朱川湊人のレビュー一覧

  • 本日、サービスデー

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    一生に一度のサービスデーを返還したことで、多くの命が
    救われた。

    人に感謝されるようなことって、
    なかなかできないので、

    感動的。

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    2012年01月02日
  • 水銀虫

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    人の魂に入り込んで這いずり回り穴を無数にあけていく水銀虫。タイトルどおりうずうずと虫が這いあがってくるような短編集です。一人勝ち組だと思い込んでいる女の話、孫を事故で亡くした祖母の話は怖かった。

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    2011年12月29日
  • わくらば追慕抄

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    やはりと言っては失礼だが、前作の方が幻想的でノスタルジーだった気がする。
    終わり方はしんみりと続きが気になって、面白かったと思えるのだが若干中だるみした(読むペースが)。
    そろそろ姉さまが死んだ話もして欲しいし、吹雪さんとの関係も明かして欲しい。
    いい雰囲気な話だけに、ダラダラと引き伸ばして欲しくないなぁ。

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    2011年12月01日
  • わくらば追慕抄

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    超能力モノなのに全く違和感ないのがすごい…(遺跡の話ね)。
    吹雪さんの話はちゃんとオチがつくといいなぁ。

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    2011年10月19日
  • わくらば追慕抄

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    『わくらば日記』の続編。

    各短編の内容はシリアスなものが多いですが、語り口調の柔らかさや登場人物たちの暖かさのおかげで読後感が暗くなることもなく、安心して読むことができました。

    新キャラも今作では登場しますが、中でも注目は鈴音と同じ能力を持ちその能力を悪用する御堂吹雪。彼女と鈴音の関係についてはまだまだ謎が多く、このシリーズはまだ続きがありそうな予感です。

    印象的なのは『冬は冬の花』吹雪の事件がきっかけで鈴音やワッコと親友茜との関係に変化が訪れ、その顛末が描かれる作品。鈴音が友人との付き合い方について言及するところがあるのですが、それがとても切ないです。だからこそ最後の場面の会話がとても

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    2013年02月21日
  • 水銀虫

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    理性が壊されていくときの、ぞくぞくとした違和感。高揚ともとれるような一種の解放感。
    そんな、人間が一瞬の間に見せる、本来的な姿、
    バランスを崩し転がり始める、その微妙な一瞬の感覚を
    体の中を蠢く虫のはいずりになぞらえる。

    それは朱川さんしかできない表現だと思う。

    人間は、社会的な人間だからこそ、その社会から逸脱していくとき、罪悪感を感じるが、同時に、自由を感じ、歓喜してしまう。
    そして、理性的であるがゆえに、歓喜している自分を自覚し、そのことを恐れる。
    でも、その多重的な感情が美しさにも思えてしまうのは、悲劇のもたらすカタルシスか。

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    2011年08月20日
  • 水銀虫

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    腕や、首筋や、耳の中とか、小さな虫がはい回るような感覚の、その虫のことを水銀虫と言うのだそうだ。

    いろんな死に関る主人公たちがその水銀虫の感覚に襲われる短編集。

    こりゃ、ホラーです。

    後味も良くない。

    でも、なんか嫌いじゃないです。

    なんだろう。やっぱり人間が描けてるからかな。

    そこに自分自身がいるような気さえする。

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    2011年08月06日
  • 都市伝説セピア

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    世にも妙な物語に出てきそうな短編集。
    最初の一本が生理的に受け付けず、次を読むまでに時間がかかりましたが、二本目からは全部面白かった!
    『昨日公園』などタイトルの付け方も好き。
    後味がいいとは決して言えず、基本的に私はそういうのあんまり好きじゃなかったんだけど、本作は面白かったです。あっという間に読めます。
    『かたみ歌』より印象に残る。読後感の悪さは別として(笑)。

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    2016年07月18日
  • 水銀虫

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    星はホラー度。
    いやーーー背筋がぞくっとする。
    短篇集。
    どのお話もなんとなーーく暗く怪しい雰囲気がただよう。
    オーメンのように。

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    2011年02月12日
  • 赤々煉恋

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    ネタバレ

    初・朱川湊人。
    結構好きな短編集でした。
    エロで話のオチがあり、結構変態。すき。

    「死体写真師」ラスト主人公が婚約者を好きなのは納得行かないな。女なのに。
    「レイニー・エレーナ」この主婦ちゃんが結構好きである。
    「わたしの、いちばん、欲しいもの」ポジティブだった主人公が後ろ向きに……。虫男気持ち悪い……!
    「私はフランソワ」綾辻の眼球綺譚(懐かしい)が好きならきゅんきゅんする。
    「いつか、静かの海に」ひらがなの題名の方がいい。

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    2011年01月17日
  • 赤々煉恋

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    短編集。エロくてグロいが哀しくて美しい。人間の欲望や癖(へき)がテーマ。

    ・死体写真師
    死体に欲情する心理が分からない。元日に読んでへこんだ。

    ・レイニー・エレーン
    特にないが、ラブホでお手製の弁当は食べれないような気がする。

    ・アタシの、いちばん、ほしいもの
    この中で一番好きかな。虫男、虫女がかなり気持ち悪い。

    ・私はフランセス
    盗癖とアクロトモフィリア。業を持った人同士の愛。

    ・いつか、静かの海に
    鉱物でできた月星姫。

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    2011年01月06日
  • 水銀虫

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    うーん、もっと後味悪い。
    とはいえ、話として後味が悪いだけであって、本を読む楽しみには溢れている。
    それでそれで?それからどうなる?そういったワクワク感の先にこの後味の悪さ。
    それが評価を下げているのかもね。

    話はゾクッとするようなオモシロさがある。

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    2010年10月31日
  • 都市伝説セピア

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    デビュー作と言うので、あまり期待しないで読んだのに
    全体のバランスが良かったからかあっという間に物語へ
    引き込まれ、一気に読み切ってしまった。

    しばらく既刊を追ってみたい作家。

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    2012年09月04日
  • 白い部屋で月の歌を

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    第10回日本ホラー小説大賞短篇賞受賞作。

    ◆白い部屋で月の歌を
    ◆鉄柱(クロガネノミハシラ)・・・雅彦と晶子は東京から緑豊かな久々里町に引っ越してきた。町の人々は隣人や町長をはじめ感じのいい人達ばかりで、今までは内向的だった晶子も積極的に外に出ていくようになり、この町に馴染んでいった。しかしながらある日の朝、ジョギングで丘に登った雅彦は、その丘にある鉄柱で首をつっている老婆を発見する。

    以上2篇を収録した短編集。どちらも、血が飛ぶようなグロテスクな怖さではなく、後からじわじわとくるような精神的なホラー。どちらかといえば、【鉄柱】の方がよくできた話だなぁと思った。

    ◆鉄柱(クロガネノミハシ

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    2011年11月19日
  • かたみ歌(新潮文庫)

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    生者と死者の境界線が揺らいでいる、不思議な昭和の商店街が舞台の連作短編集。
    羨ましいような、ちょっぴり怖いような。

    涙腺は崩壊しません。
    世にも奇妙な物語かなにかで見た記憶があるお話もありました。

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    2026年04月12日
  • 花まんま

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    ネタバレ

    空恐ろしいのにあたたかい短編集。余韻がすばらしい。大満足です。「トカビの夜」主人公と差別される友人の弟。切ないながらにほっとします。「妖精生物」生々しくて一番印象的。夫と子供たちを置いて大介と逃げた母。腐っていく主人公。認めたくないけど好きな話です。「摩訶不思議」葬儀中に明かされる死者の女性遍歴。おもしろい。「花まんま」前世を覚えている妹と、それに振り回される兄。兄の気持ちも分かるけれど、前世の家族と引き離された妹がなんかかわいそうにも思います。「凍蝶」主人公とミワさんのやり取りが好き。

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    2026年03月24日
  • わくらば日記

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    ネタバレ

    SonyReaderのポイントがあまっていたので購入。過去を見ることができる美しい姉さまと、その妹の物語。どこか懐かしくてきれいでいて、切ない。人種差別にさらされた少年、姉のような茜との間に起きた事件、姉さまの初恋。語り口が始終お上品で柔らかな空気を感じました。朱川さんの他の作品も読んでみようと思います。とても好きな作品です。

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    2026年03月24日
  • オルゴォル

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    ネタバレ

    ハヤトはトンダじいさんから鹿児島のとある女性にオルゴールを届けてもらいたいと頼まれ、お金につられて軽い気持ちで了承するが。鹿児島まで行く過程で、福知山線の事故や原爆について学ぶ。少しの説教臭さは感じたけれど、うっとおしいとは思いませんでした。過去を自分に関係ないと割り切ってはいけない。前に行った原爆ドームは怖くて、展示物をあまり見れなかったのですが、また行きたいと思いました。良い作品。おもしろかったです。

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    2026年03月24日
  • 小学61年生

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    何も知らずに表紙に惹かれて読んでみた
    大学で幼馴染に再会して好きなことを追求し人生を鮮やかに塗り替えることができた人たち
    出てくるモデルの方々を知っていればもっと面白かったのかも
    この中で映像作品がいくつか登場するが知っていたのが
    モト冬樹主演ヅラ刑事 当時見に行ってないが話題になったことと強烈なインパクトがあったことは覚えている
    大人になって思うことは 作中にもあった雪舟のような追求心
    バランスの良い育ち方で文武両道とかあるけれど好きなことを追求することは大事


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    2026年03月23日
  • あした咲く蕾

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    ネタバレ

    少し不思議な短編集。どのお話も素敵でした。「雨つぶ通信」雨の日にだけ受信できるみんなの心。母親の恋人の優しさが感じられ、ずるいと思いました。「カンカン軒怪異譚」元気になる鍋で料理を作る。ちょっとコメディ、ちょっといい話。他とは毛色が違う作風。おもしろかったです。「虹とのら犬」イライラしている少年と、ニコニコしている少女。二人の関係がほほえましくて、まぶしい。「湯呑の月」妹に嫉妬し続ける姉と、その娘。一番救いがないけれど、一番好き。姉をうらやましく思っていただろう妹がかわいそうでした。

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    2026年03月23日