【感想・ネタバレ】アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神瑛子IIのレビュー

あらすじ

警視庁上野署の八神瑛子。容姿端麗ながら暴力も癒着も躊躇わない激烈な捜査で犯人を挙げてきた。そんな彼女に、中米の麻薬組織に狙われる男を守ってくれ、という依頼が入る。男を追うのは残虐な手口で世界中の要人や警官を葬ってきた暗殺者。危険すぎる刺客と瑛子はたった一人で闘いを始める……。爆風を巻き起こす、炎熱の警察小説シリーズ第二弾。

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法の番人でありながらアウトロー。公務員なのに暴力的。そんなダーティハリーやダイ・ハードのような刑事が本作の主人公です。しかし他の警察小説の主人公と大きく違うのは、いかついワイルドなタフガイでなく容姿端麗な女性であること!そしてその捜査の仕方もかなりブラック。殴打戦など名刺代わり、非社会的な面々とも強いコネクションを持ち、必要とあらば表沙汰にできない金も躊躇なく使う等々。ここまで書くとやたらと悪辣な雰囲気ですが、決して悪徳刑事でないところが魅力的です。
真相究明にストイックすぎるせいで警察内にも敵が多い反面、強い意志力に一目置く人々も。主人公を警戒し睨みを利かせる上司等、人間関係も見所の一つ。ジェットコースターのように怒涛の勢いで読み進んでしまう力強い話をお求めの方に特におススメです!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

読み応えのある情報量ながら、サクッと最後まで読めました。
展開が急なところもありましたが、このあとどうなる?感を堪能できました。

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2025年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アウトバーンよりもスピード感とキャラの魅力がグンッと1段階も2段階も上がった作品!すき!
深町秋生さんの作品は、ヘルドックスが初めてで、めちゃくちゃ性癖にささって一気読みした記憶があるけど、それと一緒だった。笑

ネジのぶっ飛んだ暗室者グラソニや冨永(瑛子を辞めさせようとしてる上官)に飼われた西(元刑事)などの新キャラだけでなく、英麗、井沢、甲斐など前巻のキャラも出てきて、それぞれのいい所がギュッと集まってた。
最終的にはキタハラっていうのが家族の復讐として、ヤクザ抗争に見せかけてグラソニを殺そうとするって絵になるんだけど、瑛子はキタハラに自分を重ねて、最後まで一緒に闘おうとする姿がかっこよかった。あと、グラソニも相当ヤバいのに張り合ってるの痺れた。

次巻最終巻?なのかな?瑛子が夫の真相に辿り着けますように…

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2022年03月07日

Posted by ブクログ

深町秋生 著、八神瑛子シリーズ№2「アウトクラッシュ」、2012.3発行。容姿端麗ながら暴力も癒着もためらわない激烈な捜査が信条の八神瑛子警部補(上野署、組織犯罪対策課)の物語。今回は人を拷問し生きたまま解体することを遊びと称する暗殺者グラニソとの闘い。脇を固めるのは屈強のヤクザの広瀬(たち)、家族をグラニソに殺されたハカマダ、女子プロレスラー落合里美。まさにアウトクラッシュです。

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2020年05月29日

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警視庁上野署組織犯罪対策課の美人刑事八神瑛子シリーズ第2弾です。
都内でメキシコ産の覚せい剤が出回り瑛子も売人の検挙に追われていたころ、瑛子が癒着している関東の暴力団(千波組)から、メキシコの麻薬組織を裏切った男を守って欲しいという依頼が入る
安価なメキシコ産の麻薬を自分たちのシマから排除したい千波組、夫の死の真相の為に千波組の依頼を受ける瑛子
しかし今回の敵は強敵
メキシコから送り込まれたのは暗殺を専門とするグラニソ
世界最大の麻薬組織の進出、関西と関東の暴力団の暗闇新興の不良集団も加わり、瑛子が生き残れるのか・・という状態しかし瑛子の強さは前回にもましてバイオレンスだった。
組織を裏切った男の真の目的、憎むべき暗殺者のグラニソの生い立ちは、平和な国で暮らしている者には理解しがたかった日本でもの案内役をしている不良集団の男とのやり取りは次第に好印象に変わっていく。
今回も悪徳刑事の排除を目論む上野警察署署長・富永の監視は続き、署長との騙し合いも見所
第二弾で少しだけ暎子が探し求める真実に近づく方法を見つけるがまだ、まだ、先は長そうである。最後に瑛子のパスケースの写真入れにもうひとつ写真が加わったそんな彼女を嫌いになれないそして瑛子の戦いを見届けたいと思った。

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2017年09月20日

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ダークヒロイン八神瑛子のシリーズ2作目。
今回の敵はヤバい。ヤバすぎる。何せコロンビア麻薬組織が日本に送り込んだ殺人マシーンとでも言うべきプロの殺し屋"グラニソ"なのだから。もはや一刑事が対峙するような相手ではない。それでも八神は対決する。何故なら自らの大きな目的を達成するためにはやらねばならないからだ。八神の最終的な目的は3年前に奥多摩で遺体となって発見され自殺と片付けられた夫の死の真の理由を暴くこと。その情報を得るために必要な戦いなのだ。
前作よりも更にダークな感じが増し、アクション要素が強くなってきた。本作で真実への足掛かりを手に入れた八神は、次作以降で更に深みにはまっていくことだろう。

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2025年07月30日

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4.0/5.0

大胆にも暴力団関係者や反社会組織と協力関係を結びながら捜査を行うアウトロー女刑事八神瑛子の豪快さや知的さ、ハードボイルドな魅力が楽しめる。
日本の警察、暴力団、メキシコの麻薬組織等々、登場する組織名が多く、それに付随して登場人物も多いため若干「あれ、これだれだっけ?」となる箇所もあった。
血と戦いを生きる糧とする悲しきキラーマシーン、グラニソもまた魅力的だった。

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2025年05月28日

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またまた、里美が良いんよねー。格闘シーンが少し現実離れしすぎなんだよねー。もう少しリアルが欲しいけど、リアルにしちゃうと派手さが無くなるもんねー。良いバランスってことかなー難しい

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2024年10月06日

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クライマックスの所が、意外にあっさりと終わってしまった様な印象ではあるが、メキシコのヒットマンがターミネーター的な恐ろしさも感じさせ、楽しませてくれた。
そういう意味では王道と言えば王道のストーリー。

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2024年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
八神瑛子シリーズ第二弾。美人の割にえげつない。目的のために手段は選ばず。かっこいい。

今回も署長から差し向けられた辞め刑事のマークを簡単にくぐり抜け、対するはメキシコの殺し屋。到底勝てそうにない死戦をくぐり抜け、夫の死に関する情報を手に入れる。これは次の巻も見逃せない。

それにしてもこの巻は警察はほとんど何もしなかったな。警察こんなアマゾネスみたいな人がいたら頼もしいけど。

あらすじ
物語は八神が、覚醒剤の売人夫婦を捕まえるところから始まる。メキシコ産の安い覚醒剤が大量に出回り、警察も対応に追われていた。

瑛子は前回の事件で千波組の組長の娘が殺害されたつながりで、組長の有嶋に会い、夫が殺害された事件の情報を聞き出そうとするも、メキシコ・カルテルの麻薬ルートを壊滅させることが条件と言われる。

その頃、上野で人間の手と舌の一部が発見される。有嶋の話によれば、メキシコ・カルテルの腕利きの殺し屋のグラニソが、裏切り者の始末に来たとのことだった。特殊部隊並の殺人技術を持ったグラニソと瑛子の闘いが始まる。

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2023年10月29日

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シリーズものの2作目。映像的な描写でスピード感ある展開が心地よい。各人物の背景等、掘り下げられるところも軽く触れる程度に留めており、その分深みが足りないとも言えるが、本作はその方が良いのかもしれない。シリーズ最大の謎は次回作に持ち越し。

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2023年06月25日

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八神瑛子の切れ物の具合と殺し屋との格闘は読み応えありでした。夫を殺した犯人への手がかりも少し手に入り、この先の展開が気になるところで終わっていました。次回作も読まないと!

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2022年10月04日

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アクション映画をみたあとのような気分になる 二作目なので登場人物をすでに知っているということもあるが、それ以外の人物についてもキャラが立っていて良い 一作目にも出てきた元プロレスラーの里美というただ強いだけの女がとってもキュートで出てくるとうれしい

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2022年08月25日

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八神瑛子シリーズ第二弾。カテゴリーは警察モノにしましたが、捜査・犯人逮捕というストーリーはありません。かわりに派手なアクションシーンが繰り広げられます。かつて大藪春彦氏が描いた女豹・小島恵美子、最近だったら高校事変の優莉結衣が思い浮かびました。

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2022年06月12日

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ネタバレ

一作目となる『アウトバーン』から続けて読んだので、主要人物などは知っている。シリーズ物なので、人物やそのバックグラウンドに混乱することなく読み進められたのはよかった。

一作目はミステリーとして、巧妙なプロットが用意されており、それが単なるハードコアな作品と一線を画しているのだと考えていた。その点では、本作『アウトクラッシュ』はタイトル通りクラッシュな側面を強調したきらいがある。結果として、ミステリー小説を求めた読み手には、いささか物足りなさを感じさせるだろう。ハードボイルド小説としては、その分前作よりも過激さが増しており、国際的なマフィアとの壮絶ともいえる戦いが楽しめる。私的な好みとしては、一作目のハードボイルドとミステリーの配合が非常に気に入っていただけに、ミステリー色が薄まってしまったのが少々残念ではある。過激なハードボイルドを読みたいのなら、迷わず黒川博行を選んでしまうだろう。

一方で登場するキャラクターは、本作でも素晴らしい。思うに、深町秋生という作家は、登場するあらゆるキャラクターの造形をかなり念入りに設計する人であると思う。主人公である八神瑛子はもちろんのこと、脇を固める者たちもそのまま映像化できそうなほどキャラクターの描写に長けている。この点は、作家の面目躍如たるところだ。本作では敵対するのは、メキシコ出身だが、そのギャングにしても出自がメキシコであるというバックグラウンドを踏まえたキャラクター造形になっている。キャラクターがしっかりしているからこそ、それらの者たちが繰り広げるハードボイルドな活劇もまた臨場感が出てくるのではないだろうか。

しかし、キャラクターを前面に押し出したせいか、あるいはまたハードボイルド性がより前景化されたせいか、主人公が(一応)ひとりの警察官である、という前提が前作よりも大幅に薄れた気がした。アウトローな性格というのはたしかに魅力的ではあるけれど、刑事という前提がある以上、超えてはならない領域も存在する。本作では何度かそれを越えてしまった気がしてならない。

ところで、本作品には比嘉というメキシコのギャングの付き人といった人物が登場する。比嘉は最後に警察に連行されるのだが、ただ一つ嘘をつき通す。比嘉の性格を考えればそれほど違和感がある訳ではないのだが、その嘘が結果的に主人公の八神を利するものであっただけに、やや御都合主義なものを感じた。その嘘のために、比嘉をプライドの高い性格に仕立てたとは思いたくないが、そう受け止める読者もそれなりにいるのでは、と思わせられる。

それでも前作を超える派手な戦闘シーンなどは、読んでいてビジュアル化してほしくなるほどの迫力である。主人公・八神の洞察力と行動力、そして決断力は前作に増して磨きがかかった。このシリーズには続きがあるので、八神の裏社会と表社会を行き来しつつ、おのれが求める真相に向かって、さらに活躍する様を読んでみたいと思う。

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2020年08月06日

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ネタバレ

グラニソねぇ
すごい殺し屋やなとは思ったけど
ハカマダがおったけんとは言え
ちょっと弱かったかなとは思う。

里美の出番がちょっと少ないんが
残念だった。
けど相変わらず瑛子は里美を頼りにしてて
この2人の組み合わせ好き(^ω^)

広瀬達が簡単にやられたんも
残念かなと。
もう少し粘って欲しかった

西のゲスさには呆れる
1番嫌な方法が気の毒だったけど。

英麗と相変わらずのお医者さんが大好き(^ω^)
何やかんやで助けてくれて。

旦那さんの情報で
いい結果になればいいけど。

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2020年05月26日

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上野署の八神瑛子がメキシコ産薬物の取り締まりで、グラニソと呼ばれる暗殺者との対決物語だが、面白かった.彼女の活躍を横目で見ながら、追い落としを図る富永署長.暴力団の幹部との情報交換で、グラニソの追及を試みる瑛子だが、富永の犬 元刑事の西義信の監視もものともせず、体を張って戦う姿勢が頼もしい.最後の戦闘で登場する落合里美、デニス・ハカマダの存在が面白かった.

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2019年09月12日

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読み始めると、6年前に読んでいるⅠの続きのよう。
前後の経緯や人間関係が分からず、すっかり忘れているⅠを読み直してから、再度取り組み。
自殺と見做された夫の死の真相を暴くため、関係者を追及することが行動原理の主人公。
その一環として今回は、メキシコから来た殺し屋と対峙することになる。
超ド級に劇画チックな戦いが繰り広げられ、読者までがその爆風に飛ばされそう(笑)。
完結編まで読まねばなるまい。

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2019年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*警視庁上野署の八神瑛子。容姿端麗ながら暴力も癒着も躊躇わない激裂な捜査で犯人を挙げてきた。そんな彼女に、中米の麻薬組織に狙われる男を守ってくれ、という依頼が入る。男を追うのは残虐な手口で世界中の要人や警官を葬ってきた暗殺者。危険すぎる刺客と瑛子はたった一人で闘いを始める…。爆風を巻き起こす、炎熱の警察小説シリーズ第二弾*

2作目も変わらずスピード感溢れる展開で面白く、こちらも一気読み。
前作よりもスケールが大きくて、どうやって収拾させるのかと思いましたが、お見事な回収。まるで映画を見ているよう。
新宿鮫ほどの重厚感がないところが逆に読みやすい。娯楽にはうってつけのシリーズですね。

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2019年05月30日

Posted by ブクログ

乃南アサ「凍える牙」の音道貴子、誉田哲也「ストロベリーナイト」の姫川玲子等女性が活躍する話は大好きです。
それに深町秋生「アウトバーン」の八神瑛子が加わりました。
次の「アウトサイダー」も楽しみにしています。

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2018年12月23日

Posted by ブクログ

数年ぶりにようやく2巻を読みましたが、相変わらず、ドライでハードボイルドな雰囲気が溜まらない。
クレイジージャーニーで、丸山ゴンザレス氏がメキシコの麻薬ビジネスについて取材していたのが印象に残っているせいか、妙に生々しくグラニソの凶行を感じられた。
メキシコの麻薬カルテルというから、壮大なスケールの話になるかと思ったけど、一冊にテンポよくまとまってるので、サクサク読めました。次巻がラストみたいなので、次巻はあまり真を開けずに読もうと思う。

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2018年02月06日

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ネタバレ

評価は4.

内容(BOOKデーターベース)
警視庁上野署の八神瑛子。容姿端麗ながら暴力も癒着も躊躇わない激裂な捜査で犯人を挙げてきた。そんな彼女に、中米の麻薬組織に狙われる男を守ってくれ、という依頼が入る。男を追うのは残虐な手口で世界中の要人や警官を葬ってきた暗殺者。危険すぎる刺客と瑛子はたった一人で闘いを始める…。爆風を巻き起こす、炎熱の警察小説シリーズ第二弾。

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2017年12月08日

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おぉ、1より確実にパワーアップしています。魔薬組織に依頼された凄腕の殺し屋が組織を裏切った男を始末しにやって来る。そして、男と共に行動する八神が殺し屋と対峙するわけだが、前作よりもアクションシーンが多く、ドキドキ感もハンパない。深町作品はやっぱりこうでなくちゃ!と思える内容。
殺し屋や殺し屋を匿う愚連隊は間違いなく悪者なのだが、その生い立ちを知ると彼らもスゴく人間臭く、なりたくてなったわけではないと思うとなんだか切なくなる。そして2人の関係もいい感じ。
今作は登場人物が全員魅力的で、次作では会えないと思うと少し残念な気もした。

何はともあれ、いよいよ八神が真相を突き止めるであろう次作に期待!

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2017年06月14日

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八神瑛子 二話目。 話の軸の人物が限られてくるので感情移入しやすく、前回より主人公になりきれた感があった。 無茶するが、情だったりに流される所もあって面白かった。

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2017年02月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

八神瑛子シリーズの2作目。前作にもその趣は感じたが、本作では完全にクライム・アクションかノワールのノリ。死んだ夫の謎を追う瑛子は手掛かりを得るために受けた依頼はメキシコの麻薬カルテルから送り込まれた殺し屋の捜索という若干ご都合主義的な展開になっている。刑事小説やミステリ的な要素は薄いが、その分、バイオレンスは過剰に配分されており、進行もスピーディで飽きさせない。こいつにどうやって勝つんだというラスト・バトルで益体もない方法で迎え討ったのはグッド。自らの目的に一歩近付いた瑛子。完結作に次作に期待。

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2016年06月05日

Posted by ブクログ

目的のためには手段を選ばない八神瑛子。頭も腕も切れる彼女が裏社会とうまくつながりながら殺し屋に立ち向かう。鋼鉄の意志の前にバイオレンス炸裂。
殺し屋グラニソの過去を知るとやり切れない気持ちになった。

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2022年10月10日

Posted by ブクログ

12月-17。3.0点。
八神瑛子第二弾。
メキシコからの麻薬、暗躍する八神。
夫殺しの情報を得るため、いろいろ画策する。

面白い。スピード感がすごい。

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2021年12月24日

Posted by ブクログ

警察官であることに気にしなければ、スピード感のある現代の勧善懲悪ものとして結構楽しめる。次作で夫の死亡原因が明らかに?

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2018年10月27日

Posted by ブクログ



アウトシリーズ二作目。
マル暴ものを超えて、もはやアメリカアクションムービーばりの展開に。シリーズ一作目を凌駕する展開とスピード感。
モデルになってるのは山口、極東、稲川、少し前、一世風靡した関東連合などを随所に散りばめ、メキシコマフィアに殺し屋と。
警察ものではあるが、なんだかハードボイルド臭が色濃いシリーズになってきた。
良作であるだけに、次作で失走しないことを期待したい。

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2018年10月06日

Posted by ブクログ

シリーズ第2弾。
前作を読んでから、かなり時間が空いてしまったので、内容を全く覚えてないけど、冒頭からの八神のアウトローさに圧巻される。
しかし、上野署の組対課としての八神の活躍は冒頭のみ。その後は単独で、メキシコの暗殺者・グラニソに立ち向かう。
ガッツリとした警察物を読みたかったので、警察組織を全く無視した展開には納得が行かないが、八神の夫の死の謎に近づいて来ているので、今度は間を空けずに3作目を読んでみようと思う。

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2017年10月16日

Posted by ブクログ

「アウトバーン」の続編。
瑛子はようやく夫の不審死の謎を解く手がかりに近づく。
真相を手に入れるためには、来日した凄腕の殺戮者を倒さなければならない。
さぞやものすごいバイオレンス描写があるのでは?と身構えながら読み進んだ。
確かに暴力的な場面はあるものの、読んでいて引くほどでもない。
あまり過激な表現は苦手なので、このあたりに抑えてもらえると読みやすい。
暗殺者の描写に多くのページが割かれている。
冷酷非道な殺戮方法。殺しを楽しんでいるような描写。
今回の瑛子が戦うべき相手は、プロの殺し屋である。
完全に人として壊れた人間・・・そんなふうに思い始めたところに、彼の深層心理に隠された本音がこぼれだす場面にぶちあたる。
ああ、彼も犠牲者なのだ。
そんなふうに思ってしまう。哀れにさえ感じてしまう。
冷徹なだけではない、彼もまた人間なのだと知らせてくれる場面だった。
スピード感もあり、瑛子を取り巻く人たちの個性的なキャラクターもいい。
だが、何故かいまひとつ、物語としては浅い感じがしてしまった。
次巻では瑛子がついに探し求めていた答えにたどり着くようだ。
果たしてどんな謎がひそんでいるのだろうか。

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2017年02月23日

Posted by 読むコレ

前作ですっかり瑛子ファンになってしまったので、続編を入手するのは自然の流れでした。そして、期待を裏切らない内容だったと思います。面白かった。
自分はこういう、どう考えてもこの敵には勝ち目ないでしょ! みたいなのに立ち向かっていく展開、大好きです。里美さんの活躍の仕方も良かった。比嘉の設定はこのためだったか、と納得しました。
ただ、ラストがちょっと消化不良かな・・あれだけの敵に打ち勝つには、やっぱり唸ってしまうような伏線の回収で終わって欲しかった。残念!
けど、此処まで来たら3も行ってしまいます。がんばれ瑛子! 次こそは怪我しないように! ・・無理か。

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2013年12月21日

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