深町秋生のレビュー一覧

  • オーバーキル バッドカンパニー2

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    ネタバレ

    連作短編6篇
    新しく1巻で登場した美桜がNASのメンバーに加わる.前作同様暴力担当の有道了慈が野宮にいいように踊らされて大活躍.野宮の過去もわかってきて彼女の野望が少しずつ実現していくような感触.

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    2024年08月30日
  • バッドカンパニー

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    連作短編7篇
    なんでもありの人材派遣会社「NAS」傭兵真っ青の汚れ仕事.一癖も二癖もあるやり手の女社長野宮,野宮に借金し借りのある有道など印象的な人物たちに引き込まれていく.

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    2024年08月24日
  • アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子

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     警視庁上野署の組織犯罪対策課に所属する八神瑛子を主人公にした警察小説シリーズの第1弾。
     真実を求めるためなら手段を選ばない。暴力団とも手を組み、警察同僚は金で飼い慣らし、単独行動も辞さない。そんな型破りではあるが、検挙率も高い女性刑事が不忍池付近で起きた殺人事件の捜査にあたる。殺害されたのが、上野浅草界隈を根城にする暴力団組長の一人娘だったからだ。そして、同じような容姿の女性が同じ手口で殺害された…。これは連続殺人なのか。
     ミステリーというよりは、エンタメといった印象を受けた展開の早い作品。

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    2024年08月11日
  • 煉獄の獅子たち

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    東鞘会の若手織内とマル暴我妻の2人の視点から別々に語られる物語。
    ヤクザ組織を潰したい警察側と生き残り成り上がるヤクザ側のコンゲーム。
    また警察はマル暴と公安系の内部抗争、東鞘会は親分志望後の後継を争う内部抗争も展開。
    お互いに弱点、弱み(人質など)を握ろうとするがその弱みを振り切った方が勝つのは、現実世界でも共通するところか。
    2人の主人公が共闘する終盤は、思ったよりあっさりしていた。
    結末もスッキリはしない。

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    2024年07月07日
  • スリーアミーゴス バッドカンパニー3

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    深町秋生『スリーアミーゴス バッドカンパニー III』集英社文庫。

    シリーズ第3弾。4話構成の連作形式。

    毒も無ければ、華も無い。パワーダウンしたのか、ドラマの無い暴力描写の連続に嫌気が差したのか、どうにも心に響くものが無かった。

    美人社長の野宮が率いる人材派遣会社『NASヒューマンサービス』の武闘派の有道、元エリート公安刑事の柴、無敵の美桜の3人が、持ち込まれる様々な依頼を手段を選ばずに解決していく。

    外国人労働者への差別や搾取、特殊詐欺グループによる広域強盗事件、政治家の裏金問題と時事ネタをぶっ込んだ割りには消化しきれていないのが残念。

    本体価格850円
    ★★★

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    2024年06月29日
  • アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子

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    泣く子も黙る、マル暴刑事八神瑛子シリーズの第1弾。この手の暴力も辞さない刑事ものは男ならば結構あるが女性で尚且つ、エロを全く活用しないという点では珍しいかもしれない。悪を許さないために悪すらも吞み込んでしまう苛烈さに強烈なインパクトを覚える。暴力描写はお手のものの深町秋生らしく強烈な物語だが、サクサクとテンポよく読めるので読み口はあっさりとしている。謎の死を遂げた夫の死を巡るメインのテーマを残しつつ次作へ。こういうのはシリーズものではよくあるよね。

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    2024年06月26日
  • インジョーカー 組織犯罪対策課 八神瑛子

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    八神瑛子シリーズ第四弾。前作で亡き夫の復讐を成し遂げた女刑事・八神瑛子。しかし警察の闇をつついてしまい、本作では警察の中の警察である監察、人事一課に目をつけられてしまう。部下の井沢にも監察の手がまわり、どうなる八神チーム。テンポが良く、面白かった。

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    2024年06月20日
  • 煉獄の獅子たち

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    『ヘルドッグス』の続編。時系列では本作の方が先になる。警視庁組対四課の刑事・我妻と和鞘連合のヤクザ・織内の二人が主人公。我妻はヤクザのもとで働かされていた玲緒奈を助け、やがて恋仲に。しかし実は玲緒奈は、、、一方の織内は義兄と姉を手にかけてしまう。裏切りに次ぐ裏切り。警察とヤクザ、どつちにも正義はあるのか?

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    2024年06月12日
  • 天国の修羅たち

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    無茶苦茶な設定を邁進していた物語に幕を閉じるために、落とし所を探しながら何とか書ききったという印象です。
    こんなシリーズにまともな結末なんてあり得ないので、もっと最後まで暴走して欲しかった。

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    2024年06月11日
  • スリーアミーゴス バッドカンパニー3

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    シリーズ3作目。今作から有働だけでなく朝日奈美桜がかなり活躍する。前作から時間立ってるから読み直した方がいいかもしれない。

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    2024年06月05日
  • 警官の道

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    柚月さんのファンで、手に取りました。
    柚木さんの作品はもちろん最高でしたが、初めて読んだ長浦さんの作品が、意外にもハマりました。短編ですが、まるで長編を一冊読んだような満足感でした。

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    2024年05月24日
  • ファズイーター 組織犯罪対策課 八神瑛子

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    深町秋生『ファズイーター 組織犯罪対策課 八神瑛子』幻冬舎文庫。

    久し振りの深町秋生作品。アマゾネスタイプの女性刑事・八神瑛子を主人公にしたシリーズ第5作。

    警官殺しを意味するタイトルの『ファズイーター』を徹底的に描けば良いものを狂ったヤクザを登場させたことで、ヤクザの方が主役になってしまったような感じで不満足な作品だった。

    警察に強い恨みを持ちながら警官殺しを続ける元自衛官の男と形振り構わず荒稼ぎを始めた頭の狂ったヤクザの親分と事件解決のためならルールをも逸脱する八神瑛子が、殺戮の嵐を呼び起こす。そして、スッキリしない形でいつの間にか結末を迎えてしまう。


    幹部の事故死や失踪が続き、

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    2024年04月01日
  • ヘルドッグス 地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】

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    ある警察官が顔を変え、刺青を入れて、関東最大の暴力団に潜入する。ただ潜入するだけでなく、えげつない殺人を繰り返して、幹部にのしあがっていく。確かに規格外の警察小説だった。550ページ、残虐なシーンも多かったが、面白かった。

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    2024年02月07日
  • オーバーキル バッドカンパニー2

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    ハリウッド映画並みのめちゃくちゃなアクションシーン満載で、純粋にフィクションとして楽しむには面白いと思います。
    それを越える深いものは感じないですけどね。

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    2023年12月12日
  • 探偵は女手ひとつ~シングルマザー探偵の事件日誌~

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    王道探偵モノでありながら「あるエッセンス」を入れる事で他との差別化がされた良い作品。

    本作は短編集となっており、
    探偵で主人公の椎名留美が様々な事件の依頼を受けて解決をしていくものとなっている。

    他の探偵モノと一線を画すポイントは、舞台が山形であるという点がある。
    主人公の留美含め登場する人物全員との会話が「強い訛りの東北弁」で行われるのである。

    「おう、留美ちゃん。おはようさん。えらい天気だなっす」
    「ホントだず。ついてねえべ。」

    たったこれだけの要素によって作品全体の印象がとてもマイルドになり、人物にも愛着がわく。

    事件自体はふざけたものでも無いにもかかわらず、会話するだけでこれ

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    2023年10月21日
  • ダブル

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    3
    こーゆー系の小説は好きなジャンルなので読みやすかった
    色んな意味で残酷な作品
    登場人物のイメージがつきやすいし、共感出来るキャラクターだった
    展開が早く感じたがそれだからこそ読みやすいと思う
    これから関わっていくと思ってたのがこんなに…
    と思って驚くがそこがまた良いのかもしれない
    主人公のバックボーンはしっかりあるのであまり捻くれてないから読んでみてはどうでしょーw

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    2023年10月21日
  • インジョーカー 組織犯罪対策課 八神瑛子

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    裏の組織とも繋がりを持ち、被疑者をいたぶり、汚れた仕事をする八神。今回の敵は外国人技能実習生、彼女は監察からの厳しいマークをくぐり抜けて事件を暴けるか?
    相変わらずのスピード感にやられるが、後半になるに連れてパワーダウンする印象が否めない。魅力的な脇役に、残忍な事件があるにも関わらずもったいない気もした。

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    2023年09月21日
  • インジョーカー 組織犯罪対策課 八神瑛子

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    05月-06。3.0点。
    八神瑛子第四弾。ヤミ金を管理するヤクザの事務所が襲撃され、現金強奪事件発生。ヤクザは盗まれたと認めようとしないが。。。
    外国人労働者を巻き込み、ヤクザより先に襲撃犯を逮捕しようと八神たちが動く。一方、警視庁監察の逆襲も。

    スピード感あり、面白かった。次作も期待。

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    2023年05月15日
  • ヘルドッグス 地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】

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    内容(「BOOK」データベースより)
    「警察官の俺に、人が殺せるのか?」関東最大の暴力団・東鞘会の若頭補佐・兼高昭吾は、抗争相手を潜伏先の沖縄で殺害した。だが兼高はその夜、ホテルで懊悩する。彼は密命を帯びた警視庁組対部の潜入捜査官だったのだ。折しも東鞘会では後継をめぐる抗争の末、七代目会長に就任した十朱が台頭していた。警視庁を揺るがす“秘密”を握る十朱に、兼高は死と隣り合わせの接近を図るが…。規格外の警察小説にして注目の代表作。

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    2023年04月15日
  • 天国の修羅たち

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    03月-12。3.5点。
    ヘルドッグスシリーズ、完結編。警察記事を書く記者が、自宅で惨殺される。捜査に当たる女刑事、死んだはずの兼高の痕跡が。。

    面白い。一気読みした。第二弾が、第一弾の前日譚を描いたわけがわかった気がする。女刑事の覚悟がとても良かった。ラストも。

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    2023年03月24日