城山三郎のレビュー一覧
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大原美術館で購入。
芸術と平和について考えさせられる。
以下引用
・こうした孫三郎のはげしい反対を前に、ついに受け入れ派も折れ、連帯配置ははがれた。倉敷は軍事基地を持たぬ町となり、このさいで空襲を免れた、とも。
・孫三郎は声をはり上げて、
「子孫は先祖の誤りを正すためにあるんじゃ。わしはそう思って、やってきた」
・孫三郎が画家児島虎次郎に命じて印象派の名画を買い集め、大原美術館をつくった話は有名。
昭和7年、国際連盟が満州事変の真相調査のためリットン調査団を派遣してきたが、その団員が倉敷を訪れ、真珠のようなこのコレクションに感動する。クラシキは文化の街、ふとしたことから太平洋戦争中、この -
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濱口雄幸と井上準之助、二人の金解禁へ邁進する物語。金解禁が遅れた日本において経済立て直しのためには必須事項だった金解禁をやり遂げる二人の葛藤が描かれている。予算編成では官吏の給料を下げることで無理やり財政を作ろうとし全国から非難を浴びるものの井上の頑とした性格と黙々とことを進める浜口の協力プレーで進める。軍縮も大きな問題でたびたび海軍と衝突するが、彼らのおかげでその時は軍の拡大を防げてたしもし2人が長く政権を担っていたら戦争も起きなかったのかも。
二人とも田舎出身で若くして活躍するも左遷させられる境遇が絆を深くしたのかも。
経済ってむずかしいよね。 -
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特攻機として零戦などの戦闘機だけでなく、大きなフロートを持つ水上機や、練習機の「赤とんぼ」まで投入されていたことを知ると、人の命をあまりに軽視していた軍部に腹がたって堪らない。
極めつけは伏龍。海の底で敵艦に爆弾突き当て、仲間とともに人知れず死んでいく。こんなん作戦じゃない。
映画やドキュメンタリーなとでは、国を思って散っていった若者たちの、勇ましい、感動的なストーリーに作り込まれて伝えられることも多いが、実際には声を上げられない、やり場のない無念さに包まれながら、人知れず亡くなっていった方も多いんだろう。
かの戦争で散っていった若者たちが少しでも多く生き残って日本再建に参画していたら、政治も