朱川湊人のレビュー一覧
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官能、性的嗜好、死や死体。そして不可思議なもの。普段の私とは縁のない世界のため、息苦しさを感じたり目を背けたくなった。でも、怖いもの見たさで先が読みたくなる。見てはいけないけど、だからこそ見たくなる。そんな本だった。
全体的に暗黒な雰囲気の作品だったが、不思議と心に切なく染みてきた。気に入ったのは以下の三つ。
●「アタシの、いちばん、ほしいもの」
アタシが欲しいものにはっとさせられた。目の前で小さな命が散っていくのを止められなかった場面が印象的だった。
●「私はフランセス」
「あぁ……人を愛するって、どういうことなのでしょう?」以降で女の情念の深さをしみじみと感じた。業か…個人的には好き -
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「花まんま」が面白かったので、朱川湊人をもう一冊読んでみた。これも短編集で、前半は花まんまと同じように少年少女の不思議な物語が二篇続く。この人は子どもたちの話しか書かないのかな?と思いながら読んでいたけど、その後の作品からは大人も登場してくる。
どの話もなんともノスタルジックで、幼さゆえの悲しさや歯痒さがうまく描かれていて、もの悲しさの中にファンタジーの要素が組み込まれている。そのバランスがとても上手くて、不思議と引き込まれる力があり、読後にも余韻が残る物語ばかりだった。これが朱川湊人の魅力なんだと思う。
それにしても、幼い頃に両親のどちらかが家を去ったのかな?と考えずにはいられない設定が -
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映画の花まんまの話を聞いて買ってみたら短編集だった。どの短編も10歳くらいの子どもが主人公で、一応連作っぽくつながっている。どれも不思議で不穏で、郷愁と背徳が同居しているような感じがしてゾワゾワして面白い。映画化された「花まんま」も良かったけど、やはり俺は子どもに大人の記憶や欲望を宿す設定は本来きわめて危ういと思うので、フィクションとして楽しみながらも心底は楽しめなかったな。この設定ってドラマ性に引きずられて、その倫理的負担や危険性に無自覚なまま感動できちゃう構造なんだよな。
「トカビ」はトッケビのことだろうとすぐにピンときたし、「妖精生物」は奇妙に背徳的でややグロテスクでよかった。「摩訶不 -
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連休にプライムで映画を見たので。
昭和30~40年代の大阪の下町で小学生が体験した話の短編集。
大阪ではないけど近しい子供時代だったので、時代背景がめっちゃわかる~!
「トカビの夜」もう苦しくなくなって飛び回ってるなんてよかったね~!って思っちゃう
「妖精生物」いたいた~学校帰りにヒヨコとか売ってた人!そして正体がこわ!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
「摩訶不思議」女好きなおっちゃんの話。これは笑ったし、女たちが仲良くなるのもいい話だぁ~
「花まんま」会いに行くエピソードが映画まんまで映像が蘇った
「送りん婆」呪文が途中まで読み上げられたところでまさかとは思うがもしホント