深町秋生のレビュー一覧
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敗戦後の日本を舞台にしたスパイアクション小説。単なるスパイアクションというよりも、敗戦により周囲から手のひらを反され、辛酸を舐めざるを得なかった日本人の悲哀をスパイたちの眼を通して描いた作品だった。
杉江松恋が『間違いなく著者の最高傑作』と称賛しているが、これには少し異論がある。深町秋生には他にも本作に勝るとも劣らない作品は数々あるのだ。しかし、様々な史実と創作とが融合したストーリーの本作がかなり面白いということには全く異論はない。
戦時中、香港憲兵隊でスパイ狩りを行っていた永倉一馬はその恵まれた肉体を武器に池袋でヤクザの用心棒を務めていた。そんな永倉を陸軍中野学校出身の藤江忠吾が秘密機関 -
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深町先生のブログは好きで以前から読んでいました。確か昭和ノスタルジーブームの只中、昭和日本の野蛮さ未開さを著していて、腑に落ちていたと思います。そして、今に至るまで小説は一作も未見。
映画化されると聞いて、やっとデビュー作を手にとった次第。だって、ハードボイルド小説なんて読まないもん。
読んでる間は、本当に時間を忘れます。電車の中で読んでると、知らぬ間に降りる駅にたどり着いていて慌てることもしばしば。
内容はひたすら悲惨で、地獄めぐりの様相を呈しています。スタートから救いが見えないのですが、終わりまでひたすら事態は悪化の一途を辿り、妙なドライブ感がでています。 -
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自殺とされた夫の死の真相にいよいよ決着がつくシリーズ第三弾これで悪徳刑事の八神瑛子に会えなくなるのかと少し寂しいという
思いは束の間、のっけからハード。
前回の手がかりから同僚の刑事を手なずけ情報を得た瑛子に
襲い掛かる闇、不死身の瑛子ももうダメかと息を飲み
先を読むのが怖くなるほど。
真相に近づけば近づくほど真相はきな臭い方向に
そうくるかぁ〜と読み手にも負荷がかかります
瑛子はどう決着をつけるのか、命を賭けて闘った瑛子に残るものは・・
シリーズを通して登場する人物たちも色褪せることなく
いい味を出しています特に瑛子と敵対していた署長、富永の
たくましさと以外な一面が見えてとても人間くさ -
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警視庁上野署組織犯罪対策課の美人刑事八神瑛子シリーズ第2弾です。
都内でメキシコ産の覚せい剤が出回り瑛子も売人の検挙に追われていたころ、瑛子が癒着している関東の暴力団(千波組)から、メキシコの麻薬組織を裏切った男を守って欲しいという依頼が入る
安価なメキシコ産の麻薬を自分たちのシマから排除したい千波組、夫の死の真相の為に千波組の依頼を受ける瑛子
しかし今回の敵は強敵
メキシコから送り込まれたのは暗殺を専門とするグラニソ
世界最大の麻薬組織の進出、関西と関東の暴力団の暗闇新興の不良集団も加わり、瑛子が生き残れるのか・・という状態しかし瑛子の強さは前回にもましてバイオレンスだった。
組織を裏切った -
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山形県を舞台にした、シングルマザー探偵、椎名留美が主人公の探偵ものの第2弾。
このシリーズの前作を読んだ際に、長編で読んでみたいという感想を持ったのですが、第二弾の本作は私の希望通りで、長編物でした。嬉しい~!!
内容は、前作からぶれていないと思うのですが、衰退していく地方ならではの背景・・・・高齢化だったり、人手不足だったり、不景気だったり、地方に住んでいたら大なり小なり共感できる事情をベースとした人探しをする内容でした。
前作でも登場した元ヤン夫婦も健在で大活躍で満足、満足。
結末は、色々伏線には気付いてたんですが、ああいう結末になるとは思いませんでした。
違和感には気付いてたのに