朱川湊人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「情」の爆発力と悲哀の中に混じる温かみかな。
僕が朱川作品に惹かれてしまうのは。
この本で言うと、それは②。
たまにしか出会えないから、必死になって追いかけてしまうのだろう。
⑤も好きだなと感じる温かい作品。
そのほかの3作は、好きかと問われると疑問だが、作品としてはとてもしっかりしていると思う。
【あらすじ(始めの部分)】
①アイスマン
25年前、16歳の夏、精神を病んで叔父の家に預けられた僕は、夏祭りの見世物小屋に入ろうとしたとき、傍らの少女に手を引っ張られ、別の見せ物を見に行くことに。
②昨日公園
遠藤は息子とキャッチボールをする。三十数年前、親友のマチを見捨てざるを得なかったこの公園で。
③フクロウ男 ⭐️デビュー作
都市伝説になることに憧れ、完全犯罪も成就させた男が、自分の中の10%に衝き動かされて、君宛の告白の手紙を書いている。絞首刑になるやもしれぬのに。
④死者恋
私が本気で恋した相手は朔田公彦。二十歳で自殺した画学生で、17歳から死の前日までの日記を読み、恋してしまったのだ。そんなある日、同じ彼に恋する三ケ崎しのぶに出会ってしまった。
⑤月の石
電車の車窓から見えた、数秒で通り過ぎた光景に藤田は釘付けになった。本村と目が合ったのだ。マンションの窓辺に佇む、自分がリストラした男だった。 -
Posted by ブクログ
朱川さん最新作で初の児童書だそうです。
先週、良作とはいえ、「狐と鞭」で艶かしい短編をいくつかぶつけらましたので、本当に子どもたちが楽しんで読めるのか、検閲気分で読ませていただきました。
検閲後の判定でございますが、全国の御父兄の皆さま、お子さまが「時間色のリリィ」を目の前に持ってこられた際には、どうぞためらわず、読ませてあげてください。
数作のホラー、淫猥なものや理不尽な作品もある朱川さんではございますが、本作に関しましては、表紙のイメージ通り、お子さまにも充分、安心感を持って読んでいただける内容になっております。
ついでと言ってはアレですが、54歳のわたくしも小学生のときの夏休み朝の子どもアニメ大会を観るような感覚で読み終えることができました。
以上、朱川さん最新作のPRさせていただきました。ありがとうございました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ①は朱川作品の中で一番繰り返し読んでるかな。おめでたい、ご都合主義と言われようが自分には心地よいのだろう。④さえ、オチがつけられていれば五つ星でも良かったのだが・・・。オススメは①と⑤。
①本日、サービスデー
家庭でも会社でも冴えない中年鶴ヶ崎が迎える奇妙な一日。天使も悪魔も出てきて。
②東京しあわせクラブ
「事件」の証拠品を競いに集うマニア達。最高に悪趣味だが朱川さんしか書けない。
③あおぞら怪談
昔、チャンピオンに連載されていた「手っちゃん」の女版。最後の台詞、味がある。
④気合入門
マッカチン(アメリカザリガニ)に勝った!と叫んだ瞬間、中途半端さがとても残念。
⑤蒼い岸辺にて
目覚めるとそこは早織の知らない青い世界。生きるのがしんどい人に捧げたい。