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Posted by ブクログ 2022年11月20日
倉敷紡績、クラレの創業家、大原家。明治後期から昭和初期にかけてこの一地方企業を率いた大原孫三郎氏の半生をメインに、その息子である總一郎氏までを描いた城山三郎の小説。孫三郎氏の社会から得た富は全て社会に権限するべきだという「主張(意志)」と、戦乱期にあって会社を守り育てた剛腕経営者としての一面。ほぼ一...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月03日
10年先が見えたのではなく、こういう10年さきの世を作りたいという強い意志が描かれた一冊。
なにがどこまで、事実なのかは気になりつつ。
こういう人間関係、ざっくりこんな考え方、こういう世の中、事実ベースの業績はコレと描写とファクトをより分けつつ読むとより楽しい。
個人的には豪農のボンボンかつ農夫と自...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月04日
城山三郎という作家を語れるほど知っているわけでもないが、この人の書くテーマは「志」なのだと思っている。「孤高の」と付け加えても良いのかもしれない。
冒頭、素封家の一人息子大原孫三郎、気が強くわがままいっぱい、東京の学生時代に周囲からいいように金を毟り取られて高利貸しに一万五千円と、時の総理大臣の...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月21日
城山三郎 による 大原孫三郎 伝記。社員重視の経営、大原美術館、孤児と貧困の支援に裏打ちされた 善の生き方が描かれている
決断力の強さ
*人の心は水と同じ〜急流でなければ 何事も転回できない
*事業は何より度胸であり、決心である
人に目を向けた経営
*工場内に 職工教育部をつくり 学校教育に見合...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月01日
「もっと早く読めばよかった」が、最初の感想です。
岡山県出身の自分にとって、大原孫三郎は、昔から知っている名前ではありましたが、何をやったかを知らないまま、ここまで来てしまいました。
が、この本を通して、大原孫三郎の人生を知り、「もっと早く知っておくべきだった」「もっと早く、この本を読んでおくべ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月03日
同県人(とはいえ、倉敷と岡山は大きく違うのだが)と言うことと、昔から大原美術館には何度も通ってること、そして、城山三郎と来たら読まないではいられない。
児玉虎次郎との関係は知っていたが、石井十次や清水安三との交流についてはこの本をもって初めて知った。
自分はここまでの大人物にはなれないが、自分の...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月28日
倉敷を訪ねて知った、ある経営者の生涯を描いた小説。
高い見識と決断力をもって、会社をそして地域を豊かに発展させた力量は計り知れない。
現在の日本社会は生まれながらに力を持つ者が小さな志しか持たないのか、それとも日本社会の体質がそれを邪魔する小さな社会なのか、富がうまく生かされていいないような気がする...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月06日
大原孫三郎の生涯がすごい。人やお金を惹きつけちゃう人っているよね。惹きつけちゃう人は、なぜか出会いも別れも惹きつけちゃうよね。本書にも出てくるけど、どんなけ使うねん!ってゆう慈善団体への寄付や美術を志す若者への投資は目をみはるものばかり。頼る方も頼る方だけど、出しちゃうんだもの、大原孫三郎。そして、...続きを読む
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