朱川湊人のレビュー一覧
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こういった現実的な実生活の様子を舞台に、超現実的なテーマが進行するオカルトっぽい話は苦手なのですが驚きの展開が続き一気読みした表題作。
そして、もう一つの作品、もしかしたらそんな集落があるかも知れない(実社会にはまあ無いだろうけれど、八つ墓村的なあるいはドラマ「トリック」的な可能性としては否定できないような)奇妙な地方都市の人々の社会を描いた「鉄柱」は主人公の女性問題から発展する恐怖かと思いきや、こちらの人生観を問われているかのように思えた。
いずれにしても「わくらば〜」的な作品で親しんでいた私にとって、朱川さんってこういう作品も書くんだぁと驚きました。ー -
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ネタバレ虹ヶ本団地を舞台にした連作。粒ぞろい。①、②は意外な結末が楽しいが、⑦がやるせなく後味がよくない。オススメは⑤。
①遠くの友だち
表紙はこれか。撫でるのもいいが、一緒に遊んでくれた方が楽しいに決まってる。
②秋に来た男
妻・智津子の秘密が、紛らわしいというか可愛いというか。いや、可愛くはないか。
③バタークリームと三億円
推理ドラマのように〈続く〉で終わる。読者を「騙す」幾つかの仕掛けが心地いい。
④レイラの研究
一瞬の表情に惹かれ好きになった事が自分にも。でもあっけなく終わるなぁ、普通。
⑤ゆうらり飛行機
朱川短編の真骨頂。じわじわくる読後感がたまらない。ただの一ファンの感想です。
⑥今は寂 -
Posted by ブクログ
久しぶりの朱川湊人さん。
東京の下町、都電の走る「琥珀」とう名の街を舞台にした連作短編集。朱川さんお得意のノスタルジックで温かい物語でした。個人的にはそれにホラー味が加わるとなお好きなのですが。
お気に入りは表題作の「幸せのプチ」
見た目は怖いけど実は優しくて強い、ゴリラ・モンスーンことトキワさんが素敵だった。あんなお兄さんが味方に付いていてくれたら少年たちは百人力だったろうなぁ。
プチは琥珀に棲みついている白い野良犬の名前。プチが思ったほど物語に絡んでこなかったのが犬好きとしてはちょっと残念でしたが、スカイツリーが建った今でも東京のどこかに琥珀という町は存在していて、そこにはプチがいたらいい -
Posted by ブクログ
2003年日本ホラー大賞を受賞した時に一度読んでる。
除霊の話しで、ジュンが特別な少年で、ホラーだけど美しいなぁ…と思ったことは覚えていた。
不幸にしてあの世に行けず、この世に影響を与える霊魂を回収することを生業とする先生の元で回収のお手伝いをするジュン。
少女エリカと白い部屋で出会い、心を持ってしまったときからジュンの世界は変わりはじめる。
どうしようもなく救いようのないラストシーンが切ない。
「鉄柱~クロガネノハシラ」
世界一幸せな町に隠された秘密。
都会から越してきた夫婦は、親切すぎる町の人たちに不信感を抱えながらもいつしか溶け込んで行く。その先にある町のオキテにいつしか飲み込まれるこ