あらすじ
春山豆二は生まれついての利発さと大きな福耳から得た耳学問から徐々に財をなしてゆく。株世界に規則性を見出し、新情報を得て百戦百勝。”相場の神様”といわれた人物をモデルにした痛快小説。
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Posted by ブクログ
日本的ビジネス小説のパイオニア的存在の城山さんの作。
主人公春山豆二の考え方・行動力がすばらしい。
実在した人物だそうだが、学ぶところがたくさんある。
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米問屋の丁稚から独立し、米相場さらには株式相場で成功をおさめた山崎種二をモデルにした小説。相場の本質、市場参加者の画策や心理が手に取るように分かる。何度読み返しても飽きさせない。城山三郎の本を読むきっかけになった書。
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働き1両考え5両
春山豆二(山崎種二モデル)を城山三郎が愉快な伝記形式で書き上げる。あっという間に相場師春山豆二の生涯がわかる。
人の5倍考える事。
どんな時も、保険をかける事。
大博打はうたず、コツコツ勝利を積み重ねること。百戦百勝。
奥さんの大切さもよくかかれている。
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知略に富んだ相場の神様、実在の人物を描いた風ですね。勝負に勝つには情報が大事を地で生きた人のようです。ささやかに株をやってる身としてはその考え方も大いに勉強になりました。おおおとこて喧嘩っ早いと書かれているが、冬子さんやお安さんと話すときには「......」が多く、豪快な人柄よりは女性に弱い可愛らしい人物を感じさせ、その人柄に惹かれます。
浮気の話がよく出てくるが、実在人物なのにいいのかな、といらぬ心配をしていまう。
冬子さん、安さんをはじめ、好敵手の面々も味わい深いキャラ満載で最後まで飽きさせません。
Posted by ブクログ
破天荒な相場師の小説。
相場の仕組みが全然分からない僕でもかなり引き込まれました。
情報を大切にして必ずリスクヘッジをする。
どんな仕事にも通じる肝です。