あらすじ
躊躇なく被疑者を殴り、同僚を飼いならし、ヤクザと手を結ぶ――その美貌からは想像できない手法で犯人を挙げ続けてきた八神が外国人技能実習生の犯罪に直面。企業から使い捨ての扱いを受けるベトナム人らが暴力団の金を奪ったのだ。だが八神は刑事の道に迷い、監察から厳しいマークを受けてもいた。刑事生命の危機を越え、事件の闇を暴けるのか?
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Posted by ブクログ
前作までに躍動した登場人物たちそのままに本作も存分に暴れまわっていました。
描写は想像すると痛みを伴いました。
昨今の世相も反映されており、社会派の一面も垣間見える内容でした。
ハードボイルドです
八神瑛子シリーズの4作目。
前作で、夫殺害の真相に辿り着き、自分なりの落とし前をつけた瑛子。
もしかしたらシリーズはこれで終了⁉︎と思っていましたが、待望の続刊。
どんな展開になるのかとワクワクして読み始めましたが、ある意味期待を裏切られました。
これはもうこてこてのハードボイルド、ヤクザにチャイニーズマフィアに公安。後半は襲撃に次ぐ襲撃で人が死ぬわ死ぬわ。前作までのハラハラドキドキとは比べものにならないほど激しく、何度となく読む手を止めてしまいました。
活躍に期待しつつ、心身ともに痛めつけられる瑛子に心が痛む反面、悪に立ち向かうその姿はカッコ良すぎて痺れます。
また、気になっていた甲斐道明との関係にも大きな変化が。
全てにおいて新たな展開に突入した八神瑛子シリーズ、今後も大注目です。
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シリーズ最新刊を先に読んでしまった。
目的を達成したあとの八神瑛子さん。
相変わらず、強くて悪くて荒っぽいと思ったら、結構純真な弱さをみせていて、そこも良い感じでした。
強い女主人公大好きな方にはやはりお勧めです。
富永署長も結構好き。
Posted by ブクログ
深町秋生『インジョーカー 組織犯罪対策課 八神瑛子』幻冬舎文庫。
シリーズ第4弾。美貌のアマゾネス系女性刑事・八神瑛子の活躍を描いたハードな警察小説。吹き荒れる暴力の嵐と観察にマークされた八神の運命は……
署内の同僚を飼い慣らし、時にヤクザや中国マフィアとも手を組み、犯人検挙のためなら、暴力も買収も厭わぬ八神瑛子……
ヤクザの裏ビジネスを潰した八神は、情報提供者の中国マフィアの女ボスから失踪した女性外国人留学生の捜索を依頼される。その過程で外国人技能実習生と元ヤクザによる犯罪を知った八神は……
警察組織の権力争いとそれに意を介さず事件の捜査に邁進する八神はまさに美貌のアマゾネス。
本体価格710円
★★★★★
Posted by ブクログ
アウトサイダーで決着ついたはずだから、読者としても、もう警察をやめて他の仕事についたらええににと思う。夫の殺害犯も判明したことだから、その後の話は蛇足でしかないと期待せずに読んだけど、やっぱり、おもろいな。八神瑛子は麻薬やな。
Posted by ブクログ
*躊躇なく被疑者を殴り、同僚を飼いならし、ヤクザと手を結ぶ――その美貌からは想像できない手法で犯人を挙げ続けてきた八神が外国人技能実習生の犯罪に直面。企業から使い捨ての扱いを受けるベトナム人らが暴力団の金を奪ったのだ。だが八神は刑事の道に迷い、監察から厳しいマークを受けてもいた。刑事生命の危機を越え、事件の闇を暴けるのか?*
前作の3部でシリーズ終了と勝手に思っていたら、続編が出ていました。サプライズ⭐︎
今作は、これまで積み上げてきた人間関係が大きく変わりそうな展開に、心理的ヤキモキが止まらずドキドキしっぱなし。
そしてお馴染みのあの方が…!
割と好きなキャラだったので、瑛子同様衝撃が大き過ぎました。
色々と一旦終了したっぽいので、次作がどう出るか楽しみではありますが。
Posted by ブクログ
テンポの良いストーリー展開と、クライマックスに向けてのギアの入り方が素晴らしい。
そして逆にラストの、それまでの嵐の様な展開から、張り詰めた様な静けさで、物語をグッと締めてくれる。
シリーズがまだ続きそうで嬉しい。
Posted by ブクログ
深町明生さんの「八神瑛子」シリーズです。「アウトサイダー 組織犯罪対策課 八神瑛子」で、夫の死亡の真相と警察組織に巣食う暗部を暴き出しましたが、再び新たな事件の闇を暴くべく活躍する物語です。話の展開のスピードはそのままに一気に読んでしまいました。
Posted by ブクログ
八神瑛子かっこいい…
警官でありたいと思う一方で、化け物化していく自身との狭間で揺れ動く
甲斐が死んでしまった時、めちゃくちゃ切なかった。恋とかではなくて、これぞ純情ですね。
甲斐の大ファンだったので、次巻から誰推しで読めばいいのか…
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八神瑛子シリーズ最新作。姐さん相変わらずの働きっぷりですらすら読める。甲斐が死んでしまったのは残念だがこれからも続きそう。
ところで米倉涼子でドラマ化したけ1作しか作られてないなー。
Posted by ブクログ
夫殺しの真相を暴き、夫の仇を討つことを目標に命の炎を燃やしてきた八神瑛子が、その思いを果たした第3話で完結かと思っていた。
が、やはり続編が(これほど人気があり魅力的なキャラクターを作者が手放すわけがないか笑)。
相変わらず、異端の刑事として手を汚しながら捜査にのめり込む瑛子。
監察官の厳しい監視を受けながら、英麗からの依頼を果たすため自らの信じる道をひた走る。
外国人実習制度の矛盾も扱い、よりパワーアップされたこのシリーズ。ますます目が離せない。
Posted by ブクログ
感想
今回は瑛子がそんなに大きな捜査でもないところからゴタゴタに巻き込まれていく。
最初のシリーズの時ほどの迫力はちょっとなかったか。
あらすじ
八神瑛子シリーズ。夫の死の真相を暴き、大物の警察官OBを死に追いやったが、その後も違法捜査スレスレのことをやっていた。
そんな八神を利用して、警視庁の長官官房長にのし上がった能代だったが、自分の派閥から八神を起点として追い落としを狙っているものがいるとして上野署の署長の富永に忠告する。
瑛子は、公安の主席監察官の加冶屋に狙われていた。瑛子は千波組のエスの甲斐から、組長の交代に伴ってエスを辞めると言われる。瑛子は英麗の願いでベトナム人の女の行方を追っていると、ファンというベトナム人に辿り着く。
ファンは中国人の蔡や呂とヤクザを狙った強盗をしていた。今度は千波組を狙い、強盗に入る。そこで甲斐が命を落とす。同じ頃、呂のアジトは千波組の若頭の数佐組に襲われていた。瑛子は甲斐が亡くなったことにショックを受けるが、気を取り直して捜査を再開する。
数佐組と呂たちが争う中に瑛子は飛び込み、数佐を逮捕する。全ての絵図は組長の有嶋が描いたものだった。
Posted by ブクログ
八神瑛子シリーズ第四弾。前作で亡き夫の復讐を成し遂げた女刑事・八神瑛子。しかし警察の闇をつついてしまい、本作では警察の中の警察である監察、人事一課に目をつけられてしまう。部下の井沢にも監察の手がまわり、どうなる八神チーム。テンポが良く、面白かった。
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裏の組織とも繋がりを持ち、被疑者をいたぶり、汚れた仕事をする八神。今回の敵は外国人技能実習生、彼女は監察からの厳しいマークをくぐり抜けて事件を暴けるか?
相変わらずのスピード感にやられるが、後半になるに連れてパワーダウンする印象が否めない。魅力的な脇役に、残忍な事件があるにも関わらずもったいない気もした。
Posted by ブクログ
05月-06。3.0点。
八神瑛子第四弾。ヤミ金を管理するヤクザの事務所が襲撃され、現金強奪事件発生。ヤクザは盗まれたと認めようとしないが。。。
外国人労働者を巻き込み、ヤクザより先に襲撃犯を逮捕しようと八神たちが動く。一方、警視庁監察の逆襲も。
スピード感あり、面白かった。次作も期待。