【感想・ネタバレ】男子の本懐のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年04月21日

濱口雄幸、井上準之助の二人の絆を描いた本。どうしても易きに流れる中、本気で日本の未来を考え理想に向かった二人。結果二人は命を落として、日本は戦争へ向かうことになる…

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Posted by ブクログ 2019年03月19日

非常に重厚かつ濃密な物語で、じっくりと楽しむことが出来ました。金解禁という一大事に取り組んだ井上と濱口の絆や信頼関係が読んでいて気持ちよく、それだけに2人の迎えた結末が無念でなりません。また状況が止めようもなく悪い方向へ悪い方向へ転がってゆくのが丹念な筆致で描かれており、当時の日本が如何にしてあの凄...続きを読む惨な戦争へと転がり落ちて行ったのか、その原因の一端を理解出来たような気がします。この手のジャンルの小説を手に取ったのは初めてでしたが、楽しく読むことが出来ました。機会があればまたこういった作品を読んでみたいです。

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Posted by ブクログ 2019年01月03日

金解禁に奔走した浜口雄幸と井上準之助の命を懸けた仕事への情熱が伝わってくる良い小説であった。二人とも銃弾に打たれて亡くなるのだがそれまでに政治、金解禁に懸ける気合は凄まじいものがあった。我々も見習わないといけない。一回一回が勝負、ウォール街暴落、生に対する執着、インフレ、浜口の実直な人柄、満州事変、...続きを読む金輸出禁止、天命をうけた以上決死の覚悟で事に当たるつもりでいる、等本懐というものを再度考えてみたい。

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Posted by ブクログ 2018年11月04日

・「人は常に態度に気をつけ、堂々たる容姿を以て人に接しなければいかぬ。自分の気持ちを人から悟られるようでは何事もできぬ」井上準之助
・「自分は天命を受けた以上、決死の覚悟で事に当たるつもりでいる――途中、何事か起こって中道で斃れるようなことがあっても、もとより男子として本懐である」浜口雄幸
☆命を賭...続きを読むけて仕事をするとはこういうこと

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年06月01日

たらればなので、もし暗殺されていなかったらは、わからないですが、男の生き方としてかっこいいと思いました。
・すでに決死だから、中道で倒れても、もとより男子の本懐。
・早く帰って、日常業務から解放されて、個人の時間で大所高所に立つ勉強をせよ。一人一人の質を高めることが、銀行のため、国のためになる。
...続きを読む人をリードするためには、読書をせねばならぬ。
・一度膨れ上生活を縮めるのは、人間には難しいのだろう。
・正しく明るき政治に機密費は不要
・柔則存 剛則折

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Posted by ブクログ 2018年05月04日

2人の男が人生を賭して実現しようとした経済政策「金解禁」。
単なる友情物語でも、綺麗事を並べた精神論でもない。泥臭く、あの手この手を尽くして、ただただ信念を貫く2人に、心を揺さぶられる。
政治家のあるべき姿が、ここにある。

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Posted by ブクログ 2017年10月29日

自分を犠牲にしても、日本国の将来をおもんばる政治家がいた。そんな政治家が今の日本にいるだろうか?みんな政治屋に成り下がっていないだろうか?

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Posted by ブクログ 2017年02月05日

「艱難汝を玉にす」

浜口・井上の行なった金本位制の政策内容は難しく、なかなか理解できなかったが、この小説の醍醐味はその政策内容ではなく、その政策を実施するという強い意思を貫徹し、実施までこぎつけた二人の生き様を知れることにあると思う。
自分の中では都度読み返したい一冊となった。

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Posted by ブクログ 2016年06月20日

浜口雄幸と井上準之助
2人の英雄は凶弾に倒れ日本は戦争に突入していきます。
性格の違う2人が命を賭して成し遂げた金解禁。
それにつながる緊縮財政と行政整理。
行政改革は今につながることと思います。
自分ももっと命懸けで仕事しなあかんなと思いますσ^_^;

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Posted by ブクログ 2014年08月07日

目先の政治にとらわれずこの国の将来を見据え、勤勉に真剣に政策を考え、政党政治にとらわれる周囲の雑音に惑わされずに生き抜いた、浜口雄幸。

その浜口とは通ってきた道も、問題への解決の仕方も違う井上準之助。
ただひとつ、ふたりが見るこの国の将来が重なったとき、命を賭けた彼らの勝負が始まった。

...続きを読む世代も前のことだからこそ今、評価される彼らの施策。

劇的な場面でもないところで、ただただ涙がでてきた。

こんな政治家が日本にいた時代があったのに・・。
井上準之助も座ってきた日銀総裁という要職が、政治の道具にされて空席となるなんて、子孫の世代として恥ずかしい。

この著者である城山三郎の真面目な人柄が伝わってくるような、淡々とした、けれど引き込まれる一冊だった。

自分の子供の世代にも読ませていきたい作品。

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Posted by ブクログ 2013年09月06日

胸を震わすとはこういう事なんだろうなと感じた。

昭和4年から昭和6年 第27代内閣総理大臣 浜口雄幸(おさじ)と大蔵大臣 井上準之助が貫いたイズムに迫るドキュメント。 両氏とも大蔵省キャリア(井上準之助は日銀総裁も経験)であることも関連し、「伝説の教授に学べ!」「この金融政策が日本経済を救う」など...続きを読む経済学方面書籍からのリファレンス多数。

金輸出解禁という、当時の日本経済のグローバルスタンダードに向けた経済施策を断行したという点もさることながら、施策という旗の下、銃弾(東京駅での狙撃)が体に入ったままでも、総理大臣として軍縮と官僚の減棒など、節制の説明に登壇したリーダーシップを叩きつけてくる一冊だと思う。

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Posted by ブクログ 2019年08月26日

昭和初期に金解禁を遂行した浜口雄幸首相と大蔵大臣である井上準之助の物語。(読む前は、浜口首相といえば東京駅で銃撃された程度しか知らなかった。)

静の浜口、動の井上といわれるくらい正反対の二人だが、盟友として確固たる信念をもって緊縮財政を進めるくだりは、政治家はこうあるべしと改めて感じた。二人が現在...続きを読むの数百兆もある日本を見たらどう思うかを考えてしまう。

当然ながら敵も多く、両者とも最後は凶弾に倒れてしまうが、金解禁を断行するときに万が一の覚悟はできていたであろう。浜口首相といえば東京駅で銃撃された程度しか知らなかった

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Posted by ブクログ 2018年03月22日

静の浜口、動の井上。大事を成し遂げるには、揺るぎない覚悟と強力なパートナーが必要ということかと思った。

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Posted by ブクログ 2017年04月13日

第2次異世界大戦前に誰が軍部の暴走に歯止めをかけようとしていたのか。その結果がテロによる悲劇的な殺害となったしまったことを、丁寧な記述で読み進むことができる好著。浜口雄幸首相、井上準一郎大蔵大臣の壮絶な戦いを歴史に残し今こそ語り継ぐべき時だと思う。しかし確信を持って政策実現を行いその結果が凶弾に倒れ...続きを読むる結果になることを覚悟しそれを男子の本懐であるとする。こんな政治家が今いないのが現実でもある。

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Posted by ブクログ 2016年08月02日

磯田道史先生が司会をつとめる英雄の選択で取り上げられていました。男子の本懐とは違った視点であり、本書を再度読み直しています。現代の政治家皆に読んでいただきたい書です。

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Posted by ブクログ 2014年05月28日

二つの大戦に挟まれた混乱期、金解禁(金の輸出解禁、金本位制復帰)をやり遂げた二人の政治家、浜口雄幸と井上準之助の物語。火の使用に継ぐ人類の英知と言われる金本位制をあらゆる反対を押し切り取り戻す。ただ死んではなんともならんではないかと僕などは思ってしまう。

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Posted by ブクログ 2013年11月26日

厳しさと、その中の優しさを感じてしまう。彼らに近づけるように精進したくなる。
そのような作品を作った城山さんに惚れてしまう。

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Posted by ブクログ 2013年11月12日

人生とは切符の窓口に並ぶようなもの
生きるのに読書はなくても生きていけるがリーダーになるためには読書が必要。

時代の影響もあるんでしょうが、暗殺はいけないですね。
術後も無理をおして国会出席しようとするところなんかは読んでいてつらかったです。

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Posted by ブクログ 2013年08月08日

経済小説。舞台は第一次世界大戦後の混乱収まらぬ大日本帝国。主役は濱口内閣の濱口雄幸と井上蔵相。強い信念を持ってこの国を金本位制へと復帰させた。未来を見据える政治家は、いつの世も眼前利益重視の国民とマスコミに翻弄される。金解禁と現世の原発問題がダブる。

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Posted by ブクログ 2013年07月27日

 昭和初期に金本位制を導入し日本財政を立て直すことに文字どおり命をかけた浜口雄幸総理と井上準之助大蔵大臣の人生を描く。

 国を救う大きな仕事の為に人生をかけ志半ばで倒れることも厭わない二人。むしろ道半ばで倒れるのは男子の本懐であると言うのだからすごい。現在にこんな政治家はいるだろうか。
 財政再建...続きを読むの為に国中に痛みを要求し、いかなる反対にもぶれない二人。貧しくない公務員の給与削減の反対の強さに驚いたり、どさくさに紛れて稼ごうとする投機筋がいたり、政争に足を引っ張られたりと、現代の政治や経済とつながる部分がとても多いのが面白い。井上準之助がただ緊縮財政を目指すだけでなく、軍縮によって日本を産業国家に導こうとしていたのが興味深かった。もし彼らが暗殺されなかったら歴史は大きく変わってたかもしれない。

 志のある二人の生き方に胸が熱くなる。この二人を知らなかった自分が恥ずかしい。

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