深町秋生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この作者も好きな作家の1人。この作者の小説は最初からフィクションと割り切って読むようにしているのだが、純粋に面白い。
この『バッドカンパニー』も、そんなわけないだろ?(笑)と思いながらも読むペースが速い速い。
物語は、野宮なる美女が経営する人材派遣会社『NAS』がどんな依頼にも応えるというもの。もちろん、普通の会社であるはずもなく、ヤクザの用心棒やら国際テロリストの捕獲などのナンデモアリの会社。7つの短編からなる作品集である。
野宮の元で働く腕自慢の元自衛官の有道。腕よりも頭脳派の元警官の柴。それぞれが各章で暴れまくるのだが、全てが痛快な物語となっている。実は経営者の野宮が一 -
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「ヘルドッグス」シリーズの最終作。
「煉獄の獅子たち」はプロローグでしたが、「天国の修羅たち」はエピローグでした。
ヤクザにも物怖じしない、恐れ知らずの老ジャーナリストが殺害された事件を担当する警視庁捜査一課の神野真里亜が主人公。
過去2作品はヤクザに焦点が当たっていたのに対して、今作は警察官に焦点が当たっていたもののの、警察内部のドロドロが多く、ややジメッとしたせいか、やや刺激が足りない印象を受けてしまいました。
とはいえ、序盤にとある謎が解明されるところからグッと引き込まれて、最後は綺麗な終わりを迎えることとなり、シリーズの幕をしっかり閉じてくれる作品でした。 -
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あれほど好きだった作品がとうとう完結してしまった。『ヘルドッグス 地獄の犬たち』から『煉獄の獅子たち』へと、これでもかと暴力を描いた作品たちの完結編『天国の獅子たち』。
『地獄の犬たち』で暴力団組織に潜って様々な犯罪に手を染めた出月梧郎が帰ってきた!ただし、今回の主人公は20代の女刑事、神野真理亜だ。兼高ファイルの真偽を追求しようとするも、様々な壁が立ちはだかる。上司もバディも信用できない真理亜。殺し屋たちからの襲撃から逃れた真理亜に救いの手を差し伸べたのは・・・。
今回もかなりのアクションで楽しませてくれたが、やはり『地獄の犬たち』を超えるハラハラドキドキ感は味わえなかった。でも、 -
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警官をテーマに、七人の作家が競演する書き下ろし警察短編集
「上級国民」葉真中顕
葉真中さんらしい、人間の陰をえぐる短編。
現代社会の問題を踏まえながら、「下級国民」の強かでしなやかな生息を描きます。
「許されざる者」中山七里
刑事犬養隼人シリーズのスピンオフ的短編。
コロナ禍の東京オリンピックを背景に、不祥事の数々を折り込みます。
「Vに捧げる行進」呉勝浩
あのコロナ禍当初の、息苦しい近隣・職場・日本、そして世界。
「死を捨て街に出る」その衝動を描きます。
「クローゼット」深町秋生
性的嗜好を隠して生きる“クローゼット”。
レイプ事件の被害者と加害者、それぞれの告白を前に、刑事は自らの