深町秋生のレビュー一覧

  • アウトサイダー 組織犯罪対策課 八神瑛子III

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    テンポの良さとスリリングなストーリー展開は、エンターテイメントとして最高。
    映像化してほしい。
    真木よう子さんや菜々緒さん、米倉涼子さん
    あたりがイメージに近いかな?

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    2024年01月21日
  • アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神瑛子II

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    クライマックスの所が、意外にあっさりと終わってしまった様な印象ではあるが、メキシコのヒットマンがターミネーター的な恐ろしさも感じさせ、楽しませてくれた。
    そういう意味では王道と言えば王道のストーリー。

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    2024年01月07日
  • 警官の道

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    葉真中顕、中山七里、呉勝浩、深町秋生、下村敦史、長浦京、柚月裕子『警官の道』角川文庫。

    7人の作家の短編を収録した警察小説アンソロジー。7人の作家全員が自分の好みというのはなかなかあり得ないことだ。読んでみれば、柚月裕子の『聖』がピカイチで後は平凡な短編ばかりで、少しがっかりした。


    葉真中顕『上級国民』。本作に描かれる刑事事件とされなかった交通死亡事故は、2018年に東京都港区で起きた元東京地検特捜部長による自動車死亡事故を思い出す。実際にこういうことはありそうだ。90歳の佐々木嘉一が交通事故で亡くなった。しかし、車を運転していた谷田部洋は逮捕されなかった。その裏には驚愕の事実が隠されて

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    2023年12月25日
  • 新装版 ジャックナイフ・ガール

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    あとがきを読んで気づいたが確かに文章が若々しいかもしれない。妙に荒々しいエネルギーというか。これはこれで読んでいて楽しいと思った。

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    2023年12月08日
  • 天国の修羅たち

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    ネタバレ

    ヘルドッグスシリーズの完結編。
    いよいよ出月があの後どうなったかが分かるのだと、期待と不安のなか読み進めていった。
    真里亜という良心が登場したことで、話は希望に向かっているのだろうと思ったけれど、この真里亜と行動することで出月が警官に戻っていく感覚を得たところでどうしようもなく泣けてしまった。納見じゃないけど「出月を頼みます」と心から思った。
    それと、マッサージ師の典子が登場して嬉しかった。ずっと果敢だった彼女に相応しい最期だった。
    シリーズを読んできて騙され慣れてきたはずだったのに、町本の演技には驚いた。そういえば、一筋縄ではいかない組織なのだった。
    みんな満身創痍で、自分のためじゃなく誰か

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    2023年11月28日
  • ドッグ・メーカー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    感想
    この手の小説にはいつも飛び切り美人な女性キャリア上司が出てくる気がする。自分にもそんな上司がいたらなぁ。

    ドック・メーカー黒滝はダークヒーロー。最後で逆転が起き、裏切り者は抹殺されたが、真相は闇の中。というか仲間と思っていた人が絵図を描いていた可能性を匂わせる最後に戦慄した。続きが気になる。

    あらすじ
    警視庁人事一課は警察のための警察、いわゆる警官の不正を暴く監察官だ。刑事・公安畑を歩んできた黒滝は、非合法なやり方でエスをしたて上げて情報を独り占めし、これまで手柄を上げてきた。ドッグ・メーカーと呼ばれていた。しかし、そのやり方をよく思わない上層部によって閑職に追いやられていたところを

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    2023年11月22日
  • ダブル

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    ネタバレ

    感想
    神宮との最後の対決は、ハリウッド映画さながらのアクションのようだった。

    ターゲットが分からない中での潜入はスリルがあり、楽しく読めた。

    あらすじ
    興奮作用が強い麻薬クールジュピター、通称CJ。神宮が販路を開拓し、日本に卸していた。その組織で苅田は弟と一緒に殺し屋をやっていた。

    ある日、弟がCJに手を出していたことが発覚し、元恋人の家に連れ込んで、日本から逃げることを画策するも、苅田に捕まり、二人を失い、自分も大怪我を追う。

    救い出された苅田は組対の課長の手伝いもあり、顔を変えて再び神宮の組織に潜入する。

    組織に潜入した苅田は佐伯と名乗り、以前と同じところに席を置く。日本最大の華

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    2023年11月09日
  • 新装版 ジャックナイフ・ガール

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    深町秋生さん初読みの『新装版ジャックナイフ・ガール』の概要と感想になります。

    本作は装画に惹かれて購入し、あらすじからハードボイルドな内容だと身構えていましたが、面白くて一気読みしてしまいました。

    ※注意事項※
    本作は過激な描写や卑猥な言葉が多いため、抵抗ある方はお気を付け下さい。

    概要です。
    20XX年の荒廃した仙台市に拠点を置く桐崎マヤは率いる仲間のリーダーとしてヤクザ、マフィア、警察を相手に、シースナイフを始めとした様々な刃物を巧みに操りながら「切り裂きマヤ」の異名を轟かせていく。その勇姿は弱者の希望であり、世直しに心血を注ぐジャンヌ・ダルクかの如く。

    洋画「マッドマックス」や漫

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    2023年11月04日
  • アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神瑛子II

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    ネタバレ

    感想
    八神瑛子シリーズ第二弾。美人の割にえげつない。目的のために手段は選ばず。かっこいい。

    今回も署長から差し向けられた辞め刑事のマークを簡単にくぐり抜け、対するはメキシコの殺し屋。到底勝てそうにない死戦をくぐり抜け、夫の死に関する情報を手に入れる。これは次の巻も見逃せない。

    それにしてもこの巻は警察はほとんど何もしなかったな。警察こんなアマゾネスみたいな人がいたら頼もしいけど。

    あらすじ
    物語は八神が、覚醒剤の売人夫婦を捕まえるところから始まる。メキシコ産の安い覚醒剤が大量に出回り、警察も対応に追われていた。

    瑛子は前回の事件で千波組の組長の娘が殺害されたつながりで、組長の有嶋に会い

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    2023年10月29日
  • 煉獄の獅子たち

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    ネタバレ

    ヘルドッグスシリーズ第二作目で『地獄の犬たち』の前日譚に当たる。
    兼高が出てこないので物語に入り込めるか心配だったが、それは杞憂だった。また新たな魅力的なキャラクターが登場して、読者を極道の世界に引き摺り込んでいく。
    ヤクザを憎む危ういマル暴・我妻の最期、すごく悲しかった。もう一人の主人公、ヤクザの織内も悲しい道を歩んでおり、この似たもの同士の二人が死ぬところは見たくないとさえ思った。二人それぞれの地獄を見て追っていて、知らず知らずのうちに情が移ってきてしまう。
    闇を抱えた・抱えさせられた人々の絶望は計り知れないけれど、暴力でしか解決できない世界もあるのだろうと思う。
    誰が一番怖いのか、考えた

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    2023年10月25日
  • ヘルドッグス 地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】

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    ネタバレ

    インファナルアフェアぽい作品
    ヤクザ組織に潜入している警察官が任務遂行のため、悩み、闘い、苦悩していく姿を描く。
    面白かった
    続編に期待

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    2023年10月18日
  • 天国の修羅たち

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    ★4.7
    胸の空く勧善懲悪の結末。
    スーパーバイオレンスのエグい殺戮描写から一転まさに天国。
    楽しませて、いただきました。
    彼は最期まで警察官でありました。
    そう云った意味では、やはり警察小説なのだろうか。

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    2023年10月14日
  • 探偵は女手ひとつ~シングルマザー探偵の事件日誌~

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    バリバリの山形弁を話す元警官の女探偵が主人公の短編集。
    田舎ならではのエピソードが面白いし、元ヤンの相棒?や元上司、暴力団との連携に加えて結構小道具も充実しているし、実はかなりハードボイルドな内容で面白い。
    さいきん第二作が上梓されたようなので文庫化を楽しみに待とう。

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    2023年10月10日
  • ヘルドッグス 地獄の犬たち 3

    匿名

    購入済み

    面白い!

    いろいろなヤクザ漫画読んできたけどこれは面白い!ハラハラドキドキの展開だけど、続きが気になって一気に読んでしまいました。何度も読み返すくらい気に入りました。

    #怖い #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2023年09月16日
  • アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子

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    ネタバレ

    感想
    アマゾネス降臨。男もので立ち回りをする警察関係の小説はよく見るが、女性で、豪快かつ、狩猟犬のようにたち回るものに出会ったことがなかったので、読んでいて、ドキドキするが、スカッともする。

    夫の死の真相に迫るという十字架を背負っているのも今後の鍵になりそう。二作目に期待。

    あらすじ
    警視庁上野署組対課の八神瑛子は、夫の死に不審な点を抱き、組対に転属し、高い検挙率を誇るエースだ。しかし、手段を選ばず、中国マフィアとも関わる彼女は、警察だけでなく、黒社会からも疎まれていた。特に、上野署署長の冨永は違法捜査を暴いて、八神を警察から追い出そうとしていた。

    ある日、女子大生の殺人事件が起こる。殺

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    2023年09月10日
  • ヘルドッグス 地獄の犬たち 2

    無料版購入済み

    久しぶりにハラハラしながら漫画を読んだ。
    凄まじい孤独を感じながら生きているだろう主人公兼高が、可哀想に思えてしまう。任務を完了出来ても、警察に居場所は無いかもしれない。この後の展開が気になる。

    #怖い #ドキドキハラハラ

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    2023年09月08日
  • ヘルドッグス 地獄の犬たち 1

    ネタバレ 無料版購入済み

    潜入捜査官がターゲットを暗殺する為に、ヤクザの若頭補佐にまでのぼりつめる。すごい根性だ。
    主人公がまた人を殺してしまったとつらそうにしているが、ヤクザで悪人が減ったのだから世の中の為になったと思う。気にするなと言いたい。

    #ダーク #怖い #ドキドキハラハラ

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    2023年09月07日
  • ヘルドッグス 地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】

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    人のおすすめ本を読もうキャンペーン
    久々のバイオレンス小説。
    ヤクザものを読むと高校生の頃を思い出して楽しくなりました。
    中盤から展開が怒涛ですね。

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    2023年09月03日
  • ヘルドッグス 地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】

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    潜入捜査モノの皮を被ったバイオレンス・コメディ。
    冒頭からエンディングまで間断なく主人公の身に降りかかる不幸がいちいち超ド級過ぎて途中から笑ってしまった。どんだけ胃腸薬や睡眠薬あっても足りないですね、この職場。

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    2023年07月27日
  • ヘルドッグス 地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】

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    暴力団への潜入捜査の物語といって思い出すのが、以前西島秀俊が暴力団に潜入した確か「ダブルフェイス」というタイトルのドラマである。ハラハラ、ドキドキしながら観ていた。
    ヘルドックスもそのドラマに負けず劣らず、読み進めれば進めるほど作品の世界に引き込まれてハラハラ、ドキドキだった。
    あらためて警察官が暴力団に潜入捜査をするなんて事が現実にあるのだろうか…と思った。

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    2023年07月19日