深町秋生のレビュー一覧

  • 新装版 果てしなき渇き(下)

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    好き嫌い・良し悪し・巧拙、はては倫理すらも超え、ただ「凄い」としか表すことができない大傑作小説。読んでる途中、何度も「もう嫌だ」「勘弁してくれ」「気持ち悪い」と拒絶反応が起きたのに、なぜか頁をめくる手が止まらず、終盤で明かされる、残虐極まる真実に言葉を失った。この読後感は、しばらく悪夢のように私の脳を支配することだろう。いやはやなんとも、凄まじいものを読んでしまった。

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    2018年01月08日
  • 新装版 果てしなき渇き(上)

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    行方不明になった娘を探す元刑事の主人公が遭遇する、地獄のような惨劇を描いたミステリー。冒頭のあまりにもショッキングな殺人描写から、ストーリーが進むにつれ際限なく血と死と暴力がエスカレートし、嫌悪とも興奮ともつかぬ異様なトリップ状態へ誘われていく。下巻でどんな結末が待ち受けているのか、想像がまったくつかない。

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    2018年01月08日
  • ドッグ・メーカー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―(新潮文庫)

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    なかなかの迫力もの、黒滝の追求と、上司の美貴コンビがさえる。警視庁のトップの派閥争いと、警官の堕落の責任のなすり合い。どろどろの中でどう立ち回るか。これは結構一気に読めてしまう。良かった。

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    2017年10月26日
  • 死は望むところ

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    深町秋生『死は望むところ』実業之日本社文庫。

    血まみれの暗黒警察小説。武装犯罪組織と警察組織との血で血を洗う闘いが、これでもかと描かれる。誰が主人公なのかもはや解らず、誰が生き残るのかも全く解らない。

    神奈川県南足柄市の山中で敏腕女刑事らが武装犯罪組織・栄グループに襲撃され、命を落とす。警視庁特捜隊は栄グループに復讐すべく、襲撃者たちを追うが…

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    2017年10月09日
  • アウトサイダー 組織犯罪対策課 八神瑛子III

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    読み終わった直後は全身鳥肌が立ってしまった。これだけの警察の汚らしい部分を見せつけられながらも、このスッキリとした読後感はなんだ。

    この章を持って、八神の夫が亡くなった真相がわかります。やはりと言うか、なんとなくそうくるだろうなと思っていた通りの展開。
    前作で戦った圧倒的な破壊力を持った敵ではないが、今回はゾクゾクとさせるような敵が相手となる。これはこれで怖かった。

    それにしても最後は爽快。あれだけいがみ合っていた富永との関係も微笑ましい。
    続編を期待したい。

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    2017年06月16日
  • 猫に知られるなかれ

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    敗戦後の日本を舞台にしたスパイアクション小説。単なるスパイアクションというよりも、敗戦により周囲から手のひらを反され、辛酸を舐めざるを得なかった日本人の悲哀をスパイたちの眼を通して描いた作品だった。

    杉江松恋が『間違いなく著者の最高傑作』と称賛しているが、これには少し異論がある。深町秋生には他にも本作に勝るとも劣らない作品は数々あるのだ。しかし、様々な史実と創作とが融合したストーリーの本作がかなり面白いということには全く異論はない。

    戦時中、香港憲兵隊でスパイ狩りを行っていた永倉一馬はその恵まれた肉体を武器に池袋でヤクザの用心棒を務めていた。そんな永倉を陸軍中野学校出身の藤江忠吾が秘密機関

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    2016年10月21日
  • バッドカンパニー

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    長男が読みたいと言うので購入。
    先に読ませて貰ったらおもろい!
    どんどん読める。強いのに情に弱い
    そして優しいところもある。
    こんな強くて優しい男には憧れる♪

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    2016年09月30日
  • アウトサイダー 組織犯罪対策課 八神瑛子III

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    ネタバレ

    暴力的だけど面白かった。全体の雰囲気が好きです。話は一段落してしまったけど、別のストーリーを読みたい。

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    2015年09月03日
  • ダブル

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    ハードなエンタメw 内容、かなりバイオレンスだけど、こういうのは、まぁ平気。現実では、絶~~対、ちょびっとでも関わりたくない人たちですがww ハラハラ、ドキドキ、ワクワク、心臓に悪いー!と思いつつ、どんどん読めちゃう!おもしろかったです!!

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    2015年03月13日
  • 新装版 果てしなき渇き(下)

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    この小説、出てくる車の車種が全て明示されている。また、地理感をだすためか、国道16号線、17号線が頻繁に利用されている。主人公の愛車はカローラなのだが、プリウスと軽の時代に個人向けの車として、ちょっとどんな人が乗るのかイメージしずらくなってきてますね。

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    2014年07月06日
  • 新装版 果てしなき渇き(上)

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    深町先生のブログは好きで以前から読んでいました。確か昭和ノスタルジーブームの只中、昭和日本の野蛮さ未開さを著していて、腑に落ちていたと思います。そして、今に至るまで小説は一作も未見。
    映画化されると聞いて、やっとデビュー作を手にとった次第。だって、ハードボイルド小説なんて読まないもん。
    読んでる間は、本当に時間を忘れます。電車の中で読んでると、知らぬ間に降りる駅にたどり着いていて慌てることもしばしば。
    内容はひたすら悲惨で、地獄めぐりの様相を呈しています。スタートから救いが見えないのですが、終わりまでひたすら事態は悪化の一途を辿り、妙なドライブ感がでています。

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    2014年07月06日
  • アウトサイダー 組織犯罪対策課 八神瑛子III

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    自殺とされた夫の死の真相にいよいよ決着がつくシリーズ第三弾これで悪徳刑事の八神瑛子に会えなくなるのかと少し寂しいという
    思いは束の間、のっけからハード。
    前回の手がかりから同僚の刑事を手なずけ情報を得た瑛子に
    襲い掛かる闇、不死身の瑛子ももうダメかと息を飲み
    先を読むのが怖くなるほど。

    真相に近づけば近づくほど真相はきな臭い方向に
    そうくるかぁ〜と読み手にも負荷がかかります
    瑛子はどう決着をつけるのか、命を賭けて闘った瑛子に残るものは・・

    シリーズを通して登場する人物たちも色褪せることなく
    いい味を出しています特に瑛子と敵対していた署長、富永の
    たくましさと以外な一面が見えてとても人間くさ

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    2017年09月20日
  • アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神瑛子II

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    警視庁上野署組織犯罪対策課の美人刑事八神瑛子シリーズ第2弾です。
    都内でメキシコ産の覚せい剤が出回り瑛子も売人の検挙に追われていたころ、瑛子が癒着している関東の暴力団(千波組)から、メキシコの麻薬組織を裏切った男を守って欲しいという依頼が入る
    安価なメキシコ産の麻薬を自分たちのシマから排除したい千波組、夫の死の真相の為に千波組の依頼を受ける瑛子
    しかし今回の敵は強敵
    メキシコから送り込まれたのは暗殺を専門とするグラニソ
    世界最大の麻薬組織の進出、関西と関東の暴力団の暗闇新興の不良集団も加わり、瑛子が生き残れるのか・・という状態しかし瑛子の強さは前回にもましてバイオレンスだった。
    組織を裏切った

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    2017年09月20日
  • ダブル

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    アウトローを描かせたら最高♪ 垣根涼介氏と双璧か?
    警察小説かと思って読み始めたら、完全無欠のアウトロー小説だったw
    ダブルミーニングといい、映画「フェイス・オフ」を日本風にやるとこうなるか?というような展開に、キャラクターの魅力は随一♪
    一気読み必死なストーリーテリングがたまらなく好きだ♪

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    2012年11月19日
  • 血は争えない

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    昭和から平成、令和と歌舞伎町の移り変わり。深町ワールド全開のバイオレンスアクション。暴力塗れだけど、陰惨というより、あたたかさと悲哀感じる。もうかれこれ10年ほど足が遠のいてる歌舞伎町、久しぶりにゴールデン街に繰り出すか。

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    2026年07月15日
  • 探偵は田園をゆく~シングルマザー探偵の事件日誌~

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    拉致られた息子の顔が麻生太郎の息子の顔イメージで読んだ。
    甘やかされた不動産ゴリラみたいな顔ね。
    映像化したらいいと思うけど。地方舞台、方言というのがいい。
    続編に期待したいのだが、時間経過によって主人公が50代くらいになっちゃったり娘が巣立ったりしちゃったらシングルマザー売りもできないし、物語としては吸引力が減っちゃうのかなと。

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    2026年07月11日
  • 血は争えない

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    深町秋生ワールド全開の本書。最後まで一気に読んだ。かつての新宿は主人公達のような人物が活歩していたのだろう。歳を重ね今ではまったく足を向けなくなった自分にも、新宿のあの時代を懐かしく思い返している。
    所で、深町さん。組織犯罪対策課 八神瑛子シリーズの最新作はまだですかね。

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    2026年07月08日
  • 血は争えない

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    新宿歌舞伎町の台湾系大立者王大偉の私生児として生まれた不破隆次は、山形の温泉地で同居していた生母を亡くし、父親を頼って昭和45年、15歳で上京する。

    異母兄の近藤傑志を慕って暴力団岡谷組に入り、度胸と腕力と頭脳で成り上がっていく。

    敵対する暴力団や中華系武闘組織との血を血で洗う抗争。

    暴力シーンどれも凄惨で容赦ないが、理由のない場面はなく、不破の悲壮な覚悟が伝わってどこかもの悲しい。

    私生児であるが故に血統を大切にする不破が最も大切にする家族を失わせたのも血統だった。
    傑志、歩美、雄也たち近藤家への一途な思いの半面、他者への猜疑心は激しい。

    バブル期には地上げで懐を膨らませた岡谷組も

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    2026年07月08日
  • オーバーキル バッドカンパニー2

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    感想
    NASのやっていることはヤクザとほぼ変わらない?


    あらすじ
    NASはアングラ用の人材派遣会社。
    有道は野宮からの要請を受けてシャブ中になった元プロ野球選手の白鐘を立ち直らせる。

    2話目は、管理売春を行うグループを追ったところ、警察の組対が元締めだった話。

    3話目は、美桜をヤリサーに潜入させ、証拠を取ってくる話。

    4話目は華岡組の特選部隊から有道が暗殺者を見つけ出すミッション。

    5話目、野宮は自分の妹を拉致する。野宮は実は華岡組の組長の娘だった。有道の家族が華岡組の特選部隊に拉致されるが、野宮が放ったスパイにより壊滅させる。

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    2026年06月23日
  • 血は争えない

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    感想
    熱い物語だな。龍が如くみたい。

    そして最後は因果応報?悲しい話だな。


    あらすじ
    不破隆次は裁判にかけられ、死刑目前かと思われていた。

    時は遡り、昭和45年。隆次は15歳。ストリッパーとして山形にいた母親を癌で亡くした。自分が亡くなったら、新宿の王大偉を頼れと言われ、新宿にやってきた。王がやる歌舞伎町の会社を訪れ、王の息子兄弟に会うも追い返される。その時、腹違いの兄弟のヤクザの近藤に拾われる。

    隆次は王の息子の智文のボーリング場で、朝から晩まで働く。ある日、鞭馬会の新井が嫌がらせに来たところ、隆次は立ち向かってボーリング場を守る。そのことが大偉に知れて、親子の対面を果たす。その席

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    2026年06月11日