深町秋生のレビュー一覧

  • 煉獄の獅子たち

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    前作ヘルドックスが面白かったので、続編を読みました。
    続編ですが前日譚ということで、前作を読んでから少し時間が経っていたので、思い出すのに必死でした。
    仲間同士だったヤクザが分裂し、争いが起きるわけですが、裏切りがエグいです。
    何回も裏切ります。
    血生臭い表現でありながらも、エンタメ性も感じ、楽しく読むことが出来ました。

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    2026年06月08日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    大好きな警察小説アンソロジー七作品。

    どれも面白かったけど、読後感あまり良くない作品もあった。

    自分的に読んでいてワクワクした作品は、吉川英梨さんと松嶋智左さん。
    吉川英梨さんは、主人公の警察学校生でありながら筋読みが鋭過ぎて、実務教習中の指導官の評価が二分されてしまうのが面白かった。
    もっと読みたいなと思ったら、『新人女警』というタイトルで出版されていたので、こちらも読みたい。

    松嶋智左さんの作品はシリーズ化していなくて残念。
    松嶋智左さんの畫く登場人物のキャラがとても好きだな。もっと作品読みたい。

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    2026年05月20日
  • ダウン・バイ・ロー

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    女子高生の自死から始まるこの物語は、序盤はとにかく重い。震災後の東北を舞台としており、どうにもならない閉塞感と貧困が二重三重に物語を包み込んでいます。
    帯には怪事件に女子高生が挑む、と書かれていますが、挑むというよりは少しずつ薄皮を剥がすように事件の核心に近づいてしまい、とうとう深淵をのぞき込んで逃げ場を失うという方が正しいです。中盤以降はもう怒涛に展開でラストまでぐいぐいと引っ張っていかれました。

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    2026年05月07日
  • 血は争えない

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    「ヘルドッグス」シリーズの作者による、ヤクザ小説。
    台湾系実業家の非嫡出子である主人公が、一族を影から守るため、日本ヤクザとして昭和から令和まで戦い続ける話。

    それぞれの時代の空気感の描写は見事だから、ところどころ台詞の陳腐さに気恥ずかしさを覚えた。作者の精神年齢が若いのだろうか。

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    2026年05月03日
  • 探偵は田園をゆく~シングルマザー探偵の事件日誌~

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    山形県を舞台にした、シングルマザー探偵、椎名留美が主人公の探偵ものの第2弾。
    このシリーズの前作を読んだ際に、長編で読んでみたいという感想を持ったのですが、第二弾の本作は私の希望通りで、長編物でした。嬉しい~!!

    内容は、前作からぶれていないと思うのですが、衰退していく地方ならではの背景・・・・高齢化だったり、人手不足だったり、不景気だったり、地方に住んでいたら大なり小なり共感できる事情をベースとした人探しをする内容でした。

    前作でも登場した元ヤン夫婦も健在で大活躍で満足、満足。

    結末は、色々伏線には気付いてたんですが、ああいう結末になるとは思いませんでした。
    違和感には気付いてたのに

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    2026年04月18日
  • 警官の道

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    読む達成感を求めるとどうしても同じ作者を追ってしまう。近年はブック・オフの100円コーナーで題名のインスピレーションで手に取る事が増えた。短編ではあるが7人の作者の作品が綴られていて中山七里さん柚月裕子さん以外は初めて読む作者だったので期待が膨らんだ。中でも長浦京さんのシスター.レイは面白かった。長浦京さんの他の作品も読んでみようと思います。

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    2026年04月11日
  • ダウン・バイ・ロー

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    ある女子高生の周りで起きる
    友人の自殺、猟奇殺人、犬の殺害、更に失速や拉致
    事件の真相に巻き込まれていく
    マッドマックスの様にバイオレンスがエスカレートに
    更にホラーを匂わせる恐怖が!
    盛り沢山の怒涛のストーリーを体験せよ

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    2026年03月19日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    7人の作家さんによる警察短編集。
    それぞれの作家さんが趣向を凝らした個性を感じさせる作品。
    初読みの作家さんが5人もいたのでどんなテイストなのかなと楽しく読めた。
    実務修習生の視点と指導係の視点を描いた吉川氏の作品と、初めて上司となった警部補の視点で描いた松嶋氏の作品が特に印象に残った。

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    2026年03月10日
  • ブラッディ・ファミリー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―(新潮文庫)

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    前作からのシリーズ作。一応前作も読んだが余り覚えて無いが前作の方が面白かった感じ。やはり最初のインパクトが強く感じたからだと思う。

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    2026年02月10日
  • 探偵は女手ひとつ~シングルマザー探偵の事件日誌~

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    山形を舞台に山形弁で走り回るアラサーのシングルマザー探偵。山形ではそんなに探偵仕事があるわけではなく、もっぱらさくらんぼの選果やスーパーの警備などの便利屋仕事ばかりだが、探偵の腕はピカイチ。今までにないミステリーで一気に読み切ってしまった!

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    2025年12月30日
  • 探偵は田園をゆく~シングルマザー探偵の事件日誌~

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    元警察官であり探偵(便利屋)の留美の元に失踪した息子翼を探す依頼を受ける
    失踪の原因が借金?その先には市議選などにも絡む事件に

    勿論、逸平と最強妻、麗をアシスタントに
    痛快ハードボイルドアクション!
    でも最後は…
    前作を超える展開に!次回も留美の活躍を期待したい

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    2025年11月28日
  • 探偵は女手ひとつ~シングルマザー探偵の事件日誌~

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    山形弁が
    より頼もしくなる留美
    表紙の雰囲気などからは別の意味で裏切られる
    探偵というより便利屋でありヤクザやチンピラなど厄介な連中が、そこを留美と助手?逸平が!
    アクションコミックのよう!

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    2025年10月25日
  • 探偵は田園をゆく~シングルマザー探偵の事件日誌~

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    山形というローカルのリアリティ(訛りの描写が一つひとつ細かかったり、東北の冬風景、田舎の家の雰囲気など)がよく描き込まれていたように感じた。
    面白かったのはヘルドッグスシリーズと同様、理不尽な激昂と暴力描写。グロテスクな暴力ともまた違って、一種の爽快感がある。特に今作は女性が男性をコテンパンにするシーンがハイライトの一つなので、良いなと思った。それでいてなんでもかんでも暴力で解決するわけでもなく、リアリティを保ちつつなのが良いバランス。でも麗さんのキレっぷりと暴れ方は面白かった。
    主人公留美の母としての自覚はだいぶ薄い。倫理的にというよりは、テーマとして「母と子」の関係性が複層的に関わってきて

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    2025年10月14日
  • ヘルドッグス 地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】

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    ヤクザへ潜入した捜査官の葛藤。
    最後は辛くて読んでられなかった。

    香川照之さん、西島秀俊さん主演の映画「ダブルフェイス」(知ってる人いると嬉しい)を彷彿とさせる。任侠、裏切り、怒涛の暴力に読んでいる手が汗ばんでくる。
    しかし、この本で心奪われるのは、細部まで作り込まれた世界観と、愁い、人情の心理描写。なんとも切なくてかっこいい。
    初めてアウトローな小説を読んでみたが、なぜだろう悪にに心洗われた。

    あ、今調べたらすでに映画化されてたみたい。岡田准一さん主演。めっちゃええやん。

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    2025年09月20日
  • バッドカンパニー

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    ヘルドッグスのような「情念」はなかったけれど、サクッと読めて楽しめる、休みの日に難しいことを考えずにちょっとだけアウトローな物語を読みたいな〜という時(そういうことがどれくらいあるかは、知らんけど)には良い。

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    2025年08月13日
  • スリーアミーゴス バッドカンパニー3

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    感想
    サクッと読めて面白かった。

    トクリュウ案件とか、大元まで辿り着いて解決するには本当は大変だろうな。このシリーズはやたら技能実習生の犯罪が出てくるな。


    あらすじ
    バッドカンパニーのシリーズ3。有道は東北の建設会社への潜入を命ぜられる。そこでは外国人の技能研修生を奴隷のように働かせていた。有道はベトナム人研修生のミンを救う。

    柴の警察時代の仲間の近藤よりエスが失踪したと連絡を受ける。柴は消えたエスの茉里の行方を追う。茉里の行方を追うと警察OBのするグレーな探偵社に辿り着き、NASは殴り込みをかける。

    新人の美桜が、トクリュウの一団の一掃を命ぜられる。トクリュウの実態を追うと、美桜の

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    2025年08月09日
  • 煉獄の獅子たち

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    日頃からホッコリとしめしめな小説読んでると、メンタマぶっ飛びます。ヤクザと警察のホンマもん大闘争劇、イカつすぎて怖い。あまりにも外道。色々とやるせなく胸が締め付けられる…織内ぃ〜。。

    でもみんな地獄でも元気にやっててほしい。

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    2025年08月02日
  • アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神瑛子II

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    ダークヒロイン八神瑛子のシリーズ2作目。
    今回の敵はヤバい。ヤバすぎる。何せコロンビア麻薬組織が日本に送り込んだ殺人マシーンとでも言うべきプロの殺し屋"グラニソ"なのだから。もはや一刑事が対峙するような相手ではない。それでも八神は対決する。何故なら自らの大きな目的を達成するためにはやらねばならないからだ。八神の最終的な目的は3年前に奥多摩で遺体となって発見され自殺と片付けられた夫の死の真の理由を暴くこと。その情報を得るために必要な戦いなのだ。
    前作よりも更にダークな感じが増し、アクション要素が強くなってきた。本作で真実への足掛かりを手に入れた八神は、次作以降で更に深みにはま

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    2025年07月30日
  • ブラッディ・ファミリー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―(新潮文庫)

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    感想
    これ系の警察の上層部は暗い部分がある小説をよく目にするが本当だったら怖いなぁ。

    官僚は足の引っ張り合いばかり!?真面目に働いてる人は報われないのかな。


    あらすじ
    ドッグ・メーカーこと黒滝と相馬美貴は警察庁の監察官だ。数ヶ月前に波木巡査が自殺した。その原因は、同僚の伊豆倉による強姦だ。波木は強姦を訴えたが、警察庁次官を父に持つ伊豆倉は素知らぬ顔で同僚も見て見ぬフリ。それに絶望し、自殺した。

    美貴は上司の白幡からの命令でその事実を追う。伊豆倉陽一を追うと派手な金遣いが明らかになり、医師の弟にタカっていることがわかる。

    その後、陽一が入れ上げているホステスを尾行し、彼女が中国のスパイ

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    2025年07月22日
  • アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子

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    恐るべきダークヒロインが誕生したものだ。この手の作品で主人公が女性刑事の場合は美人でタフというのは相場が決まっているが、本作の八神瑛子はそれに加えてダークサイドの住人だ。多くの警察官に金を貸して飼い慣らす。住居侵入や暴力行為も平然とやってのけ、ヤクザと密な情報交換を行う。これだけ見ると悪徳警官にしか思えないが、犯人逮捕のためにその情報を駆使し、1日に2時間程度しか睡眠をとらず活動し続けている。全ては自分の大きな目的を達成するため。ダークでバイオレンス満載だが、痛快にさえ思えるのは彼女が全くブレないからだろう。
    彼女を追い落とそうとする警察内部の相手がキャリアで上野署長である富永なのがまた良い。

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    2025年07月07日