朱川湊人のレビュー一覧

  • 太陽の村

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    その頃 私も浮かれていたけど・・・・・・「人類の進歩と調和」
    誰に 何に 向かって 言ってたんだろう。

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    2012年12月16日
  • 白い部屋で月の歌を

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    タイトルがすでに多くを物語ってる。いったい誰が主人公何だとひきこまれた。美しいながらもどろどろとした雰囲気が醸し出されていた。二つ目の短編、終わりに一緒になって絶望を感じた。

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    2012年12月04日
  • さよならの空

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    もし夕焼けがなくなるとしたら・・・。

    具体的には「夕焼け」だけれど、自分の身近にある少し心を和らげてくれるもの、の価値についての再確認ができる小説でした。

    役に立つたたないじゃなくて、何を大事にしていきてきたのか。

    そんなことを見つめなおすきっかけになります

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    2012年09月28日
  • 本日、サービスデー

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    あーーーー満足。朱川さん、こんな楽しい感じのも書くんだー。幅があっていい!短編五作。どれも独特で面白い。 「あおぞら怪談」のるり子さんってあの妖怪アパートのるり子さんとはまた別手ですよね?!次の朱川さんがどんなのかとっても楽しみ。

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    2012年09月25日
  • あした咲く蕾

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    ネタバレ

    昭和の東京下町が舞台の少し不思議な短編集。「湯呑の月」でやるせない気分になった。まぁ、いいとこどりされてるような気分になるよね……。

    そういえば、『わくらば日記』って続きまだかな。2冊目まで読んだけど。

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    2012年09月14日
  • 本日、サービスデー

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    表題作を含む短編集。不思議な世界に誘われる。「あおぞら怪談」が出色。これだけなら☆5つ。性欲とは無縁な純愛が長年とりついて離れなかったるり子の魂を天空に解き放つ。人を思いやる愛情に心が揺さぶられ、青空の青が目にしみた。「気合入門」、「青い岸辺にて」は子供たちに読ませてやりたいような仄々と心温まる作品だ。行動も起こさず早々に諦め、可能性という卵が無造作に割れてゆく様にただただ罪悪感。

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    2012年08月05日
  • あした咲く蕾

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    少し不思議に包まれた物語でした。
    電車内で読み始めてしまったのですが、
    表題作でおばさんを思う男の子と
    お姉さんの気持ちに重なってしまい、
    半泣我きで我慢するはめになりました。

    美味しい元気のでるチャーハンを食べたいし、
    虹の香りも、嗅いでみたいです。

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    2012年07月14日
  • わくらば追慕抄

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    ネタバレ

    わくらばシリーズ第二弾!!とても良かった。薔薇姫とか新キャラが出てきて続きが気になる。二人が成長している。お姉さんとのお別れがどんどん近付いてきていて切なくなります。

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    2012年05月25日
  • あした咲く蕾

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    不思議な話が入ってる。
    短編。
    朱川ワールドなんだろうけど。
    でもそういうこともあるんだろうなっていう。

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    2012年05月06日
  • あした咲く蕾

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    ネタバレ

    夢中になって読みました
    時代は昭和、語り部のそれぞれの主人公はほぼわたしと同年代
    住んでいる場所は違えども、情景は手に取るようにわかるのも
    この小説にのめり込んだひとつの理由かもしれないです
    それぞれの短編の中の少し不思議な話が違和感なく
    人の心のさびしさやむなしさ、やさしさが淡々と流れている感じ
    朱川さんの小説は「かたみ歌」以来でしたが
    この小説の方がとっても好きです
    短編それぞれが、いとおしくって大切に思われます
    いい本読んだなぁ

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    2012年04月14日
  • あした咲く蕾

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    柔らかく、暖かく、そこにほんの少しのホラー。そして"昭和"のノスタルジー。
    朱川さんという事で分類的にはホラーにしましたが、ホラーと言うより"不思議"と言うレベルです。
    暗さを感じさせる短編は少なく、むしろ明るく軽やかです。別離や悲しみもあるのですが、全体に透明感があり、希望がぶら下がって居るからなのでしょうが。
    表題作「あした咲く蕾」の美知恵叔母、「カンカン軒怪異譚」の女性料理人など特異なキャラも面白く。
    なにかもう一味欲しい気もするのですが。。。

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    2016年07月23日
  • 水銀虫

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    人の心に巣くう「水銀虫」。
    それに取りつかれ罪を犯した人々の7つの物語を収録したホラー短編集。

    朱川さんは好きな作家さんのひとりですが最近読んでいませんでした。
    久しぶりにあの怖さを味わいたい、と思い本書を手にとったのですがやっぱり期待を裏切りませんでした!

    どの話もぞわわわ~っとしますがなかでも「虎落ちの日」と「薄氷の日」が個人的に怖かったです。
    それから「はだれの日」は最高に後味悪い。
    恐怖よりさな子への腹立たしさが残りました(笑)

    ちなみに「水銀虫」とは作中で、人の魂の中に入り込んで這いずり回り、やがて無数の穴をあけてしまう昆虫、と書かれています。

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    2012年05月29日
  • 赤々煉恋

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    ちょっと特殊な世界を描いた短編集。光景はおそらく不気味なはずなのに、叙情的で…気がつくと引き込まれていた。「アタシの、いちばん、ほしいもの」が一番好き。伏線のすごさには驚き読み返したほど!

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    2012年04月02日
  • 赤々煉恋

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    22歳、若く美しいまま亡くなった妹の思い出を残したいと、遺体の撮影をカメラマンに託したら…。

    ネクロフィリアやアクロトモフィリア、全く共感はできないが朱川氏の描き方が美しいので引き込まれてしまう。

    こうやって読むと東電OLをモチーフにした作品は相当数あって、いかに作家魂を刺激する事件だったのかが伺える。

    個人的には、私はフランセス と いつか、静かの海に が好き。
    どこか乙一っぽいホラー。

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    2012年03月25日
  • わくらば追慕抄

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    昭和の時代に、他人の記憶を読むことが出来る少女とその妹のお話。
    「わくばら日記」に続く第2作である。
    ノスタルジックな連作短編集だが、洞爺丸事故を題材とした1篇が悲しい。

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    2012年03月21日
  • あした咲く蕾

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    ネタバレ

    『大阪万博』『仮面の忍者赤影』『公団住宅』『ワイルド7』『カルメン・マキ』そういった 時代背景に7つの短編が収録されている。
    これらの物語には、わずかなものでもよく見ることができる、かすかな声でもよく聞くことができる、小さな幸せを、より感じることのできる心を持っている。そういった人たちが生活している。

    読み終わったとき、温かな気持ちになる。

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    2012年04月02日
  • わくらば追慕抄

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    時は昭和30年代。
    人や物の記憶を見ることができる不思議な能力の持ち主の姉とそれを支える妹の物語。
    「わくらば日記」の続編です。

    人の記憶を見ることができるからと、人に頼られたり、逆に恐れられたり・・・。ちょっと切なくなることもあるけれど、温かい気持ちになれました。

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    2012年02月28日
  • 本日、サービスデー

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    とにかく、どの作品もおもしろく目の付け所が良い。作者は、『もしも...』という
    非日常を書くのにこだわっており、読みやすかった。
    ただ、どの作品ももう少し長くなると更に肉付きがよくなり、ボリューム感がでると感じた。

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    2012年02月09日
  • わくらば追慕抄

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    ネタバレ

    舞台は昭和初期。不思議な力を持った姉様とワッコが送った懐かしい日々の回想。

    前作の続きなのだが、姉さんこと鈴音はものや人の記憶を読むことができる。いわゆるサイコメトリーが可能で、その力を使って日常生活で起こる様々な問題を解決していく。
    回想録ということもあり、姉の命の残り少なさも切ないが、姉がどうして自分に不思議な能力があると考えているのか、同じ能力を持つ黒薔薇こと御堂吹雪との対比も行われつつ描かれている。
    淀みに光を当てていくというのが心優しい鈴音らしい言葉だった。
    幸男という幼なじみの凶行を止めようとしたり、怪しい新興宗教にはまってしまった茜を二人が取り戻して3人組に戻ったり、記憶をなく

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    2012年01月09日
  • 本日、サービスデー

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    一生に一度のサービスデーを返還したことで、多くの命が
    救われた。

    人に感謝されるようなことって、
    なかなかできないので、

    感動的。

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    2012年01月02日