深町秋生のレビュー一覧
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「ヘルドッグス」シリーズの最終作。
「煉獄の獅子たち」はプロローグでしたが、「天国の修羅たち」はエピローグでした。
ヤクザにも物怖じしない、恐れ知らずの老ジャーナリストが殺害された事件を担当する警視庁捜査一課の神野真里亜が主人公。
過去2作品はヤクザに焦点が当たっていたのに対して、今作は警察官に焦点が当たっていたもののの、警察内部のドロドロが多く、ややジメッとしたせいか、やや刺激が足りない印象を受けてしまいました。
とはいえ、序盤にとある謎が解明されるところからグッと引き込まれて、最後は綺麗な終わりを迎えることとなり、シリーズの幕をしっかり閉じてくれる作品でした。 -
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あれほど好きだった作品がとうとう完結してしまった。『ヘルドッグス 地獄の犬たち』から『煉獄の獅子たち』へと、これでもかと暴力を描いた作品たちの完結編『天国の獅子たち』。
『地獄の犬たち』で暴力団組織に潜って様々な犯罪に手を染めた出月梧郎が帰ってきた!ただし、今回の主人公は20代の女刑事、神野真理亜だ。兼高ファイルの真偽を追求しようとするも、様々な壁が立ちはだかる。上司もバディも信用できない真理亜。殺し屋たちからの襲撃から逃れた真理亜に救いの手を差し伸べたのは・・・。
今回もかなりのアクションで楽しませてくれたが、やはり『地獄の犬たち』を超えるハラハラドキドキ感は味わえなかった。でも、 -
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警官をテーマに、七人の作家が競演する書き下ろし警察短編集
「上級国民」葉真中顕
葉真中さんらしい、人間の陰をえぐる短編。
現代社会の問題を踏まえながら、「下級国民」の強かでしなやかな生息を描きます。
「許されざる者」中山七里
刑事犬養隼人シリーズのスピンオフ的短編。
コロナ禍の東京オリンピックを背景に、不祥事の数々を折り込みます。
「Vに捧げる行進」呉勝浩
あのコロナ禍当初の、息苦しい近隣・職場・日本、そして世界。
「死を捨て街に出る」その衝動を描きます。
「クローゼット」深町秋生
性的嗜好を隠して生きる“クローゼット”。
レイプ事件の被害者と加害者、それぞれの告白を前に、刑事は自らの -
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深町秋生『探偵は田園をゆく シングルマザー探偵の事件日誌』光文社文庫。
山形弁丸出しの女性私立探偵が活躍するシリーズ第2弾。
山形弁ハードボイルド小説という新たなジャンルか。東北地方で生まれた自分には山形弁には違和感は無いのだが、都会の方々には馴染めないかも知れない。
元刑事でシングルマザーの私立探偵、椎名留美に舞い込んだ人捜しの依頼というオーソドックスなテーマであるが、如何せん結末が物足りない。巨悪をコテンパンに叩きのめしてこそのシングルマザー探偵なのに。それと、留美が東京に調査に行くという中弛みの原因になった描写は必要だったのだろうか。
山形で10歳になる娘と2人暮らしをしながら -
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感想
今回は瑛子がそんなに大きな捜査でもないところからゴタゴタに巻き込まれていく。
最初のシリーズの時ほどの迫力はちょっとなかったか。
あらすじ
八神瑛子シリーズ。夫の死の真相を暴き、大物の警察官OBを死に追いやったが、その後も違法捜査スレスレのことをやっていた。
そんな八神を利用して、警視庁の長官官房長にのし上がった能代だったが、自分の派閥から八神を起点として追い落としを狙っているものがいるとして上野署の署長の富永に忠告する。
瑛子は、公安の主席監察官の加冶屋に狙われていた。瑛子は千波組のエスの甲斐から、組長の交代に伴ってエスを辞めると言われる。瑛子は英麗の願いでベトナム人の女の行