あらすじ
あいつらは飢えた狼だ――この世を地獄に変える。凶悪軍団vs復讐を期す刑事! 目をそむけたくなる冷酷な連射……。神奈川県南足柄市の山中で、敏腕女刑事らが殲滅された。急襲したのは「最後の天才極道」率いる武装犯罪組織「栄グループ」。既成暴力団幹部らも抹殺し、警察にも内通者を抱えていた。警視庁特捜隊は彼らを追うが、仲間を殺戮され、復讐を期す。死をも恐れぬ者どもの闘いの果て。類例なき警察小説の神髄。血まみれの暗黒警察小説!
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Posted by ブクログ
主人公だ思ってた人がいきなり死んで、驚いてる間にまた死んで、バトンリレーで主役が変わっていくのに全然話に無駄もズレもない。めっちゃおもろかったーんだけど最後はちょっとカッコつけ過ぎなきも。
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主人公と思われる人に感情移入しかかると あっさり殺されちゃう。あれ?と思うことの連続。ほんと思い切りよく ばっさり殺るねぇ 笑。バトンリレーのように 主人公?が変わっていく。最初はそれに慣れなくて なんかリズム狂う〜と思ったけど 途中からはそれも面白いに変わる。
それにしても 超人としか思えないひと多数 笑。
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深町秋生『死は望むところ』実業之日本社文庫。
血まみれの暗黒警察小説。武装犯罪組織と警察組織との血で血を洗う闘いが、これでもかと描かれる。誰が主人公なのかもはや解らず、誰が生き残るのかも全く解らない。
神奈川県南足柄市の山中で敏腕女刑事らが武装犯罪組織・栄グループに襲撃され、命を落とす。警視庁特捜隊は栄グループに復讐すべく、襲撃者たちを追うが…
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ハードボイルド好きとしては、なかなかの出来栄え。一気読みしてしまった。
身の毛もよだつほどの痛々しい描写が多く、何度も読み返してしまう箇所があった。脳漿、指が砕ける、歯が口の中で転がる、眼球が垂れ下がる、バーナーで焼かれる…など。苦手な人にはオススメできない。
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完全なフィクション&超絶クライムノベル。まあこんな警察はありえないが、そこは著者の腕がいいので楽しませてくれました。北野映画になりそうな作品。
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もともとバイオレンスな描写が多い作家さんですが、今作はその中でも飛び抜けているんじゃなかろうか。あまりの死人の数に怖れ慄くし、何より、この人まで死なせちゃう??な非情過ぎる展開に驚愕する。バイオレンス描写もグロい描写も私はそれなりに読めちゃう人なので、あまりの展開に呆然としつつも面白く読めたのだが、最後の最後はちょっと蛇足かな。犠牲の数があまりにも多かっただけに、最後くらいはその犠牲に報いるような綺麗な結果が欲しかったかも。
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暴力、暴力、暴力。なんてバイオレンスな小説なんだろう。深町秋生にしか描けない物語。主人公は存在せず、この人物が物語を引っ張っていくのかな?と思ったら、次の瞬間死んでしまう。
栄グループという絶対悪の組織がある。そのグループは敵対するヤクザや企業、警察にまでも牙を剥く。その組織に対抗し、警察組織は、特別チームを組んで壊滅させようとするが・・・。
手に汗握るアクションは健在で、途中、警察組織とは別に栄グループの圧倒的暴力を物ともせず対抗していく謎のマスク男が現れたり、読者を飽きさせることはなく、約500ページあるボリュームをあっという間に読ませてしまう。
超一級のバイオレンス小説だ。
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アブノーマルでインモラルなアウトローたちがひたすら殺しまくるアクション小説。個人的にはものすごく好きで、チョー楽しい。
さすがに描写力がしっかりしているので、荒唐無稽でも全く気にならずに楽しめる。
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初期の作品のせいか、所々で登場人物がありえないだろう不可解な行動をするのでイライラした。様々な深町作品を読んできたが、ひとつのパターンがあるのが気になりだした。
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★3.5
表現が読みたくなくなるほど痛々しかった...
そしてこれでもかと言うほど人が死ぬ。ばんばん死ぬ。
主要人物が次々と惨い死に方をするのに、なんか癖になる本
Posted by ブクログ
矢月作品を更に過激にした感じ。主人公は善玉だが勧善懲悪vs勧悪懲善みたいな内容。早々に殺された主人公の魂のようなものを継いだものが新たな主人公になり、そいつがまた殺され、更にその魂のようなものを引き継ぐものが現れるという展開が新鮮ではあった。終わり方が続編がありそうにもなさそうにも考えられ、何となくもやもやしている今日この頃。。。