城山三郎のレビュー一覧

  • 百戦百勝 働き一両・考え五両

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    米問屋の丁稚から独立し、米相場さらには株式相場で成功をおさめた山崎種二をモデルにした小説。相場の本質、市場参加者の画策や心理が手に取るように分かる。何度読み返しても飽きさせない。城山三郎の本を読むきっかけになった書。

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    2009年10月04日
  • 硫黄島に死す

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    どうしてもオリンピックで勝たなければならなかった馬術日本団。
    どうしても戦争で勝たなければならなかった日本軍。

    戦争物だけど、破裂するような悲惨さではなくて
    鉛のように重い感じがじわじわ後まで残る、城山三郎の腕の良さが見えます。

    7編ある内の最初の4つしか読んでないけど、どれもよかった。

    次は「鼠」を読みたい・・

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    2015年11月12日
  • 打たれ強く生きる

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    サラリーマン人生をどう生きていくか悩む人にはお勧めです。いろんな成功者のエピソードや人格などが記されており、とても勉強になります。

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    2009年10月04日
  • わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯―

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    「わしの一生は、失敗の連続だった」
    (=常に現状に甘んじることなく、前を向き、上を目指す自分の意思に対して?)

    「わしの一生は、反抗の連続だった」
    (=仲間の意見を尊重するあまり?)

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    2009年10月04日
  • 外食王の飢え

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    ファミレス物語。ロイヤルホストとすかいらーくがモデルになっているといわれている本です。この本を読むと、日本のファミレス誕生秘話を知ることになりますよ。

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    2009年10月04日
  • 硫黄島に死す

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    映画「硫黄島からの手紙」を見た後に、この本の存在を知り、読んでみたくなったので、読んでみました。

    この本は、戦争小説の短編集で、主に、少年兵士を主人公とする話からなります。

    同じように戦地に赴いた人でも、好戦的な人もいれば、反戦的な人もいる。
    そのどちらの人の心情も、うまく描き出されている一冊です。
    また、少年兵士ならではの純粋さ、無垢さも、いろんな場面から感じ取ることができますが、それらを読むたびに、胸が痛みました。

    少年兵士と同年代の中学生、高校生の男子には、一読をお勧めします。

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    2026年03月29日
  • わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯―

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    大原孫三郎といえばクラボウとクラレに大原美術館だが、活躍の場が東京や大阪ではないため地方の企業家以上の印象を持つ人は少ないだろう。この本は大原孫三郎の篤志家としての一面に焦点を合わせその生涯を追っている。孤児院経営や石井十次との関係、アカの巣窟と化した社会問題研究所の話は断片的に聞いたことはあったが、生涯を通してみるとこういう経緯だったのかと納得できる。真の人助けとは衣食住の提供ではなく、その人が自立出来るようにすること、そしてその信念は一人息子の大原總一郎という最高傑作を生み出した。
    ぶっちゃけ若い頃は結構な「アホボン」だし、クラボウ経営や岡山孤児院への寄付も上手くいかないこともしばしば。そ

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    2026年03月26日
  • 官僚たちの夏

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    この小説の主人公「風越信吾」のモデルは、かつて通産省の事務次官を勤めた佐橋滋。

    風越信吾(佐橋滋)の生き様を通じて、官僚(通産官僚)のあるべき姿と、実際の姿を垣間見ることができると同時に、日本の政治、経済の姿について考えさせられる一冊。

    近年は、官僚というと、イメージがあまりよくないが、公僕として奮闘している人も決して少なくない。
    この小説では、そういう人たちの姿がたくさん描かれている。
    一般の人が官僚について知る上でも、いいきっかけとなり得る本だと思う。

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    2026年03月20日
  • 「粗にして野だが卑ではない」 石田禮助の生涯

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    激しい性格の面白い人だったんだなと思う
    さらっと読んでしまったのでまた読んでみたい

    いろいろとんでもないビジネスエピソードが飛び出すが、真摯でまともに考えたらこうなるだろう、なにがいけないのかという姿勢だったんだろうなと思う。周りの部下はヒヤヒヤしたものだと思うが…
    わからないことはわからないとはっきり言うのも気持ちのいい人物だったのかなと思う
    精神論でどうというよりも収支の目線で見通していた方という印象。

    こう言う方が孫に対してはグリーン車の定期を与えるくらいにデレデレしていたのもいい。

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    2026年03月16日
  • 官僚たちの夏

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    人口が減り経済停滞が続く日本はこのまま没落するのではないかという悲観論が溢れている。そして現代は未だかつてない激動の時代だということもよく聞かれる。しかし、歴史をみると、それらの主張がホントなのかと疑問に思う。

    官僚たちの夏は60年代の「激動」の時代を描く。奇跡的な復興を遂げ高度成長期にある日本は経済の開放か保護かという難題に直面している。この本ではその際の通産省の官僚たちの財界や政治との、そして省内での闘いが描かれる。

    成長期にも成熟期にも衰退期にも課題はある。そしてそれはモグラ叩きのように次から次へと出てくる。きっといつの時代も今が激動だと思っている。そして、政治主導が官僚主導か、解放

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    2026年03月16日
  • 落日燃ゆ

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    軍部の暴走によって、図らずも第二次世界大戦に突入してしまうことになった日本の悲劇を、軍人以外のA級戦犯として処刑された、ただ一人の文官、元総理である広田弘毅の生涯を通じて生々しく描かれている。

    戦争回避に奔走した側が戦争を推し進めた軍人たちと共に処刑されたという事実は大きな皮肉ではあるが、それだけ戦争というものが理不尽であることを示す象徴ではなかろうか。

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    2026年03月15日
  • 落日燃ゆ

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    戦前の総理大臣 広田弘毅についての小説です。物語風ではなく、資料に基づいた解説が主といった感じです。それだけに客観的に書かれています。文官でありながら極東裁判で死刑判決が出た人物です。裁判において一切弁明せず、総理としての責任があると、判決を受け入れた人物です。陸軍に抵抗し平和外交を模索するも、時代の波に抗えず、軍人とともに裁かれる不合理にも不服を言わなかった人物です。高潔であるとともに、このように生きることは難しいと感じました。

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    2026年03月08日
  • 男子の本懐

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    大正から昭和初期にかけての政治の流れが、浜口雄幸首相と井上準之助蔵相による金解禁と緊縮財政を断行するまでの歴史を通じて、二人の生い立ちから赤裸々に語られている。

    当時の政治家にとっての、自分の決断がもしかしたら自身の死を覚悟しなければならない、自身の死を賭してまで何かを決断しなければならないという確固たる信念が、二人の政治家の生き様、そしてその死に様から、ほとばしる力強いエネルギーというものがリアルに感じられた。

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    2026年03月08日
  • 男子の本懐

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    首相・浜口雄幸と蔵相・井上準之助を中心とした歴史小説であり、経済小説。
    2人の性格は全く違うが、アクの強さは共通している。凶弾に倒れたところも。

    戦前日本史は勉強の薄い部分なので、刺激になった。
    硬い小説も定期的に読んでいきたい。

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    2026年03月07日
  • わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯―

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    大原美術館で購入。
    芸術と平和について考えさせられる。

    以下引用
    ・こうした孫三郎のはげしい反対を前に、ついに受け入れ派も折れ、連帯配置ははがれた。倉敷は軍事基地を持たぬ町となり、このさいで空襲を免れた、とも。

    ・孫三郎は声をはり上げて、
    「子孫は先祖の誤りを正すためにあるんじゃ。わしはそう思って、やってきた」

    ・孫三郎が画家児島虎次郎に命じて印象派の名画を買い集め、大原美術館をつくった話は有名。
    昭和7年、国際連盟が満州事変の真相調査のためリットン調査団を派遣してきたが、その団員が倉敷を訪れ、真珠のようなこのコレクションに感動する。クラシキは文化の街、ふとしたことから太平洋戦争中、この

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    2025年12月29日
  • 毎日が日曜日

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    ビジネスマンにとっての幸福な人生とは何かを追求した傑作という説明文に惹かれて、手に取った。

    職場だけに、幸福を求めるのは、危い気がした。仕事はやり甲斐をくれるが、組織に翻弄される面も否めない。

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    2025年11月15日
  • わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯―

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    倉敷を訪れると、柔らかい気持ちになる。
    この本を読んで、街というよりも大原孫三郎という人に会いに行ったからかもと思う。

    大原孫三郎は、社会貢献と人材育成を大事にし、様々なことに挑戦し続ける。その姿に、人としての器の大きさと魅力を感じる。
    倉敷をまた訪れたいと思う。

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    2025年10月28日
  • 落日燃ゆ

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    「自ら計らわぬ」という生き方。
    戦争を回避しようとした広田弘毅がなぜ処刑されたか。
    当時の極東裁判のことが詳しく書いてあり学ぶことが多かった。

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    2025年10月21日
  • そうか、もう君はいないのか(新潮文庫)

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    3食は夫婦でとる。
    家ではもちろん、外でも待ち合わせする。

    夫の取材旅行にはついていく。
    どこに行こうが、何をしようが文句言わず
    そこで自分の楽しみを見つける。

    どこに引っ越そうが、夫が仕事を辞めようが筆一本で生きていくと伝えられても、食べていけて夫が満足ならいいと。

    なんてできた奥様だろう。さすが妖精。
    「おれがついてる」のかっこよさ。
    ついてきて良かったと思える一言に感動。

    是非とも容子さん側の話も読みたかった。

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    2025年10月19日
  • 男子の本懐

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    濱口雄幸と井上準之助、二人の金解禁へ邁進する物語。金解禁が遅れた日本において経済立て直しのためには必須事項だった金解禁をやり遂げる二人の葛藤が描かれている。予算編成では官吏の給料を下げることで無理やり財政を作ろうとし全国から非難を浴びるものの井上の頑とした性格と黙々とことを進める浜口の協力プレーで進める。軍縮も大きな問題でたびたび海軍と衝突するが、彼らのおかげでその時は軍の拡大を防げてたしもし2人が長く政権を担っていたら戦争も起きなかったのかも。
    二人とも田舎出身で若くして活躍するも左遷させられる境遇が絆を深くしたのかも。
    経済ってむずかしいよね。

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    2025年10月17日