深町秋生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
深町秋生『探偵は田園をゆく シングルマザー探偵の事件日誌』光文社文庫。
山形弁丸出しの女性私立探偵が活躍するシリーズ第2弾。
山形弁ハードボイルド小説という新たなジャンルか。東北地方で生まれた自分には山形弁には違和感は無いのだが、都会の方々には馴染めないかも知れない。
元刑事でシングルマザーの私立探偵、椎名留美に舞い込んだ人捜しの依頼というオーソドックスなテーマであるが、如何せん結末が物足りない。巨悪をコテンパンに叩きのめしてこそのシングルマザー探偵なのに。それと、留美が東京に調査に行くという中弛みの原因になった描写は必要だったのだろうか。
山形で10歳になる娘と2人暮らしをしながら -
Posted by ブクログ
感想
今回は瑛子がそんなに大きな捜査でもないところからゴタゴタに巻き込まれていく。
最初のシリーズの時ほどの迫力はちょっとなかったか。
あらすじ
八神瑛子シリーズ。夫の死の真相を暴き、大物の警察官OBを死に追いやったが、その後も違法捜査スレスレのことをやっていた。
そんな八神を利用して、警視庁の長官官房長にのし上がった能代だったが、自分の派閥から八神を起点として追い落としを狙っているものがいるとして上野署の署長の富永に忠告する。
瑛子は、公安の主席監察官の加冶屋に狙われていた。瑛子は千波組のエスの甲斐から、組長の交代に伴ってエスを辞めると言われる。瑛子は英麗の願いでベトナム人の女の行