深町秋生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
同著者の「ヒステリック~」と同系統の作品かな?
現代社会の闇と、それに否応なく巻き込まれる少年・少女を主人公に据えて展開する物語が深町節で展開する感じ
ぃゃ実際、読後感がいいとは決して言えないんだけども、目が離せなくなる展開に後半は一気読み♪ ^^
確かに主人公が一介の “ガリ勉 女子高生” だというのに徐々に謎解き要素(探偵役)を担っていき、最終的にはハードボイルド作品の主人公並の活躍をするところに違和感がないわけではないんですがw 面白ければそれでよし 読みやすさや、主人公に感情移入できるかどうかで判断するならば、決してつまらなくもないし駄作でもない そんな印象です♪ -
Posted by ブクログ
あれほど好きだった作品がとうとう完結してしまった。『ヘルドッグス 地獄の犬たち』から『煉獄の獅子たち』へと、これでもかと暴力を描いた作品たちの完結編『天国の獅子たち』。
『地獄の犬たち』で暴力団組織に潜って様々な犯罪に手を染めた出月梧郎が帰ってきた!ただし、今回の主人公は20代の女刑事、神野真理亜だ。兼高ファイルの真偽を追求しようとするも、様々な壁が立ちはだかる。上司もバディも信用できない真理亜。殺し屋たちからの襲撃から逃れた真理亜に救いの手を差し伸べたのは・・・。
今回もかなりのアクションで楽しませてくれたが、やはり『地獄の犬たち』を超えるハラハラドキドキ感は味わえなかった。でも、 -
Posted by ブクログ
警官をテーマに、七人の作家が競演する書き下ろし警察短編集
「上級国民」葉真中顕
葉真中さんらしい、人間の陰をえぐる短編。
現代社会の問題を踏まえながら、「下級国民」の強かでしなやかな生息を描きます。
「許されざる者」中山七里
刑事犬養隼人シリーズのスピンオフ的短編。
コロナ禍の東京オリンピックを背景に、不祥事の数々を折り込みます。
「Vに捧げる行進」呉勝浩
あのコロナ禍当初の、息苦しい近隣・職場・日本、そして世界。
「死を捨て街に出る」その衝動を描きます。
「クローゼット」深町秋生
性的嗜好を隠して生きる“クローゼット”。
レイプ事件の被害者と加害者、それぞれの告白を前に、刑事は自らの