城山三郎のレビュー一覧
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城山三郎が描く経済人の物語はやはり面白い。第一生命、東芝社長を歴任、経団連会長を6期12年、大阪万博会長を務めた石坂泰三。「権力に近づかぬこと、自ら権力を持たぬこと」「経済界は自主自立に徹し、自由経済の原則に則ること」「少年のように健全に成長し、立派に国際社会の仲間入りをすること」など、今聞いても納得することばかり。スタンフォード大学には「イシザカ・ルーム」があるということを、恥ずかしながら知りませんでした。また、上智大学元学長であるピタウ神父が、著者からのインタビューに対し、日本に来て良かったと思う点に「石坂泰三氏と本田宗一郎氏に出会えたこと」と答えており、これも知らなかったなあ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ本田技研工業 吉野浩行
1939年生まれ 1998年社長就任
○「商品の<発想>とコンセプトが新しい。」
何を顧客が求めているのか?
どのような価値観で判断するのか?
どのようなライフスタイルや遊び方をして、それをそう使うのか?
それを満足させるために、何をすればいいのか?
○必要なものは、「世界性」と「技術」と「個性」です。
世界性は、生産拠点の問題とカスタマーの数
会社の個性、製品の個性、企業で働いている人の個性。
顧客にアピールできる商品。
○Small is smart.
富士フイルム 宗雪雅幸
1935年生まれ 1996年社長就任
○「試練というのは、問題解決の鍵をい -
Posted by ブクログ
城山さんの伝記シリーズは取材量もすごいが、いいこともそうでないことも時代のヒーローに仕立て上げてしまうので最近読んでいないが久しぶりに手にとってみた。
第一生命、東芝社長を歴任、高度成長期に長年経団連会長を務め、「日本の陰の総理」「財界総理」と謳われ、万博協会会長を務め成功に導いた「石坂泰三」の生涯。政治・官僚嫌いで「東芝の再建は他では勤まらないが、大蔵大臣なら他にも候補がいるだろう。」と吉田茂からの大蔵大臣就任を断る気骨の人。
今の日本の迷走を見ていると、あの時代に「子供だと言っても乳母車に乗って風車廻して喜んでていいのか」と保護勢力を一喝し「自由と自立、産業保護政策からの脱却、資本・技術・ -
Posted by ブクログ
中学生だったかそれくらいの時に父親からもらって初読。
何かの折に何回か読み返していたけど、今回は結構久しぶり。
(モデルとされている)中内功氏の話に触れる機会があったので再読。
装丁が変わっていることにちょっと驚き。
(従前はもうすこし劣情をそそる感じの装丁でした)
また中身も記憶にあるほどバイオレンス的(例えば「週刊大衆」のような)ではありませんでした。昭和のお父さんが好みそうな描写も若干ありますが。
今回読み直して思ったこと。
・主人公は戦地で死にかけたので、「死ぬことより辛いことはない」「青春は鍛えるためにある」というロジックでどこまでも「メーカー希望(指定)価格」という暗黒大陸に