明に対しては真っ直ぐでクソ野郎でなくて良かった笑。

    それぞれのキャラがしっかりしているので魅力的に映る。最初は警視・相馬の女性という所には違和感はあったが信念は誰よりも熱くて自己犠牲も強くてキャリア組でのし上がったのは理解できた。

    終盤に相馬が攫われて、「はいはい、クッパにピーチ姫を攫われて助けに行く構図ね…」と一瞬冷めた感じもあったが何のその、そこからがまた面白かった。次作を匂わせる心地良いもやもや感を残し、いい終わり方でし

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    2024年11月08日
  • 鬼哭の銃弾

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    いつも欠かさずにレビューを書いているのに、なぜかこの本は書き忘れてしまった。
    刑事もので、22年前の未解決事件の捜査を同じく刑事だった父親が行っていた、というお話。引き込まれて読んだ。

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    2024年11月07日
  • ブラッディ・ファミリー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―(新潮文庫)

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    再読

    ドラマ化したら面白いと思った。
    読む分には、もう少し深さが欲しかったかな。
    でも、シリーズものらしいし
    キャラクターの深掘りや変化は
    これからなのかもしれない。
    本棚から引っ張り出して再読読むということは
    大変面白いと感じていたのですね。
    期待もあって高評価です。

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    2024年11月04日
  • アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神瑛子II

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    またまた、里美が良いんよねー。格闘シーンが少し現実離れしすぎなんだよねー。もう少しリアルが欲しいけど、リアルにしちゃうと派手さが無くなるもんねー。良いバランスってことかなー難しい

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    2024年10月06日